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令和5年度障害者向け製品等の販路開拓支援事業(第1回)

基本情報

補助金額
150万円
補助率: 3分の2
0円150万円
募集期間
2023-05-01 〜 2023-05-24
対象地域東京都
対象業種製造業 / 卸売業、小売業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業
使途販路拡大・海外展開をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、東京都内の中小企業者等がパラスポーツ関連製品や障害者・高齢者向け製品の販路開拓を目指す際に活用できる助成金です。国内外の展示会等への出展費用の2/3(最大150万円)が助成されます。福祉・ユニバーサルデザイン分野は今後の市場拡大が見込まれる成長領域であり、展示会出展を通じた販路開拓は新規顧客獲得の有効な手段です。特に海外展示会も対象となる点は、グローバル市場を視野に入れた事業展開を検討する企業にとって大きなメリットとなります。助成対象期間が最長1年1ヶ月と比較的長く設定されているため、複数の展示会への出展計画を立てやすい点もコンサルタントとして推奨できるポイントです。

この補助金の特徴

1

助成率2/3・最大150万円の手厚い支援

展示会出展にかかる費用の3分の2が助成され、上限は150万円です。展示会出展には小間料、装飾費、輸送費など多額の費用がかかりますが、本助成金を活用することで自己負担を大幅に軽減できます。特に初めて展示会に出展する企業にとって、リスクを抑えた市場テストの機会となります。

2

国内外の展示会が対象

国内の展示会だけでなく、海外の展示会等への出展も助成対象です。障害者・高齢者向け製品は欧米を中心に海外市場でのニーズも高く、海外展示会への出展を通じて輸出や海外代理店開拓のきっかけを掴むことが可能です。

3

パラスポーツ・福祉分野に特化した支援

パラスポーツ関連製品や障害者・高齢者向け製品に特化した助成金であり、一般的な展示会助成金と比較して競合が少ない傾向があります。自社製品がこの分野に該当する場合、採択率の面でも有利に働く可能性があります。

4

最長1年1ヶ月の助成対象期間

令和5年8月1日から令和6年8月31日までの最長1年1ヶ月間が助成対象期間です。この期間内であれば複数回の展示会出展を計画でき、戦略的な販路開拓活動を展開することができます。

ポイント

本助成金の最大の強みは、成長市場である福祉・ユニバーサルデザイン分野に特化しつつ、国内外を問わず展示会出展を支援する点です。助成率2/3は展示会系補助金の中でも高水準であり、最長1年1ヶ月の期間を活かした計画的な販路開拓が可能です。

対象者・申請資格

企業形態

  • 中小企業者(会社及び個人事業主)
  • 中小企業団体(中小企業等協同組合法等に基づく組合等)
  • 一般財団法人、一般社団法人

所在地要件

  • 東京都内に本店または支店を有すること
  • 当該本店または支店で実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていること

製品要件

  • 自社で開発したパラスポーツ関連の製品等であること
  • または自社で開発した障害者向け製品であること
  • または自社で開発した高齢者向け製品であること
  • 展示会等に出展可能な段階の製品であること

その他の要件

  • 同一テーマ・内容で他の公的助成金を受けていないこと
  • 東京都及び公社に対する賃料・使用料等の債務の滞納がないこと
  • 過去に公社から助成金の交付を受けた場合、適正に完了報告を行っていること

ポイント

最も注意すべきは「都内で1年以上の実質的な事業活動」という要件です。登記だけでなく実際の事業実態が求められます。また「自社開発」の製品であることが必須のため、他社製品の販売代理店等は対象外となります。製品が障害者・高齢者・パラスポーツ関連に該当するかの判断に迷う場合は、事前相談を強く推奨します。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前確認・相談

まず自社製品が助成対象に該当するかを確認します。東京都中小企業振興公社の担当窓口に事前相談を行い、製品の該当性や出展予定の展示会が対象となるかを確認しましょう。

2

ステップ2:申請書類の準備

申請書、事業計画書、製品説明資料、会社概要、決算書類(直近2期分)、都税の納税証明書等の必要書類を準備します。事業計画書では展示会出展の目的・期待効果を具体的に記載することが重要です。

3

ステップ3:申請書の提出

公社が定める申請受付期間内に、必要書類一式を提出します。郵送または持参での提出となる場合が多いため、締切に余裕を持って準備しましょう。

4

ステップ4:審査(書類審査・面接審査)

書類審査を通過した場合、面接審査が実施されます。製品の優位性、販路開拓の具体的計画、期待される効果について明確に説明できるよう準備してください。

5

ステップ5:交付決定・事業実施

採択後、交付決定通知を受領してから助成対象事業を実施します。交付決定前に契約・発注したものは助成対象外となるため、タイミングに注意が必要です。

6

ステップ6:実績報告・助成金受領

事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類を提出します。検査完了後に助成金が交付されます。

ポイント

申請で最も重要なのは「交付決定前の契約・発注は対象外」という点です。展示会の申込時期と交付決定時期の関係を事前に確認し、スケジュールを慎重に管理してください。また面接審査では、製品の社会的意義と販路開拓の具体的戦略を明確に伝えることが採択の鍵となります。

