室谷さん、最近「妊婦支援給付金」って言葉をよく聞くんですけど、これって何ですか?前の「出産・子育て応援交付金」と何か違うんですか?!
あー、これは令和7年4月(2025年4月)から始まった新制度で、以前の「出産・子育て応援交付金」から移行した制度なんですよね。名前が変わっただけかな?と思いがちなんですけど、実は子ども・子育て支援法に基づく法律の制度として位置づけられたという大きな違いがあって。国として「妊婦への支援は義務だ」と明確にしたわけです。
ほんとに? 法律が変わったんですか。でも給付金の中身は変わってないんですか?
支給額の基本は変わっていないです。1人妊娠している場合は合計10万円、双子なら15万円という仕組みは継続されています。ただ変わったのは、専門職による「伴走型相談支援」と一体でやるという点がより明確になったこと。給付金だけもらって終わりではなくて、保健師さんや助産師さんが妊娠中から出産後まで継続して相談に乗ってくれる仕組みとセットになっているんです!
なるほど! お金だけじゃなくてサポートも受けられるんですね! じゃあ対象者や金額のことをもう少し詳しく教えてもらえますか?
妊婦支援給付金 申請フロー
シンプルです。福井県内のいずれかの市町に住民票がある妊婦であれば対象になります。県全体でやっているので、福井市でも敦賀市でも、小さな町でも全部対象ですよ。
福井県内なら全市町でもらえるんですか! それは安心ですね。
ただ一点、大事な条件があって。医療機関において胎児心拍が確認されていることが必要なんです。妊娠検査薬でわかった段階ではなくて、産科・婦人科の医療機関に行ってエコーで心拍が確認されてから申請できます。
心拍確認! 知らなかったです。ということは、妊娠が判明した直後はまだ申請できないんですね?
そうなんです。まず産婦人科を受診して、「心拍確認できました」という状態になってから市町の窓口に行く、という流れになります。だいたい妊娠6〜7週ごろから心拍が確認できることが多いので、早めに産婦人科を受診するのがオススメです!
なるほど。流産や死産になってしまった場合はどうなるんですか? 心配な方も多いと思って…
実は流産・死産・人工妊娠中絶を経験された方も支給対象になります。これはとても大事なポイントで。胎児心拍が確認されていれば、その後残念な結果になってしまっても申請ができるんです。流産等が医療機関で確認された日以降に届け出ができます。つらい状況の中での申請になりますが、窓口でも相談対応してもらえるので安心してください。
それは知っておきたい情報ですね。では、金額のことを教えてもらえますか?
妊婦支援給付金 受取額シミュレーション
2回に分けてもらえます。1回目は妊婦給付認定後に5万円、これが妊娠届出のタイミングでもらえる分ですね。
2回目は出産予定日の8週間前から申請できて、妊娠しているこどもの人数×5万円です。1人なら5万円、双子なら10万円、三つ子なら15万円という計算になります!
ということは、1人妊娠していれば合計10万円もらえるってことですね?!
そうです! わかりやすく表にまとめるとこんな感じです。
| 妊娠パターン | 1回目 | 2回目 | 合計 |
|---|
| 1人(単胎) | 5万円 | 5万円(1人×5万円) | 10万円 |
| 双子(双胎) | 5万円 | 10万円(2人×5万円) | 15万円 |
| 三つ子(三胎) | 5万円 | 15万円(3人×5万円) | 20万円 |
わかりやすい! 2回目は出産予定日の8週間前って、産前休業に入るくらいのタイミングですね。
ちょうどそのくらいです。産休前の準備期間に使えるお金として設計されている感じですよね。赤ちゃんグッズの購入とか、産後のサポートサービス利用とかに充てられるように、という趣旨ですね。じゃあ次は実際にどうやって申請するかを見ていきましょう。
住民票のある市町の相談窓口に行きます。市によって窓口の名前が違って、たとえば福井市なら「こども家庭センター ふくっこ」、敦賀市は「こども家庭センター」、坂井市は「子ども福祉課」という感じです。
市によって窓口の名前が違うんですね。事前に調べてから行ったほうがいいですか?
そうですね。事前に各市町のホームページで窓口と開庁時間を確認してから行くと安心です。で、大事なのが妊婦本人が窓口で面談を受ける必要があるという点。代理申請ではダメで、本人が行って保健師さんたちと話をすることが申請の条件になっています!
本人面談が必須なんですね。窓口に何を持っていけばいいですか?
基本的には2つです。マイナンバーカード(または通知カード)と、振込先がわかる通帳かキャッシュカードです。市町によっては追加で書類が必要なこともあるので、事前に確認しておくと安心ですよ。
申請の流れ、整理してくれてありがとうございます。「伴走型相談支援」って、申請のときに始まるんですか?
申請のときに保健師さんや助産師さんとの面談があって、そこから伴走型のサポートがスタートします。妊娠中の不安や困りごとを何でも相談できるし、利用できる制度やサービスも紹介してもらえます。出産後も赤ちゃんの自宅訪問で来てくれたりして、継続して支援してもらえるのが特徴です!
