室谷さん、伊奈町が補聴器の購入費を助成してくれる制度があるって聞いたんですが、これって本当ですか?!
本当ですよ!正式名称は「伊奈町高齢者補聴器購入費助成事業」といって、耳の聞こえが悪くなってきた高齢者の方を対象に、補聴器の購入費用を最大2万円助成してくれる制度です。
2万円!それはありがたいですね。補聴器って結構高いですよね?
そうなんです。補聴器って安いものでも3〜5万円、高いと20〜30万円することもあります。上限2万円の助成なので全額は賄えませんが、購入の後押しになる制度ですよね。
なるほど。でも誰でももらえるわけじゃないですよね?何か条件がある?
はい、いくつか要件があります。大きなポイントは「身体障害者手帳の対象にならない中等度難聴の方」が対象という点ですね。身体障害者手帳があれば別の補助制度が使えるんですが、手帳の取得基準(70デシベル以上)に届かない、両耳40〜69デシベル程度の方のために設けられた制度なんです。
そうです、まさにそこを狙った制度です!認知症予防との関連性も最近の研究で注目されていて、「聴力が落ちてコミュニケーションが減ると認知症リスクが上がる」という知見が広まってきたことも、この手の助成制度が全国の自治体で広がってきた背景にあります。
- 日常生活でのコミュニケーション確保
- 社会参加の促進
- 認知症予防
- 高齢者福祉の増進
身体障害者手帳の対象にならない中等度難聴の方の「支援の空白」を埋める制度です。
対象者チェックリスト(伊奈町補聴器助成)
5つの要件を全て満たす必要があります。まず申請日において伊奈町内に住所がある満65歳以上の方であること。次に両耳の聴力レベルが40デシベル以上で、耳鼻咽喉科の医師から「補聴器が必要」という意見書をもらえること。さらに身体障害者手帳の交付対象にならない方であること。町税等の滞納がないこと。そして過去にこの制度で助成を受けたことがないこと、の5点です。
「40デシベル以上」って、どういう状態か想像しにくいんですが…。
そうですね。40デシベルというのは、日常会話の声(60デシベル前後)を少し聞き取りにくくなってきた状態です。「テレビの音を大きくしないと聞こえない」「電話の声が聞き取りにくい」「静かな場所での会話が難しい」という方が大まかに40〜60デシベル程度の難聴の方が多いです。
なるほど。「身体障害者手帳の対象にならない」というのはどういう意味ですか?
身体障害者手帳(聴覚障害)を取得するには、両耳の聴力が70デシベル以上(または70デシベル未満でも特定の条件)が必要です。40〜69デシベルの方は手帳の対象外になるんですが、だからといって不自由がないわけではない。この制度はそういう方のためにあります。
| 要件 | 詳細 |
|---|
| 居住地 | 申請日において伊奈町内に住所を有すること |
| 年齢 | 満65歳以上 |
| 聴力 | 両耳の聴力レベルが40デシベル以上 |
| 意見書 | 耳鼻咽喉科医師による「補聴器が必要」という意見書が取得可能 |
| 手帳 | 身体障害者手帳の交付対象とならない方 |
| 滞納 | 町税等の滞納がないこと |
| 過去の利用 | 過去にこの事業の助成を受けたことがないこと |
「過去に受けたことがない」ということは、1回限りなんですね。
そうです、1人1回限りの助成です。補聴器は1台購入すれば5〜10年使えるものですし、両耳に装着する場合も1台分(左右どちらか一方)が対象です。
では金額面について詳しく教えてください。いくらもらえるんですか?
助成額は補聴器本体1台分の購入費用を上限2万円です。もし補聴器の購入費が2万円未満であれば、その実費が助成されます。
つまり、1万5千円の補聴器を買ったら1万5千円もらえる、ということですか?
そういうことです!実費分がそのまま助成されます。ただし、補聴器は医療機器として国の認定を受けているものが対象で、家電量販店で売っている安価な「集音器」は対象外ですので注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 助成上限額 | 20,000円(2万円) |
| 対象 | 補聴器本体1台(左右いずれか1台) |
| 対象補聴器 | 医療機器認定を取得している補聴器 |
| 助成方式 | 購入後に請求書・領収書等を提出 → 口座振込 |
はい、いくつかあります。まず送料や附属品(電池など)の費用は対象外。それから耳鼻咽喉科を受診したときの診察料・検査料。医師の意見書を取得するための文書料も自己負担です。あと補聴器の修理や保守費用も対象外ですね。
- 送料および附属品(電池・イヤーチップ等)の費用
- 診察料・検査料等の受診費用
- 医師の意見書取得に要する文書料
- 補聴器の修理・保守費用
意見書の文書料も自己負担なんですね。それはどのくらいかかる?
文書料は病院によって異なりますが、一般的に3,000〜5,000円程度です。ただし、聴力検査の結果が「40デシベル未満」だった場合、意見書が発行されないので文書料は請求されない、と町のホームページに明記されています。
申請の流れを教えてください。何から始めればいいんでしょう?
