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準備期間の目安: 約30

無線システム普及支援事業費等補助金(衛星放送用受信環境整備事業)

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2020-07-08 〜 2021-02-19
対象地域日本全国
対象業種情報通信業 / サービス業(他に分類されないもの)
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

新4K8K衛星放送(左旋円偏波)の普及に伴い、従来の衛星放送用受信設備から中間周波数帯(BS/CS-IF)の電波が漏洩し、無線LANなど既存の無線サービスに干渉を与える問題が顕在化しました。本補助金は、こうした電波漏洩を防止するため、不適切な受信設備の改修費用の一部を助成する制度です。総務省の補助金を受けた一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が実施主体となり、集合住宅や戸建住宅における衛星放送受信設備(ブースター、分配器、同軸ケーブル等)の交換・改修工事に対して経費の一部を支給します。新4K8K衛星放送では中間周波数帯が約2.2〜3.2GHzに拡大されたことで、既存の無線システムとの周波数重複が生じており、適正な受信環境の整備と電波干渉の防止を同時に実現することが本事業の狙いです。

この補助金の特徴

1

電波漏洩対策に特化した専門補助金

本補助金は、衛星放送の中間周波数帯(BS/CS-IF)の電波漏洩を防止するという極めて専門的な目的に特化した制度です。新4K8K衛星放送(左旋円偏波)の開始により、中間周波数帯が従来の約1〜2GHzから約2.2〜3.2GHzに拡大されました。この帯域は無線LANやその他の無線サービスと重複するため、旧型の受信設備や不十分な施工が原因で電波漏洩が発生すると、周辺の通信環境に深刻な影響を及ぼします。

2

A-PABによる助成スキーム

総務省の「無線システム普及支援事業費等補助金」を原資として、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が助成金の交付業務を担っています。申請者は直接A-PABに対して申請を行い、審査を経て助成金が交付される仕組みです。国の補助金が間接補助として活用されるため、財源の安定性が確保されています。

3

集合住宅・戸建住宅の両方が対象

電波漏洩は集合住宅(マンション・アパート等)の共聴設備で特に発生しやすい傾向がありますが、戸建住宅の受信設備も対象となります。建物の規模を問わず、中間周波数の漏洩が確認された受信設備であれば改修助成の対象となり得るため、幅広い建物タイプで活用可能です。

4

受信設備の改修工事費を助成

助成対象となる改修工事は、電波漏洩の原因となっている受信設備(ブースター、分配器、分波器、同軸ケーブル、壁面端子等)の交換や施工のやり直しです。漏洩測定を行い、基準値を超える漏洩が確認された設備について、適切な機器への交換と施工改善を行う費用が助成されます。

ポイント

新4K8K衛星放送の中間周波数帯拡大に伴う電波漏洩を防止するための設備改修補助金です。A-PABが国の補助金を原資に助成し、集合住宅・戸建住宅を問わず受信設備の改修費用の一部が支給されます。

対象者・申請資格

建物・設備要件

  • 衛星放送用受信設備が設置されている建物(集合住宅・戸建住宅)
  • 中間周波数帯(BS/CS-IF)の電波漏洩が確認される受信設備を有すること
  • 新4K8K衛星放送(左旋円偏波)の受信に対応した改修が必要な設備であること

申請者要件

  • 建物の所有者、管理組合、管理会社等の設備改修の権限を持つ者
  • 集合住宅の場合は管理組合の決議等により改修の承認を得ていること
  • 助成金交付後に適切な報告書を提出できること

工事要件

  • A-PABが認定する測定方法により中間周波数漏洩が確認されていること
  • 改修工事は適切な技術基準に基づいて実施されること
  • 工事完了後に漏洩が基準値以下に改善されることが確認できること

ポイント

衛星放送受信設備から中間周波数帯の電波漏洩が確認される建物が対象です。建物の所有者や管理組合が申請者となり、認定された測定方法で漏洩を確認した上で改修工事を行う必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:漏洩状況の確認

まず、建物に設置されている衛星放送用受信設備について、中間周波数帯の電波漏洩が発生しているかを確認します。A-PABの指定する測定方法に基づき、専門の工事事業者に漏洩測定を依頼してください。

2

ステップ2:改修計画の策定と見積取得

漏洩が確認された場合、改修工事の計画を策定します。交換が必要な機器(ブースター、分配器、同軸ケーブル等)を特定し、工事事業者から見積書を取得します。

3

ステップ3:助成金交付申請

A-PABの助成金受付サポートセンターに連絡し、申請書類一式を入手します。必要事項を記入し、漏洩測定結果、改修計画、見積書等の添付書類とともに申請を提出します。

4

ステップ4:審査・交付決定

A-PABにて申請内容の審査が行われます。漏洩状況や改修計画の妥当性が確認され、交付決定の通知を受けます。交付決定前に着工した工事は原則として助成対象外となるため注意が必要です。

