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やや難しい
準備期間の目安: 約180

【四国運輸局】 船員計画雇用促進助成金

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2021-12-01 〜 2022-01-15
対象地域日本全国
対象業種運輸業、郵便業
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

船員計画雇用促進助成金は、国土交通省(四国運輸局管轄)が実施する、日本の海運業界における深刻な船員不足の解消を目的とした助成制度です。海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた船舶運航事業者等が、45歳未満の船員未経験者を新たに運航要員として雇用し、計画的に育成する場合に助成金を受給できます。5年間の計画認定が前提条件となっており、単発の雇用ではなく中長期的な人材確保・育成を支援する制度設計が特徴です。海技教育機構の卒業生は対象外とされており、民間からの新規参入者や異業種からの転職者を主なターゲットとしています。海運業界の高齢化と人材不足が年々深刻化する中、若手船員の確保・育成を通じて日本商船隊の国際競争力維持に貢献することが本制度の根幹的な目的です。

この補助金の特徴

1

日本船舶・船員確保計画に基づく体系的支援

本助成金は、海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた事業者のみが対象となる制度です。5年間の中長期的な計画認定を前提としており、場当たり的な雇用ではなく、体系的な船員確保・育成の取り組みを国が後押しする仕組みとなっています。計画の認定を受けることで、事業者としての信頼性も対外的に示すことができます。

2

45歳未満の船員未経験者が対象

受給要件として、雇用対象者は45歳未満の船員未経験者であることが求められます。これは海運業界の高齢化対策として、若年層の新規参入を重点的に促進するための設計です。他業種からの転職者や新卒者など、海運業界に新たに飛び込む人材を積極的に受け入れる事業者を支援します。

3

運航要員としての雇用・育成が条件

単なる雇用だけでなく、運航要員として実際に育成することが助成の条件です。船舶の安全運航に必要な知識・技術を計画的に習得させるプログラムの実施が求められ、即戦力化に向けた実践的な教育訓練が重視されます。OJTと座学を組み合わせた総合的な育成体制の構築が期待されています。

4

海技教育機構卒業生は対象外

海技教育機構(旧海員学校・海技大学校)の卒業生は本助成金の対象外です。これは既に専門教育を受けた人材ではなく、民間セクターからの新規参入者を優先的に支援する政策意図によるものです。異業種人材の海運業界への流入を促進することで、業界全体の多様性と活力の向上を図っています。

ポイント

5年間の日本船舶・船員確保計画の認定を受けた事業者が、45歳未満の船員未経験者を運航要員として雇用・育成する場合に受給可能。海技教育機構卒業生は対象外で、異業種からの新規参入者の確保を重点支援する制度です。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けていること
  • 5年間の計画認定期間内であること
  • 船舶運航事業者等であること(内航・外航を問わず)
  • 計画に基づく新規船員の確保・育成を実施する意思と体制があること

雇用対象者要件

  • 45歳未満であること(雇用開始時点)
  • 船員としての実務経験がないこと(船員未経験者)
  • 運航要員として雇用されること
  • 海技教育機構の卒業生でないこと

雇用・育成要件

  • 計画に基づいた体系的な育成プログラムを実施すること
  • 運航要員として必要な知識・技術の習得機会を提供すること
  • 雇用保険等の社会保険に加入させること
  • 労働関係法令を遵守していること

ポイント

事業者は日本船舶・船員確保計画の認定が必須です。対象者は45歳未満の船員未経験者で、海技教育機構卒業生は除外されます。運航要員としての計画的な育成実施と、労働関係法令の遵守が求められます。

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申請ガイド

1

ステップ1:日本船舶・船員確保計画の策定・認定申請

まず国土交通省に対し「日本船舶・船員確保計画」を策定し認定申請を行います。5年間の計画期間中にどのように船員を確保・育成するかを具体的に記載し、管轄の地方運輸局(四国運輸局等)に提出します。計画の策定には自社の船員需給状況の分析と、中長期的な人材戦略の立案が必要です。

