募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約90

地上基幹放送ネットワーク整備事業(令和3年度第1次公募)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 1/2、1/3
募集期間
2021-03-31 〜 2021-04-23
対象地域日本全国
対象業種情報通信業
使途災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

地上基幹放送ネットワーク整備事業は、総務省が実施する放送インフラの災害対策を目的とした補助金制度です。大規模災害が発生した際に放送局が停波することで、被災地域への情報提供が途絶えるリスクを回避するため、予備送信所設備、災害対策補完送信所、緊急地震速報設備等の整備を支援します。地上基幹放送事業者や地方公共団体が申請主体となり、放送ネットワークの冗長化・強靱化に必要な設備投資費用の一部が補助されます。補助率は整備内容に応じて2分の1または3分の1が適用されます。東日本大震災や各地の豪雨災害の教訓を踏まえ、災害時にも途切れることなく住民に避難情報や被災情報を届けるための放送基盤整備は、公共的な意義が極めて高い取り組みです。放送事業者にとっては、自社の放送継続能力を高めると同時に、設備投資負担を軽減できる重要な制度です。

この補助金の特徴

1

災害時の放送継続を確保する設備整備を支援

本事業の最大の特徴は、災害時における放送の継続を確保するための設備整備に特化している点です。予備送信所設備、災害対策補完送信所、緊急地震速報設備の3種類の整備が補助対象となっており、放送ネットワークの冗長化と強靱化を図ることができます。大規模災害で主要送信所が被災した場合でも、予備系統から放送を継続できる体制の構築が可能です。

2

補助率は設備の種類に応じて2分の1または3分の1

整備する設備の種類に応じて補助率が設定されています。災害対策の緊急性や公共性の高い設備ほど高い補助率が適用される仕組みです。設備投資にかかる費用負担を軽減しながら、放送インフラの災害対応力を強化できます。具体的な補助率の適用は設備の種類と整備内容により判断されます。

3

全国の地上基幹放送事業者が対象

テレビ・ラジオを問わず、全国の地上基幹放送事業者(NHK、民間放送事業者、コミュニティ放送局等)が申請可能です。また、地方公共団体も申請主体として認められており、自治体が所有する防災放送設備の整備にも活用できます。放送事業の規模や地域を問わず幅広い事業者が活用できる制度です。

4

国民の生命・財産を守る公共的使命に直結

放送法に基づく放送事業者の災害報道義務と直結した制度であり、整備の意義が明確です。緊急地震速報の確実な伝達や、津波・洪水等の避難情報の即時提供は、国民の生命・財産の確保に不可欠であり、本事業による設備整備は社会的責任を果たすための重要な投資となります。

ポイント

本事業は災害時の放送継続に特化した設備整備を支援する制度であり、予備送信所・災害対策補完送信所・緊急地震速報設備の3種類が対象です。全国の地上基幹放送事業者と地方公共団体が活用でき、放送インフラの強靱化を図れます。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • 地方公共団体(都道府県、市区町村)
  • 地上基幹放送事業者(テレビ放送局、ラジオ放送局)
  • NHK(日本放送協会)
  • コミュニティ放送局
  • 上記に準ずる者として総務省が認めた団体

対象となる整備内容

  • 予備送信所設備等の整備(主要送信所の被災時に代替となる予備送信設備)
  • 災害対策補完送信所等の整備(災害時に被災地域をカバーする補完的な送信設備)
  • 緊急地震速報設備等の整備(緊急地震速報を迅速かつ確実に放送するための設備)

対象業種

  • 情報通信業(放送業)

対象地域

  • 全国

ポイント

申請主体は地上基幹放送事業者と地方公共団体です。テレビ・ラジオの別を問わず、全国の放送事業者が対象となります。整備内容は予備送信所・災害対策補完送信所・緊急地震速報設備の3種類に限定されており、一般的な設備更新は対象外です。

