室谷さん、「住居確保給付金」って制度、最近よく耳にするんですけど、これって具体的にどういう人が対象なんですか?
いい質問です!ひと言でいうと、「仕事を失ったり収入が大きく減って、家賃が払えなくなりそうな人を住居の面から支える」制度ですね。国が制度の枠組みを作って、近江八幡市のような各市区町村が実施する、いわゆる生活困窮者自立支援制度の一つです。
家賃が払えなくなりそう、か。それって結構ギリギリの状況ですよね?
そうなんです!だからこそ、早めに相談してほしいんですよ。「家賃を2ヶ月滞納してから」ではなく、「払えなくなりそうな段階」で申し込めるのがこの制度のポイントで。住む場所を失ってからでは再起がかなり難しくなるので、手を打つタイミングが早いほどいい。
国の制度なので全国の自治体でやってますが、収入基準や支給上限額などの細かい数字は自治体ごとに少し差があります。今回は近江八幡市版をしっかり見ていきましょう。申請窓口も市役所内の「福祉暮らし仕事相談室」になります。
住居確保給付金 対象者チェックリスト
対象者の要件、具体的に教えてもらえますか?「離職から2年以内」って聞いたことあるんですが。
はい、大きく分けると4つの要件があります。まず①離職・廃業をした日から2年以内であること。ただし、病気・けが・育児等のやむを得ない事情で求職活動ができなかった期間がある方は、最大4年まで延長されます!
ほんとに?じゃあ離職して2年半経ってる人でも病気だった期間があれば申請できるかもしれない?
そうなんです!あとは離職・廃業じゃなくても、やむを得ない休業等で収入が大幅に減って、離職や廃業と同等程度の状況になっている方も対象になります。コロナ禍以降、フリーランスや自営業者の方にも広く門戸が開かれるようになった経緯があって。
えっ、自営業でも使えるんですか!それは知らなかった!
意外と知られてないんですよ!自営業者の場合は、給付金を受けながら事業再生のための活動ができる場合もあります。「仕事を辞めないと使えない」って誤解している人が多いんですよね。
- 要件1: 離職・廃業をした日から2年以内(病気等でやむを得ず求職活動できなかった期間は最大4年まで延長可)
- 要件2: またはやむを得ない休業等で収入が大幅減少し、離職や廃業と同等の状況にある
- 要件3: 世帯の月収が収入基準額以下、かつ預金・現金が資産上限額以下
- 要件4: 常用就職を目指し、誠実かつ熱心な求職活動を行う意思があること
世帯人数によって違うので下の表を見てほしいんですが、単身の場合は月収11.3万円以下、かつ預金・現金が46.8万円以下であることが条件です。この収入基準額の中には「家賃額(上限あり)」が加算されているので、家賃の高い地域に住んでいる人でもある程度対応できる仕組みになっています。
| 世帯人数 | 収入基準額(月額) | 資産上限額(預金・現金) |
|---|
| 単身世帯 | 11.3万円以下 | 46.8万円以下 |
| 2人世帯 | 15.7万円以下 | 69万円以下 |
| 3人世帯 | 18.6万円以下 | 84万円以下 |
| 4人世帯 | 22.1万円以下 | 100万円以下 |
住む場所を失いそうな状況でこれだけ細かい要件があると、「自分は対象かな?」って不安になりますね。
それが一番のハードルだと思います!でもわからなければ、まず電話して相談するだけでOKなんです。窓口で「これこれこういう状況なんですが」って話をすれば、担当者が一緒に判断してくれます。一人で悩まずに相談してほしいですね。
住居確保給付金 支給額・収入基準(近江八幡市)
世帯人数に応じた家賃月額の上限が設定されています。単身世帯なら月3.5万円、2人世帯なら月4.2万円、3人以上なら月4.6万円が上限です!
原則3ヶ月間ですが、要件を満たし続けていれば延長できて、最長9ヶ月間受け取れます!3ヶ月で仕事が見つからなくても、ちゃんと求職活動をしていれば延長申請できるので安心してください。
9ヶ月か。結構長いですね。お金の受け取り方はどうなってるんですか?
