室谷さん、能登半島地震の被災者向けの給付金って、まだ新しいものが出てきてるんですか?
出てきてますよ! 石川県が令和6年能登半島地震の被災者向けに「自宅再建利子助成事業給付金」という制度を設けてるんです。住宅ローンを組んで家を再建した方の利子負担を丸ごと県が補助してくれるやつです!
えっ、利子を補助してくれるんですか! 住宅ローンって利子だけでもすごい金額になりますよね?
そうなんです! ざっくり言うと、家を再建するために借りたお金の利子相当額を、最大300万円まで一括で給付してくれます。ローン返済が始まってから「やっぱり利子が重い…」と悩んでいる被災者の方に知ってほしい制度ですね。
300万円ってかなり大きいですね! これは石川県全体の制度ですか?
石川県の制度です。令和6年1月1日の能登半島地震で、石川県内の市町で被災して住宅に一定の損害を受けた方が対象です。県外に避難していても、石川県内に住宅を再建することが条件なので覚えておいてください。
なるほど。では具体的に「どんな人が対象なのか」を詳しく教えてください!
自宅再建利子助成事業給付金 給付額の仕組み図解
金額の仕組みが「利子相当額」ってことですが、実際いくらくらいになるんですか?
それが人によって全然違うんです。借入額・利率・返済期間の3つを掛け合わせて計算します。たとえば3,000万円を35年で借りた場合、利子だけで数百万円になることもあります。
住宅ローンってそういうものですよね(笑)。だからこそこの制度が意味を持つんです。計算式は「元利均等返済の利子計算方法」で算定されます。ただし上限は300万円なので、利子が300万円を超えても給付はそこで止まります。
石川県生活再建支援課に給付金専用ダイヤル(電話 076-225-1968)があるので、「ざっくりいくらになるか教えてください」って聞くのが一番です! おおよその給付額目安を教えてもらえますよ。
気軽に聞いていいんですね。それは助かる! 変動金利や固定金利期間選択型の場合はどうなるんですか?
変動金利や固定金利期間選択型の場合は、第1回返済時の利率を使って比較します。ちょっと複雑なポイントがあって、住宅金融支援機構の「災害復興住宅融資」以外の借入の場合は、契約書に記載の利率と住宅金融支援機構の融資金利を比べて「低い方」を使うんです。
そうです。県が補助できる上限を設ける意味もありますし、計算の公平性のためですね。リバースモーゲージ型の融資の場合はまた別の計算になりますが、こちらも窓口に確認するのが確実です。
- 借入額・利率・返済期間の3つで利子相当額を算定
- 住宅金融支援機構の融資金利より高い場合は機構金利で計算
- 変動金利・固定金利期間選択型は第1回返済時の利率を使用
- 上限300万円(1世帯1回限り)
- おおよその目安は専用ダイヤル 076-225-1968 で確認可能
「1世帯1回限り」というのは、離婚・再婚などがあっても同じ世帯として1回だけということですか?
基本的に同一の被災世帯として1回です。詳細なケースは窓口相談をお勧めしますが、世帯単位での給付になるので、複数の家族がばらばらに申請することはできません。
自宅再建利子助成事業 対象者フロー図
対象者の要件を教えてもらえますか? 全壊しか対象にならないとか?
そんなことはないんです! 全壊・大規模半壊・中規模半壊・半壊の4段階が対象です。罹災証明書でこのどれかの判定を受けていれば第一関門はクリアですよ。
残念ながら対象外です。ただ、罹災証明書以外にも、被災者生活再建支援法に基づく「住宅の敷地に被害が生じてやむを得ず解体した世帯」や「長期避難世帯」も対象になります。応急仮設住宅等から供与期間内に退去した方も含まれますよ!
え、それは幅広いですね! あと収入の条件があるって聞きましたが?
