募集中全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

「水素社会モデル構築高度化技術開発・実証事業」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-03-19 〜 2026-04-22
残り34
対象地域日本全国
対象業種学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「水素社会モデル構築高度化技術開発・実証事業」は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて水素エネルギーの社会実装を加速させることを目的とした国家プロジェクト規模の研究開発・実証事業です。水素の製造・貯蔵・輸送・利用という全バリューチェーンにわたる技術開発と実証を対象としており、日本が水素先進国としてのポジションを確立するための中核的な施策と位置づけられています。応募できる主体は、大学・研究機関・民間企業等であり、コンソーシアムを組んだ共同実施も一般的です。NEDOとの委託契約に基づき費用が支払われる「委託事業」形式のため、採択後は事業実施計画の作成や進捗報告などの管理業務が発生します。カーボンニュートラル関連技術の中でも特に水素分野に強みを持つ機関や企業にとっては、国費を活用しながら技術開発を加速できる絶好の機会です。公募情報はNEDO公式HPに掲載されており、詳細な応募要領・様式を必ず確認の上で応募することが求められます。

この補助金の特徴

1

国家戦略に直結した大型国費プロジェクト

NEDOが実施する本事業はカーボンニュートラル実現に向けた国家戦略の一環であり、民間では実施困難な大規模・長期的な研究開発・実証に対して国費が投入されます。採択されることで対外的な技術力の証明にもなります。

2

水素バリューチェーン全域が対象

製造・貯蔵・輸送・利用という水素の全バリューチェーンにわたる技術開発が対象です。自社や自機関が強みを持つ特定領域に特化した提案が可能であり、上流から下流まで幅広いプレイヤーが応募できます。

3

委託事業方式による費用保証

補助金とは異なり、NEDOとの委託契約に基づいて事業費が支払われる委託事業方式です。承認された計画に基づく費用は原則全額支払われるため、自己負担の観点からは比較的リスクが低い資金調達手段です。

4

コンソーシアム形成による共同実施が有効

大学・研究機関・企業等が連携したコンソーシアム形式での応募が歓迎される傾向があります。単独では難しい大規模実証でも、適切な連携体制を構築することで応募の可能性が広がります。

5

採択後の知的財産・成果の活用が可能

NEDOプロジェクトの成果として得られた特許や技術は、所定の手続きを経ることで受託者側が活用できます。研究開発投資を将来の事業化につなげる観点からも有益な制度です。

ポイント

本事業はNEDOが推進する水素分野の中核的な委託研究開発事業です。水素バリューチェーン全域を対象とし、委託方式のため承認された費用は全額支払われます。コンソーシアム形成による共同実施も推奨されており、採択実績が対外的な技術力証明にもなる点が大きな特徴です。

対象者・申請資格

応募主体の要件

  • 民間企業(株式会社、合同会社等)であること
  • 大学・高等専門学校・研究機関であること
  • 上記の共同体(コンソーシアム)での応募も可能
  • 法人格を有すること
  • 日本国内に活動拠点を有すること

技術・研究開発能力の要件

  • 水素の製造・貯蔵・輸送・利用に関する技術開発または実証の実施能力を有すること
  • 提案する技術課題に対して十分な研究開発体制(人材・設備)を整備できること
  • 過去の関連研究実績または技術基盤を有することが望ましい

実施体制・管理能力の要件

  • NEDOとの委託契約に基づく事業管理(経費管理、進捗報告等)を適切に実施できること
  • 事業実施計画書の作成・提出が可能であること
  • コンソーシアムの場合、代表機関が責任を持って事業全体を管理できること

その他の確認事項

  • 反社会的勢力と関係がないこと
  • 過去にNEDO事業で重大な不正行為がないこと
  • 応募要領に定める欠格要件に該当しないこと

ポイント

応募できるのは民間企業・大学・研究機関等であり、コンソーシアム形式での共同実施も可能です。水素関連の技術開発・実証能力と適切な事業管理体制が求められます。詳細な要件はNEDO公募要領に記載されているため、必ず最新の公募資料をご確認ください。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募情報の確認

NEDO公式HP(https://www.nedo.go.jp/)にアクセスし、本事業の公募要領・応募様式・Q&A等の最新情報を入手してください。公募期間・提出先・提出方法を必ず確認します。