ここが大事なポイントで、本人の口座にお金が振り込まれるわけではありません!市から直接、大家さん(管理会社等)に家賃が支払われる仕組みです。「生活費に使ってしまった」みたいなことが起きないよう、確実に住居の確保に使われる設計になっています。
なるほど!代理納付なんですね。収入が途中で増えたらどうなりますか?
世帯の収入が一定額を超えると「一部支給」になる場合があります。たとえばアルバイトを始めて少し収入が出た場合でも、いきなりゼロになるわけじゃなくて、超えた分を差し引いた形で支給が続く仕組みです。
| 世帯人数 | 支給家賃上限額(月額) | 支給期間 |
|---|
| 単身世帯 | 3.5万円 | 原則3ヶ月(最長9ヶ月) |
| 2人世帯 | 4.2万円 | 原則3ヶ月(最長9ヶ月) |
| 3人世帯 | 4.6万円 | 原則3ヶ月(最長9ヶ月) |
| 4人世帯 | 4.6万円 | 原則3ヶ月(最長9ヶ月) |
9ヶ月間もらえたとして、総額で計算するとかなりの額になりますね!
そうです!単身なら最大3.5万円×9ヶ月=ざっくり31.5万円分の家賃支援を受けられる計算ですね。住む場所が確保できているというのは、精神的にも就職活動に集中できる大きな支えになります。
申請はどこにいけばいいんですか?オンラインとかできますか?
近江八幡市の場合は、市役所内の「福祉暮らし仕事相談室(福祉政策課内)」への来庁相談が必要です。まず電話か直接来庁して相談し、要件確認を受けてから申請手続きという流れになります!
0748-36-5583ですね。受付は月曜から金曜(祝日除く)の9時から16時45分です。相談は秘密厳守なので、経済的な困りごとを話すのが恥ずかしいという方も安心して連絡してみてください。
- 窓口名: 近江八幡市 福祉暮らし仕事相談室(福祉政策課内)
- 電話: 0748-36-5583
- FAX: 0748-32-6518
- 受付時間: 月曜〜金曜(祝日除く)9時〜16時45分
- 場所: 近江八幡市役所内
電話または来庁して相談
近江八幡市 福祉暮らし仕事相談室(TEL: 0748-36-5583)に連絡し、状況を説明する
要件確認
担当者と一緒に収入・資産・離職状況などの要件を確認する
必要書類の準備
担当者から案内された書類一式を準備する(離職証明書、収入証明書、通帳コピー、賃貸借契約書など)
支給開始
市から直接、大家さん(管理会社等)へ家賃が支払われる
事前に担当者から案内があるので、それに従って準備すればOKです。一般的には、離職証明書や雇用保険離職票、収入を証明できる書類(給与明細等)、銀行通帳のコピー、賃貸借契約書などが求められます。事前に電話で確認してから来庁すると一回でスムーズです!
- 支給決定後も毎月4回以上の相談・支援機関への来所が義務付けられています。活動を怠ると支給が中止になる場合があります
- 途中で就職が決まった場合や収入が増加した場合は速やかに届け出が必要です
- 支給は申請月の家賃から対象になるため、できるだけ早めに相談・申請することをおすすめします
- 大家さんや管理会社に制度を利用することへの同意が必要な場合があります。賃貸借契約のある不動産会社にも確認を
お金をもらいながら仕事を探すって、何か義務はありますか?
あります!給付金を受けている期間中は、ちゃんと就職活動を続ける義務があって。主に3つのルールがあります。月4回以上の相談支援機関への来所、月2回以上のハローワークでの職業相談、そして原則週1回以上の求人応募または面接です。
ただ、あくまで「原則」なので、体の状態や個別の事情によって活動の内容は相談できます。自営業者の方は事業再生に向けた活動で代替できる場合もあるので、担当者とよく相談してほしいですね。
でも毎月窓口に行くのは必要なんですね。近江八幡市役所内の相談室ですよね?
