室谷さん、今日は山形市の「ひとり親家庭生活応援等給付金」について聞かせてください。名前を見ると3種類の給付金がまとまってるっぽいですが、どういう制度なんですか?
これはいい制度なんですよ!山形市が独自に設けた制度で、ひとり親が資格取得のために学校に通う期間を、生活費・家賃・通学費の3方向からまとめて支援するものです。しかも国の高等職業訓練促進給付金に上乗せして支給されるので、合わせると相当な金額になります。
えっ、上乗せ!国の給付金と山形市の給付金が両方もらえるということですか?
そうです!国の高等職業訓練促進給付金を受けていることが前提になりますが、山形市内在住の方であれば、その上にさらに山形市独自の3種類の給付金が受けられます。月額で最大9万円のプラスになるので、修学中の家計に大きく貢献します!
なるほど、山形市ならではの上乗せ制度なんですね。いったいどんな方が対象になるんでしょう?
基本的には「
高等職業訓練促進給付金の支給を受けているひとり親」であることが条件です。母子家庭の母、父子家庭の父、どちらも対象です。逆に言えば、まず国の高等職業訓練促進給付金を申請して認定を受けることが第一歩になります。
3種類の給付金の概要
3種類の給付金って、それぞれ何ですか?金額も気になります!
順番に説明しますね。まず「生活応援給付金」は月額50,000円の固定支給です。高等職業訓練促進給付金を受けていれば、追加条件なしで全員もらえます。
月5万円!学校に通いながらそれだけもらえるのは助かりますね!
次が「住まい応援給付金」で月額最大20,000円です。民間賃貸住宅に住んでいて、公的補助等の家賃補助を受けていない方が対象です。山形市内の民間の借家やアパートであれば対象になりますが、勤務先の社宅や雇用促進住宅は対象外になります。
家賃が20,000円以下の場合は、実際の家賃額がそのまま支給額になります。家賃が15,000円なら15,000円、18,000円なら18,000円という形です。ぴったり2万円以上の場合は上限の2万円になります。
はい、「通学応援給付金」は片道30km以上の通学者が対象で、月額上限20,000円です。交通手段によって算定方法が変わるので、具体的な金額は申請時にこども家庭支援課に確認する形になります。注意点として、出席がゼロの月は支給されませんが、1日でも出席していれば月額確定で支給されます。
もちろん!条件を満たしていれば3種類全て受給できます。たとえば民間アパートに住んでいて、学校まで30km以上通っている方なら、生活応援5万円+住まい応援2万円+通学応援2万円で月最大9万円の上乗せになります。
| 給付金の種類 | 支給額 | 追加条件 |
|---|
| 生活応援給付金 | 月額50,000円 | なし(受給者全員) |
| 住まい応援給付金 | 月額最大20,000円(家賃が2万円未満の場合は家賃額) | 民間賃貸住宅に居住・公的家賃補助なし |
| 通学応援給付金 | 月額上限20,000円 | 片道30km以上の通学 |
| 合計(最大) | 月額最大90,000円 | 全条件該当の場合 |
山形市の高等職業訓練促進給付金(国の制度)は、住民税非課税世帯で月額100,000円(最終年限は140,000円)です。山形市独自の上乗せ給付金の最大9万円を合わせると、非課税世帯では月額最大190,000円(最終年限は230,000円)の支援を受けられます。修学期間の生活費をほぼカバーできる水準です。
対象者について、もう少し詳しく教えてもらえますか?「ひとり親」といっても条件があるんですよね?
まず前提として、高等職業訓練促進給付金の支給を受けていることが必須です。これは国の制度で、看護師・准看護師・介護福祉士・保育士・理学療法士・作業療法士などの資格取得のために、1年以上のカリキュラムの養成機関に通っているひとり親が対象になる制度です。
なるほど。まず国の給付金の審査に通らないといけないわけですね。
そうです。国の給付金は山形市役所のこども家庭支援課で申請します。認定されれば、その上乗せとして生活応援等給付金も申請できる流れです。
住まい応援給付金の「公的補助等による家賃補助を受けていない」というのは、たとえばどんな補助が該当しますか?
雇用促進住宅への入居補助や、勤務先から支給される住宅手当等が該当します。自治体の家賃補助制度を別途受けている場合も対象外になる可能性があります。不明な点はこども家庭支援課に事前に確認するのが確実です。
- 勤務先の社宅・社員寮・雇用促進住宅等の公共的住宅に居住している
- 民間賃貸住宅だが、公的補助等による家賃補助を受けている
- 山形市外の民間賃貸住宅に居住している
通学応援給付金の「片道30km以上」って、かなり遠いですよね。
山形市内に住んでいて、仙台の養成機関に通う場合などが想定されます。片道30kmはざっくり車で30〜40分くらいの距離です。交通手段によって算定方法が違うので、自家用車通学の場合と電車通学の場合で金額が異なります。
申請先は
山形市役所2階 10番窓口のこども家庭支援課ひとり親支援係です。ポイントは、高等職業訓練促進給付金の申請と同時、または認定後にまとめて申請することです。
申請フローチャート
この給付金は随時受付で、高等職業訓練促進給付金の受給期間中であればいつでも申請できます。ただし、申請した月から支給開始になるケースが多いので、学校入学後できるだけ早く申請するのがお得です。さかのぼって支給されるわけではないので注意してください!