2

ステップ2:計画認定の取得

国土交通省による審査を経て計画の認定を受けます。認定には数か月を要する場合があるため、早めの準備が重要です。認定後は計画に基づいた船員確保・育成活動を開始できます。

3

ステップ3:対象者の採用・雇用

45歳未満の船員未経験者を運航要員として採用します。求人活動では、異業種からの転職者や船員を志望する若年層にアプローチし、海技教育機構卒業生でないことを確認のうえ雇用契約を締結します。社会保険の加入手続きも同時に進めます。

4

ステップ4:育成プログラムの実施

計画に基づき、雇用した船員未経験者に対して運航要員として必要な知識・技術の習得機会を提供します。座学による基礎教育とOJTによる実践的な訓練を組み合わせ、段階的にスキルアップを図ります。

5

ステップ5:助成金の申請・受給

所定の要件を満たした段階で、管轄の地方運輸局に助成金の支給申請を行います。雇用状況や育成実績を証明する書類を整備し、必要書類一式を提出します。審査を経て助成金が支給されます。

ポイント

まず日本船舶・船員確保計画を策定し国交省の認定を取得します。その後、45歳未満の船員未経験者を採用し、計画に基づく育成プログラムを実施。所定要件を満たした後に地方運輸局へ助成金を申請します。

審査と成功のコツ

計画策定の精度を高める
日本船舶・船員確保計画の認定が全ての前提となるため、計画の策定段階で具体性と実現可能性を十分に練り込むことが重要です。自社の船員年齢構成分析、退職予測、必要人員数の算出を緻密に行い、5年間の確保・育成ロードマップを明確にしましょう。地方運輸局の担当者に事前相談し、計画内容のブラッシュアップを図ることを推奨します。
育成体制の事前整備
助成金の趣旨は「新規船員の育成」にあるため、採用前に育成体制を整備しておくことが成功の鍵です。指導担当者の選任、育成カリキュラムの策定、必要な資格取得のスケジュール設計など、受け入れ態勢を事前に構築しておくことで、スムーズな育成と助成要件の確実な充足が可能になります。
採用ターゲットの明確化
45歳未満・船員未経験者・海技教育機構卒業生以外という要件を踏まえ、効果的な採用チャネルを構築することが重要です。異業種からの転職者向けの求人サイト活用、合同企業説明会への出展、海運業界の魅力を発信するSNS活動など、多角的なアプローチで質の高い候補者を集めましょう。
書類管理と実績記録の徹底
助成金申請時には雇用状況や育成実績の証明が求められます。雇用契約書、出勤簿、育成記録、資格取得証明書など、日常的に書類を整備・保管する体制を構築してください。申請直前に慌てて書類を揃えるのではなく、日々の記録を習慣化することで、申請手続きがスムーズになります。
運輸局との連携を密にする
四国運輸局をはじめとする管轄の地方運輸局は、本制度の窓口であると同時に相談先でもあります。計画策定段階から積極的に相談し、制度の最新情報や要件の詳細を確認しましょう。不明点があれば早期に問い合わせることで、要件の見落としや書類不備のリスクを最小化できます。

ポイント

計画策定の精度向上と育成体制の事前整備が最重要です。採用ターゲットを明確にし、日常的な書類管理を徹底してください。管轄の地方運輸局との密な連携が、スムーズな認定取得と助成金受給の鍵となります。