まず最初のステップは「事前確認票」の提出からです。いきなり申請書を書くんじゃなくて、まず対象要件に当てはまるか確認してもらう手順になっています。
補聴器助成の申請フロー(伊奈町)
交付決定通知書が届く前に補聴器を購入すると助成対象外になります!
「申請したから大丈夫」と思って事前に買ってしまう方が一定数いらっしゃるとのこと。申請書を提出してから交付決定通知書が届くまで待ちましょう。
交付決定の前に買ったらアウトなんですね。これは要注意!
そうなんです!「事前確認票を提出した」だけでは申請受付ではないことも注意が必要です。申請書・意見書・見積書をセットで提出してはじめて正式な申請受付になります。
二段階になってるんですね。それでは必要な書類をまとめてもらえますか?
必要書類は段階によって違います。表にまとめると、こういった感じです。
| 段階 | 必要なもの |
|---|
| 事前確認 | 事前確認票 |
| 本申請時 | 申請書、医師意見書、見積書の写し |
| 購入後 | 請求書、領収書、保証書(型式確認書類) |
令和7年度(2025年度)は令和7年5月1日から受付開始です!すでに始まっています。申請の終了日については、予算が尽き次第終了となる可能性があるため、できる限り早めに動いた方が安心ですね。
この制度は年度単位で運用されており、原則として令和7年度(2026年3月末まで)の受付という形になります。ただし詳細は窓口に直接確認することをおすすめします。早めに動いておいた方が安心です!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 受付開始 | 令和7年(2025年)5月1日 |
| 受付終了 | 令和7年度末まで(予算終了次第終了の可能性あり) |
| 振込までの期間 | 書類提出後 約2〜3週間 |
よくある疑問をいくつか聞かせてください。まず「どの補聴器販売店でも買えますか?」
医療機器認定を受けた補聴器を取り扱っていて、見積書や領収書が発行できる店舗であれば町内外問わずどこでも購入できます。通信販売でも問題ありませんが、試聴・フィッティングの観点から実店舗での購入をおすすめします。
この助成は補聴器1台分(左右いずれか一方)のみが対象です。両耳分を助成してもらうことはできません。ただし、2台目については自己負担で別途購入することは問題ありません。
先に補聴器を購入して、後から申請することはできますか?
できません!これはよくある誤解なんですが、交付決定通知書が届く前に購入した補聴器は助成対象外です。申請 → 交付決定 → 購入の順番を必ず守ってください。
伊奈町に引っ越してきたばかりなんですが、申請できますか?
申請日において伊奈町に住民登録がある方であれば申請できます。転入直後でも問題ありません。ただし「過去にこの事業で助成を受けたことがない」という要件がありますので、以前の居住地で同様の制度を利用されていた場合はご確認ください。
対象になりません。医療機器認定を取得した補聴器のみが対象です。家電量販店などで売っている集音器(「補聴器」と表記されていても医療機器でないもの)は対象外ですので、購入前に必ず確認してください。
補聴器は薬機法上の「管理医療機器」として国の認定を受けたもの。聴力の特性に合わせた精密な調整が可能で、医師や補聴器販売の専門家(認定補聴器技能者)がフィッティングします。一方、集音器は医療機器ではなく音を大きくするだけのもの。助成対象は医療機器認定のある補聴器のみです。
補聴器購入費の助成に関して、伊奈町や国が電話や訪問で個人情報(口座番号・マイナンバーなど)を聞くことは絶対にありません。
- ATMで手続きをさせることはない
- 電話で口座番号を聞いてくることはない
- 自宅に訪問して現金を受け取ることはない
不審な連絡があった場合は、伊奈町役場(048-721-2111)または警察(110番)にご連絡ください。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 伊奈町高齢者補聴器購入費助成事業 |
| 対象者 | 65歳以上・伊奈町在住・両耳40dB以上・身体障害者手帳非該当等 |
| 助成額 | 上限2万円(補聴器本体1台分) |
| 申請開始 | 令和7年(2025年)5月1日 |
| 申請先 | 伊奈町役場いきいき長寿課いきいき長寿係 |
| 公式ページ | 伊奈町公式ページ |
- 機関名: 伊奈町役場 いきいき長寿課 いきいき長寿係
- 電話: 048-721-2111(内線2125、2126)
- FAX: 048-721-2137
- 開庁時間: 月曜日から金曜日 午前8時30分から午後17時15分(土日祝日・年末年始を除く)
- 所在地: 〒362-8517 埼玉県北足立郡伊奈町中央四丁目355番地
近くで耳が聞こえにくくなってきた親戚がいて、今度教えてあげようと思います!
ぜひ!「補聴器は高い」と思って諦めている方もいると思いますので、こういった助成制度を活用してほしいですよね。まずは事前確認票を窓口に提出するだけなので、気軽に相談してみてください!
埼玉県内だけでもいくつかの自治体が同様の制度を持っています。お住まいの市区町村でも使える制度がないか、ぜひ確認してみてください。埼玉県内の関連制度は
埼玉県の給付金・補助金一覧でもまとめてご覧いただけます。