2

ステップ2:研究開発計画の策定

応募課題のテーマと自機関の強みを照合し、提案する技術開発または実証の範囲と目標を明確化します。コンソーシアムの場合は連携機関との役割分担・費用配分を決定します。

3

ステップ3:事業実施計画書・提案書の作成

NEDOが指定する様式に従い、技術提案書・事業実施計画書・費用計画書等を作成します。審査基準を念頭に置き、技術的新規性・優位性・実現可能性・社会的意義を明確に記述します。

4

ステップ4:必要書類の準備・申請

法人登記簿謄本・財務諸表等の添付書類を揃え、NEDOが指定する提出方法(電子申請システム等)で期限内に提出します。提出漏れがないよう提出物チェックリストを活用してください。

5

ステップ5:審査・採択・契約

書面審査・ヒアリング審査を経て採択が決定されます。採択後はNEDOとの委託契約を締結し、事業実施計画の最終化を行ってから研究開発・実証を開始します。

ポイント

公募要領の確認から始め、研究開発計画の策定・提案書作成・書類提出という流れで進めます。NEDOの電子申請システムを利用することが多く、期限厳守が必須です。コンソーシアムの場合は代表機関が取りまとめを担うため、早期から連携機関と連絡を密に取ることが重要です。

審査と成功のコツ

技術的新規性と優位性の明確化
NEDOの審査では技術の新規性・革新性が重視されます。既存技術との差別化ポイントを定量的・定性的に示し、本プロジェクトで実現する技術レベルを国内外の研究動向と比較して明確に説明することが効果的です。
社会実装への具体的ロードマップ
単なる研究にとどまらず、技術開発・実証の成果が水素社会の実現にどう貢献するかという社会実装シナリオを具体的に描くことが高評価につながります。事業化計画や普及展開のシナリオを提案書に盛り込んでください。
実施体制の実現可能性の証明
提案する研究開発を実際に遂行できる人材・設備・資金の裏付けを示してください。過去の関連研究実績・論文・特許等を根拠として示すことで審査員の信頼を高めます。
コスト計画の妥当性と透明性
費用計画は根拠を明確にして積み上げ計算で示します。過大・過小な見積もりは評価を下げます。NEDOの費用計上ルール(委託費の計上基準等)を熟知した上で適切な予算を計上してください。
NEDO施策との整合性の強調
本事業が国のカーボンニュートラル戦略・水素基本戦略とどのように整合しているかを明示することで、採択されることの政策的意義を訴えます。政府文書や戦略を引用しながら必要性を論理的に説明してください。

ポイント

技術的新規性の定量的説明、社会実装ロードマップの提示、実施体制の裏付けが審査の三本柱です。加えて、コスト計画の妥当性とNEDO・国家政策との整合性を明確に示すことで採択可能性が高まります。過去のNEDO採択事例を参考に提案書の質を高めてください。

対象経費

対象となる経費

労務費(3件)
  • 研究員・技術者の人件費
  • 補助員・事務員の人件費
  • 時間外労働手当(実証業務に直接従事した分)
設備費(3件)
  • 試験設備・実証装置の購入費
  • 計測機器・分析機器の購入費
  • 水素関連機器(製造装置・貯蔵タンク・燃料電池等)の購入費
材料費・消耗品費(3件)
  • 実証用水素・原材料費
  • 試薬・消耗品費
  • 実験用資材費
外注費・委託費(3件)
  • 分析・試験の外部委託費
  • 専門家への技術指導委託費
  • システム開発の外部委託費
旅費・交通費(3件)
  • 国内出張旅費(実証サイト視察・打合せ等)
  • 国際学会参加旅費(成果発表が目的の場合)
  • コンソーシアム会議参加交通費
諸経費(3件)
  • 特許出願費用
  • 成果報告書の印刷・製本費
  • 会議室使用料
間接経費(1件)
  • NEDOが認める上限内の間接経費(一般管理費等)

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 本事業の目的と直接関係のない設備・備品の購入費
  • 交際費・接待費・慶弔費等
  • 役員報酬(委託事業に直接従事していない場合)
  • 土地・建物の購入費・賃借料(実証に直接使用する場合を除く)
  • 消費税(課税事業者の場合、原則として対象外)
  • 他の公的補助金・助成金との重複計上となる経費
  • NEDO承認前に支出した経費
  • 事業終了後に発生した経費