審査と成功のコツ

製品の社会的インパクトを明確に
障害者・高齢者の生活をどのように改善するのか、既存製品と比較した優位性は何かを具体的なデータや事例で示しましょう。ユーザーの声や試用結果があれば強力なエビデンスとなります。
出展展示会の選定根拠を論理的に
なぜその展示会を選んだのか、ターゲット顧客との接点がどの程度見込めるのかを市場データに基づいて説明することが重要です。過去の出展実績や来場者データを活用しましょう。
販路開拓の具体的ロードマップを提示
展示会出展をゴールとせず、出展後のフォローアップ計画(名刺交換先への営業、サンプル提供、代理店契約交渉等)まで含めた販路開拓ロードマップを示すことで、事業の実現性をアピールできます。
経費の積算根拠を明確に
小間料、装飾費、輸送費、旅費等の各経費について、見積書や過去実績に基づく合理的な積算を行いましょう。過大な経費計上は審査でマイナス評価となります。
他社との差別化ポイントを強調
福祉機器・パラスポーツ用品市場における自社のポジショニングを明確にし、競合製品との差別化要素を技術面・価格面・デザイン面から整理して伝えましょう。

ポイント

採択のポイントは「製品の社会的価値」と「販路開拓の実現性」の両立です。障害者・高齢者の課題解決にどう貢献するかという社会的意義と、展示会出展を起点とした具体的な売上拡大シナリオを、データに基づいて説得力のある形で提示することが成功の鍵です。

対象経費

対象となる経費

小間料・出展料(3件)
  • 展示会の小間料(出展スペース使用料)
  • 出展者登録料
  • 電気・水道等の付帯設備使用料
装飾費・施工費(3件)
  • ブース装飾・設営費
  • パネル・看板等の製作費
  • 展示什器のレンタル費
輸送費(3件)
  • 展示物の国内輸送費
  • 展示物の海外輸送費(海外展示会の場合)
  • 梱包費
広報費(3件)
  • 製品カタログ・パンフレットの製作費
  • 展示会用ポスター・チラシの印刷費
  • 製品PR動画の制作費
旅費・交通費(3件)
  • 海外展示会参加のための渡航費
  • 宿泊費(公社が定める上限額以内)
  • 国内出張に係る交通費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 交付決定日より前に契約・発注・支払いが行われた経費
  • 汎用性のある備品・機器の購入費(パソコン、タブレット等)
  • 人件費・社員の日当
  • 飲食費・接待交際費
  • 振込手数料・代引き手数料等の金融機関手数料
  • 消費税及び地方消費税
  • 他の補助金・助成金で助成を受けている経費
  • 通常の営業活動に要する経費(名刺作成費、一般的な会社案内等)

よくある質問

Q海外の展示会も助成対象になりますか?
A

はい、海外で開催される展示会等も助成対象です。ドイツのREHACARE等の国際的な福祉機器展や、海外のスポーツ関連展示会への出展費用も助成されます。海外展示会の場合は渡航費や宿泊費も助成対象経費に含まれますが、公社が定める上限額が設定されている場合がありますので、事前にご確認ください。海外市場への販路開拓を目指す企業には特におすすめの制度です。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

中小企業基本法に定める中小企業者に該当する個人事業主であれば申請可能です。ただし、東京都内に事業所を有し、そこで実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていることが要件となります。開業届の提出日だけでなく、実際の事業活動実態が確認されますので、確定申告書や取引実績等で事業の継続性を証明できるようにしておくことが重要です。

Q複数の展示会に出展する場合、それぞれ別に申請する必要がありますか?
A

1回の申請で助成対象期間内(最長1年1ヶ月)に出展する複数の展示会をまとめて計画に含めることが可能です。ただし、助成限度額は全体で150万円となりますので、複数展示会の合計経費に対して助成率2/3を適用し、150万円を上限として助成されます。複数展示会を計画する場合は、優先順位をつけた出展計画を策定することをお勧めします。

Q交付決定前に展示会の申込みをしてしまった場合はどうなりますか?
A

交付決定日より前に契約・発注・支払いが行われた経費は助成対象外となります。これは本助成金に限らず、多くの公的助成金に共通するルールです。展示会の申込期限と交付決定時期が合わない場合は、事前に公社の担当窓口にご相談ください。場合によっては、次回以降の募集回への申請を検討するなど、スケジュールの調整が必要になることがあります。

Q他社と共同で開発した製品は対象になりますか?
A

「自社で開発した」製品であることが要件のため、他社との共同開発品の場合は、自社が主体的に開発に関与していることが求められます。OEM製品や単なる販売代理店としての取扱製品は対象外です。共同開発の場合は、開発における自社の役割・貢献度を明確に説明できるよう準備し、事前に公社にご相談されることをお勧めします。

