栃木市に移住すると住宅取得費用が補助されるって聞いたんですけど、どんな制度なんですか?
「とちぎで暮らそIJU支援補助金」ですね!栃木市が移住者を呼び込むために作った制度で、市外から転入して住宅を新築・購入した方に最大30万円の基本額+各種加算を出してくれる、かなり太っ腹な補助金です。
いや、そこから加算が6種類あって、全部条件を満たせばさらに積み増しできるんですよ。理論上は基本額と加算を組み合わせると相当な金額になります!
ほんとに?それは気になりますね。加算の種類も後で詳しく教えてください。
もちろんです。ただ一点、対象となる住宅には大事な条件があって、令和5年4月1日から令和8年3月31日までの契約で取得した住宅だけが対象です。この期間に契約していない住宅は残念ながら対象外になってしまいます。
なるほど、契約日が重要なんですね。これは事前に確認しておかないといけないですね。
この補助金の対象住宅は、令和5年4月1日から令和8年3月31日までに契約(建築工事請負契約または売買契約)した住宅に限られます。それ以前・以降に契約した住宅は対象外です。住宅の引渡し日ではなく「契約日」が基準になる点に注意してください。
とちぎで暮らそIJU支援補助金 補助額一覧
基本額は住宅の種類と所在地で変わります。市街地に新築住宅を建てたり購入したりした場合は30万円。市街化調整区域に新築する場合は20万円。中古住宅を購入した場合は10万円です。
市街化調整区域だと金額が下がるんですね。なぜですか?
市街化調整区域は本来、開発を抑制する地域なんです。そこに新たに住宅を建てる場合は三世代同居・近居(直線距離1km以内)という条件も加わるため、基本額が少し下がっているんですね。
加算は6種類で各5万円です。具体的には次のとおりです。
| 加算の種類 | 条件 | 金額 |
|---|
| 居住誘導区域加算 | 栃木市立地適正化計画の居住誘導区域内に取得 | 5万円 |
| 子ども加算 | 申請時点で世帯に18歳未満の子どもがいる | 5万円 |
| 東京圏移住加算 | 東京・神奈川・埼玉・千葉から移住 | 5万円 |
| Uターン/孫ターン加算 | 県外からのUターン・孫ターン移住 | 5万円 |
| 三世代同居世帯加算 | 親・子・孫の三世代が同一住宅に同居 | 5万円 |
| 新規就農者加算 | 栃木市内で新規に農業に従事する | 5万円 |
東京圏から来た人が子どもを連れてきて三世代同居すれば、それだけで3つ加算がつくわけですね!
そうです!たとえば市街地に新築して、東京から来て、子どもが2人いて、居住誘導区域内なら、基本額30万円+東京圏移住5万円+子ども5万円+居住誘導区域5万円で合計45万円になります。
45万円ですか!マジですか!それはかなり大きいですね。
さらに三世代同居やUターン・孫ターン、新規就農の条件も重なれば、さらに積み増しできますよ。
6種類の加算は、それぞれの条件を満たせば重複して受け取れます。東京圏から移住、子どもあり、三世代同居、居住誘導区域内で新築するケースなら基本額30万円+加算4種で最大50万円の受給も可能です。
誰でも申請できるわけじゃないと思いますが、対象者の条件を教えてください。
対象者は次の全ての条件を満たす必要があります。まず「栃木市に5年以上定住することを誓約した方」。移住してすぐに出て行ってしまっては補助金の意味がないですからね。
5年は結構長いですね。途中で引っ越したらどうなるんですか?
その場合は補助金の返還を求められる可能性があります。誓約書に署名して提出するので、5年以上住む覚悟で申請してください。
「転入直前に連続して1年以上市外に住所を有していた方」という条件があります。これは直前まで栃木市に住んでいた方ではなく、本当に外から来た移住者を対象にするための条件ですね。
ということは、栃木市から一度出て、また戻ってきたUターンの方も対象になりますか?
なります!それがUターン加算の対象です。ただし、転入前1年間は栃木市以外に住んでいたことが条件です。
| 対象者の要件 | 詳細 |
|---|
| 定住意思 | 5年以上定住することを誓約 |
| 転入前住所 | 転入直前に1年以上継続して市外に在住 |
| 住宅取得タイミング | 転入後2年以内に対象住宅を取得 |
| 自治会加入 | 転入後に自治会へ加入済み |
| 市税 | 市税を滞納していない |
| その他 | 暴力団員でない、アンケート協力ができる |
転入後2年以内というのは、転入してすぐ住宅を買わないといけないということ?
