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令和4年度 LCCM住宅整備推進事業(第1回)

基本情報

補助金額
140万円
0円140万円
募集期間
2022-07-01 〜 2022-08-31
対象地域日本全国
対象業種建設業

この補助金のまとめ

LCCM住宅整備推進事業は、国土交通省が2050年カーボンニュートラルの実現に向けて実施する補助事業です。LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅とは、建設時から廃棄時までのCO2排出量をトータルでマイナスにする先導的な脱炭素化住宅です。補助上限額は1戸あたり140万円で、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を超える最高水準の省エネ住宅の整備を支援します。建設業者(住宅メーカー・工務店等)が主な申請者で、高性能な断熱・省エネ設備に加え、太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入が求められます。住宅の脱炭素化を推進する企業にとって、差別化戦略の一環として活用できる制度です。

この補助金の特徴

1

1戸あたり最大140万円の補助

LCCM住宅の整備に対し、1戸あたり最大140万円が補助されます。一般的なZEH補助金(55〜100万円程度)と比較して高い補助額が設定されており、LCCM住宅の高い性能基準に見合った支援内容となっています。

2

住宅の最高水準「LCCM」を推進

LCCM住宅は、建設から運用・廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにする住宅です。ZEHが運用時のエネルギー収支ゼロを目指すのに対し、LCCMは建設時の排出も含めたトータルでマイナスを達成する、住宅の脱炭素化における最高水準の概念です。

3

全国どこでも申請可能

対象地域は全国で、日本国内であればどの地域でも申請可能です。建設業を営む住宅メーカーや工務店が主な申請者で、新築の戸建住宅がメインの対象となります。

4

カーボンニュートラル政策の柱

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅分野の脱炭素化は最重要課題の一つです。本事業はその先導的モデルを創出するための補助制度であり、将来的な住宅の標準仕様を先取りした取組を支援します。

ポイント

ZEHを超える最高水準のLCCM住宅に特化した補助制度で、1戸あたり最大140万円の手厚い支援が受けられます。住宅の脱炭素化における先導的な取組を評価する制度であり、高性能住宅を強みとする建設事業者にとって大きなアドバンテージとなります。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • LCCM住宅の建設を行う建設業者(住宅メーカー、工務店等)
  • 建築主(施主)が申請する場合もあり

対象住宅の要件

  • 新築の戸建住宅であること
  • LCCM住宅の認定基準を満たすこと(ライフサイクル全体でCO2排出量がマイナス)
  • ZEH基準を満たす高断熱・高気密性能を有すること
  • 太陽光発電等の再生可能エネルギー設備を備えること

性能基準

  • 強化外皮基準(UA値等)を満たすこと
  • 一次エネルギー消費量が基準値以下であること
  • LCCO2(ライフサイクルCO2)の評価でマイナスとなること
  • 第三者機関によるLCCM住宅の認定または同等の評価を受けること

ポイント

LCCM住宅の性能基準は非常に高く、ZEH基準を大幅に上回る断熱性能と再エネ導入が必要です。LCCO2評価の計算にはCATV等の専門ツールが必要となるため、LCCM住宅の建設実績がある事業者か、専門的なコンサルティングを受けることを推奨します。

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申請ガイド

1

ステップ1:LCCM住宅の性能基準の確認

LCCM住宅整備推進事業実施支援室のウェブサイト(https://lccm-shien.jp/)で、最新の公募要領と性能基準を確認します。LCCO2の計算方法やマニュアル、申請様式もこのサイトで入手できます。

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ステップ2:住宅設計・LCCO2の算定

LCCM住宅としての性能基準を満たす住宅を設計し、LCCO2(ライフサイクルCO2)の算定を行います。建設時・運用時・廃棄時のCO2排出量をトータルで評価し、マイナスとなることを確認します。

3

ステップ3:申請書類の作成

所定の様式に従い、住宅の設計図書、性能計算書、LCCO2算定結果、工事費内訳書等の申請書類を作成します。

4

ステップ4:申請・審査

LCCM住宅整備推進事業実施支援室に申請書類を提出します。性能基準への適合性と事業計画の妥当性が審査されます。

5

ステップ5:交付決定・着工・完了報告

交付決定を受けた後に着工し、工事完了後に実績報告書を提出します。現地検査等を経て補助金額が確定されます。

ポイント

LCCO2の算定が最大のハードルです。専門的な計算ツールと知識が必要なため、初めてのLCCM住宅建設の場合は、実績のある設計事務所やコンサルタントとの連携を強く推奨します。支援室のマニュアルを熟読してから取り組んでください。

