千葉県立高校に通ってるお子さんがいるご家庭で、「授業料が払えないかもしれない」って困ってる方向けの制度があるって聞いたんですが、これってどんな制度ですか?
はい、千葉県が運営する「授業料減免制度」のことですね!簡単に言うと、経済的な理由などで授業料の支払いが難しい家庭に対して、県立高校の授業料を半額か全額免除してくれる制度です。
あります!状況によっては授業料が完全に0円になるんですよ。特に生活保護を受けているご家庭や、災害に遭われたご家庭は条件関係なく全額免除の対象になります。
それはすごい。でもそもそも、高校の授業料って「就学支援金」で無料になるんじゃないんですか?
鋭いですね!実は就学支援金には所得制限があって、年収910万円以上の家庭は対象外になるんです。それ以外にも、なんらかの理由で就学支援金をもらえない家庭が出てくることがあります。そういう方が対象になるのがこの減免制度です。
なるほど!就学支援金の「次の手」みたいな位置づけなんですね。
そうです。就学支援金の対象外になった家庭のセーフティネットとして設けられている制度です。ただし逆に、就学支援金を受給している方はこの制度は使えません。2つは重複して使えないんですよ。
授業料減免制度の対象者判定フロー
では具体的にどんな家庭が対象になるか教えてください!
大きく4つの号に分かれています。1号から4号の順で説明しますね。
まず1号は「住家等に災害を受けた方」です。台風や水害などで自宅に被害を受けたケースですね。2号は「生活保護法による生活保護を受けている方」。この2つは所得に関係なく、全額免除が確定します。
3号は「父(母)子家庭や交通遺児家庭などで生活が困窮している方」です。シングルマザー・シングルファザーの家庭、あるいは交通事故で親を亡くした子どもさんのいる家庭などが該当します。4号は「2号・3号に準ずる程度に困窮している方」で、たとえば世帯収入が急激に減った場合なども含まれます。
そうなんです。3号・4号の場合は世帯の所得と「認定基準額」を比較して免除額を判断します。計算式は「世帯全体の所得 ÷ 認定基準額」で、1.0以下なら全額免除、1.0を超えて1.2以下なら半額免除、1.2を超えると対象外です。
家族構成や居住地によって変わる基準の金額です。例えば父・母・本人(専攻科生)・弟の4人家族で千葉市在住なら認定基準額が約320万円。世帯所得が320万円以下なら全額免除、320万円超〜384万円以下なら半額免除になります。
例えば母・本人(専攻科生)・弟の3人家族で茂原市在住なら認定基準額が約260万円。世帯所得が260万円以下で全額免除、260万円超〜312万円以下なら半額免除です。実際の認定基準額は家族の年齢や人数によっても細かく変わるので、必ず学校の職員に相談してください。
- 1号: 住家等に災害を受けた方 → 全額免除
- 2号: 生活保護を受けている方 → 全額免除
- 3号: 父(母)子家庭・交通遺児家庭等で困窮している方 → 所得審査あり
- 4号: 2号・3号に準ずる程度に困窮している方(収入が著しく減少した場合含む) → 所得審査あり
授業料減免額の早見表
実際いくら免除されるんですか?千葉県の公立高校の授業料ってどのくらいかかるものですか?
千葉県立高校の場合、授業料は月額9,900円です。年間で換算するとざっくり118,800円くらいかかります。
それが全額免除になったら、年間11万円以上が浮くってことですね!
そういうことです。3年間通ったら35万円以上の節約になりますよ。専攻科に進む方はさらに授業料がかかりますので、影響は大きいですよね。
| 区分 | 対象 | 免除額 |
|---|
| 1号・2号 | 災害被害・生活保護 | 授業料 全額免除 |
| 3号・4号(所得比率 1.0以下) | ひとり親等・準ずる困窮 | 授業料 全額免除 |
| 3号・4号(所得比率 1.0超〜1.2以下) | ひとり親等・準ずる困窮 | 授業料 半額免除 |
| 3号・4号(所得比率 1.2超) | ひとり親等・準ずる困窮 | 対象外 |
| 就学支援金受給中 | — | この制度の対象外 |
就学支援金を受けられている家庭はこの制度と重複して使えないんでしたね。
はい、就学支援金と授業料減免制度はどちらか一方のみです。ただ就学支援金で授業料がゼロになっているなら、そもそもこの減免制度を使う必要もないですよね。問題は就学支援金の対象外になった家庭です。
なるほど、それで「就学支援金の穴を埋める制度」なんですね。減免が決まったら、次の申請期間もまた申請が必要ですか?
基本的に年度ごとに申請が必要です。また、家計状況が好転して減免事由がなくなったら、その月から通常の授業料を納入することになります。正直に報告することが大切です!
申請は難しそうですか?ネットでできたりするんでしょうか?
オンラインではなく、お子さんが通っている学校の担任の先生か事務室に直接申し出る形になります。まずは窓口に相談するところからですね。
学校の先生か事務室に相談すればいいんですね。それは安心です。
そうです。必要書類をそろえてから、申請書と一緒に提出します。書類の種類は申請者の状況によって変わるんですが、大きく2種類必要です。
市区町村の役所やコンビニのマイナンバーカード対応機械で取れますよ。源泉徴収票はお勤め先から発行してもらいます。自営業の方は確定申告書の写しで代用できることが多いです。
状況に応じた証明書というのは、たとえばどんなものですか?
