募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約90

【令和6年度補正】フェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業(一次公募)

基本情報

補助金額
3500万円
補助率: 補助対象経費の1/3
0円3500万円
募集期間
2025-03-28 〜 2025-05-09
対象地域日本全国
対象業種建設業 / 製造業 / 農業、林業 / 卸売業、小売業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい

この補助金のまとめ

フェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業は、環境省が令和6年度補正予算で措置した制度です。「フェーズフリー」とは、平常時と非常時の両方で価値を発揮する設計思想であり、本事業はその考え方を建物・設備レベルで具体化するものです。 補助対象は、クーリングシェルターや災害活動拠点として機能しながら、平常時においては業務部門の省CO2にも寄与できる独立型施設の整備です。補助上限は3,500万円、補助率は対象経費の1/3と、相応のスケール感を持つ支援制度です。 本制度の特徴は、防災・減災という社会的インフラ整備と、脱炭素化推進という二つの国家目標を同時に達成できる点にあります。熱中症対策のクーリングシェルターの確保が急務となっている昨今、地域貢献と自社の脱炭素目標達成を両立できる点でコンサルタントとして高く評価できる制度です。 建設業・製造業・農林水産業・卸売小売業・宿泊飲食業・教育機関・医療福祉施設など幅広い業種が対象となっており、地域の拠点施設を持つ事業者にとって、社会的意義のある投資機会といえます。

この補助金の特徴

1

フェーズフリー設計による二重価値の実現

平常時は業務部門の省CO2・脱炭素化に貢献し、非常時(災害時)はクーリングシェルターや活動拠点として地域に開放する「フェーズフリー」設計が求められます。一つの投資で事業継続計画(BCP)強化と脱炭素目標の両立が図れるため、CSR・SDGs推進の観点でも高い訴求力を持ちます。

2

補助上限3,500万円・補助率1/3の手堅い支援水準

補助率は対象経費の1/3ですが、上限3,500万円という規模は中規模以上の設備投資に対応できます。1億500万円超の設備投資を想定するプロジェクトであれば上限まで活用でき、自己負担の軽減効果は相当大きくなります。資金計画の段階から補助金額を確定させた上で事業計画を策定することが重要です。

3

独立型施設という要件がポイント

「独立型」とは、系統電力から切り離されても機能できる再生可能エネルギーや蓄電池を組み合わせた設備構成を指します。太陽光発電・蓄電池・高効率空調・断熱改修などがセットで導入対象となるケースが多く、複数設備の一括整備が前提となります。設備間の連携設計が採択審査のカギを握ります。

4

幅広い業種・用途に対応

建設・製造・農林・卸売小売・宿泊飲食・教育・医療福祉と、多様な業種が対象です。「新たな事業を行いたい」「災害支援」「安全防災」「まちづくり」という使途区分から見ても、地域の核となる施設整備を想定した設計になっています。業種横断的な活用が期待されており、連携申請や地域組合単位での応募も視野に入ります。

5

令和6年度補正・一次公募という時間的特性

補正予算措置のため、通常の当初予算事業と比べて公募期間が短く設定される傾向があります。現在ステータスは「募集終了」ですが、二次公募・次年度継続の可能性を見据えて今から準備を進めることが有利です。採択事例の研究と設備メーカーとの連携を早期に開始することを推奨します。

ポイント

本事業の最大の強みは「平常時の省CO2」と「非常時のレジリエンス」を一体的に達成できるフェーズフリーの設計思想にあります。補助上限3,500万円・補助率1/3という条件を最大活用するには、独立型施設としての設備連携設計と、地域への社会的貢献を明確に示す事業計画が不可欠です。

対象者・申請資格

対象事業者(業種)

  • 建設業
  • 製造業
  • 農業・林業・漁業(農林水産関連)
  • 卸売業・小売業
  • 宿泊業・飲食サービス業
  • 教育・学習支援業(学校法人等含む)
  • 医療・福祉(病院、クリニック、介護施設等)

対象地域

  • 全国(離島・山間部含む)

対象施設の要件

  • 業務部門に分類される施設(非住宅)
  • 平常時に事業活動で使用されていること
  • 非常時にクーリングシェルターまたは災害活動拠点として開放できること
  • 独立型(系統電力に依存しない運転が可能)の設備構成であること

対象事業の要件

  • 省CO2効果が定量的に示せること
  • フェーズフリーの設計思想に基づく設備導入であること
  • 補助事業完了後も継続的に施設を維持・運営できること

対象外となるケース

  • 住宅(個人住宅・集合住宅)
  • 純粋な発電事業(売電目的のみ)
  • 補助対象設備が既存設備の単純更新に留まるケース
  • 地方公共団体・独立行政法人(別途支援制度あり)