そうです!福祉暮らし仕事相談室が自立相談支援機関を兼ねているので、月4回の相談もそこに行けばOKです。担当者と定期的に面談しながら、就職に向けた支援を一緒に受けられる仕組みになっています。求職活動の悩みや状況の変化なども気軽に相談してみてください。
- 月4回以上: 自立相談支援機関(福祉暮らし仕事相談室)の相談支援を受ける
- 月2回以上: ハローワーク(公共職業安定所)での職業相談を受ける
- 週1回以上(原則): 求人先への応募または面接を受ける
- ※自営業者は事業再生活動で代替可能な場合あり
「自分は対象かな?」って悩んでいる人が多そうですけど、よくある疑問ってありますか?
そうですね!一番多いのは「離職からどのくらい経つと対象外になりますか?」という質問です。原則2年以内ですが、やむを得ない事情があれば4年まで延長できるので、まず電話してみることをおすすめします!
あと「すでに家を失ってからでも申請できますか?」みたいな質問もありそう。
はい、住居を失った後でも申請できます!ただし、その場合は「住居を失っている状態」で申請することになるので、支援内容が変わってくることもあります。早めの相談が一番ですが、失ってからでも遅くありません。
フリーランスや個人事業主も使えるって、さっきの話ですよね?
そうです!「廃業」という形で対象になりますし、廃業せずとも「やむを得ない休業等で収入が大幅減少している状態」であれば対象になり得ます。コロナ以降はその判断が柔軟になっているので、「自営業だから無理だろう」と諦めないでほしいですね!
あと気になるのが、「名義変更すれば有利になる」とか変な業者に頼まないといけないのかな、みたいな不安もあるかもしれませんよね?
それは絶対にダメです!次のウォーニングをよく確認してください。
- 市役所や国がATMや電話でお金を請求することは絶対にありません
- 「給付金を受け取るには手数料が必要」「代行手続き費用がかかる」といった業者には絶対に依頼しないでください
- 個人情報(口座番号・マイナンバー等)を電話やメールで問い合わせてくることはありません
- 不審な電話や連絡があった場合は、近江八幡市(0748-36-5583)または警察(110番)に相談してください
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 住居確保給付金(近江八幡市) |
| 対象者 | 離職・廃業から2年以内(病気等は最大4年)または収入が大幅に減少した方 |
| 支給額 | 単身3.5万円/月、2人4.2万円/月、3〜4人4.6万円/月(上限) |
| 支給期間 | 原則3ヶ月(最長9ヶ月) |
| 支給方法 | 市から大家さん(管理会社等)に直接支払い |
| 申請先 | 近江八幡市 福祉暮らし仕事相談室(福祉政策課内) |
| 受付時間 | 月曜〜金曜(祝日除く)9時〜16時45分 |
| 電話番号 | 0748-36-5583 |
| 申請方法 | 随時受付。まず電話または来庁して相談 |
| 公式情報 | 近江八幡市 住居確保給付金の支給について |
まとめると、「離職や収入減少で家賃が払えなくなりそう→早めに市役所の相談室に電話」ということですね!
まさにそれです!「払えなくなる前に相談」が鉄則です。住む場所さえ確保できれば、就職活動にも集中できるし、精神的な安定も全然違う。この制度を知っているか知らないかで、人生の大きな分岐点になりうると思っています。
この給付金以外にも、収入が減った人が使える制度ってあるんですか?
あります!住居確保給付金はあくまで「家賃支援」なので、生活費全般をカバーするわけではありません。必要に応じて他の制度と組み合わせることが重要です。
住居確保給付金だけじゃなくて、横断的に確認するのが大切なんですね。
そうです!福祉暮らし仕事相談室は住居確保給付金の窓口でもありますが、生活全般の相談も受け付けています。「とりあえず相談してみる」のが一番の近道ですよ!