募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約90

【九州運輸局】 船員計画雇用促進助成金

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2021-12-01 〜 2022-01-15
対象地域日本全国
対象業種運輸業、郵便業
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

船員計画雇用促進助成金は、海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた船舶運航事業者が、新規船員の確保・育成に取り組む際に国が助成する制度です。九州・沖縄地域では壱岐・対馬・五島列島・屋久島・奄美大島などへの離島航路を担うフェリー・旅客船事業者や、博多港発着の国際フェリー、有明海・八代海の内航船運航事業者が対象となります。助成を受けるには、まず5年間の船員確保計画の認定を国土交通大臣から受けることが前提条件です。その上で、45歳未満の船員未経験者(独立行政法人海技教育機構の卒業生は対象外)を運航要員として採用・育成した場合に助成金を受給できます。従業員規模の制限はなく、大手船社から地域密着の小規模事業者まで幅広く活用可能です。慢性的な船員不足が社会問題化する中、特に九州・離島航路を守るうえで重要な人材確保の財源となります。

この補助金の特徴

1

計画認定が前提:5年間の船員確保計画

海上運送法に基づき国土交通大臣から「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた事業者のみが対象。まず計画認定の取得が必要なため、申請の第一歩は計画書の策定と認定申請となります。

2

対象者要件:45歳未満の船員未経験者に限定

採用する船員候補者は45歳未満かつ船員未経験であることが必須。ただし独立行政法人海技教育機構(JMETS)の卒業生は対象外となるため、一般公募での採用が中心になります。

3

雇用規模の制限なし:あらゆる規模の船社が対象

大手フェリー会社から小規模な内航船事業者まで、従業員数の制限はありません。九州・沖縄の離島航路を担う中小規模の船舶運航事業者も積極的に活用できます。

4

九州の海運ネットワークを支える制度

博多港の国際フェリー(韓国・中国航路)、壱岐・対馬・五島列島・屋久島・奄美大島への離島航路、有明海・八代海の内航輸送など、九州の物流・生活インフラを担う事業者に特に重要な助成です。

5

育成まで支援:採用にとどまらない人材投資

単なる採用補助ではなく、運航要員として育成するプロセスを支援する制度設計となっており、長期的な船員定着・戦力化を国が後押しします。

ポイント

この助成金の最大の特徴は「計画認定→採用→育成」という段階的なプロセスを支援する点です。まず5年間の船員確保計画の認定取得が必要で、その後に45歳未満の未経験者を採用・育成して初めて受給資格が生じます。従業員規模の制限がないため、九州の離島航路を担う中小事業者も対象です。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けていること
  • 計画期間(5年間)中に新規船員の採用・育成を実施すること
  • 船舶運航事業者またはその関連事業者であること

採用する船員の要件

  • 採用時点で年齢が45歳未満であること
  • 採用前に船員としての職歴がないこと(未経験者)
  • 独立行政法人海技教育機構(JMETS)の卒業生でないこと

雇用形態・期間要件

  • 運航要員として雇用すること
  • 育成計画に基づいた実務訓練を実施すること

地域要件

  • 九州運輸局管轄内(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)の事業者が九州運輸局に申請
  • 全国の申請窓口は各地方運輸局

ポイント

最重要要件は「日本船舶・船員確保計画の認定取得」です。この認定がなければ他の要件を満たしていても受給できません。採用する船員は45歳未満・未経験・非JMETS卒業という3条件を同時に満たす必要があります。従業員規模の制限はないため、小規模事業者も対象です。

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申請ガイド

1

ステップ1:船員確保計画の策定・認定申請

まず海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」を策定し、国土交通大臣(地方運輸局経由)に認定申請を行います。計画期間は5年間で、具体的な採用目標人数・育成内容・スケジュールを記載します。九州運輸局への申請は海事振興部船員労政課(TEL:092-472-3159)が窓口です。

