高校の授業料、令和8年度からどう変わった?

佐藤
編集長
室谷さん、令和8年(2026年)4月から高校の授業料が無償化になったって聞いたんですけど、これって本当ですか?

室谷
代表取締役
本当です!「高等学校等就学支援金制度」が大きく改正されて、令和8年4月1日から所得制限が完全に撤廃されました。つまり、世帯年収に関係なく、高校生がいる全ての家庭が対象になったんです。

佐藤
編集長
ええっ!今まで所得制限があったんですか?

室谷
代表取締役
はい。令和7年度(2025年度)まではざっくり言うと年収910万円以上の世帯は対象外でした。でも令和8年度(2026年度)から法律が改正されて、すべての家庭が授業料支援を受けられるようになったんです!

佐藤
編集長
それはすごい変化ですね。じゃあ、もらえる金額はどのくらいなんですか?

室谷
代表取締役
課程によって違うんですが、公立の全日制だと年額118,800円、月額にすると9,900円です。私立の場合は上限が大幅に上がって、年額最大457,200円まで支援が受けられるようになりました。

佐藤
編集長
私立で最大45万円以上!それは家計的にかなり助かりますよね。
令和8年度(2026年度)からの大きな変化
- 所得制限が完全撤廃(世帯年収に関係なく全員対象)
- 私立高校の支援上限額が大幅アップ(年額最大457,200円)
- 改正就学支援金法が令和8年3月31日に成立、4月1日施行
課程別の支給額


佐藤
編集長
課程によって金額が変わるというのは、具体的にどういうことですか?

室谷
代表取締役
公立の場合は課程ごとにこんな感じです。
| 課程 | 年額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 全日制(公立) | 118,800円 | 9,900円 |
| 定時制(学年制・公立) | 32,400円 | 2,700円 |
| 定時制(単位制・公立) | 52,200円 | 30単位履修の場合 |
| 通信制(公立) | 10,080円 | 30単位履修の場合 |
| 全日制・定時制(私立) | 最大457,200円 | 令和8年度新制度 |
| 通信制(私立) | 最大337,200円 | 令和8年度新制度 |

佐藤
編集長
私立と公立でこんなに差があるんですね。なんで?

室谷
代表取締役
私立は公立より授業料が高いことが多いので、支援額も大きく設定されています。ただ、支援されるのはあくまで授業料部分だけです。入学金や施設費などは対象外なので、そこは別途負担が必要になります。

佐藤
編集長
なるほど、注意が必要ですね。金額の話がわかったところで、次は誰が対象になるかを教えてもらえますか?
誰がもらえる?対象者の条件

佐藤
編集長
令和8年度から所得制限が撤廃されたとのことですが、それ以外に条件はありますか?

室谷
代表取締役
はい、いくつか条件があります。基本的には日本国籍か、永住者・特別永住者などの在留資格を持つ生徒が対象です。それから、対象となる学校の種類も決まっています。

佐藤
編集長
どんな学校が対象になりますか?

室谷
代表取締役
高等学校はもちろん、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、高等専門学校(1〜3年生)、専修学校の高等課程なども対象です。いろんな学校種がしっかりカバーされています!
対象となる学校の種類
- 国公私立の高等学校(全日制・定時制・通信制)
- 中等教育学校の後期課程
- 特別支援学校の高等部
- 高等専門学校(1年生〜3年生)
- 専修学校の高等課程(一定要件を満たすもの)

佐藤
編集長
結構いろんな学校が対象なんですね!外国籍の場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
令和8年度の改正では、受給資格が「日本国籍か永住者等」に限定されるようになりました。在留資格が「家族滞在」など一定のものは新制度の対象外になる場合がありますが、旧制度に相当する別の支援制度(高校生等・新修学支援事業)で同水準の支援が受けられる仕組みが設けられています。詳しくは学校の事務室に確認してください。

佐藤
編集長
外国籍の方もサポートされているんですね。では、申請はどうやってするんですか?
申請の方法と流れ


佐藤
編集長
申請って難しそうなんですが、どうやってするんですか?

室谷
代表取締役
基本的には学校が案内してくれるので、自分でゼロから調べる必要はないんです。大きな流れをお伝えしますね。
1入学時または進級時に学校から申請案内と書類が配布される
2e-Shien(文部科学省の就学支援金オンライン申請システム)でオンライン申請する(またはマイナポータルから申請)
3学校が在籍確認を行い、都道府県が審査して認定・不認定を決定
4認定された場合、授業料から就学支援金相当額が差し引かれる(口座への振込はなし)

佐藤
編集長
え、口座に振り込まれないんですか?

室谷
代表取締役
そうなんです!就学支援金は生徒や保護者の口座に直接振り込まれる給付金ではなく、学校(設置者)が授業料の徴収を免除する仕組みです。ですから「支援金が振り込まれた」という通知は来ません。授業料の請求書の額が減っている、あるいはゼロになっているという形で恩恵を受けます。

佐藤
編集長
なるほど!それなら振込先の口座を登録する必要もないんですね。

室谷
代表取締役
その通りです。逆に言うと、「高校生等就学支援金を〇〇に振り込んでください」という連絡が来たら詐欺の可能性が高いので要注意です!
詐欺にご注意ください
- 就学支援金は保護者・生徒の口座に振り込まれません
- ATMや銀行口座への振込を求める連絡は詐欺です
- 「手数料が必要」「先に個人情報を送ってください」などの連絡も詐欺の典型パターン
- 不審な連絡があったら在学校の事務室または文部科学省に確認を

佐藤
編集長
それは怖いですね。しっかり覚えておかないと。申請に必要な書類はありますか?

