令和4年度 LCCM住宅整備推進事業(第2回)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
1戸あたり最大140万円の補助
LCCM住宅の整備に対して、1戸あたり上限140万円が補助されます。高性能な断熱材、高効率設備、太陽光発電システムなど、LCCM基準を満たすための追加的なコストを軽減でき、施主への提案時に大きな価格メリットとなります。
全国どこでも申請可能な国の制度
本事業は国土交通省所管の全国一律の制度です。地域を問わず申請できるため、地方の工務店から大手ハウスメーカーまで幅広い事業者が活用可能です。LCCM住宅の基準を満たせば、新築の戸建住宅が広く対象となります。
2050年カーボンニュートラルへの先導的取組
LCCM住宅はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をさらに上回る最高水準の省エネ住宅です。建設から解体までのライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにする画期的な住宅であり、環境意識の高い顧客層への差別化提案が可能です。
CASBEE等の環境性能評価との親和性
本事業の申請にはライフサイクルCO2の算定が必要で、CASBEEや他の環境性能評価との整合性が高い設計が求められます。取得した評価結果は住宅の資産価値向上にもつながります。
ポイント
対象者・申請資格
対象住宅の要件
- LCCM住宅の基準を満たす新築戸建住宅であること
- ライフサイクル全体でのCO2排出量がマイナスとなる設計であること
- ZEH基準以上の断熱性能・省エネ性能を有すること
- 再生可能エネルギー(太陽光発電等)を導入すること
対象事業者
- 建設業者(工務店、ハウスメーカー等)
- 建築主(施主)
対象地域
- 全国(地域制限なし)
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:LCCM住宅の設計基準確認
LCCM住宅整備推進事業実施支援室のHPから最新のマニュアル・基準を確認します。ライフサイクルCO2の算定方法や必要な性能水準を正確に把握しましょう。
ステップ2:設計・ライフサイクルCO2算定
LCCM基準を満たす住宅設計を行い、専用ツール等を用いてライフサイクルCO2排出量がマイナスとなることを算定・確認します。
ステップ3:jGrants(電子申請システム)での申請
募集期間内にjGrantsから電子申請を行います。設計図書、CO2算定結果、見積書等の必要書類を準備して提出します。GビズIDプライムの事前取得が必要です。
ステップ4:審査・採択通知
提出書類に基づく審査が行われ、採択結果が通知されます。LCCM基準の適合性と提出書類の正確性が審査のポイントです。
ステップ5:工事実施・完了報告
採択後に工事を実施し、完了後に実績報告書を提出します。設計通りの性能が実現されていることの確認が行われます。
ポイント
審査と成功のコツ
ライフサイクルCO2算定を正確に実施
ZEH基準を大幅に上回る断熱性能を確保
再生可能エネルギーの十分な導入
申請書類の不備をなくす
ポイント
対象経費
対象となる経費
設計費(3件)
- LCCM住宅の基本設計・実施設計費
- ライフサイクルCO2算定に係る費用
- 環境性能評価の取得費用
高断熱化工事費(3件)
- 高性能断熱材の購入・施工費
- 高断熱サッシ・窓の設置費
- 気密処理に係る工事費
省エネ設備費(4件)
- 高効率給湯器(エコキュート等)の設置費
- 高効率空調設備の設置費
- LED照明設備の設置費
- HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の導入費
再生可能エネルギー設備費(2件)
- 太陽光発電システムの設置費
- 蓄電池システムの設置費
その他工事費(2件)
- 低炭素資材の使用に係る追加費用
- 通風・採光設計に係る追加工事費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 土地の取得費・造成費
- 一般的な住宅建設費(LCCM基準に関係しない部分)
- 外構工事費(住宅本体に付帯しないもの)
- 家具・家電等の購入費
- 設計変更により LCCM 基準を満たさなくなった場合の工事費
- 申請前に着工済みの工事費用
よくある質問
QLCCM住宅とZEH住宅の違いは何ですか?
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロになる住宅を指しますが、LCCM住宅はそれを上回る基準です。ZEHが居住時のエネルギー収支に着目するのに対し、LCCM住宅は建設時の資材製造・輸送、居住時のエネルギー消費、さらには将来の解体・廃棄まで含めた住宅のライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにします。より高性能な断熱・省エネ仕様と、大容量の太陽光発電が必要となるため、技術的なハードルもコストも高くなります。
Q個人(施主)でも申請できますか?