それは大事な注意点ですね!入学と同時に申請するのがベストということですか?
そうです。高等職業訓練促進給付金の申請と一緒に、生活応援等給付金も同時に申請するのがベストです。申請を忘れていた分は取り戻せないので、こども家庭支援課に入学前に相談しておくのがおすすめです!
- 高等職業訓練促進給付金の認定申請と同時に申請する
- 3種類の給付金はそれぞれ別途申請が必要なため、対象になるものは全て申請する
- 申請前にこども家庭支援課に事前相談して必要書類を確認しておくとスムーズ
- 入学後すぐに申請することでもらい忘れを防ぐ
実際にどのくらいもらえるか、もう少し具体的に教えてもらえますか?
では、住民税非課税世帯で養成機関に通う場合の例を見てみましょう。国の高等職業訓練促進給付金が月額100,000円ですね。
| 給付金 | 月額 |
|---|
| 高等職業訓練促進給付金(非課税世帯) | 100,000円 |
| 生活応援給付金 | 50,000円 |
| 住まい応援給付金(民間賃貸・上限) | 20,000円 |
| 通学応援給付金(片道30km以上) | 最大20,000円 |
| 合計 | 最大190,000円 |
しかも最終年度はさらに多くもらえます。国の給付金の最終年限加算があって、非課税世帯では月額140,000円になります。最終年限に全部合わせると月額最大230,000円の支援になります。ひとり親が仕事をやめて資格取得に専念する場合でも、生活の見通しが立てやすくなります。
国の高等職業訓練促進給付金が課税世帯の場合は月額70,500円(最終年限110,500円)です。山形市の上乗せ給付金は非課税・課税を問わずに支給されるので、課税世帯でも上乗せ分はしっかりもらえます。
| 世帯区分 | 国の給付金 | 山形市上乗せ(最大) | 合計(最大) |
|---|
| 住民税非課税世帯 | 月額100,000円 | 月額90,000円 | 月額190,000円 |
| 住民税課税世帯 | 月額70,500円 | 月額90,000円 | 月額160,500円 |
| 非課税世帯・最終年限 | 月額140,000円 | 月額90,000円 | 月額230,000円 |
| 課税世帯・最終年限 | 月額110,500円 | 月額90,000円 | 月額200,500円 |
この制度って、全国どこにでもあるわけじゃないんですか?
国の高等職業訓練促進給付金は全国共通ですが、山形市の生活応援等給付金は山形市独自の上乗せ制度です。同様の上乗せ制度を持っている市区町村もありますが、全国一律ではありません。山形市在住のひとり親であることが必要条件です。
なるほど!山形市が独自にひとり親支援を厚くしているわけですね。
そうです。ひとり親が資格取得を通じて安定した収入を得られるようになることで、子育て世帯の生活向上と山形市の地域経済の活性化を目指している施策です。看護師や介護福祉士などの資格を持った人材は山形市でも需要が高いので、支援する側にも受ける側にもメリットがある制度です!
山形市がひとり親を本気でバックアップしている制度なんですね。
この給付金のことを知らないまま学校に通っているひとり親の方もいるかもしれないので、ぜひ広まってほしいです。この制度をきっかけに山形市での生活が安定して、資格取得にチャレンジする方が増えてほしいですね!
読者の方がよく疑問に思いそうな点を教えてください!
一番多いのが「3種類を全部もらえるか」という質問です。各給付金の要件を満たしていれば全て受給できます。生活応援給付金は全員対象、住まい応援給付金は民間賃貸かつ公的家賃補助なしの方、通学応援給付金は片道30km以上の通学者が対象です。
申請を忘れていた場合、さかのぼって申請できますか?
残念ながら、一般的にはさかのぼり申請は難しいです。申請した月から支給開始になる運用が基本なので、できるだけ早く申請することが大切です。「まだ申請してなかった!」という方はすぐにこども家庭支援課に連絡してください!
通学応援給付金については、1日でも出席があれば月額確定で支給されます。ただし1日も出席がない月は支給されません。生活応援給付金と住まい応援給付金は出席日数に関係なく、高等職業訓練促進給付金の受給期間中は支給されます。
市区町村や国の機関を名乗って「給付金の申請に必要」などと言いATMの操作を求めてくることは絶対にありません。不審な電話やメールがあった場合は山形市役所(023-641-1212)または警察に相談してください。正規の申請はすべて山形市役所こども家庭支援課の窓口で行います。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | ひとり親家庭生活応援等給付金 |
| 対象者 | 高等職業訓練促進給付金の支給を受けているひとり親(母子家庭の母・父子家庭の父) |
| 支給額 | 生活応援50,000円+住まい応援最大20,000円+通学応援最大20,000円(月額合計最大90,000円) |
| 申請期間 | 随時(高等職業訓練促進給付金の受給期間中) |
| 申請窓口 | 山形市役所2階10番窓口 こども家庭支援課ひとり親支援係 |
| 電話番号 | 023-641-1212(内線579) |
| 公式ページ | 山形市公式ホームページ |
この制度と一緒に知っておくべき関連制度はありますか?
もちろん!ひとり親なら
児童扶養手当も重要な支援制度です。また
ひとり親家庭等医療費助成で医療費の負担も軽減できます。山形市では複数の制度を組み合わせることで、生活全般をサポートする体制が整っています。
子育て関係だと他にも使える給付金がありそうですね。