2

ステップ2:対象船員の採用

計画認定後、45歳未満の船員未経験者を運航要員として募集・採用します。求人は一般公募が中心となります。JMETS卒業生は対象外のため、未経験者の採用ルートを確保しておくことが重要です。

3

ステップ3:育成の実施・記録管理

採用した船員を運航要員として育成します。育成プロセスは記録に残し、助成金申請時の証拠書類として整備します。乗船訓練の日誌・出勤記録・資格取得状況などをまとめておきます。

4

ステップ4:助成金の申請

育成が完了(または一定期間経過)した後、九州運輸局海事振興部船員労政課に助成金支給申請書を提出。所定の様式と証拠書類を一式揃えて申請します。

5

ステップ5:審査・受給

書類審査を経て支給決定通知が届き、助成金が支払われます。

ポイント

申請の流れは「計画認定→採用→育成→助成金申請」の4段階です。計画認定が最初のハードルのため、九州運輸局海事振興部船員労政課(092-472-3159)への早期相談が成功の鍵です。書類準備は育成段階から始めておくと後工程がスムーズになります。

審査と成功のコツ

観点1:計画認定を早期に取得する
助成金受給の絶対条件は「日本船舶・船員確保計画」の認定取得です。認定まで時間がかかるため、採用計画が固まった段階で速やかに九州運輸局に相談・申請を行いましょう。計画書の記載内容(採用目標・育成方法・スケジュール)を具体的かつ実現可能な内容にすることが認定のポイントです。
観点2:未経験者採用ルートを事前に整備する
対象者はJMETS卒業生を除く45歳未満の未経験者に限定されます。ハローワーク、求人サイト、地域の学校(商船高専以外)、Uターン希望者向け説明会など、複数の採用チャネルを事前に整備しておくことで、計画認定後すみやかに採用活動を開始できます。
観点3:育成記録を徹底的に残す
乗船訓練の日誌、資格試験の受験記録、技能習得の進捗記録など、育成過程のエビデンスを丁寧に蓄積することが審査通過のカギです。後から書類を遡及作成することは困難なため、採用初日から記録習慣をつけましょう。
観点4:離島航路・定期航路の運航実績を強みにする
九州・沖縄の離島航路(壱岐・対馬・五島・屋久島・奄美等)や博多港の国際フェリー、有明海・八代海の内航を担う事業者は、地域インフラとしての重要性を計画書に明記することで認定審査で有利になる可能性があります。
観点5:複数人を同時採用してスケールメリットを活かす
計画期間5年間で複数の未経験者を採用する計画を立てれば、助成金を複数回受給できる可能性があります。事業規模に応じて採用計画を複数年にわたって組み立て、継続的な助成活用を検討しましょう。

ポイント

成功のポイントは「計画認定の早期取得」と「育成記録の徹底管理」の2点に集約されます。認定なしには受給資格がなく、記録なしには審査を通過できません。九州の離島航路・内航運航という地域的役割を計画書に明示することも認定獲得の強みになります。

対象経費

対象となる経費

採用関連費用(4件)
  • 求人広告費(ハローワーク、求人サイトへの掲載費)
  • 採用説明会の開催費・会場費
  • 面接・選考にかかる交通費・宿泊費の補助
  • 採用担当者の人件費(採用業務に要した分)
育成・訓練費用(4件)
  • 乗船訓練にかかる費用
  • 資格取得のための講習・受験費用(海技士免許等)
  • OJT指導員の人件費(育成担当分)
  • 研修教材・テキスト購入費
賃金・給与関連(3件)
  • 育成期間中の対象船員への賃金
  • 訓練期間中の社会保険料(事業主負担分)
  • 育成期間中の各種手当(乗船手当等)
設備・環境整備費(3件)
  • 育成用シミュレーター使用料
  • 乗船訓練に使用する安全装備品の購入費
  • 受入れ環境整備に関連する費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 独立行政法人海技教育機構(JMETS)卒業生の採用・育成に関わる費用
  • 45歳以上の船員未経験者の採用費用
  • 既存の有資格船員(経験者)の再雇用・転職にかかる費用
  • 計画認定前に発生した採用・育成費用
  • 船員確保計画の対象外となる陸上職員の採用費用
  • 計画に記載されていない業務への育成費用
  • 役員報酬・オーナー船長への人件費