これが結構大事なポイントで、住宅に入居した年の前年の収入(所得)で判定します。
| 収入の種類 | 条件 |
|---|
| 世帯全員が給与収入のみ | 世帯全員の合計収入が600万円以内 |
| 給与以外の収入がある世帯員がいる | 世帯全員の合計所得が440万円以内 |
| 23歳未満の被扶養者がいる世帯 | 収入(所得)制限なし |
23歳未満の子どもがいる世帯は収入制限なしなんですね! それは子育て世帯にとって大きい!
大きいですよね! しかも高齢者・障がい者がいる世帯は収入(所得)要件の緩和(控除)があるんです。詳細はPDF資料で確認できますが、一人ひとりの事情を反映した設計になってます。
じゃあ「収入が少し600万円を超えてしまう…」という方も、条件次第でクリアできる可能性があるんですね。
そうです! 諦める前にまず窓口に相談してみてください。あと絶対に忘れてはいけないのが、県内で住宅を再建すること。県外に移住して家を建てた場合は残念ながら対象外です。
- 令和6年1月1日の能登半島地震で石川県内の市町で被災した
- 罹災証明書で全壊・大規模半壊・中規模半壊・半壊のいずれかの判定を受けた(または解体・長期避難・仮設住宅退去)
- 石川県内に住宅を再建して入居済み
- 前年の世帯収入が600万円以内(給与のみ)または所得440万円以内(23歳未満被扶養者がいれば制限なし)
- 本人または親族が住宅再建のために金融機関から融資を受けた
申請はどうやってするんですか? 窓口に行くしかないですか?
3つの方法があります! 窓口持参・郵送・オンラインの3択です。オンラインはスマートフォンからでも申請できます。
オンラインは便利ですね! 被災地から遠く離れている方でも申請しやすそうです。
まさに。ただし注意点があって、住宅に入居した後でないと申請できません。応急仮設住宅に入居中の方は退去手続き後です。「入居前に申請しておこう」はできないので気をつけてください。
なるほど、入居が申請のスタートラインなんですね。必要書類がたくさんありそうですが…?
多いですが、種類別に分けると把握しやすいです。まずは共通書類を見てみましょう。
課税所得証明書って「源泉徴収票」ではダメなんですか?
源泉徴収票は受け付けてもらえません! 必ず市町の窓口で「課税所得証明書」を取得してください。ここは間違えやすいポイントなので要注意です!
大事な注意点ですね。融資を受けた人と申請者が別の場合は?
その場合は戸籍謄本など続柄がわかる書類が追加で必要です。親御さんが融資を受けて子どもが住む、みたいなケースですね。書類の種類は状況によって変わるので、事前に窓口に確認することをお勧めします!
申請書類を出したら終わりですか? それとも何かステップがあるんですか?
申請して交付決定が来たら、さらに請求書も出すんですね。
そうなんです! 2段階になっています。申請(交付決定を受ける)→ 請求(実際の入金)という流れです。請求書の様式は石川県の公式ページからダウンロードできますよ。
石川県の公式案内でも書留やレターパック等の使用を推奨しています。申請書類には個人情報が多く含まれるので、配送状況が確認できる方法を選んでください。普通郵便だと万一紛失したときに個人情報の流出リスクがありますから。
| 申請方法 | 宛先・URL | 特徴 |
|---|
| 窓口持参 | 石川県生活再建支援課(金沢市鞍月1丁目1番地 県庁12階) | 疑問点をその場で解決できる |
| 郵送 | 〒920-8580 金沢市鞍月1丁目1番地 石川県生活再建支援課 | 書留・レターパック推奨 |
| オンライン | 申請フォーム(外部リンク) | スマートフォン対応、書類アップロードで完結 |
令和9年(2027年)1月31日までです。まだ先ですが、住宅再建・入居・書類収集と手続きが多いので、できるだけ早めに動くことをお勧めします!
仮設住宅に住んでいる方は、退去後にしか申請できないんですよね?