よくある質問

Q本事業はどのような形式の資金支援ですか?補助金ですか?
A

補助金ではなく、NEDOとの委託契約に基づく「委託事業」です。補助金は事業者が先に費用を支出し、後から補助金が交付される形式ですが、委託事業はNEDOが事業の実施を委託し、承認された計画に基づいて委託費が支払われます。自己負担の観点では補助金より有利な場合がありますが、事業の成果・知的財産の扱いやNEDOへの報告義務など、委託事業特有のルールがあります。詳細は公募要領をご確認ください。

Q中小企業でも応募できますか?大企業でないと採択が難しいですか?
A

中小企業・スタートアップでも応募できます。NEDOは大企業だけでなく、中小企業や大学発スタートアップの参加を歓迎しています。ただし、大規模な実証事業の場合は実施体制や設備・人材の充実度も審査されますので、単独での応募が難しい場合は大学や大企業とコンソーシアムを組むことも有効な選択肢です。技術的な新規性・優位性が優れていれば企業規模は必ずしも不利にはなりません。

Qコンソーシアムで応募する場合、代表機関になる必要がありますか?
A

必ずしも代表機関になる必要はありません。代表機関はNEDOとの契約主体となり、事業全体の管理責任を担います。参加機関はサブコントラクターとして特定のテーマや工程を担当します。自社が代表機関として責任を持てる場合はリーダーシップを取ることで全体像を把握しやすくなりますが、大学や他企業のプロジェクトに参加機関として加わることも十分に意義があります。

Q採択後、どのような報告義務がありますか?
A

NEDOの委託事業では、一般的に定期的な進捗報告(月次・四半期報告等)、年度末の成果報告書の提出が義務づけられます。また、事業期間中に計画の変更が生じた場合はNEDOへの変更申請・承認が必要です。経費については証憑書類の保管が求められ、事後に会計検査院等による検査を受ける可能性もあります。コンプライアンス体制と事務管理体制を事前に整備しておくことが重要です。

Q公募期間はどのくらいですか?今から準備を始めても間に合いますか?
A

NEDOの公募期間は事業によって異なりますが、一般的に1〜2ヶ月程度のことが多いです。公募開始から締切まで短い場合もあるため、NEDO HPを定期的にチェックし、関心のある分野の公募情報をいち早くキャッチすることが重要です。また、本事業のような大型プロジェクトでは、提案書の作成に数週間〜1ヶ月程度かかることが多いため、公募開始前から技術テーマの絞り込みやコンソーシアムメンバーの検討を進めておくことをお勧めします。

Q水素分野の研究実績がない企業や機関でも応募できますか?
A

水素分野に隣接する技術(燃料電池・電気化学・熱工学・材料科学・エネルギーシステム等)の実績があれば応募を検討する価値があります。ただし、技術的な提案の説得力を高めるためには、関連技術の研究実績や特許、設備・人材の充実度を示すことが効果的です。水素分野の実績がない場合は、水素専門の大学研究室や企業とコンソーシアムを組み、強みのある技術要素を担当することで採択可能性が高まります。

Q本事業の成果として得られた特許は誰のものになりますか?
A

NEDOの委託事業における知的財産の帰属は、原則として受託者(実施機関)に帰属します。ただし、NEDOは国の委託費で得られた知的財産について、利用許諾の権利(実施権)や、一定条件下での帰属変更を求める場合があります。具体的なルールは公募要領や委託契約書に明記されますので、応募前に必ず確認してください。知的財産戦略を重視する企業の場合は、法務部門や弁理士との連携の上で契約内容を精査することをお勧めします。

Q応募にあたってNEDOへの事前相談は可能ですか?
A

はい、NEDOは公募説明会を開催することが多く、Q&Aの機会が設けられています。また、個別の事前相談に応じる場合もありますが、公平性の観点から制限があることもあります。公募要領・FAQ・説明会資料を十分に読み込んだ上で、それでも不明な点がある場合にNEDO担当窓口に問い合わせることをお勧めします。提案内容の評価や採択可能性についての個別相談には応じてもらえない場合がほとんどですが、手続き上の疑問点については対応してもらえることが多いです。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