室谷
代表取締役
令和8年度新制度では、原則として所得情報はマイナンバーで確認されるため、課税証明書などの提出が不要になるケースが増えています。具体的に何が必要かは在学校から案内がありますので、それに従ってください。
申請時期と期限

佐藤
編集長
申請には期限があるんですよね?

室谷
代表取締役
入学直後は新入生向けの申請期間があり、在学中は定期的に収入状況を確認する「継続届出」の手続きが必要になります。時期は年度によって、また学校によっても案内が異なります。

佐藤
編集長
申請を忘れてしまったらどうなりますか?

室谷
代表取締役
実は、申請が少し遅れた場合でも4月分から遡って支援が受けられるよう弾力的に対応されています。令和8年度は e-Shien のシステムメンテナンスがあったため、文部科学省が「申請が5月以降になった場合でも4月分から受給できる」と通知を出しています。ただし、できる限り学校からの案内に沿って速やかに申請するのが確実です!
申請期限を逃さないために
- 入学・転学後は学校からの案内を必ず確認する
- e-Shien の申請期限は都道府県・学校によって異なる
- 不明な点は在学校の事務室にすぐ相談を
- 継続届出(毎年度)も忘れずに!

佐藤
編集長
では令和7年度(2025年度)の話も聞いてもいいですか?令和7年度は旧制度だったんですよね?

室谷
代表取締役
そうです。令和7年度は旧制度(年収910万円以上は対象外)がベースでしたが、臨時措置として高校生等臨時支援金が設けられ、所得制限を超えた世帯にも年額118,800円が支給されました。令和7年度限りの措置で、令和8年度からは新制度になっています。
よくある質問

佐藤
編集長
いくつか素朴な疑問があるんですが、聞いてもいいですか?

室谷
代表取締役
もちろんです!どうぞ。

佐藤
編集長
家計が急変した場合(失業など)はどうなりますか?

室谷
代表取締役
「就学支援金(家計急変)」という制度があります。保護者が失職・倒産・病気などにより従前の収入を得られなくなった場合、在学校に相談することで就学支援金が認定される場合があります。学校の事務室に早めに相談してください。

佐藤
編集長
奨学金と就学支援金は何が違いますか?

室谷
代表取締役
就学支援金は授業料に直接充当される給付金(返済不要)です。奨学金は授業料以外の生活費や教材費にも使えますが、多くは貸与型(返済あり)か給付型でも別申請が必要です。就学支援金は在学中であれば自動的に申請対象になるので、まず就学支援金の申請をするのが最初のステップです。

佐藤
編集長
授業料以外の費用は?教材費とか制服とか、そういったものは支援されますか?

室谷
代表取締役
授業料以外の支援には「高校生等奨学給付金(奨学のための給付金)」があります。教科書費や学用品費など授業料以外の費用を補助する制度で、低所得世帯が対象の返済不要の給付金です。就学支援金とは別に申請が必要ですが、公立全日制・定時制の非課税世帯であれば年額143,700円が受けられます。

佐藤
編集長
就学支援金とは別に申請するんですね。奨学給付金についてもしっかり確認しないといけないですね。
基本情報のまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 高等学校等就学支援金制度(令和8年度新制度) |
| 対象者 | 高等学校等に在学する生徒の保護者(国籍要件あり) |
| 所得制限 | 令和8年度(2026年度)から撤廃 |
| 支給額(公立全日制) | 年額118,800円(月額9,900円) |
| 支給額(私立全日制) | 年額最大457,200円 |
| 申請方法 | 在学校でe-Shien(オンライン)申請 |
| 申請期限 | 入学時および毎年度の継続届出(学校から案内あり) |
| 問い合わせ | 在学校の事務室、または文部科学省高校修学支援室 |
| 公式URL | 文部科学省 高校生等への修学支援 |
お問い合わせ先
- 在学校の事務室(申請手続き・必要書類の確認)
- 都道府県教育委員会(各都道府県の就学支援金担当窓口)
- 文部科学省 初等中等教育局高校修学支援室(制度全般の問い合わせ)
- e-Shienシステム: オンライン申請システムの案内

佐藤
編集長
申請の窓口は在学校なんですね。わかりやすいです。

室谷
代表取締役
はい。学校が一番詳しい窓口です。国の制度なので全国どこでも対象になりますよ。最後に、関連する給付金・支援制度もまとめておきますね。
関連する給付金・修学支援制度
| 制度名 | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 私立高等学校等奨学給付金 | 私立高校の低所得世帯 | 授業料以外の教育費を支援(返済不要) |
| 高等教育の修学支援新制度 | 大学・短大・専門学校 | 授業料減免+給付型奨学金のセット |
| 高等学校等就学支援金 | 高校生(旧制度) | 旧制度の詳細情報(所得別の詳細計算式あり) |
| 横浜市高等学校奨学生【給付型奨学金】(令和8年度) | 横浜市在住の高校生 | 授業料以外の費用を給付型で支援 |

佐藤
編集長
高校卒業後の大学等の支援制度もあるんですね!

室谷
代表取締役
そうなんです。高校の就学支援金で授業料が無償化されても、大学・短大・専門学校への進学はまた別の費用がかかります。「高等教育の修学支援新制度」を使えば、大学等の授業料減免と給付型奨学金をセットで受けられますので、進路を決める際にはあわせて確認することをおすすめします!

佐藤
編集長
高校から大学まで、一連の支援制度をしっかり活用できれば教育費の負担がだいぶ変わりますね。今日はありがとうございました!

室谷
代表取締役
ぜひ活用してください!申請は在学校から案内があるので、届いたらすぐに手続きを進めることが大切です。家計が急変したときも諦めずに学校に相談を!

室谷
代表取締役
静岡県内の他の給付金・補助金については静岡県の給付金・補助金一覧もご覧ください。