よくある質問

Q船員確保計画の認定を受けるにはどうすればよいですか?
A

海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定申請は、九州運輸局海事振興部船員労政課(TEL:092-472-3159)を窓口として行います。申請には、5年間の採用目標・育成方法・スケジュールを記載した計画書が必要です。まずは窓口に事前相談し、計画書の記載要領や必要書類を確認することをお勧めします。計画認定には審査期間がかかるため、採用計画が固まった段階で早めに動き出すことが重要です。

Q45歳未満という年齢要件は採用時の年齢ですか?育成完了時の年齢ですか?
A

原則として採用時(雇用契約締結時)の年齢が基準となります。育成期間中に45歳の誕生日を迎えても、採用時点で45歳未満であれば要件を満たします。ただし、詳細な取り扱いは九州運輸局(TEL:092-472-3159)に確認してください。採用計画立案時は、余裕を持って44歳以下の方を対象とする方が安全です。

QJMETS卒業生を採用した場合でも、別のルートで助成を受けられますか?
A

この助成金においてJMETS卒業生は明示的に対象外とされています。JMETS卒業生の採用・育成については、別途、人材開発支援助成金(厚生労働省)などの一般的な雇用助成制度を活用できる可能性があります。また、JMETS卒業生以外の未経験者と同時に採用する場合は、JMETS卒業生以外の方についてのみ本助成金の対象となります。

Q離島航路専門の小規模フェリー会社でも申請できますか?
A

はい、申請できます。この助成金には従業員数の制限がなく、従業員数名規模の小規模事業者から大手船社まで対象となっています。壱岐・対馬・五島列島・屋久島・奄美大島などの九州・沖縄の離島航路を担う事業者は、地域の生活インフラを守るという観点から積極的に活用することが推奨されます。

Q助成金の金額はいくらですか?
A

助成金の具体的な金額は採用人数・育成内容・事業者の規模等によって異なります。詳細な助成額・助成率については九州運輸局海事振興部船員労政課(TEL:092-472-3159)または国土交通省海事局のウェブサイト(http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk4_000011.html)にてご確認ください。

Q計画認定後に採用計画を変更することはできますか?
A

認定を受けた計画内容の変更が必要な場合は、変更申請を行う必要があります。採用人数の増減、育成スケジュールの変更、対象業務の変更等が生じた場合は速やかに九州運輸局に相談してください。計画外の活動については助成対象外となる場合があるため、変更が生じた際は事前に確認することが重要です。

Q申請期間(2021年12月〜2022年1月)が過ぎていますが、現在は申請できますか?
A

掲載されている申請期間はjGrantsデータベース上の登録情報であり、本制度は継続的な国の施策として実施されています。現在も申請が可能かどうかについては、九州運輸局海事振興部船員労政課(TEL:092-472-3159)に直接お問い合わせください。船員確保計画の認定自体は通年で受け付けている場合が多く、最新の申請要件・スケジュールを確認することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