Qブース装飾を自社で行った場合の材料費は助成対象ですか?
A

展示会のブース装飾に直接必要な材料費・製作費は助成対象となる可能性がありますが、外注費として計上する場合と自社製作の場合では取扱いが異なることがあります。また、展示会終了後も使い回しが可能な汎用的な備品は対象外となる場合があります。具体的な経費の該当可否については、見積書や使用計画を添えて公社に事前確認されることをお勧めします。

Q助成金はいつ頃振り込まれますか?
A

助成金は後払い(精算払い)方式です。助成対象期間終了後に実績報告書と経費の証拠書類(領収書、契約書、成果物等)を提出し、公社による検査・確認を経て交付額が確定した後に振り込まれます。事業完了から助成金受領までは概ね2〜3ヶ月程度かかることが一般的です。そのため、展示会出展費用は一旦自社で立て替える必要がある点にご注意ください。資金繰りの計画を事前に立てておくことが重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する事業であり、同一の展示会出展について他の公的助成金との併用(二重受給)は原則として認められません。ただし、異なる展示会への出展であれば、国の「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」の販路開拓枠との使い分けは可能です。 具体的な組み合わせ戦略として、本助成金で障害者・高齢者向け製品の専門展示会(国際福祉機器展、バリアフリー展等)への出展費用をカバーし、持続化補助金で一般向け展示会やウェブマーケティング費用を賄うといった役割分担が効果的です。 また、東京都の他の支援制度(事業可能性評価事業、販路ナビゲータ等)と組み合わせることで、展示会出展前後の販路開拓活動を総合的に支援してもらうことも可能です。併用を検討する場合は、必ず各制度の事務局に事前確認を行い、二重受給に該当しないことを確認してください。

詳細説明

令和5年度障害者向け製品等の販路開拓支援事業の概要

本事業は、東京都中小企業振興公社が実施する、障害者・高齢者向け製品及びパラスポーツ関連製品の販路開拓を支援する助成金制度です。都内中小企業者等が自社で開発した製品を国内外の展示会等に出展する際の費用の一部を助成することで、福祉関連分野における中小企業の販路拡大を促進します。

助成内容の詳細

助成率は対象経費の3分の2以内、助成限度額は150万円です。助成対象期間は令和5年8月1日から令和6年8月31日までの最長1年1ヶ月間となっており、この期間内に実施する展示会等への出展が助成対象となります。

対象となる製品

以下のいずれかに該当する、自社で開発した製品・サービスが対象です。

  • パラスポーツ関連製品:パラスポーツで使用する用具、トレーニング機器、サポート機器等
  • 障害者向け製品:身体障害、知的障害、精神障害のある方の日常生活や社会参加を支援する製品
  • 高齢者向け製品:高齢者の生活の質を向上させる介護用品、生活支援機器、コミュニケーション機器等

対象となる展示会等

国内外で開催される展示会、見本市、商談会等が対象です。代表的な展示会としては以下が挙げられます。

  • 国際福祉機器展(H.C.R.)
  • バリアフリー展
  • REHACARE(ドイツ・デュッセルドルフ)等の海外福祉機器展
  • スポーツ関連の展示会・商談会

申請者の要件

以下のすべての要件を満たす必要があります。

  • 中小企業者等(中小企業基本法に定める中小企業者、中小企業団体、一般財団法人・一般社団法人等)であること
  • 東京都内に本店または支店を有し、当該拠点で実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていること
  • 対象製品を自社で開発していること
  • 同一内容で他の公的助成金を受けていないこと

助成対象経費

展示会等への出展に直接必要な以下の経費が助成対象となります。

  • 小間料:展示会の出展スペース使用料
  • 装飾費:ブースの装飾・設営にかかる費用
  • 輸送費:展示物の輸送・梱包にかかる費用
  • 広報費:展示会用のカタログ・パンフレット等の製作費
  • 旅費:海外展示会参加のための渡航費・宿泊費等

審査のポイント

審査では以下の観点が重視されます。

  • 製品の独自性・優位性:既存製品と比較した技術的・機能的な差別化要素
  • 製品の社会的意義:障害者・高齢者の課題解決への貢献度
  • 販路開拓計画の具体性:展示会出展を起点とした販路拡大の具体的なシナリオ
  • 事業の実現性:経費の妥当性、実施体制の適切性

申請から助成金受領までの流れ

申請受付→書類審査→面接審査→交付決定→事業実施→実績報告→検査→助成金交付という流れで進みます。交付決定前に契約・発注した経費は助成対象外となるため、スケジュール管理が極めて重要です。出展を希望する展示会の申込期限と交付決定時期を事前に確認し、計画的に進めてください。

市場背景と活用の意義

日本の高齢化率は世界最高水準であり、福祉機器・介護用品市場は拡大を続けています。また、2021年の東京パラリンピック以降、パラスポーツへの関心が高まり、関連製品の市場も成長しています。こうした追い風の中で展示会出展を通じた販路開拓は、中小企業が成長市場に参入するための効果的な戦略です。本助成金を活用し、積極的な市場開拓を進めることをお勧めします。

関連書類・リンク