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申請ガイド

1

ステップ1:災害リスクの評価と整備ニーズの特定

自社の放送設備における災害リスクを評価し、どの設備の整備が最も優先度が高いかを特定します。主要送信所の立地条件(地震・津波・土砂災害リスク)、現在の予備系統の有無、緊急地震速報の対応状況などを総合的に分析します。

2

ステップ2:整備計画の策定と技術設計

特定された整備ニーズに基づき、具体的な設備仕様、設置場所、カバーエリアなどの技術的な整備計画を策定します。予備送信所の場合は主要送信所との距離や地盤条件、災害対策補完送信所の場合は被災時の想定カバーエリアなど、技術的な妥当性の検証が重要です。

3

ステップ3:事業費の見積もりと資金計画

整備計画に基づき、設備調達費、工事費、設計費等の詳細な見積もりを取得します。補助率(2分の1または3分の1)に応じた補助金額と自己負担額を算出し、資金計画を策定します。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

総務省情報流通行政局地上放送課の公募要領に従い申請書類を作成します。災害リスク評価、整備計画、事業費内訳、整備による効果の見込みなどを記載し、公募期間内(2021年3月31日~4月23日)に提出します。

5

ステップ5:交付決定後の事業実施と実績報告

採択後、交付決定を受けて整備事業を実施します。設備の調達・設置・試験運用を経て、事業完了後に実績報告書を提出し補助金の精算を行います。

ポイント

災害リスクの評価に基づいた合理的な整備計画が申請の核です。主要送信所の災害リスクを定量的に分析し、整備による放送継続性向上の効果を具体的に示すことが重要です。公募期間は約3週間と短いため、技術設計と見積もりの事前準備が必須です。

審査と成功のコツ

災害リスクの具体的な定量評価を示す
採択に向けて最も重要なのは、自社の放送設備が抱える災害リスクを具体的な数値で示すことです。ハザードマップに基づく浸水・土砂災害リスク、想定地震の震度分布、過去の被災実績などを客観的なデータで提示しましょう。「想定される災害が発生した場合、○○万世帯への放送が途絶する」といった影響範囲の定量化が説得力を高めます。
過去の災害事例を根拠として活用
東日本大震災、熊本地震、各地の豪雨災害など、過去の大規模災害における放送設備の被災事例を引用することが有効です。実際に送信所が被災して放送が停波した事例や、予備系統があったことで放送を継続できた事例などを示すことで、整備の必要性を具体的にアピールできます。
整備後の放送継続能力の向上を明確化
整備前後で放送継続能力がどのように向上するかを明確に説明しましょう。「現状では主要送信所が被災すると○時間の停波が発生するが、予備送信所を整備することで○分以内に放送を再開できる」といった具体的な改善効果を示すことが重要です。
地域防災計画との連携を強調
自治体の地域防災計画における放送の位置づけを確認し、整備計画との整合性を示すことで、事業の公共性をアピールできます。都道府県や市区町村の防災担当部署との連携体制を構築し、地域全体の防災力向上への貢献を明示しましょう。

ポイント

災害リスクの定量評価と過去の被災事例の活用が採択の鍵です。整備前後の放送継続能力の向上を具体的に数値で示し、地域防災計画との連携を強調することで、事業の必要性と公共性を説得力をもって訴求できます。

対象経費

対象となる経費

予備送信所設備(4件)
  • 予備送信機・空中線設備
  • 切替制御装置
  • 電源設備(非常用発電機、UPS等)
  • 伝送路設備
災害対策補完送信所設備(3件)
  • 補完送信機
  • アンテナ・鉄塔設備
  • 可搬型送信設備
緊急地震速報設備(3件)
  • 緊急地震速報受信装置
  • 自動割込放送設備
  • 速報テロップ自動挿入装置
工事費(3件)
  • 設備設置工事費
  • 鉄塔・局舎建設工事費
  • 電気工事・配線工事費
調査設計費(3件)
  • 電波伝搬調査費
  • 設計・測量費
  • 地盤調査費
その他(2件)
  • 工事監理費
  • 試験運用費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 通常の放送設備の更新・リプレース費用
  • 番組制作に関する設備や費用
  • 既存設備の維持管理・保守点検費用
  • 人件費(自社社員の人件費)
  • 事務所の賃借料・光熱費等の一般管理費
  • 災害対策と直接関係のない設備整備費用
  • 消費税(仕入税額控除が可能な場合)