ポイント

民間事業者が業務用途で運営する施設であれば、幅広い業種で申請が可能です。特に地域の人々が集まる施設(商業施設・学校・病院・宿泊施設等)は、クーリングシェルター機能との親和性が高く、採択審査で高い評価を得やすい傾向があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領・交付規程の精読

環境省または補助事業事務局(委託先)が公表する公募要領を入手し、補助対象経費の範囲、提出書類、審査基準を正確に把握します。フェーズフリー要件の解釈は事業者によって差が出やすいため、事務局への事前照会を強く推奨します。

2

ステップ2:設備メーカー・施工会社との連携

独立型施設の設計は太陽光・蓄電池・空調・断熱など複数設備の連携が必要です。早期に設備メーカーや施工会社と協議し、システム構成と概算費用を確定させます。見積書の取得は申請書類の核となるため、複数者から取得して比較することが望ましいです。

3

ステップ3:省CO2効果の算定

補助申請には省CO2効果の定量的な根拠が必要です。現状のエネルギー消費量を把握し、導入後の削減量をkWh・CO2換算で示す計算書を準備します。省エネ診断士や設備メーカーの技術担当者と協力して精度の高い数値を算出してください。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

事業計画書、設備仕様書、見積書、登記事項証明書等の書類を揃え、電子申請システムまたは郵送で提出します。記載内容に矛盾がないか、フェーズフリー要件を満たすことが明示されているかを最終確認します。

5

ステップ5:採択審査・交付決定

書類審査(場合により現地調査)を経て採択・交付決定が通知されます。交付決定前に設備発注・工事着工を行うと補助対象外となるため、必ず交付決定後に着手します。

6

ステップ6:事業実施・完了報告

設備導入後、補助事業実施報告書・実績報告書を提出します。補助金の精算払いが行われるため、支払い資金の手当て(つなぎ融資等)を事前に検討しておくことが重要です。

ポイント

本事業は交付決定前着手が厳禁です。申請から交付決定まで数ヶ月を要することを見越し、設備メーカーとの仮予約や融資計画の準備を並行して進めることが、スムーズな事業実施のポイントです。

審査と成功のコツ

フェーズフリー要件の具体的な証明
審査では「平常時の省CO2効果」と「非常時の地域貢献機能」の両立が明確に示されることが重要です。単なる省エネ設備の導入ではなく、災害時にどのように地域住民に開放するか、運営体制・協定の整備まで踏み込んだ計画を記載することで審査員の評価が高まります。
独立型システムの設計完成度
太陽光発電・蓄電池・空調・断熱等の設備が相互に連携し、系統停電時でも施設機能を維持できることを技術的に証明することが採択の要件です。設備メーカーの技術仕様書を添付し、独立運転モードの動作確認方法まで記載した計画が高評価につながります。
省CO2効果の説得力ある算定
削減効果の算定根拠が薄い申請は審査で低評価を受けます。現状のエネルギー消費実績データ(電力・ガス等の請求書)を添付し、ZEBシミュレーションツールや公的な省エネ計算ツールを活用した定量的な根拠を示してください。
地域との連携・協定の有無
クーリングシェルターとしての機能を地方自治体や地域団体と協定を締結して担保できると、社会的インフラとしての評価が高まります。市区町村との覚書や自主防災組織との連携計画を添付することで、採択可能性が大幅に向上します。
費用対効果の合理性
補助対象経費の計上根拠が明確で、見積もりが市場実勢価格と大きく乖離していないことも重要です。高額な設備を計上する際は、複数見積もりによる価格妥当性の説明を添付することを推奨します。

ポイント

採択のカギは「フェーズフリー設計の具体性」と「地域との連携体制」にあります。技術的な独立型システムの完成度を示しつつ、地域自治体・自主防災組織との協定締結を申請書に盛り込むことで、社会インフラとしての価値が審査員に伝わり採択率が向上します。