審査と成功のコツ

LCCO2算定の正確性
審査で最も重視されるのはLCCO2算定の正確性です。建設時のCO2排出(資材製造、輸送、施工)、運用時のエネルギー消費、太陽光発電による削減効果、廃棄時の排出をすべて正確に算定し、トータルでマイナスとなることを確実に示しましょう。
高性能な断熱・省エネ設計
LCCM住宅は高い断熱性能が基本です。UA値は0.4W/m2K以下(HEAT20 G2グレード以上)を目指し、高性能サッシ、付加断熱、気密施工などの技術を駆使した設計が求められます。
再エネ設備の最適設計
太陽光発電パネルの設置容量は、運用時のエネルギー消費を十分にカバーし、さらに建設時・廃棄時のCO2排出を相殺できる規模が必要です。屋根の向きや面積を考慮した最適な設計が重要です。
低炭素建材の活用
建設時のCO2排出を削減するために、国産木材の活用、低炭素コンクリート、リサイクル建材などの低炭素建材を積極的に採用しましょう。建材選択がLCCO2算定に大きく影響します。

ポイント

LCCO2算定の正確性と高い性能水準の両立が成功の鍵です。断熱性能、再エネ設備、低炭素建材の3要素を総合的に最適化することで、LCCM基準の達成と魅力的な住宅の実現を両立させましょう。

対象経費

対象となる経費

断熱工事費(3件)
  • 高性能断熱材の施工費
  • 高性能サッシ・ガラスの設置費
  • 付加断熱工事費
省エネ設備費(4件)
  • 高効率給湯器の設置費
  • 高効率空調設備の設置費
  • LED照明設備の設置費
  • HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の導入費
再エネ設備費(2件)
  • 太陽光発電パネルの設置費
  • 蓄電池システムの導入費
気密工事費(3件)
  • 気密シートの施工費
  • 気密テープ等の材料費
  • 気密測定費
設計・評価費(3件)
  • LCCO2算定に係る費用
  • 省エネ計算・設計費
  • 第三者認証取得費
低炭素建材費(2件)
  • 国産木材等の低炭素建材の材料費
  • リサイクル建材の購入費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地の取得費・造成費
  • 一般的な住宅の基本構造部分の工事費(基礎、躯体等の通常仕様部分)
  • 外構工事費(駐車場、庭園等)
  • 家具・家電製品の購入費
  • 設計料のうちLCCM住宅に特化しない部分
  • 交付決定前に着手した工事の経費

よくある質問

QZEH補助金とLCCM住宅整備推進事業は併用できますか?
A

同一住宅に対するZEH補助金とLCCM住宅整備推進事業の併用は原則としてできません。両制度とも住宅の省エネ性能向上に対する補助であり、重複申請は認められていません。LCCM基準を満たせる場合は、補助額が高い本事業(最大140万円)を選択する方が有利です。ZEH基準は満たすがLCCM基準には届かない場合は、ZEH補助金の活用を検討してください。

Qマンション(集合住宅)も対象ですか?
A

本事業は主に新築の戸建住宅を対象としています。マンション等の集合住宅については、別途の補助制度(サステナブル建築物等先導事業等)が用意されている場合があります。集合住宅のLCCM化に関心がある場合は、国土交通省の関連事業を確認するか、LCCM住宅整備推進事業実施支援室にお問い合わせください。

QLCCO2の計算はどのように行いますか?
A

LCCO2の計算には、建設時(建材の製造・輸送・施工)、運用時(エネルギー消費)、廃棄時(解体・処理)のCO2排出量を積算し、太陽光発電等による削減量を差し引きます。計算にはLCCM住宅整備推進事業実施支援室が提供する専用の計算ツールやマニュアルを使用します。建材のCO2排出係数や運用エネルギーの算定方法は国の基準に基づいて定められています。初めて取り組む場合は、支援室のマニュアルを熟読するか、経験のある設計事務所に相談することを推奨します。

Qリフォーム(既存住宅の改修)も対象ですか?
A

本事業は基本的に新築住宅を対象としています。既存住宅の省エネ改修については、別途の補助制度(住宅省エネ2025キャンペーン、長期優良住宅化リフォーム推進事業等)の活用を検討してください。既存住宅をLCCM基準まで引き上げることは技術的に困難な場合が多いため、新築時にLCCM基準を満たす設計とすることが現実的です。

Q補助金は建築主(施主)に支払われますか?それとも建設業者に支払われますか?
A

補助金の受取りについては、公募要領に定められた申請主体に対して交付されます。住宅メーカーや工務店が申請主体となる場合はその事業者に、建築主が申請する場合は建築主に支払われます。いずれの場合も、補助金相当額が住宅の取得費用の軽減に反映されることが求められます。具体的な申請主体の要件は、各年度の公募要領で確認してください。