そうです。仮設住宅を退去して再建した住宅に入居し、その後に申請です。退去が遅くなってもちゃんと令和9年1月31日まで申請期間があるので、タイミングを確認しておきましょう。
石川県地域福祉推進支援臨時特例給付金との重複給付はできません。すでに臨時特例給付金を受給した場合でも、返金手続きをすれば自宅再建利子助成事業給付金の申請が可能です。どちらを申請すべきか迷ったら、石川県生活再建支援課(076-225-1968)に相談してください。
えー! すでに他の給付金をもらった場合も諦めなくていいんですね! 返金して乗り換えるという選択肢があるとは。
実は自宅再建利子助成事業給付金の方が金額が大きいケースもあるんです! 臨時特例給付金は最大150万円ほどですが、こちらは最大300万円ですから。どちらが自分の状況で有利かを比較してみる価値がありますよ!
「半壊の判定を受けたけど自力で補修した」という方はどうなりますか?
補修のために金融機関から融資を受けていれば対象になります! 新築・購入・補修のどれでもOKです。「家を建て直したわけじゃないから…」と諦めていた方も一度確認してみてください。
そういうケースもあるんですね。変動金利でローンを組んだ場合、金利が上がったら給付金も変わりますか?
給付金の計算は第1回返済時の利率で固定されます。その後金利が変動しても再計算はありません。一括給付なので、申請時に将来の利子分まで含めて計算して渡してくれるイメージですね。
一括給付なんですね! 毎年申請するんじゃないんだ。
そうなんですよ! 交付決定後に一括でもらえるのが大きなメリットです。手続きが1回で済むし、将来の利子負担を心配せずにローン返済に集中できます!
リバースモーゲージを使った高齢者の方はどうなりますか?
リバースモーゲージ型の融資で住宅再建する場合は、特別な計算方法(20年分を乗じた額)で給付金を算定します。高齢者の方も対象になっていますし、石川県公式ページにリバースモーゲージの専用ページもあるので参照してみてください。
「自分は対象外では?」と思ったら確認すべきポイント
- 準半壊や一部損壊 → 対象外。ただし解体・長期避難・仮設住宅退去は対象になる場合あり
- 収入が600万円を超える → 高齢者・障がい者・23歳未満被扶養者の有無で緩和がある場合あり
- 既に臨時特例給付金を受給 → 返金して乗り換え可能。窓口要相談
- 融資を受けたのが本人でなく親族 → 親族の融資でもOK(続柄証明書が追加で必要)
自宅再建利子助成事業給付金の手続きで、ATMの操作を求められることは絶対にありません。電話で口座番号や暗証番号、クレジットカード情報を聞くことも一切ありません。不審な連絡があった場合は、すぐに石川県生活再建支援課(076-225-1968)または警察(110番)に相談してください。給付金に関する公式の問い合わせ窓口は石川県のみです。
残念ながら被災地への給付金詐欺は全国的に問題になっています。「給付金の手続きをします」と言って手数料を要求するケースや、口座情報を聞き出そうとするケースがあります。石川県からの正規の通知は文書で来ますし、電話で個人情報を聞くことはありません!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 自宅再建利子助成事業給付金 |
| 対象 | 能登半島地震(令和6年1月1日)で石川県内の市町で被災し、県内に住宅を再建した方 |
| 給付額 | 利子相当額(上限300万円、1世帯1回限り) |
| 申請期限 | 令和9年(2027年)1月31日 |
| 申請先(窓口・郵送) | 石川県生活再建支援課(〒920-8580 金沢市鞍月1丁目1番地 県庁12階) |
| 電話 | 076-225-1968(給付金専用ダイヤル) |
| オンライン申請 | 申請フォーム |
| 公式ページ | 石川県公式サイト |
石川県や各市町が様々な制度を設けています! たとえば珠洲市では被災者の住まい再建を支援する複数の給付金がありますよ。
いくつも組み合わせられるものがあるんですね。ただし利子助成と臨時特例給付金は重複不可なので、自分の状況に合った選択が大事ですね。
まさにそうです! どれを組み合わせるのが一番お得になるか、いしかわ被災者支援センターや石川県の窓口に相談しながら決めていくことをお勧めします!