室谷さん、最近「地方移住したら100万円もらえる」みたいな話、よく聞くんですけど、群馬県でも本当にそんな制度があるんですか?
ありますよ!「群馬県移住支援金事業」っていう制度で、条件を満たして東京圏から群馬に引っ越すと、世帯なら最大100万円、単身でも60万円もらえます。しかもこれ、令和8年度(2026年度)も継続されていて、情報が2026年4月1日時点で更新されています。
えっ、本物ですか!100万円って、引越し費用の足しにするには十分すぎますよね。
そうなんです。この制度は国の「地方創生移住支援事業」を活用したもので、群馬県だけじゃなく全国各地で似た制度があります。ただ、群馬県の場合は34市町村が参加しているので、多くの地域で申請できるのが強みですね。財源の負担は国が2分の1、県が4分の1、市町村が4分の1という構造になっています。
ほんとに?34市町村って、群馬のほぼ全域じゃないですか。
そうです。前橋市・高崎市・桐生市・伊勢崎市・太田市をはじめ、草津町や嬬恋村みたいな温泉地・農村地域も含めて、ほとんどの市町村が参加しています。ただし市町村ごとに予算枠があって、予算に達したらその年度の支給が終了するので、気になる人は早めに動いた方がいいですよ。
予算枠があるんですね!それは知らなかった。「もらえると思って引っ越したのに終わってた」なんてことになったら困りますね。
だから必ず先に転入先の市町村窓口に相談してください。予算残高の確認もそこでできます。
群馬県移住支援金 支給額一覧
金額の話、もう少し詳しく教えてください。世帯と単身で違うんですよね?
| 区分 | 支給額 |
|---|
| 単身での移住 | 60万円 |
| 2人以上の世帯での移住 | 100万円 |
| 18歳未満の世帯員1人につき加算 | +30万円〜(市町村による) |
子どもが2人いたら、100万円 + 30万円 × 2人 = 160万円になる場合もあるってこと?
そうなんです!ただし18歳未満の加算は市町村ごとに条件や金額が異なるので注意が必要です。令和7年度(2025年度)から全市町村で加算制度が設けられましたが、加算額は市町村によってさまざまです。
世帯向けの100万円を申請するには何か条件がありますか?
あります。4つの条件を全部満たす必要があります。まず「申請者を含む2人以上の世帯員が、移住前から同一世帯に属していたこと」。それから「申請時点でも同一世帯であること」、「2人以上の世帯員全員が転入日から1年以内であること」、そして「反社会的勢力でないこと」の4点です。
なるほど、夫婦で一緒に引っ越してこないとダメなんですね。片方だけ先に移住して、後からもう一人が来るケースはどうなりますか?
その場合、後から来た人が転入後1年以内であれば大丈夫です。ただし申請するタイミングは2人ともが転入してからになります。
- 単身 60万円(確定)
- 世帯 100万円(世帯員全員が転入後1年以内が条件)
- 子ども加算 18歳未満1人につき30万円以上(市町村ごとに異なる、令和7年度から全市町村で設定)
- 財源 国1/2、県1/4、市町村1/4
そもそも「誰でも」もらえるわけじゃないんですよね?対象者の条件を教えてください。
大きく分けて「移住元の要件」と「担い手の要件」の2つがあります。まず移住元の要件から。対象は「東京23区に住んでいた人」か「東京圏に住んで東京23区に通勤していた人」です。
東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の4都県です。ただし「条件不利地域」と呼ばれる山間部・離島地域は除外されます。東京都だと檜原村・奥多摩町・大島町など、埼玉だと秩父市・飯能市周辺など、千葉だと銚子市・館山市周辺など、神奈川だと三浦市・箱根町などが除外地域です。
箱根から移住しても対象外なんですね。意外と広い範囲が除外されてますね。
さらに、期間の要件もあります。「住民票を移す直前の10年間のうち通算5年以上」東京23区在住または東京圏から23区への通勤実績があること、かつ「直前に連続して1年以上」の在住または通勤実績があること。この両方を満たす必要があります。
5年以上って、けっこう長くないですか?ちょうど5年で満たすんですか?
