令和5年度障害者向け製品等の販路開拓支援事業(第2回)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大150万円・補助率2/3の手厚い支援
展示会出展にかかる費用の3分の2が助成されるため、自己負担を大幅に軽減できます。上限150万円は国内展示会1〜2回分の出展費用をほぼカバーでき、海外展示会への出展も視野に入れられる金額設定です。中小企業にとって負担の大きい展示会出展のハードルを大きく下げる制度といえます。
展示会出展からWeb・PR活動まで幅広い経費が対象
出展小間料や資材費といった直接的な展示会費用に加え、ECサイトの出店初期登録料、自社Webサイトの制作・改修費、PR動画制作費、広告費まで幅広くカバーされます。展示会出展を起点としたオンライン・オフライン一体の販路開拓戦略を構築できる点が大きな魅力です。
パラスポーツ・福祉分野に特化した成長市場向け支援
2020年東京パラリンピック以降、パラスポーツへの関心は高まり続けています。また、超高齢社会を迎えた日本では障害者・高齢者向け製品の需要は拡大の一途です。この成長市場に特化した助成制度は全国的にも珍しく、競合が少ない状態で活用できるチャンスです。
助成対象期間が最長1年1ヶ月と長期
令和5年12月から令和6年12月末まで、最長1年1ヶ月にわたる助成対象期間が設けられています。複数の展示会への出展や、段階的な販促活動の展開など、中長期的な販路開拓計画を立てて実行することが可能です。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態
- 中小企業者(会社および個人事業主)
- 中小企業団体等
- 特定非営利活動法人(NPO法人)
- 一般財団法人、一般社団法人
所在地要件
- 東京都内に本店または支店を有すること
- 当該事業所で実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていること
製品要件
- 自社で開発した製品等であること
- A区分:パラスポーツ関連の製品等
- B区分:障害者向けまたは高齢者向けの製品等
申請要件
- 事前にHP上でのエントリーが必要
- 販売促進費のみでの申請は不可(展示会等参加費が必須)
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:HP上でのエントリー
東京都中小企業振興公社のホームページから事前エントリーを行います。エントリーなしでは申請できないため、募集開始と同時に速やかに手続きしましょう。
ステップ2:申請書類の準備
事業計画書、製品の説明資料、出展予定の展示会情報、経費の見積書等を用意します。自社開発であることの証明資料も重要です。
ステップ3:申請書類の提出
募集期間内(約3週間)に必要書類を揃えて提出します。期限厳守のため、余裕を持ったスケジュール管理が必要です。
ステップ4:審査・交付決定
書類審査が行われ、交付決定が通知されます。交付決定前に発生した経費は助成対象外となるため注意が必要です。
ステップ5:事業実施・実績報告
助成対象期間内に展示会出展等を実施し、完了後に実績報告書と経費の証拠書類を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
展示会出展の戦略的選定が重要
製品の社会的意義と市場性の両立をアピール
展示会後の販路拡大シナリオを具体化
経費の妥当性と費用対効果を明示
ポイント
対象経費
対象となる経費
出展小間料(3件)
- 展示会の出展スペース使用料
- 小間の装飾基本料
- 出展登録手数料
資材費(4件)
- 展示ブースの装飾費
- パネル・ポスター制作費
- 展示台・什器のレンタル費
- 電気・通信回線の使用料
輸送費(3件)
- 展示品の国内輸送費
- 展示品の海外輸送費
- 梱包資材費
オンライン出展費(2件)
- オンライン展示会の基本出展料
- バーチャルブース構築費
ECサイト出店費(2件)
- ECモールへの初期登録料
- ECプラットフォームの初期設定費用
Webサイト制作費(3件)
- 自社Webサイトの新規制作費
- 既存Webサイトの改修費
- 製品紹介ページの制作費
印刷物制作費(3件)
- 製品カタログの制作・印刷費
- チラシ・パンフレットの制作費
- 名刺・ショップカードの制作費
PR・広告費(3件)
- PR動画の企画・撮影・編集費
- Web広告の出稿費
- 業界誌・専門メディアへの広告掲載費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 展示会出展に関連しない一般的な営業活動費
- 社員の人件費・旅費・交通費・宿泊費
- 販売促進費のみの申請(展示会等参加費を伴わない場合)
- 交付決定日より前に発生した経費
- 助成対象期間外に発生した経費
- 他の公的助成金で補填される経費
- 消費税および地方消費税相当額
- 汎用性のあるパソコン・タブレット等の購入費
よくある質問
Qパラスポーツ関連の製品とは具体的にどのようなものが該当しますか?