5

ステップ5:改修工事の実施と報告

交付決定後に改修工事を実施し、工事完了後に漏洩が基準値以下に改善されたことを確認します。工事実績報告書を作成し、A-PABに提出して助成金の交付を受けます。

ポイント

漏洩測定→改修計画策定→助成金申請→交付決定→工事実施・報告の流れで進みます。交付決定前の着工は対象外となる可能性があるため、必ず決定通知を受けてから工事に着手してください。

審査と成功のコツ

漏洩測定の正確な実施
助成金申請の前提となる漏洩測定は、A-PABが認める方法で正確に実施することが重要です。測定結果が不十分な場合、申請が認められない可能性があります。経験豊富な工事事業者に依頼し、測定ポイントや測定条件を適切に設定してください。
改修計画の網羅性
電波漏洩は単一の機器だけでなく、受信設備全体のどこからでも発生し得ます。ブースターや分配器だけでなく、同軸ケーブルの接続部分や壁面端子なども含めて漏洩箇所を網羅的に特定し、根本的な改修計画を策定することが採択のポイントです。
適切な機器選定
改修に使用する機器は、新4K8K衛星放送の中間周波数帯に対応し、十分なシールド性能を持つ製品を選定する必要があります。JIS規格やSHマーク認定品など、品質が保証された機器を選ぶことで、改修後の漏洩防止効果を確実にできます。
工事実績報告書の丁寧な作成
助成金の交付を確実に受けるためには、工事実績報告書を正確かつ丁寧に作成する必要があります。改修前後の漏洩測定値、使用した機器の型番・数量、工事写真等を漏れなく記録しておきましょう。

ポイント

正確な漏洩測定、網羅的な改修計画、適切な機器選定、丁寧な報告書作成が採択と確実な助成金受給のカギです。交付決定前の着工に注意し、工事記録を詳細に残しましょう。

対象経費

対象となる経費

受信設備機器費(4件)
  • 4K8K対応ブースター
  • シールド型分配器
  • シールド型分波器
  • 壁面テレビ端子
同軸ケーブル関連費(3件)
  • 高シールド同軸ケーブル
  • 接栓・コネクタ類
  • ケーブル配線材料
改修工事費(3件)
  • 受信設備交換工事費
  • ケーブル敷設・交換工事費
  • 壁面端子交換工事費
漏洩測定費(2件)
  • 改修前漏洩測定費
  • 改修後漏洩確認測定費
諸経費(3件)
  • 足場設置費
  • 養生費
  • 廃材処分費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 新4K8K衛星放送の新規視聴を目的としたアンテナ設置費用
  • テレビ受像機・チューナー等の視聴機器購入費
  • 電波漏洩と無関係な設備の更新・グレードアップ費用
  • 建物の構造変更を伴う大規模改修費用
  • 漏洩が確認されていない設備の予防的交換費用
  • 申請者の人件費・交通費等の間接経費

よくある質問

Qこの補助金の対象となる「電波漏洩」とは具体的にどのような現象ですか?
A

衛星放送用受信設備(ブースター、分配器、同軸ケーブル等)を通過する中間周波数帯(BS/CS-IF)の電波が、機器のシールド不足や接続部分の施工不良により外部に漏れ出す現象です。新4K8K衛星放送(左旋円偏波)では中間周波数帯が約2.2〜3.2GHzに拡大されており、この帯域は無線LANなどの既存無線サービスと重複しています。そのため、電波漏洩が発生すると周辺のWi-Fi通信が不安定になったり、速度が低下するなどの干渉が生じます。

Q集合住宅(マンション)で申請する場合、誰が申請者になりますか?
A

集合住宅の場合、一般的には管理組合が申請者となります。共聴設備は共用部分に該当するため、管理組合の総会や理事会で改修工事の実施と助成金申請について決議を行った上で申請します。管理会社が管理組合から委任を受けて手続きを代行する場合もあります。なお、賃貸マンションの場合は建物の所有者(オーナー)が申請者となります。

Q助成金額はいくらですか?補助率はどのくらいですか?
A

本事業の助成金額や補助率の詳細は、A-PABが定める交付要綱に基づいて決定されます。一般的には改修工事に要する経費の一部が助成される仕組みで、工事の規模や内容に応じて助成額が算定されます。具体的な上限額や補助率については、申請時にA-PABの助成金受付サポートセンターに確認する必要があります。なお、同一経費について他の補助金と二重に助成を受けることはできません。

Q戸建住宅でも申請できますか?
A

はい、戸建住宅も助成対象となります。集合住宅の共聴設備だけでなく、戸建住宅に設置されている衛星放送用受信設備についても、中間周波数帯の電波漏洩が確認された場合は改修費用の助成を受けられます。ただし、漏洩が確認されていない設備の予防的な交換や、新4K8K衛星放送を新規に視聴するためだけの設備導入は助成対象外です。