対象経費

対象となる経費

船員雇用関連経費(3件)
  • 新規船員の給与・賞与
  • 法定福利費(社会保険料事業主負担分)
  • 雇用保険料事業主負担分
育成・訓練経費(3件)
  • 船員育成プログラムの実施費用
  • OJT指導員の手当・人件費
  • 座学研修の講師謝金
資格取得支援経費(3件)
  • 海技士資格取得のための講習受講料
  • 資格試験の受験料
  • 資格取得に必要な実技訓練費
安全教育経費(3件)
  • 安全衛生教育の実施費用
  • 救命設備等の操作訓練費
  • 防災訓練の実施経費
採用活動経費(3件)
  • 求人広告掲載費
  • 合同企業説明会への出展費
  • 採用選考に係る経費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 海技教育機構卒業生の雇用に係る経費
  • 45歳以上の船員の雇用・育成費用
  • 船員経験者の再雇用に係る経費
  • 日本船舶・船員確保計画の認定前に発生した経費
  • 運航要員以外(事務職等)の雇用経費
  • 船舶の建造・購入・修繕に係る費用
  • 計画期間外に発生した経費

よくある質問

Q船員計画雇用促進助成金はどのような事業者が申請できますか?
A

海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた船舶運航事業者等が申請できます。内航海運・外航海運を問わず対象となりますが、5年間の計画認定を受けていることが前提条件です。計画の認定申請は管轄の地方運輸局(本制度の場合は四国運輸局)を通じて国土交通省に行います。まずは計画の策定と認定取得が第一歩となるため、早めの準備をお勧めします。

Qなぜ海技教育機構の卒業生は対象外なのですか?
A

海技教育機構(旧海員学校・海技大学校)の卒業生は既に船員としての専門教育を受けた人材です。本助成金は、海運業界への新規参入者を増やすことを主な目的としており、異業種からの転職者や船員を志望する未経験の若年層を優先的に支援する政策設計となっています。既に専門教育を修了した人材ではなく、これまで海運業界に縁のなかった人材の流入を促進することで、業界全体の裾野を広げる狙いがあります。

Q45歳以上の未経験者は対象になりませんか?
A

残念ながら、本助成金の対象となる雇用者は雇用開始時点で45歳未満の船員未経験者に限定されています。これは若年層の船員確保を重点的に推進するという政策目的によるものです。45歳以上の方の海運業界への参入自体は制限されていませんが、本助成金の受給対象とはなりません。45歳以上の方の雇用については、厚生労働省の他の雇用関連助成金(特定求職者雇用開発助成金等)の活用可能性を検討されることをお勧めします。

Q助成金の具体的な支給額はいくらですか?
A

本助成金の具体的な支給額については、公開情報では明確な上限額や補助率が明記されていません。支給額は計画の内容や雇用・育成の実績に応じて決定される可能性があります。正確な支給条件や金額については、管轄の地方運輸局(四国運輸局等)に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。制度の詳細は年度ごとに変更される場合もあるため、最新情報の確認が重要です。

Q日本船舶・船員確保計画の認定にはどのくらいの期間がかかりますか?
A

計画の認定にかかる期間は案件によって異なりますが、一般的には申請から数か月を要する場合があります。計画書の策定自体にも相当の準備期間が必要で、自社の船員需給分析、5年間の確保・育成ロードマップの立案、育成体制の設計などを綿密に行う必要があります。スムーズに認定を取得するためには、事前に管轄の地方運輸局に相談し、計画内容のブラッシュアップを図ることが効果的です。助成金の活用を見据えて、余裕を持ったスケジュールで準備を進めてください。

Q他の助成金と併用することは可能ですか?
A

他の助成金との併用は、各制度の規定により異なります。厚生労働省の雇用関連助成金(特定求職者雇用開発助成金、人材開発支援助成金等)や地方自治体の独自助成金との組み合わせが考えられますが、同一の経費に対する二重補填は一般的に禁止されています。併用を検討する場合は、経費の切り分けを明確にし、各制度の申請窓口に事前に併給調整ルールを確認することが重要です。適切な組み合わせにより、船員確保・育成のトータルコストを効果的に軽減できる可能性があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