パラスポーツ関連の製品とは、障害者スポーツの実施に必要な用具、装具、トレーニング機器、競技用車いすなどが該当します。また、パラスポーツの観戦や参加を支援するための機器・ツールも含まれます。A区分での申請となりますが、自社で開発した製品であることが要件です。既存のスポーツ用品を単に仕入れて販売するだけの場合は対象外となりますのでご注意ください。製品の開発段階から障害者アスリートや関連団体との連携がある場合は、申請書でその点をアピールすると評価が高まる傾向があります。
Q展示会出展の経験がない企業でも申請できますか?
はい、展示会出展の経験がない企業でも申請可能です。むしろ、これまで展示会出展に踏み切れなかった中小企業が、本助成金を活用して初めての出展に挑戦するというケースは好意的に評価される可能性があります。ただし、出展する展示会の選定理由や期待される成果を具体的に示す必要があります。初めての出展であれば、展示会主催者が提供する出展サポートサービスの活用や、事前の来場者データの分析なども事業計画に盛り込むと良いでしょう。
QECサイトへの出店費用だけで申請することはできますか?
いいえ、ECサイト出店費用のみでの申請はできません。ECサイト出店初期登録料は「展示会等参加費」に含まれますが、本事業は展示会出展を核とした販路開拓を支援する趣旨のため、実際のリアル展示会またはオンライン展示会への出展を必ず含める必要があります。また、販売促進費(印刷物制作費、PR動画制作費、広告費)のみでの申請も不可です。展示会出展とECサイト出店を組み合わせた総合的な販路開拓計画として申請することをお勧めします。
Q海外の展示会も助成対象になりますか?
はい、海外の展示会も助成対象となります。本助成金は「国内外の展示会等」への出展を支援対象としており、海外展示会の出展小間料や展示品の海外輸送費なども対象経費に含まれます。福祉機器やパラスポーツ用品は海外市場でも需要が高く、国際的な展示会への出展は大きな商談機会につながります。ただし、渡航費や宿泊費は助成対象外となる点にご注意ください。海外展示会への出展を計画する場合は、出展費用の見積取得に時間がかかるため、早めの準備が必要です。
QNPO法人でも申請できますか?必要な条件はありますか?
はい、特定非営利活動法人(NPO法人)も申請対象に含まれています。一般財団法人や一般社団法人も同様です。条件としては、東京都内の本店または支店で実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていること、そして自社で開発したパラスポーツ関連製品または障害者・高齢者向け製品を有していることが必要です。NPO法人の場合、福祉の現場で培ったノウハウを活かした製品開発を行っているケースが多く、そうしたユーザー視点での製品開発の強みを申請書でアピールすることが重要です。
Q事前エントリーとは何ですか?いつまでに行う必要がありますか?