対象経費

対象となる経費

再生可能エネルギー設備(3件)
  • 太陽光発電システム(パネル・パワコン)
  • 風力発電設備
  • 燃料電池システム
蓄電・エネルギー管理設備(3件)
  • 蓄電池システム
  • EMS(エネルギーマネジメントシステム)
  • 蓄電池用ラック・盤類
省CO2空調・換気設備(3件)
  • 高効率エアコン(ヒートポンプ式)
  • 全熱交換型換気システム
  • 地中熱ヒートポンプ設備
断熱・外皮改修(3件)
  • 高断熱窓・サッシ
  • 外壁断熱材施工
  • 屋根・天井断熱工事
LED・照明設備(2件)
  • LED照明器具
  • 照明制御システム(センサー・タイマー)
付帯工事費(3件)
  • 設備設置のための電気工事
  • 基礎・架台工事
  • 配管・配線工事
設計・監理費(3件)
  • 省CO2設計費
  • 設備設計費
  • 工事監理費(上限あり)
その他関連経費(2件)
  • フェーズフリー対応のための防災備蓄品(補助要領で認められた場合)
  • 省エネ診断・シミュレーション費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地取得費・造成費
  • 建物本体の新築・増築工事費(設備導入に直接関係しない部分)
  • 補助対象設備以外の一般備品・家具
  • 人件費・光熱費等の運営経費
  • 既存設備の単純維持管理・修繕費
  • 補助事業と無関係な広告宣伝費
  • 消費税(課税事業者の場合)
  • 交付決定前に発注・契約した費用

よくある質問

Qフェーズフリーとはどういう意味ですか?
A

フェーズフリーとは、平常時(通常のビジネス運営時)と非常時(災害発生時)の両方で同等の価値を発揮する設計思想です。本事業では、平常時は省CO2・脱炭素化に貢献し、非常時はクーリングシェルターや災害活動拠点として地域に開放できる施設の整備を支援します。

Q「独立型施設」とはどのような施設ですか?
A

系統電力(電力会社からの電力)が停止した際でも、太陽光発電や蓄電池等を組み合わせた自立運転システムにより施設機能を継続できる施設です。停電時にも空調・照明等が使用可能な状態を保つことが求められます。

Q補助率1/3とはどのように計算しますか?
A

補助対象経費の合計額に1/3を乗じた金額が補助額となります。例えば対象経費が6,000万円の場合、補助額は2,000万円です。上限は3,500万円のため、対象経費が1億500万円を超える場合は3,500万円が上限となります。

Q現在募集が終了していますが申請できますか?
A

一次公募は現在終了しています。二次公募や次年度の継続公募が実施される可能性があるため、環境省または事業事務局のウェブサイトを定期的に確認されることをお勧めします。今から準備を進めておくことで次の公募に有利に対応できます。

Q地方自治体の補助金と併用できますか?
A

同一経費への重複補助は原則禁止ですが、対象経費が異なる場合は自治体の補助金と組み合わせられることがあります。また、低利融資制度(日本政策金融公庫等)や税額控除(カーボンニュートラル投資促進税制)との組み合わせは可能なケースが多いため、専門家に相談することをお勧めします。

Q採択されるためのポイントを教えてください
A

主なポイントは4点です。①フェーズフリー要件の具体的な証明(平常時の省CO2効果と非常時の地域開放体制の両立)、②独立型システムの技術的完成度(停電時の自立運転能力の実証)、③省CO2効果の定量的算定(kWh・CO2換算の根拠ある数値)、④地元自治体・防災組織との連携協定の整備です。

Q申請書類はどのようなものが必要ですか?
A

一般的に必要な書類として、事業計画書(フェーズフリー設計の説明含む)、設備仕様書・システム構成図、省CO2効果の算定書、見積書(複数者から取得が望ましい)、登記事項証明書、直近の財務諸表、自治体との連携協定書(ある場合)等が挙げられます。公募要領で指定される書類を必ず確認してください。

Q工事着工のタイミングに注意点はありますか?
A

交付決定前に設備発注・工事着工を行った場合、その費用は補助対象外となります。採択通知を受けた後、正式な交付決定通知が届いてから発注・着工することが必須です。審査・交付決定まで数ヶ月かかるため、つなぎ融資の手配など資金面の準備を事前に進めておくことが重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は環境省所管の補助金ですが、他の支援制度との併用については以下の点に留意が必要です。 【原則:同一経費への重複補助は禁止】同一の設備・工事費に対して、複数の国・地方自治体の補助金を重複して受給することは原則として禁止されています。申請時に他補助金の受給状況を正直に申告する義務があります。 【活用可能な組み合わせパターン】 省エネ補助金との棲み分け:経済産業省の「省エネルギー投資促進支援事業」等は対象設備や用途が異なる場合に分離計上が認められることがあります。設備ごとに補助金を使い分ける「分離申請」の検討が有効です。 地方自治体補助金との併用:都道府県・市区町村が独自に設けている省エネ・防災補助金は、国の補助金と重複しない経費部分に充当できるケースがあります。地元自治体の担当部署への事前確認を推奨します。 低利融資との組み合わせ:日本政策金融公庫の「脱炭素化促進融資」や信用金庫・地方銀行の環境配慮型融資は補助金と並行して活用できます。補助金で賄えない自己負担部分を低利融資でカバーする資金計画が現実的です。 税制優遇(カーボンニュートラル投資促進税制):一定の省エネ設備は税額控除・特別償却の対象となる場合があり、補助金と重複して活用できます。 【注意事項】制度の改廃や解釈は年度ごとに変わるため、申請前に事務局への確認と税理士・中小企業診断士等の専門家への相談を強く推奨します。