Q太陽光発電の設置は必須ですか?
A

LCCM住宅はライフサイクル全体のCO2排出をマイナスにする必要があるため、再生可能エネルギー設備の導入は事実上必須です。太陽光発電が最も一般的ですが、太陽熱利用システムやバイオマスエネルギーなど他の再エネ設備も理論的には対象となり得ます。ただし、建設時・廃棄時のCO2も含めてトータルでマイナスにするためには、相当量の発電能力が必要であり、実質的には太陽光発電パネルの搭載が不可欠です。

Q補助上限額の140万円は一律ですか?地域による差はありますか?
A

補助上限額の140万円は地域による差はなく、全国一律です。ただし、実際の補助額は対象経費に基づいて算定されるため、必ずしも140万円が交付されるとは限りません。LCCM住宅の整備に要する追加的な経費(高性能断熱材、高性能サッシ、太陽光発電設備、LCCO2算定費用等)が対象となり、その範囲内で上限140万円までが補助されます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は国土交通省の補助事業で、1戸あたり最大140万円の補助が受けられます。ただし、以下のZEH関連補助金とは原則として併用できません。 ・ZEH補助金(経済産業省・環境省) ・ZEH+補助金 ・次世代ZEH+実証事業 これらはいずれも住宅の省エネ性能向上に対する補助であり、同一住宅に対する重複申請は認められません。LCCM住宅整備推進事業はZEH補助金よりも補助額が高いため、LCCM基準を満たせる場合は本事業を選択する方が有利です。 一方、以下の制度との組み合わせは検討に値します。住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)は税制優遇であり補助金との併用が可能です。また、自治体独自の省エネ住宅補助金は、経費の区分が明確であれば併用できる場合があります。さらに、すまい給付金やグリーン住宅ポイント制度(実施時期による)など、異なる政策目的の支援制度との組み合わせも可能な場合があります。 具体的な併用可否は年度ごとの公募要領で確認してください。

詳細説明

LCCM住宅整備推進事業とは

LCCM住宅整備推進事業は、国土交通省が2050年カーボンニュートラルの実現に向けて推進する住宅の脱炭素化支援事業です。LCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)の整備に対し、1戸あたり最大140万円の補助金を交付します。

LCCM住宅とは

LCCM住宅とは、住宅の建設時から運用時、廃棄時までのライフサイクル全体でCO2排出量をトータルでマイナスにする住宅のことです。具体的には以下の3段階のCO2を総合評価します。

  • 建設段階:建材の製造・輸送・施工時のCO2排出
  • 運用段階:冷暖房・給湯・照明等のエネルギー消費によるCO2排出
  • 廃棄段階:解体・廃棄処理時のCO2排出

これらのCO2排出を、太陽光発電等の再生可能エネルギーによる創エネルギーで相殺し、トータルでマイナスにするのがLCCM住宅の概念です。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が運用時のエネルギー収支ゼロを目指すのに対し、LCCMはそれを大幅に超える最高水準の脱炭素住宅です。

補助額と対象

  • 補助上限額:1戸あたり140万円
  • 対象業種:建設業(住宅メーカー、工務店等)
  • 対象地域:全国

LCCM住宅に求められる性能

LCCM住宅として認められるためには、以下の性能基準を満たす必要があります。

  • 強化外皮基準:ZEH基準を上回る高い断熱性能(UA値)
  • 一次エネルギー消費量削減:基準一次エネルギー消費量からの大幅な削減
  • LCCO2マイナス:ライフサイクル全体のCO2排出量がマイナスであること
  • 再生可能エネルギー:太陽光発電等の再エネ設備の導入

ZEHとの違い

ZEHとLCCM住宅の最大の違いは評価範囲です。

  • ZEH:運用時のエネルギー消費のみを評価(年間の一次エネルギー消費量がゼロ以下)
  • LCCM住宅:建設・運用・廃棄のライフサイクル全体のCO2排出を評価(トータルでマイナス)

LCCM住宅はZEHの要件をすべて満たした上で、さらに建設時・廃棄時のCO2排出も考慮するため、低炭素建材の使用や建設方法の工夫も求められます。

申請手続き

申請はLCCM住宅整備推進事業実施支援室を通じて行います。マニュアルや申請様式は支援室のウェブサイト(https://lccm-shien.jp/)で入手できます。

問い合わせ先

LCCM住宅整備推進事業実施支援室
TEL:03-6803-6683
受付:月〜金曜日(祝日・年末年始除く)9:30〜17:00(12:00〜13:00除く)
E-Mail:info@lccm-shien.jp

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