1号の災害の場合は罹災証明書や保険金支払証明書です。市区町村が発行する罹災証明書は、災害が起きたらできるだけ早く申請しておくことをおすすめします。2号の生活保護の場合は生活保護受給証明書。3号・4号の場合は状況によって異なりますので、学校の担当職員と相談しながら準備するのが一番です。
| 書類 | 取得先 | 備考 |
|---|
| 申請書 | 在学校(担任・事務室) | 学校から入手 |
| 源泉徴収票 | 勤務先 | 自営業は確定申告書写し |
| 所得証明書 | 市区町村窓口・コンビニ | マイナンバーカード対応 |
| 罹災証明書 | 市区町村 | 1号の場合 |
| 生活保護受給証明書 | 福祉事務所 | 2号の場合 |
| その他状況に応じた証明書 | 学校に相談 | 3号・4号の場合 |
授業料減免の手続きで、ATMの操作を求められたり、電話で口座番号や暗証番号を聞かれることは絶対にありません。不審な連絡があった場合は、必ず在学校か千葉県教育委員会(0120-23-1008)に確認してください。
申請の時期に決まりはあるんですか?今すぐ困っている場合はどうすれば?
年間を通していつでも申請できます!年度途中からの申請も問題ありません。ただし減免が適用される開始タイミングは決まっていて、申請が受理された日が属する「期」の初日から適用されます。
1年を4つの期に分けています。4月から6月、7月から9月、10月から12月、1月から3月の4期です。例えば5月15日に申請が受理されたなら、その期の初日つまり4月1日分から減免になります。
そうなんです。申請を受理した期の初日まで遡るので、早めに申し出るほど有利ですよ。ただし年度を超えることはないので、今年度4月分に遡れるのは9月30日までに申請した場合だけです。
| 申請受理の時期 | 減免開始月 |
|---|
| 4月1日〜6月30日 | 4月1日分から |
| 7月1日〜9月30日 | 7月1日分から |
| 10月1日〜12月31日 | 10月1日分から |
| 1月1日〜3月31日 | 1月1日分から |
はい、家計状況が変わった場合は随時見直しができます。収入が増えて減免事由がなくなった月からは通常の授業料を納める必要があります。逆に年度途中で家計が急変した場合も、その期から申請できます。
なるほど。柔軟な制度ですね!次のセクションでよくある疑問も整理してもらえますか?
「自分がこの制度に該当するかどうか分からない」って方も多いと思うんですが、どう判断すればいいんでしょう?
まず確認してほしいのが「就学支援金を受けているかどうか」です。受けている方はこの減免制度の対象外です。受けていない方で1号〜4号の条件に当てはまりそうなら、迷わず学校の事務室に相談してほしいです!
そうです!「もしかして対象かも?」という程度の不安でも、相談してみる価値はあります。担当の職員が丁寧に説明してくれます。
専攻科は高校の本科卒業後に進む課程です。専攻科に進んでも授業料はかかりますし、減免制度の対象になるので安心してください。認定基準額の例でも「本人(専攻科生)」として記載されています。
転校先が千葉県立の高校であれば、転入後に改めて申請することで継続して使えます。私立高校への転校の場合は対象外になりますので注意してください。
毎年度、申請(継続)が必要です。前年度に承認されていても年度が変わったら新たに申請してください。家計状況の確認が目的なので、毎年提出するものと覚えておくといいと思います。
- 「就学支援金を受けているから関係ない」: → 正解。就学支援金受給中はこの制度の対象外
- 「申請期限を過ぎたら使えない」: → 誤解。年間いつでも申請可能(ただし遡及は当該期の初日まで)
- 「父子家庭だけが対象」: → 誤解。父子・母子どちらも対象。また4号は収入減でも適用可能
- 「一度決まったら再申請不要」: → 誤解。毎年度申請が必要
最後に制度の基本情報を整理してもらえると助かります!
もちろんです。申請のハードルは決して高くありません。まずは学校に相談するところから始めてみてください!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 対象校 | 千葉県立高等学校(私立高校は対象外) |
| 対象者 | 就学支援金の対象外で、1号〜4号の条件に該当する方 |
| 免除額 | 全額または半額(区分による) |
| 申請先 | 在学校の担任または事務室 |
| 申請期間 | 随時(年度途中でも可) |
| 問い合わせ先 | 0120-23-1008(千葉県教育委員会財務課) |
| 公式ページ | 千葉県公式サイト 授業料減免制度 |
千葉県教育委員会 財務課
電話: 0120-23-1008
申請窓口: お子さんの在学校(担任または事務室)
就学支援金と組み合わせるわけではなく、あくまで就学支援金の対象外の方向けのセーフティネットなんですね!
正確に理解していただけましたね!千葉県には他にもひとり親家庭向けや奨学金関連の支援がいくつかあります。組み合わせてフル活用することが大切です。
千葉県内では教育分野だけでも様々な支援制度があります。授業料以外のコスト(給食費・学用品費・受験料など)もカバーできる場合があるのでチェックしてみてください。
授業料以外の部分もカバーできる制度があるんですね!ありがとうございます。
学費の悩みは親御さんにとって切実ですよね。一つひとつの制度の金額は小さく見えても、複数の制度を組み合わせると年間数十万円の負担軽減になることも珍しくありません。住んでいる市区町村の窓口や学校の事務室に積極的に相談してみてください!