募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約45

令和7年度フュージョンエネルギー発電実証推進事業補助金

基本情報

補助金額
600.2億円
補助率: 定額(10分の10)
0円600.2億円
募集期間
2026-01-26 〜 2026-02-27
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

フュージョンエネルギー(核融合)による発電実証を世界に先駆けて実現するための大型国家プロジェクトです。経済産業省資源エネルギー庁が主管し、令和8〜10年度の3年間で総額約600億円の予算を投じます。本補助金は、間接補助事業の公募・審査・採択、進捗管理、支払手続等を行う「執行団体」を選定するためのもので、採択された執行団体がスタートアップ等の技術開発事業者に対して間接補助を実施します。補助率は定額(10/10)と全額補助であり、日本のエネルギー安全保障と脱炭素社会の実現に向けた戦略的投資として位置づけられています。申請にはjGrantsではなく経産省HPからの直接申請が必要な点にご注意ください。

この補助金の特徴

1

総額約600億円の大規模予算

令和8年度約200億円、令和9・10年度各200億円と、3年間で総額約600億円という国家レベルの大規模予算が確保されています。フュージョンエネルギー分野への日本政府の本気度を示す金額であり、研究開発から発電実証まで一貫した支援が期待できます。

2

補助率100%(定額補助)

補助率は10分の10、すなわち事業費全額が補助される定額補助です。執行団体は自己負担なしで事業を遂行でき、間接補助先のスタートアップ等も手厚い支援を受けられる設計になっています。

3

執行団体の選定事業

本公募は技術開発者ではなく、間接補助事業を管理・運営する「執行団体」の選定です。採択された執行団体が、フュージョンエネルギー発電実証を目指すスタートアップ等の技術開発事業者に対して公募・審査・採択を行います。

4

世界に先駆けた発電実証の実現

日本政府のフュージョンエネルギー戦略の中核事業として、世界に先駆けた発電実証の実現を目指しています。次世代エネルギー技術の社会実装に向けた重要なマイルストーンとなる事業です。

ポイント

この補助金は単なる研究支援ではなく、フュージョンエネルギーの「発電実証」という具体的な成果を目指す国家戦略事業です。執行団体の募集という性質上、応募できる組織は限定的ですが、間接補助先として採択されれば中小・スタートアップでも全額補助で技術開発に取り組めるチャンスがあります。

対象者・申請資格

組織要件

  • 日本に拠点を有する民間団体等であること
  • 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
  • 事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有すること
  • 資金等について十分な管理能力を有すること

欠格要件

  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
  • 経済産業省からの指名停止措置が講じられていないこと

同意要件

  • 経済産業省におけるEBPMに関する取組に協力すること
  • 採択結果を経済産業省HPで公表することに同意すること

ポイント

執行団体としての応募には、単なる法人格だけでなく、大規模な間接補助事業を管理運営できる実績と体制が求められます。NEDO、JST等の独立行政法人や大手コンサルティングファーム、業界団体などが主な対象です。スタートアップや中小企業は、採択された執行団体が実施する間接補助の公募を待つのが現実的なルートです。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

経済産業省資源エネルギー庁のHPから公募要領をダウンロードし、詳細な応募条件と提出書類を確認します。jGrantsでは申請受付を行っていないため、必ず経産省HPを参照してください。

2

ステップ2:応募書類の作成

公募要領に基づき、事業計画書、組織体制表、過去の類似事業の実績資料、資金管理体制の説明資料等を準備します。

3

ステップ3:申請書の提出

経産省HPに記載の方法に従い、期限内(令和8年2月16日12時必着)に応募書類を提出します。

4

ステップ4:審査・ヒアリング

第三者有識者で構成される審査委員会で書類審査が行われます。必要に応じてヒアリングや現地調査、追加資料の提出が求められる場合があります。

5

ステップ5:採択通知

審査結果に基づき採択が決定され、経済産業省HPで公表されます。

ポイント

本事業はjGrantsでの電子申請には対応しておらず、経産省HPからの直接申請が必要です。執行団体の選定は厳格な審査プロセスを経るため、類似の大型国家プロジェクトでの執行実績をしっかりアピールすることが重要です。