はい、建築主(施主)も申請可能です。ただし、LCCM住宅の設計・CO2算定は専門的な技術力が必要なため、実際には施工を担当する建設会社やハウスメーカーが中心となって申請手続きを進めるケースが一般的です。施主として申請する場合も、LCCM住宅の施工実績がある建設会社と連携することを強く推奨します。
Qリフォーム・改修工事も対象になりますか?
本事業は原則として新築住宅を対象としています。既存住宅の改修・リフォームでLCCM基準を満たすことは技術的に非常に困難であり、通常は対象外です。既存住宅の省エネ改修については、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」や「こどもエコすまい支援事業」等の別の補助制度を検討してください。
Q太陽光発電は必須ですか?
明文上の必須要件ではありませんが、ライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにするためには、実質的に太陽光発電システムの導入が不可欠です。居住時のエネルギー消費だけでなく、建設時・解体時のCO2排出量も相殺する必要があるため、十分な発電容量を確保する必要があります。屋根面積や方位を考慮した最適な設計が重要です。
Q補助金の交付はいつ受けられますか?
補助金は原則として事業完了後の精算払いです。採択通知を受けた後に工事を実施し、完了後に実績報告書を提出します。審査・確認を経て補助金額が確定し、交付されます。工事期間中は自己資金または融資で賄う必要がある点に注意してください。つなぎ融資が必要な場合は、事前に金融機関に相談しましょう。
QGビズIDプライムの取得にはどのくらいかかりますか?
GビズIDプライムの取得には通常2~3週間程度かかります。申請はオンラインで行えますが、法人の場合は印鑑証明書等の書類が必要です。jGrantsでの電子申請にはGビズIDプライムが必須となるため、募集期間の開始前に余裕をもって取得手続きを開始してください。既にGビズIDプライムをお持ちの場合は新たな取得は不要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は国土交通省所管の制度であり、同一住宅に対して国の他の補助金(ZEH補助金、地域型住宅グリーン化事業等)との重複受給は原則できません。ただし、補助対象となる経費が明確に異なる場合は併用可能な場合もあるため、個別に確認が必要です。地方自治体独自の省エネ住宅補助金や再生可能エネルギー設備補助金については、各自治体の規定によりますが、国の補助金との併用を認めているケースも多くあります。例えば、本補助金でLCCM住宅本体を整備し、自治体の補助金で蓄電池を追加導入するなどの組み合わせが考えられます。住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)は補助金との併用が可能ですが、補助金額を差し引いた取得価額が控除の計算基礎となる点に注意してください。
詳細説明
LCCM住宅整備推進事業とは
LCCM住宅整備推進事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、住宅分野の脱炭素化を加速させるための国の補助制度です。LCCM(Life Cycle Carbon Minus)住宅とは、建設時・居住時・解体時を含む住宅のライフサイクル全体を通じてCO2排出量をマイナスにする先導的な脱炭素化住宅を指します。
LCCM住宅の位置づけ
日本の住宅省エネ基準は段階的に強化されてきました。LCCM住宅は、その中で最も高い水準に位置づけられています。
- 省エネ基準適合住宅:最低限の断熱・省エネ性能を満たす住宅
- ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス):年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロの住宅
- LCCM住宅:建設から解体までの全期間でCO2排出量がマイナスの住宅(最高水準)
補助金額
本事業の補助上限額は1戸あたり140万円です。LCCM基準を満たすために必要な追加的経費(高性能断熱材、高効率設備、太陽光発電等)が補助対象となります。
令和4年度第2回の募集概要
- 募集期間:令和4年9月15日~令和4年10月31日
- 申請方法:jGrants(電子申請システム)による申請
- 補助上限:1戸あたり140万円
- 対象地域:全国
LCCM住宅に求められる性能
LCCM住宅として認められるためには、以下の要件を満たす必要があります。
- ZEH基準以上の高断熱・高気密性能
- 高効率な省エネ設備(給湯・空調・照明・換気)
- 太陽光発電等の再生可能エネルギー設備の導入
- 低炭素資材の活用による建設時CO2排出量の削減
- ライフサイクル全体でのCO2排出量がマイナスとなる設計
申請時の注意事項
- GビズIDプライムの事前取得が必要です(取得に2~3週間かかる場合があります)
- ライフサイクルCO2の算定は専門的知識が必要です。支援室への事前相談を推奨します
- 募集期間が限られているため、設計・算定を事前に完了させておく必要があります
- マニュアル・様式はLCCM住宅整備推進事業実施支援室HPからダウンロードできます
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