事前エントリーとは、正式な申請書類の提出前に、東京都中小企業振興公社のホームページ上で行う事前登録手続きです。本事業ではエントリーなしでの申請は受け付けられないため、必ず事前に完了させる必要があります。エントリーの受付期間や詳細な手順は公社のホームページで公開されますので、募集開始前からこまめにチェックしておくことをお勧めします。エントリー自体は基本的な企業情報や申請予定の内容を入力するもので、複雑な手続きではありませんが、募集期間が約3週間と短いため、早めの対応が採択への第一歩です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する制度であり、同一の経費について国や他の自治体の補助金と重複して受給することはできません。ただし、対象経費が明確に異なる場合は、他の支援制度との併用が可能です。 例えば、製品開発段階では「ものづくり補助金」や東京都の「新製品・新技術開発助成事業」を活用し、本助成金では開発後の販路開拓に特化するという使い分けが有効です。また、小規模事業者持続化補助金は販路開拓が対象ですが、同一の展示会出展費用を両方に申請することはできないため、出展する展示会ごとに使い分けるなどの工夫が必要です。 さらに、海外展開を検討する場合はJETROの海外展開支援事業や中小企業庁のJAPANブランド育成支援等事業との組み合わせも考えられます。本助成金で国内展示会、JETROの支援で海外展示会という棲み分けにより、国内外の販路を同時並行で開拓する戦略が取れます。 福祉機器に関しては、厚生労働省の障害者自立支援機器等開発促進事業など、福祉分野に特化した支援制度もあります。開発フェーズと販路開拓フェーズで制度を使い分けることで、製品のライフサイクル全体を通じた支援を最大化できます。
詳細説明
制度の概要と背景
「令和5年度障害者向け製品等の販路開拓支援事業」は、東京都中小企業振興公社が実施する助成事業で、都内中小企業が開発したパラスポーツ関連製品や障害者・高齢者向け製品の販路開拓を支援します。2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に高まった共生社会への関心を背景に、福祉・バリアフリー分野の産業振興を目的としています。
助成内容の詳細
助成率は対象経費の3分の2以内、助成限度額は150万円です。助成対象期間は令和5年12月1日から令和6年12月31日までの最長1年1ヶ月間で、この期間内に実施する展示会出展等が対象となります。
申請区分は以下の2つに分かれています。
- A区分:パラスポーツ関連の製品等 - パラスポーツの実施に必要な用具、装具、トレーニング機器など
- B区分:障害者・高齢者向け製品等 - 日常生活の支援機器、福祉用具、バリアフリー製品など
対象となる経費
助成対象経費は大きく「展示会等参加費」と「販売促進費」の2つに分類されます。
- 展示会等参加費:出展小間料、資材費、輸送費、オンライン出展基本料、ECサイト出店初期登録料、自社Webサイト制作・改修費
- 販売促進費:印刷物制作費、PR動画制作費、広告費
重要な注意点として、販売促進費のみでの申請はできません。必ず展示会等参加費を含める必要があります。これは、展示会出展を核とした販路開拓を支援するという本事業の趣旨に基づくものです。
対象者の要件
以下のすべてを満たす事業者が申請できます。
- 東京都内の本店または支店で実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていること
- 中小企業者(会社および個人事業主)、中小企業団体等、NPO法人、一般財団法人、一般社団法人のいずれかであること
- 自社で開発したパラスポーツ関連製品または障害者・高齢者向け製品を有していること
申請の流れと注意点
本事業では、申請前に公社ホームページでの「エントリー」が必須です。エントリーを行わずに申請書を提出することはできません。
募集期間は令和5年9月1日から9月19日までの約3週間と非常に短期間です。事前にエントリーを済ませ、必要書類を揃えておくことが重要です。
活用のポイント
本助成金を最大限活用するためのポイントは以下の通りです。
- 展示会の戦略的選定:国際福祉機器展(H.C.R.)、バリアフリー展、スポーツビジネス関連展示会など、ターゲット顧客との接点が期待できる展示会を選びましょう
- オンラインとオフラインの組み合わせ:リアル展示会への出展に加え、ECサイト出店やWebサイト整備も助成対象です。展示会で認知を獲得し、オンラインで継続的な販売につなげる戦略が効果的です
- 助成対象期間の有効活用:最長1年1ヶ月の対象期間を活かし、複数回の展示会出展や段階的な販促活動を計画しましょう
問い合わせ先
申請に関するご質問は、東京都中小企業振興公社 企画管理部 助成課(TEL:03-3251-7894・5)までお問い合わせください。事前相談を活用することで、申請書類の不備を防ぎ、採択率を高めることができます。