NEDOの委託事業は、他の国・地方自治体の補助金・助成金との重複受給に関して厳格なルールが設けられています。同一の経費・設備・研究内容に対して複数の公的資金を重複して計上することは原則として禁止されており、応募時および実施中に他の公的支援との関係を正確に申告することが義務づけられています。 ただし、異なる経費項目や異なる研究テーマについては、他の制度との並行利用が可能な場合があります。例えば、本事業で研究開発を行いつつ、別途、中小企業向けの設備投資補助金(ものづくり補助金等)を活用して商用化段階の設備導入を行うことは、経費が明確に区分されていれば認められるケースがあります。 また、NEDOプロジェクト参加企業が経済産業省の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」や環境省の「脱炭素化支援機構」等の関連施策を組み合わせて活用するケースも見られますが、その際も経費の二重計上にならないよう注意が必要です。 研究成果を事業化する段階では、日本政策金融公庫の「スタートアップ支援融資」やJST(科学技術振興機構)の技術移転支援等を組み合わせることで、研究から事業化へのシームレスな資金調達が可能です。 組み合わせを検討する際は、各制度の事務局に事前相談することを強く推奨します。

詳細説明

事業の背景と目的

カーボンニュートラル社会の実現に向け、日本政府は水素を次世代エネルギーの中核として位置づけています。「水素社会モデル構築高度化技術開発・実証事業」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する大型国費プロジェクトであり、水素の製造・貯蔵・輸送・利用という全バリューチェーンにわたる技術開発と実証を通じて、日本が水素先進国としての地位を確立することを目指しています。

対象となる技術開発・実証の範囲

本事業が対象とする技術開発・実証の範囲は広く、以下のような分野が含まれます。

  • 水素製造技術:再生可能エネルギーを活用した水電解(グリーン水素)技術、天然ガス改質・CCS技術、バイオマス由来水素製造技術等
  • 水素貯蔵・輸送技術:高圧水素タンク、液化水素、有機ハイドライド(MCH等)、アンモニア等のキャリア技術
  • 水素利用技術:燃料電池(FCV・定置用)、水素発電、製鉄プロセスへの水素利用、熱需要への水素活用等
  • 水素社会モデルの実証:地域における水素サプライチェーン全体を見据えた実証事業

事業スキームと資金形態

本事業はNEDOとの委託契約に基づいて実施されます。採択された実施者はNEDOと委託契約を締結し、承認された事業実施計画に基づき研究開発・実証を行います。費用は委託費として支払われるため、補助金とは異なり自己負担割合の概念が薄く、承認された経費は原則として全額が委託費として支払われます。ただし、間接経費には上限が設けられている場合があります。

応募できる機関・企業

応募主体は以下のような機関・企業です。

  • 民間企業(大手・中小問わず)
  • 大学・高等専門学校
  • 国立研究開発法人・公益法人等の研究機関
  • 上記が連携したコンソーシアム(共同実施体)

水素関連技術に強みを持つ企業単独での応募に加え、複数機関が連携したコンソーシアムによる応募も有力な選択肢です。大学と企業が連携することで、基礎研究から実証まで一貫したプロジェクト体制を構築できます。

審査のポイントと採択のポイント

NEDOの審査は一般的に以下の観点で行われます。

  • 技術的優位性・新規性:提案技術の革新性と国内外の競合技術との差別化
  • 実現可能性:研究開発計画の具体性と実施体制の充実度
  • 社会的意義・波及効果:カーボンニュートラル社会実現への貢献度
  • 事業化・普及展開の見通し:研究成果の社会実装シナリオの明確さ
  • 費用対効果:投入費用に対して期待される技術的・社会的成果の大きさ

NEDOプロジェクト参加のメリット

NEDOのプロジェクトに採択・参加することには、資金面以外にも複数のメリットがあります。

  • 技術力の対外証明:NEDOプロジェクトへの参加実績は国内外に対する技術力の証明になります
  • ネットワーク形成:産学官連携のコンソーシアムを通じて、研究者・技術者・産業界との人脈が広がります
  • 知的財産の活用:プロジェクトで生まれた特許・技術は、所定の手続きを経て受託者が事業活用できます
  • 国際標準化への参画:水素分野では国際標準化活動も活発であり、NEDOプロジェクト参加がそのきっかけになることもあります

申請に向けた実務上の注意点

本事業に応募するにあたっては、以下の点に注意してください。

  • 公募期間は比較的短い場合があるため、NEDO HPを定期的にチェックし、公募開始と同時に準備を開始することが重要です
  • 応募様式・作成要領はNEDO HPから入手し、最新版を使用してください
  • コンソーシアムで応募する場合は、代表機関と参加機関の役割分担・費用配分を事前に明確にしておく必要があります
  • NEDOは公募説明会を開催することが多く、積極的に参加してQ&Aで疑問点を解消することをお勧めします
  • 書面審査通過後にヒアリング審査が行われる場合があります。プレゼンテーションの準備も行ってください

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