よくある質問

Q地上基幹放送ネットワーク整備事業の補助率はどのくらいですか?
A

補助率は整備する設備の種類に応じて2分の1または3分の1が適用されます。災害対策の緊急性や公共性が高い設備ほど高い補助率が適用される傾向があります。具体的にどの補助率が適用されるかは、整備内容(予備送信所設備、災害対策補完送信所、緊急地震速報設備)や事業の規模によって判断されますので、公募要領を確認の上、総務省の担当課に相談されることをお勧めします。

Qテレビ局とラジオ局の両方が申請できますか?
A

はい、テレビ局・ラジオ局ともに申請可能です。本事業の対象は「地上基幹放送事業者等」であり、NHK、民間テレビ放送局、民間ラジオ放送局、コミュニティ放送局など、地上波で放送を行う全ての事業者が含まれます。また、地方公共団体も申請主体として認められています。放送メディアの種類を問わず、災害時の情報伝達基盤の強化を幅広く支援する制度です。

Q予備送信所と災害対策補完送信所の違いは何ですか?
A

予備送信所は、主要送信所が被災した場合に代替として機能する送信設備です。通常は主要送信所と同等のカバーエリアを持ち、主要送信所の停波時に速やかに切り替えて放送を継続します。一方、災害対策補完送信所は、大規模災害で広範囲にわたり放送が受信できなくなった場合に、被災地域を補完的にカバーする送信設備です。主要送信所の完全な代替ではなく、被災地域に限定して情報を届けるための補完的な役割を果たします。可搬型の送信設備も含まれます。

Q通常の設備更新にも使えますか?
A

いいえ、通常の設備の老朽化に伴う更新・リプレースは本事業の対象外です。本事業はあくまで災害対策を目的とした設備整備に限定されています。予備送信所の新設、災害対策補完送信所の整備、緊急地震速報設備の導入など、災害時の放送継続能力を向上させるための設備が補助対象です。既存設備の単純な置き換えではなく、災害対応力の強化に資する新たな設備投資であることが求められます。

Q緊急地震速報設備の整備にはどのような内容が含まれますか?
A

緊急地震速報設備の整備には、気象庁から配信される緊急地震速報を受信する装置、受信した速報を自動的に放送に割り込ませる自動割込放送設備、テレビ放送の場合は速報テロップを自動挿入する装置などが含まれます。地震発生から数秒以内に住民に情報を届けるためには、人手を介さない自動化が不可欠であり、こうした設備の整備は緊急地震速報の確実な伝達に直結します。

Qコミュニティ放送局でも申請できますか?
A

はい、コミュニティ放送局(コミュニティFM)も申請可能です。コミュニティ放送局は地域密着型のメディアとして、災害時にはきめ細かな地域情報の提供において重要な役割を果たしています。特に市区町村単位の避難情報や給水・炊き出しなどの生活支援情報の提供において、コミュニティ放送局の存在は大きいといえます。災害対策設備の整備により、地域の防災情報伝達力を強化することが期待されます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