詳細説明

フェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業とは

本事業は、環境省が令和6年度補正予算において措置した補助金制度です。「フェーズフリー」という設計思想に基づき、平常時の省CO2・脱炭素化非常時(災害時)のレジリエンス確保を同時に実現する施設整備を支援します。

近年、気候変動による猛暑・大規模災害が頻発化する中、クーリングシェルター(熱中症対策避難所)の確保や災害時の活動拠点整備が社会的課題となっています。本事業はこうした課題に応えるとともに、業務部門の脱炭素化という国家目標の達成にも貢献する制度設計となっています。

補助の概要

項目内容
補助率補助対象経費の1/3
補助上限額3,500万円
対象地域全国
対象業種建設業、製造業、農林業、卸売小売業、宿泊飲食業、教育、医療福祉
公募区分令和6年度補正・一次公募(現在募集終了)

フェーズフリーとは何か

フェーズフリーとは、特定の状況(フェーズ)に縛られず、平常時と非常時のどちらでも価値を発揮する製品・サービス・施設の設計思想です。本事業では、この考え方を施設・設備レベルに適用し、以下の二つの価値を一体的に実現することを求めています。

  • 平常時の価値:業務部門の省CO2・脱炭素化への貢献(太陽光・蓄電池・高効率空調等の導入)
  • 非常時の価値:地域のクーリングシェルター・災害活動拠点としての機能(独立型電源による継続運転)

独立型施設の要件

本事業で特に重要な要件が「独立型」施設であることです。これは、系統電力(電力会社からの電力供給)が停止した状況でも、施設の基本機能を維持できる設備構成を意味します。具体的には以下のような構成が考えられます。

  • 太陽光発電システム+蓄電池システムの組み合わせ(自立運転機能付き)
  • EMS(エネルギーマネジメントシステム)による電力の最適制御
  • 高効率空調(ヒートポンプ式)による省エネかつ快適な環境維持
  • 断熱性能の向上(高断熱窓・外壁断熱等)による熱負荷の低減

設備の独立運転能力を技術的に証明することが採択審査の重要な評価ポイントとなります。

対象となる事業者・施設

幅広い業種が対象となっており、地域の拠点として機能する施設を持つ事業者が主な申請者となります。

  • 工場・作業場(製造業・建設業)
  • 農業用施設・農産物加工場(農林業)
  • 店舗・倉庫(卸売小売業)
  • ホテル・旅館・飲食店(宿泊飲食業)
  • 学校・研修センター(教育)
  • 病院・診療所・介護施設(医療福祉)

採択審査のポイント

本事業の採択審査では、以下の観点から評価が行われると考えられます。

  1. フェーズフリー要件の充足:平常時の省CO2効果と非常時の地域貢献機能の両立が明確に示されているか
  2. 独立型システムの技術的完成度:系統停電時の自立運転能力が設備仕様で証明されているか
  3. 省CO2効果の定量性:削減量がkWh・CO2トン換算で根拠を持って算定されているか
  4. 地域との連携体制:自治体・自主防災組織との協定・覚書等が整備されているか
  5. 費用の妥当性:計上経費が市場実勢価格と乖離していないか

申請に向けた準備ロードマップ

現在は一次公募が終了していますが、二次公募や次年度継続を見据えて今から準備を進めることが競争優位につながります。

  1. 自社施設のエネルギー消費実績の把握(電力・ガス等の請求書収集)
  2. 省エネ診断の受診(省エネルギーセンター等が提供する無料診断の活用)
  3. 設備メーカー・施工会社との事前協議(独立型システムの設計検討)
  4. 地元自治体との協議(クーリングシェルター指定・防災協定の可能性確認)
  5. 資金計画の策定(補助金+融資+自己資金の組み合わせ)

まとめ

フェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業は、脱炭素化と防災・減災を同時に実現できる意欲的な制度です。補助上限3,500万円という規模感は、本格的な施設改修・設備投資を後押しするに十分な水準です。採択のカギは「技術的な独立型システムの完成度」と「地域との連携体制」の二点に集約されます。次の公募に向けて、今から着実に準備を進めることを強く推奨します。

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