通算5年なので、途中でちょっと別の場所に住んでいても合算できます。23区在住期間と東京圏から23区への通勤期間は足し算できますし、たとえば23区で3年住んで、千葉に引っ越してから23区に通勤で2年、合計5年でOKです。
それは便利ですね!あと、大学進学で東京に来た人はどうなりますか?
いいケースを持ってきましたね!東京圏の条件不利地域以外に実家がある人が東京の大学に通学し、その後東京23区の会社に就職した場合は、通学期間もカウントできます。だから「大学4年 + 就職1年 = 5年」でクリアできる場合もあります。
- 東京23区に在住していた、または東京圏(4都県)から23区に通勤していた
- 直前10年間のうち通算5年以上の在住・通勤実績がある(合算可)
- 直前1年以上の連続した在住・通勤実績がある(通勤は転入3カ月前まで起算可)
- 条件不利地域(山間部・離島等)は除外
金額と移住元の話はわかりました。もう一つ「担い手の要件」っていうのがあるんですよね?
そうです。移住してきたら「群馬の担い手として何かやること」が求められます。要件は5種類あります。
| 種類 | 内容 |
|---|
| 就業(一般) | 群馬県移住・就業マッチングサイト掲載の求人に就業 |
| 就業(専門人材) | 内閣府の専門人材事業を利用して就業 |
| 起業 | 群馬県の起業支援事業(ぐんまクロススタート補助金)の交付決定を受けている |
| テレワーク | 移住前の仕事を移住後もテレワークで継続(週20時間以上) |
| 関係人口 | 転入先市町村が設定する関係人口の要件に該当 |
いいえ、群馬県移住・就業マッチングサイトに掲載されている求人に限られます。しかも週20時間以上の無期雇用契約が条件で、3親等以内の親族が経営する法人への就業はNG、転勤・出向・研修による異動もNGです。新規の雇用でないといけません。
テレワークの場合はどうですか?今の会社を辞めずに移住できるのが魅力ですよね。
テレワーク要件はけっこう細かくて、「自己の意思による移住」が必要で、会社命令での移動はNG。移住先を生活の本拠にすること、週20時間以上のテレワーク実施、デジタル田園都市国家構想交付金等による支援を受けていないこと、などが条件です。でも会社にバレずに確認する方法については転入先の市町村に相談するのが一番ですよ。
群馬県の「ぐんまクロススタート補助金」という起業支援金の交付決定を受けることが条件です。この補助金に申請してから移住支援金を申請する流れになります。申請期限も「起業支援金の交付決定から1年以内」なので注意が必要です。
令和7年度から「関係人口」という要件が全市町村で加わったとさっき聞きましたが、それって具体的には?
関係人口の要件は市町村ごとに違うんですが、たとえば「群馬の農業体験に参加したことがある」「移住前から群馬と何らかのつながりがある」など、各市町村が独自に設定しています。「仕事は変えたくないし、起業もしていない」という人でも、テレワークできれば移住支援金の対象になる可能性がありますので、ぜひ確認してみてください。
群馬県移住支援金 申請フロー
実際に申請するにはどうすればいいんですか?手続きが複雑そうで…
申請の流れは担い手要件によって少し違いますが、基本的な流れを説明しますね。就業の場合から話します。
群馬県移住・就業マッチングサイトで対象求人を探して応募・採用決定
就業を開始(就業後、各要件を満たしていることを確認)
転入した市町村の担当窓口で申請書類を受け取り、申請手続きを行う
転入日の翌日から起算して1年以内が申請期限です。起業の場合は「起業支援金の交付決定から1年以内」も条件になります。この1年を過ぎると申請できなくなるので注意してください。
申請書類は各市町村から入手するんですよね?どんな書類が必要ですか?
必要書類は市町村ごとに異なりますが、一般的には転入前の住民票(10年分の履歴)、雇用契約書や就業証明書、口座情報などが必要です。申請様式も市町村ごとに違うので、転入先市町村の窓口から直接取り寄せてください。
申請受付の開始日も市町村ごとに違うとDB情報にあったんですが?