市によって窓口が違うんでしたね。主な市の連絡先も教えてもらえますか?
| 市町 | 窓口名 | 電話番号 |
|---|
| 福井市 | こども家庭センター「ふくっこ」 | 0776-20-5337 |
| 敦賀市 | こども家庭センター | 0770-22-8223 |
| 坂井市 | 子ども福祉課 | 0776-50-3043 |
| 小浜市 | 健康管理センター | 0770-64-6129 |
| 福井県全体のお問い合わせ | こども未来課 | 0776-20-0341 |
福井市だと「ふくっこ」っていう名前なんですね! 覚えやすくていいですね(笑)。
そうですよね(笑)。窓口に行くときは時間に余裕を持って行くのをおすすめします。妊娠届出時はアンケートへの記入や面談があるので、思ったより時間がかかることもあるんですよ。
それは大事な情報ですね! 妊婦さんは体への負担も考えて余裕を持って行ったほうがいいですね。
- マイナンバーカード(または通知カード)
- 振込先がわかる通帳またはキャッシュカード(妊婦本人名義)
- 市町により追加書類あり(事前に各市町ホームページで確認)
旧制度の「出産・子育て応援交付金」で給付を受けた方はどうなるんですか?
令和6年度(2024年度)末までに旧制度で給付を受けた方は、新制度で重複して給付を受けることはできません。ただ、旧制度では福井県では「ふくいはぴコイン」というデジタル地域通貨で給付していた市町もあって。
ふくいはぴコイン! 面白い名前ですね! それはどういうものですか?
福井県のデジタル地域通貨で、1マネー=1ポイント=1円として、福井県内の「ふく育応援団」店舗で二次元コード決済ができるんです。赤ちゃんグッズを買う店とか子育て関連のお店で使えます。ただ2年間の有効期限があるので早めに使い切ることをおすすめします!
へえ! 地域のお店で使えるんですね。問い合わせ先はどこですか?
ふくアプリ・ふくいはぴコイン事業事務局(電話0776-50-7671、平日9時00分から17時00分)で対応しています。
同一の妊娠について、他の市町村や国の類似給付をすでに受けた場合は、福井県内での給付対象外になります。引っ越しをした場合は必ず転入先の市町窓口に相談してください。
ここまで聞いてきて、読者の方が疑問に思いそうなことを室谷さんにぶつけてみたいんですけど。「申請を忘れていたらどうなりますか?」って聞かれたんですよ。
申請には期限があって、1回目は胎児心拍が確認された日から2年間、2回目は出産予定日の8週間前の日から2年間が申請できる期間です。産後バタバタして忘れてしまうことも多いですが、2年以内であれば申請できるので安心してください。
2年あるんですね! でも早めに申請したほうがいいですよね。
もちろんです。特に1回目は妊娠届出のタイミングで一緒に申請するのが自然な流れなので、産婦人科で心拍確認されたらなるべく早く市町窓口に行くのをおすすめします。伴走型相談支援も早いタイミングでスタートしたほうが、妊娠中の不安が減りやすいですよ!
では最後に「転入してきた場合はどうなりますか?」という質問も多そうで。
これは注意が必要で、給付は申請時点で住民票がある市町から行われます。たとえば妊娠が確認されたときは別の都道府県に住んでいて、その後福井県に引っ越してきた場合は、前の市町村で受け取っていない分があれば福井県内の新しい住民票のある市町で申請できます。ただし同じ回の給付を二重にもらうことはできないので、引っ越し前後で窓口に確認するのが一番確実ですね。
- 1回目申請: 産婦人科で胎児心拍確認後に市町窓口へ(2年以内)
- 2回目申請: 出産予定日8週間前以降(2年以内)
- 本人が窓口で面談必須
- 転入・転出した場合は窓口に相談
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 妊婦のための支援給付(妊婦支援給付金)と伴走型相談支援 |
| 対象者 | 福井県内の市町に住民票がある妊婦(胎児心拍確認後) |
| 支給額(1回目) | 5万円(妊婦給付認定後) |
| 支給額(2回目) | 妊娠しているこどもの人数×5万円(出産予定日8週間前以降) |
| 申請先 | 住民票のある市町の相談窓口 |
| 申請方法 | 本人が窓口で面談を受けた上で申請 |
| 申請期限 | 1回目:心拍確認から2年間 / 2回目:出産予定日8週前から2年間 |
| 公式情報 | 福井県こどもみらい課ホームページ |
市町や県の職員が、電話やメールで口座情報・マイナンバーを聞くことはありません。ATMの操作を求められたり、手数料の振込みを求められたりした場合は詐欺です。不審な連絡があれば、警察(110番)または消費生活センターにご相談ください。
妊婦支援給付金の話がよくわかりました! 他にも福井県や福井市で妊婦・子育て世代が使えるお金ってありますか?
ぜひ! 子どもが生まれた後も使えるものってありますか?
こんなにあるんですね! まとめてチェックしておきたいです。
これらは全部DBで詳細を確認できます。妊娠がわかったら、妊婦支援給付金の申請と合わせてこれらの制度もチェックしておくと、出産後の経済的な準備がスムーズになりますよ!
ありがとうございました! 妊婦支援給付金の全体像がよくわかりました。福井県内の妊婦さん、ぜひ活用してほしいですね!