Q現在もこの補助金に申請できますか?
A

いいえ、本事業は既に受付を終了しています。工事実績報告書の受付期限は2021年2月19日(金)でした。現在は新規の申請を受け付けていません。今後同様の電波漏洩対策を検討される場合は、総務省やA-PABの公式サイトで最新の支援制度情報を確認されることをお勧めします。後継事業や類似の支援制度が設けられている可能性があります。

Q電波漏洩の測定はどのように行いますか?
A

電波漏洩の測定は、A-PABが定める測定方法に基づいて専門の工事事業者が実施します。一般的には、受信設備の各機器や接続部分からの電波漏洩レベルをスペクトラムアナライザ等の測定器を用いて計測します。測定は新4K8K衛星放送の中間周波数帯(約2.2〜3.2GHz)を対象として行われ、基準値を超える漏洩が確認された箇所が改修対象となります。測定結果は助成金申請の根拠資料として提出が必要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は衛星放送受信設備の電波漏洩対策に特化しているため、併用できる補助金は限定的ですが、関連する制度として以下が考えられます。集合住宅の大規模修繕と合わせて受信設備改修を行う場合、住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」と組み合わせることで、設備改修全体の資金計画を立てやすくなります。また、自治体によっては集合住宅の共聴設備更新に対する独自の補助制度を設けている場合があり、本補助金と併用できる可能性があります。ただし、同一の経費に対して二重に補助を受けることはできないため、本補助金の対象となる漏洩対策工事部分と、それ以外の設備更新部分を明確に区分して申請する必要があります。なお、本事業は既に受付を終了しているため、今後同様の電波漏洩対策を検討する場合は、総務省やA-PABの最新情報を確認し、後継事業や類似の支援制度がないか確認されることを推奨します。

詳細説明

無線システム普及支援事業費等補助金(衛星放送用受信環境整備事業)の概要

本事業は、2018年に開始された新4K8K衛星放送(左旋円偏波)の普及に伴って顕在化した中間周波数帯(BS/CS-IF)の電波漏洩問題を解決するために創設された補助制度です。総務省の「無線システム普及支援事業費等補助金」を財源として、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が助成金の交付業務を行っています。

電波漏洩問題の背景

衛星放送は、衛星から送信された12GHz帯の電波をアンテナで受信し、LNB(Low Noise Block)により中間周波数帯に変換した後、同軸ケーブルで各部屋まで伝送する仕組みです。従来の衛星放送では中間周波数帯は約1〜2GHzでしたが、新4K8K衛星放送(左旋円偏波)では約2.2〜3.2GHzまで拡大されました。

この拡大された周波数帯は、無線LANなど既存の無線サービスが使用する帯域と重複しています。旧型の受信設備や不十分な施工により電波が漏洩すると、周辺の無線LAN通信が不安定になるなど、他の無線システムへの有害な干渉を引き起こす可能性があります。

助成対象となる改修工事

本事業では、中間周波数帯の電波漏洩が確認された衛星放送用受信設備について、以下のような改修工事の費用の一部を助成します。

  • ブースターの交換:新4K8K対応の高シールド性能を持つブースターへの交換
  • 分配器・分波器の交換:シールド性能が不十分な旧型機器から適切な製品への交換
  • 同軸ケーブルの交換:高シールド同軸ケーブルへの張り替え
  • 壁面端子の交換:電波漏洩を防止する端子への交換
  • 接続部分の改善:不十分な施工による漏洩箇所の適切な再施工

申請から助成金受給までの流れ

助成金の交付を受けるためには、以下の手順に従って進める必要があります。

  • 漏洩測定の実施:A-PABが定める方法に基づき、専門の工事事業者による漏洩測定を実施
  • 改修計画の策定:漏洩箇所を特定し、必要な改修工事の計画と見積もりを作成
  • 助成金申請:申請書類、漏洩測定結果、改修計画、見積書等を提出
  • 交付決定:A-PABによる審査を経て交付決定通知を受領
  • 工事実施・報告:改修工事を実施し、工事実績報告書を提出

集合住宅での活用ポイント

マンションやアパートなどの集合住宅では、共聴設備を通じて各戸に信号を分配しているため、一箇所の漏洩が建物全体の通信環境に影響を及ぼす可能性があります。集合住宅での申請にあたっては、管理組合の決議を経て、建物全体の受信設備を一括して改修することが効果的です。

また、大規模修繕計画と連動させることで、足場の設置費用などを共有し、改修コストを抑えることも可能です。

注意事項

本事業の工事実績報告書の受付期限は2021年2月19日(金)をもって終了しています。現在は新規の申請を受け付けていません。今後、同様の電波漏洩対策が必要な場合は、総務省やA-PABの最新情報を確認し、後継事業や代替の支援制度を探されることをお勧めします。

お問い合わせ先として、中間周波数漏洩対策助成金受付サポートセンター(電話:0570-051-229 または 03-6416-9211)が設置されていましたが、事業終了後の対応状況については直接ご確認ください。

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