審査と成功のコツ

大規模間接補助事業の運営実績をアピール
過去にNEDO事業やJST事業等の大規模な間接補助事業を執行した実績がある場合、その具体的な成果と管理体制を詳細に記載しましょう。審査委員会は実行力を重視します。
専門的な審査体制の構築計画を示す
フュージョンエネルギー分野の技術評価ができる専門家ネットワークを有していること、または構築計画を具体的に示すことが重要です。間接補助先の技術審査の質が事業成功の鍵となります。
ガバナンス・コンプライアンス体制の充実
年間200億円規模の公的資金を扱う事業であるため、不正防止・情報管理・利益相反管理等のガバナンス体制が厳しく問われます。既存の内部統制体制を詳細に説明してください。
EBPMへの具体的な貢献方法を提案
経産省が重視するエビデンスに基づく政策立案(EBPM)への協力姿勢を具体的に示しましょう。データ収集・分析計画、KPI設定、成果報告のフレームワーク等を提案に含めると高評価につながります。

ポイント

この規模の事業では、技術的な専門性に加えて「信頼できるパートナーとして長期間の事業運営を任せられるか」が最も重要な評価ポイントです。組織の安定性、人材の専門性、過去の大型事業での実績を総合的にアピールしてください。

対象経費

対象となる経費

間接補助事業の管理運営費(3件)
  • 公募・審査・採択に係る事務費
  • 審査委員会の設置・運営費
  • 審査委員への謝金・旅費
進捗管理・検査関連費(3件)
  • 中間検査・確定検査に係る費用
  • 現地調査旅費
  • 進捗管理システムの運用費
成果確認・報告関連費(3件)
  • 成果確認会・最終報告会の開催費
  • 成果報告書の作成費
  • 外部専門家への技術評価委託費
事務手続支援費(3件)
  • 問合せ対応に係る人件費
  • 事務手続支援システムの構築費
  • 電子申請システムの対応費
間接補助金(技術開発支援)(3件)
  • スタートアップ等への研究開発費補助
  • 設備費・試作費補助
  • 技術実証に係る試験費補助

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 執行団体の一般管理費のうち本事業に直接関係しない経費
  • 土地の取得費
  • 建物の新築費(事業に直接必要な実験施設を除く)
  • 交際費・接待費
  • 他の補助金等で手当てされている経費
  • 事業完了後に発生した経費

よくある質問

Qフュージョンエネルギーとは何ですか?従来の原子力発電との違いは?
A

フュージョンエネルギーとは核融合反応から得られるエネルギーのことです。太陽と同じ原理で、軽い原子核(重水素・三重水素)を融合させてエネルギーを取り出します。従来の原子力発電(核分裂)との大きな違いは、①高レベル放射性廃棄物が発生しない、②燃料の重水素は海水中にほぼ無尽蔵に存在する、③暴走事故のリスクがない、という3点です。CO2も排出しないため、究極のクリーンエネルギーとして世界中で研究開発が進んでいます。

Q本補助金に応募できるのはどのような組織ですか?
A

本補助金は「執行団体」を選定するためのもので、間接補助事業の管理・運営を担える民間団体等が対象です。具体的には、NEDO等の独立行政法人、大手コンサルティングファーム、エネルギー関連の業界団体など、大規模な補助事業の運営実績を持つ組織が想定されます。スタートアップや中小企業が直接応募する補助金ではありませんが、採択された執行団体が実施する間接補助の公募に応じることで、技術開発の支援を受けることができます。

Qスタートアップや中小企業がこの事業の恩恵を受けるにはどうすればよいですか?
A

執行団体が選定された後、その団体が実施するフュージョンエネルギー発電実証に関する技術開発の公募に応募してください。本事業は「スタートアップ等による技術開発を支援」することが目的に明記されているため、革新的な核融合技術を持つスタートアップにとって大きなチャンスです。執行団体の選定後、公募情報が経済産業省HPや執行団体のHP等で公開される予定ですので、定期的に情報をチェックすることをお勧めします。

Q補助率100%ということは、自己負担は一切ないのですか?
A

執行団体としての事業に関しては、補助率は定額(10分の10)で全額補助となるため、補助対象経費については自己負担はありません。ただし、補助対象外の経費(一般管理費のうち事業に直接関係しないもの等)は自己負担となります。間接補助先(スタートアップ等)の補助条件は、執行団体が定める公募要領によって異なる可能性がありますので、詳細は間接補助の公募をご確認ください。