地上基幹放送ネットワーク整備事業は総務省所管の補助金であり、同一の設備整備に対して他の国庫補助金と重複受給することは原則認められていません。ただし、放送インフラの整備・強化に関連する以下の制度との組み合わせを検討することは有益です。 民放ラジオ難聴解消支援事業(総務省)は、ラジオの難聴地域を解消するための中継局整備を支援する制度です。本事業が災害対策のための設備整備であるのに対し、難聴解消事業は受信環境の改善を目的としており、対象設備が異なれば両制度を組み合わせて活用できる可能性があります。 地方自治体が独自に実施する防災設備整備の補助制度がある場合、国の補助金との併用は個別に確認が必要です。自治体の防災対策予算と連動させることで、より充実した設備整備が実現できる場合があります。 また、内閣府の防災関連交付金や国土強靱化関連の補助金と対象事業が異なる範囲で組み合わせることも検討に値します。いずれの場合も、申請前に総務省の担当課に併用の可否を確認することを推奨します。

詳細説明

地上基幹放送ネットワーク整備事業の概要

地上基幹放送ネットワーク整備事業は、総務省情報流通行政局が実施する、放送インフラの災害対策強化を目的とした補助金制度です。大規模災害が発生した際に、送信所の被災により放送が停波し、住民への情報提供が途絶えるリスクを回避するため、放送ネットワークの冗長化・強靱化に必要な設備整備を支援します。

災害時における放送は、避難指示や津波警報、被災状況の周知など、国民の生命・財産の確保に不可欠な情報伝達手段として極めて重要な役割を果たしています。東日本大震災をはじめとする大規模災害の教訓を踏まえ、放送設備の災害対応力を強化することの必要性はますます高まっています。

対象となる3つの整備事業

本事業では、以下の3種類の設備整備が補助対象となっています。

  • 予備送信所設備等の整備:主要送信所が被災した場合に備え、予備の送信設備を整備します。主要送信所とは別の場所に設置し、災害時に速やかに切り替えて放送を継続できる体制を構築します。
  • 災害対策補完送信所等の整備:大規模災害により広範囲で放送が受信できなくなった場合に、被災地域をカバーする補完的な送信設備を整備します。可搬型の送信設備も対象に含まれます。
  • 緊急地震速報設備等の整備:気象庁から配信される緊急地震速報を受信し、自動的に放送に割り込んで伝達するための設備を整備します。速報の確実かつ迅速な伝達は、住民の身を守る初動対応に直結します。

補助率

補助率は整備内容に応じて2分の1または3分の1が適用されます。災害対策の緊急性や公共性、設備の種類等により補助率が決定されます。詳細は公募要領で確認してください。

申請対象者

以下の事業者が申請可能です。

  • 地方公共団体(都道府県・市区町村)
  • 地上基幹放送事業者(NHK、民間テレビ放送局、民間ラジオ放送局)
  • コミュニティ放送局

対象業種は情報通信業(放送業)であり、対象地域は全国です。

申請スケジュール

令和3年度第1次公募の応募期間は2021年3月31日から4月23日までです。公募期間は約3週間と限られているため、事前に十分な準備を行った上で臨むことが重要です。

災害対策としての放送インフラ整備の重要性

近年の大規模自然災害の増加に伴い、放送インフラの災害対応力強化はますます重要な課題となっています。特に以下の観点から、本事業による設備整備の意義は大きいといえます。

  • 放送の停波防止:予備送信所の整備により、主要送信所が被災しても放送を継続できる体制を確保
  • 被災地への確実な情報伝達:災害対策補完送信所の整備により、広域被災時にも情報の空白地帯の発生を防止
  • 緊急速報の迅速な伝達:緊急地震速報設備の整備により、地震発生時の初動対応を支援

申請時の留意点

  • 通常の設備更新は対象外:あくまで災害対策を目的とした設備整備が対象であり、老朽化した設備の単純な更新は対象となりません。
  • 災害リスクの根拠を明確に:整備の必要性を示すため、ハザードマップや被災想定に基づく定量的な根拠資料の準備が必要です。
  • 事業計画の具体性:設備の仕様、設置場所、整備スケジュール、期待される効果等を具体的に記載する必要があります。

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