そうなんです。市町村によっては年度の途中から受付を開始するところもあります。また令和8年度(2026年度)の要綱・様式類は現在順次更新中なので、最新情報は転入先の市町村窓口に確認してください。
市町村ごとに予算枠があります。予算額に達すると年度内の支給ができなくなります。「引っ越したけど予算が終わっていた」とならないよう、転入前に必ず窓口に相談してください。特に年度末(2月〜3月)は注意が必要です。
群馬以外からの移住だと対象外なんですよね?たとえば仙台から群馬に引っ越す場合は?
そうです。この制度は東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)からの移住が対象なので、仙台や大阪からの移住は対象外です。
群馬県内の市町村間の引っ越しは?たとえば前橋市から高崎市へ引っ越す場合は?
それも対象外です。あくまで「東京圏からの移住」が条件なので、群馬県内での引っ越しは対象になりません。
東京圏から一度別の都道府県に移住して、その後群馬に移ってきた場合はどうですか?
原則としてNGです。東京圏を直前の居住地として群馬に移住してくることが条件です。ただし例外があって、東京23区の会社に通勤していた人が転勤先で別の都道府県に異動し、その後群馬に移住した場合などは個別に判断されます。これも窓口に相談するのが確実です。
これ、よく聞かれます。移住支援金は一時所得として課税される可能性があります。ただし課税の取り扱いは個人の状況によって異なるので、税務署や税理士に確認することをお勧めします。
大学進学で18歳から東京に出て、新卒で23区の会社に就職してから5年後に群馬に移住したい、という25〜26歳の人は対象になりますか?
完璧に対象です!大学4年間+就職1年以上で通算5年をクリア、直前1年以上の23区在住・通勤実績もOK。その後、群馬に引っ越して就業・テレワーク等の要件を満たせばバッチリです。
問い合わせ先はどこになりますか?市町村ごとに違うんですよね?
| 市町村 | 担当課 | 電話番号 |
|---|
| 前橋市 | 担当窓口 | 027-898-6971 |
| 高崎市 | 担当窓口 | 027-321-1202 |
| 桐生市 | 担当窓口 | 0277-46-1111 |
| 伊勢崎市 | 担当窓口 | 0270-27-2707 |
| 太田市 | 担当窓口 | 0276-47-1892 |
| 群馬県(全体) | ぐんま暮らし・外国人活躍推進課 | 027-226-2371 |
どこに聞けばいいかわからない場合は、群馬県の窓口に電話してみる感じですか?
ここまで聞いてきて、だいたいわかってきました。一度整理してもらえますか?
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 群馬県移住支援金事業 |
| 対象者 | 東京23区在住または東京圏から23区通勤者 |
| 支給額 | 単身60万円、世帯100万円(子ども加算あり) |
| 申請期限 | 転入日翌日から1年以内(起業は交付決定から1年以内) |
| 申請先 | 転入した市町村の担当窓口 |
| 参加市町村 | 群馬県内34市町村 |
| 公式URL | はじめまして、暮らしまして、ぐんまな日々 |
制度が継続されているのも安心ですね。令和8年度(2026年度)も稼働しているというのはポイント高い。
そうです!そして2025年度からは全市町村で「関係人口」の要件が加わり、子ども加算制度も整備されています。移住を検討している人にとっては、かなり手厚い内容になっていますよ。
せっかく群馬に引っ越すなら、他にも使える給付金や補助金はありますか?
移住支援金100万円を受け取りながら、リフォーム補助金も活用できたら最強ですね!
そうですよ!群馬県は物価や土地が比較的安い上に、こういった支援制度が充実しています。東京との給与差はあっても、生活費の差でカバーできる部分は多いですよ。
移住支援金を装った詐欺に気をつけてください。公的な給付金の申請でATMを操作させたり、個人情報や口座番号を電話で聞き出すことは絶対にありません。不審な連絡があった場合は、必ず自分で公式窓口の電話番号を調べてから確認してください。
今日はありがとうございました。群馬への移住、本当にお得な制度があるんですね。
移住は人生の大きな決断ですが、支援金があればその後押しになります。気になる方はまず群馬県のぐんま暮らしサイトをチェックして、お住まいになりたい地域の市町村に相談してみてください。来年以降も群馬へのUIターンを検討している人は、早めに動き始めるのが正解ですよ!
群馬県の給付金情報は
群馬県の給付金・補助金一覧 からもチェックできます。前橋市・高崎市など各市区町村の制度も合わせて確認してみてください。