Q申請はjGrantsから行えますか?
A

いいえ、本補助金の申請はjGrantsでは受け付けていません。経済産業省資源エネルギー庁のHPから公募要領をダウンロードし、記載された方法に従って直接申請する必要があります。jGrantsには情報公開のみが行われており、申請手続きの詳細は経産省HP(https://www.enecho.meti.go.jp/)をご確認ください。

Q公募期間はいつまでですか?延長の可能性はありますか?
A

公募期間は令和8年1月26日(月)から令和8年2月16日(月)12時必着です。現時点では公募期間の延長に関する情報はありませんが、過去の類似事業では公募期間が延長されるケースもあります。最新の情報は経済産業省資源エネルギー庁のHPで随時ご確認ください。なお、12時「必着」ですので、締切当日に提出する場合は時間に余裕を持って手続きしてください。

Q審査ではどのような点が評価されますか?
A

審査は第三者有識者で構成される委員会で行われ、応募書類に基づいて評価されます。公募要領に記載の審査基準に従いますが、一般的には①大規模間接補助事業の管理・運営実績、②フュージョンエネルギー分野の技術評価能力、③ガバナンス・コンプライアンス体制、④EBPM(エビデンスに基づく政策立案)への貢献姿勢、⑤電子申請等のDX対応能力などが重視されると考えられます。必要に応じてヒアリングや現地調査が実施される場合もあります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省の大型国家プロジェクトであり、補助率が定額(10/10)の全額補助となっているため、同一の事業費に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、執行団体が管理する間接補助事業において、補助対象外の経費部分については、自治体独自の支援制度や民間助成金を活用できる可能性があります。フュージョンエネルギー関連では、NEDOの「ムーンショット型研究開発事業」や「グリーンイノベーション基金事業」等の関連施策がありますが、同一の研究テーマ・事業費での併用は原則不可です。間接補助先のスタートアップ等が本事業と異なるフェーズ・テーマで他の補助金を活用することは可能ですので、事業全体の資金計画を俯瞰的に設計することが重要です。

詳細説明

フュージョンエネルギー発電実証推進事業の概要

本事業は、経済産業省資源エネルギー庁が推進するフュージョンエネルギー(核融合)による発電実証を目指す国家的プロジェクトです。令和8〜10年度の3年間で総額約600億円の予算を投じ、世界に先駆けた核融合発電の実現を目指します。

事業の背景と目的

フュージョンエネルギーは、燃料となる重水素が海水中にほぼ無尽蔵に存在し、CO2を排出せず、高レベル放射性廃棄物も発生しない究極のクリーンエネルギーとして期待されています。日本政府は2023年に「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」を策定し、民間主導での早期実用化を推進しています。

本事業はこの戦略の中核として、スタートアップ等による革新的な技術開発を国が全面的に支援し、発電実証という具体的な成果を目指すものです。

事業スキーム

本補助金は二段階の構造になっています。

  • 第1段階(本公募):間接補助事業を管理・運営する「執行団体」を1団体選定
  • 第2段階(執行団体が実施):選定された執行団体が、フュージョンエネルギー発電実証を目指すスタートアップ等の技術開発事業者を公募・採択

補助金額と補助率

  • 令和7年度:0円(準備期間)
  • 令和8年度:200億2,000万円
  • 令和9年度:200億円
  • 令和10年度:200億円
  • 補助率:定額(10分の10)=全額補助

執行団体の業務内容

採択された執行団体は、以下の業務を実施します。

  • 間接補助事業の公募・審査・採択(審査委員会の設置・運営を含む)
  • 間接補助事業の進捗管理および中間検査・確定検査、支払手続
  • 定期的な成果確認・最終報告会等の実施
  • 間接補助事業に関する問合せ・意見等への対応、事務手続支援
  • 電子申請への対応

応募資格

応募できるのは、以下の全ての要件を満たす民間団体等です。

  • 日本に拠点を有していること
  • 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
  • 必要な経営基盤と十分な資金管理能力を有していること
  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと
  • EBPMに関する取組への協力に同意すること
  • 採択結果の公表に同意すること

申請方法と審査プロセス

jGrantsでは申請を受け付けていません。経済産業省資源エネルギー庁のHPから直接申請してください。審査は第三者有識者で構成される委員会で行われ、必要に応じてヒアリングや現地調査が実施されます。

お問い合わせ先

経済産業省資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 政策課 フュージョンエネルギー室
住所:東京都千代田区霞が関1-3-1