船員計画雇用促進助成金は、日本の海運業界における人材確保を目的とした制度ですが、他の支援制度と組み合わせることで、より効果的な船員確保・育成が可能です。 まず、厚生労働省の「特定求職者雇用開発助成金」との併用を検討しましょう。異業種からの転職者やハローワーク経由の求職者を雇用する場合、要件が合致すれば両制度の活用が可能な場合があります。ただし、同一の雇用に対する二重受給の可否については、事前に各制度の窓口に確認が必要です。 また、「人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金)」は、船員の職業訓練や資格取得を支援する際に活用できる可能性があります。海技士資格の取得支援や安全教育の充実に係る費用を補填できる場合があり、育成コストの軽減に寄与します。 地方自治体レベルでは、各都道府県や市区町村が独自に実施する雇用促進助成金や UIターン支援制度との併用も検討価値があります。特に離島や沿岸部の自治体では、地域の基幹産業である海運業への就業支援策を設けているケースがあります。 なお、複数制度の併用にあたっては、各制度間の併給調整ルールを必ず確認してください。同一経費に対する二重補填が禁止されている場合が多いため、経費の切り分けを明確にし、各制度の申請窓口に事前相談することが重要です。

詳細説明

船員計画雇用促進助成金とは

船員計画雇用促進助成金は、国土交通省が所管する海運業界の人材確保・育成支援制度です。日本の海運業界は船員の高齢化と若年層の参入減少により、深刻な人材不足に直面しています。本制度は、海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けた船舶運航事業者等が、計画的に新規船員を確保・育成することを財政面から支援するものです。

制度の背景と目的

日本の商船隊を支える船員は、近年急速な高齢化が進んでおり、今後10年間で大量退職が見込まれています。一方、新規参入者は減少傾向にあり、このままでは日本の海上輸送の安定的な維持が困難になるおそれがあります。本助成金は、この構造的課題に対応するため、若年層の船員未経験者の積極的な採用と計画的な育成を促進することを目的としています。

対象となる事業者

本助成金を受給するためには、以下の要件を全て満たす必要があります。

  • 船舶運航事業者等であること(内航海運・外航海運を問わず)
  • 海上運送法に基づく「日本船舶・船員確保計画」の認定を受けていること
  • 5年間の計画期間内に新規船員の確保・育成を実施すること
  • 労働関係法令を遵守し、適切な雇用管理を行っていること

対象となる雇用者の条件

助成金の対象となる新規雇用者には、明確な条件が設定されています。

  • 雇用開始時点で45歳未満であること
  • 船員としての実務経験がないこと(船員未経験者)
  • 運航要員として雇用されること(事務職等は対象外)
  • 海技教育機構の卒業生でないこと

海技教育機構の卒業生が対象外とされているのは、既に専門教育を受けた人材ではなく、異業種からの新規参入者を優先的に支援する政策意図によるものです。

申請から受給までの流れ

助成金を受給するまでには、以下のステップを踏む必要があります。

  • 計画策定・認定申請:自社の船員需給状況を分析し、5年間の日本船舶・船員確保計画を策定して国土交通省に認定申請
  • 認定取得:審査を経て計画の認定を受ける(数か月を要する場合あり)
  • 対象者の採用:要件を満たす船員未経験者を運航要員として雇用
  • 育成プログラムの実施:計画に基づく体系的な教育訓練の実施
  • 助成金申請:管轄の地方運輸局に必要書類を提出し支給申請

活用にあたっての注意点

本制度を効果的に活用するためには、いくつかの重要な注意点があります。まず、計画認定が全ての前提となるため、早期の準備開始が不可欠です。また、助成金の申請には雇用状況や育成実績の詳細な記録が求められるため、日常的な書類管理体制の構築が重要です。

さらに、本制度は四国運輸局をはじめとする地方運輸局が窓口となっています。制度の詳細や最新の要件については、管轄の運輸局に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。

まとめ

船員計画雇用促進助成金は、日本の海運業界が直面する人材不足という構造的課題に対応するための重要な支援制度です。5年間の中長期的な視点で船員の確保・育成に取り組む事業者にとって、人材投資のコスト負担を軽減し、計画的な人材戦略の実行を後押しする有力な手段となります。海運業界の未来を担う若手船員の育成に、本制度の積極的な活用をご検討ください。

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