船員計画雇用促進助成金は人材採用・育成に特化した助成金ですが、以下の制度との併用により、事業者の負担をさらに軽減できる可能性があります。 **雇用関係助成金(厚生労働省)との組み合わせ** 特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)は、35〜44歳の就職困難者を雇用した際に活用できる場合があります。船員未経験者が対象年齢に該当する場合、雇用後の賃金補助として併用できる可能性があります。ただし、同一の費用への二重受給は禁止されているため、各々の助成対象を明確に区分することが必要です。 **人材開発支援助成金(厚生労働省)との組み合わせ** 海技士免許取得のための訓練費用については、人材開発支援助成金の「訓練等支援給付金」が活用できる可能性があります。OJT訓練計画を適切に策定することで、育成コストの複数の補助金からの補填が期待できます。 **九州・沖縄の地域助成金との組み合わせ** 長崎県・鹿児島県・沖縄県などでは、離島振興や海運産業支援に関連した独自の補助制度がある場合があります。各県の産業振興施策と組み合わせることで、採用・定着支援をさらに厚くすることができます。 **注意点** 同一の採用・育成費用に複数の助成金を重複申請することは原則禁止です。各助成金の対象経費を明確に区分し、窓口機関(九州運輸局・ハローワーク等)に事前確認することを強くお勧めします。

詳細説明

船員計画雇用促進助成金とは

船員計画雇用促進助成金は、海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた船舶運航事業者が、新規船員の確保・育成に取り組む際に国が費用を助成する制度です。船員不足が深刻化する中、特に九州・沖縄の離島航路や内航海運を担う事業者にとって重要な人材確保の財源となっています。

九州・沖縄の海運事業者にとっての重要性

九州運輸局の管轄エリアは、壱岐・対馬・五島列島・屋久島・奄美大島など数多くの有人離島を抱えています。これらの離島への定期航路は住民の生活・物流に不可欠であり、その維持には安定した船員確保が必須です。また、博多港を拠点とする日韓・日中の国際フェリー航路や、有明海・八代海を航行する内航タンカー・貨物船も九州経済の根幹を支えています。

助成を受けるための3つの前提条件

  • 計画認定の取得:海上運送法に基づき「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けること(計画期間5年間)
  • 対象船員の採用:45歳未満かつ船員未経験者(JMETS卒業生を除く)を運航要員として雇用すること
  • 育成の実施:採用した未経験者を運航要員として実際に育成すること

JMETS卒業生が対象外となる理由

独立行政法人海技教育機構(JMETS)は国が設置した船員養成機関であり、同機関の卒業生は既に国の教育投資を受けた人材と位置づけられています。そのため、この助成金では「民間での一般採用を通じた新規船員確保」を促進する観点から、JMETS卒業生は対象外とされています。企業は一般求人からの採用に重点を置くことになります。

従業員規模の制限なし:中小事業者も安心して活用可能

この助成金には従業員数の制限がありません。大手フェリー会社から地方の小規模内航船事業者まで、規模を問わず申請できます。特に九州・沖縄の離島航路を担う中小規模の事業者にとって、人件費負担を軽減しながら船員を育成できる貴重な制度です。

申請手続きの流れ

  • 相談・計画策定:九州運輸局海事振興部船員労政課(TEL:092-472-3159)に事前相談し、船員確保計画を策定する
  • 計画認定申請:策定した計画を国土交通大臣(九州運輸局経由)に提出し、認定を受ける
  • 船員の採用・育成:認定後、45歳未満の未経験者を採用し、運航要員として育成する
  • 助成金申請:育成完了後、必要書類を揃えて助成金支給申請を行う
  • 受給:審査を経て助成金が支払われる

船員不足の現状と本制度の意義

日本の内航海運・旅客船業界では船員の高齢化と人手不足が深刻な課題となっています。国土交通省の調査では内航船員の平均年齢は50歳を超えており、今後10〜20年で大規模な退職が見込まれます。離島航路は代替交通手段がないケースも多く、船員不足は直接的に離島住民の生活や物流に影響します。この助成金は、未経験者を積極的に採用・育成することで新たな船員人材のパイプラインを作り、日本の海上輸送インフラを守る国家的な取り組みです。

問い合わせ先

九州運輸局 海事振興部 船員労政課
TEL:092-472-3159
受付時間:平日9:00〜17:00(祝日・年末年始除く)

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