そうじゃないんですよ!転入してすぐにアパートで生活しながら、2年以内に住宅を取得して引越しを完了すればOKです。まず仕事や生活を確認してから家を買う、というプロセスにも対応できるようになっています。
それは柔軟でいいですね!地域になじんでから家を買えるわけか。
とちぎで暮らそIJU支援補助金 申請の流れ
申請は市役所本庁舎3階の地域政策課(3A-3番窓口)に書類を持参する形です。代理人による提出も受け付けているので、当日都合がつかない場合は家族が代わりに出しても大丈夫です。
現時点では持参のみです。ただ代理人OKなので、信頼できる方に任せることもできますよ。申請期限が令和9年3月31日なので、対象住宅を取得したら早めに動くのがおすすめです。
必要書類はどんなものがありますか?結構多そうで心配です。
確かに種類は多いですが、順番に準備すれば問題ないです。
1補助金等交付申請書(市のウェブサイトからDL可)
3世帯員全員が記載された住民票(原本・続柄記載のもの)
4住宅の契約書コピー(注文住宅は建築工事請負契約書、建売・中古は売買契約書)
5用途地域が確認できる書類(建築確認申請書または重要事項説明書)
6建物の登記事項証明書のコピー(所有権保存登記完了後に取得)
7転入前1年間の住所が確認できる書類(転入前の住民票または戸籍の附票)
所有権の保存登記が完了してから法務局で取得してください。注文住宅の場合は建物が完成して登記が終わった後、中古・建売住宅は所有権移転登記が終わった後ですね。
あります。Uターン・孫ターン加算を申請する場合は専用の証明書が必要で、新規就農者加算は就農に関する届出や証明書が必要です。認定新規就農者は認定書の写し、雇用就農者は就労証明書も添付してください。
住民票や転入前住所の確認書類は取得に時間がかかることがあります。戸籍の附票は本籍地の市区町村で取得が必要な場合もあるので、申請の2〜3週間前から準備を始めることをおすすめします。
さっき市街化調整区域の場合は条件が違うって言ってましたね。詳しく教えてもらえますか?
市街化調整区域(または西方都市計画区域の用途地域以外の地域)では、三世代が同居または近居(直線距離1km以内)するための住宅であることが条件になります。
つまり、単身や夫婦だけでは市街化調整区域に家を建てても対象外になるということ?
そういうことです。市街化調整区域は都市計画上、開発が制限されているエリアなので、三世代同居・近居という地域コミュニティに貢献する形の移住に限定しているんですね。
なるほど、地域の活性化という観点ですね。基本額も市街化調整区域は20万円になるんでしたよね。
そうです。ただし三世代同居加算(5万円)の条件を満たせば上乗せされるので、実質的な差は縮まりますよ。
申請前に気になることをいくつか聞いていいですか?まず、賃貸アパートから持ち家に変えた場合は対象ですか?
転入後にアパート住まいから住宅を取得した場合でも、転入後2年以内で対象期間の住宅契約であれば対象になります。最初から持ち家でなくてもOKです!
共有名義の場合は、申請書や誓約書・請求書に名義人全員の氏名を記入する必要があります。対象者要件は名義人(所有者)が満たす必要があるので、夫婦どちらも要件を確認してください。
転入前に栃木市に親戚がいる人でも対象になりますか?
対象者要件としては「転入直前1年以上継続して市外に居住」が条件なので、市内に親族がいても問題ありません。ただし孫ターン加算は、市内に祖父母が住んでいる方が県外から移住する場合が対象ですよ。
申請期限の令和9年3月31日を過ぎたらどうなりますか?
残念ながら申請できなくなります。住宅を取得してから時間が経ってしまうと書類を集めるのも大変になりますし、対象住宅の契約期限(令和8年3月31日まで)と申請期限(令和9年3月31日まで)を混同しないよう気をつけてください。
栃木市や行政機関を名乗って「補助金を受け取るために個人情報をお伝えください」「ATMで手続きが必要です」などと連絡が来ることがあります。これらは詐欺です。正規の申請は市役所本庁舎3階の地域政策課窓口への持参のみで、電話や郵便で個人情報を求めることはありません。不審な連絡があった場合は、0282-21-2453(地域政策課直通)に確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助金名 | とちぎで暮らそIJU支援補助金 |
| 対象者 | 市外から転入して住宅を取得した方(5年以上定住誓約) |
| 対象住宅の契約期間 | 令和5年4月1日〜令和8年3月31日に契約 |
| 基本額(新築・市街地) | 30万円 |
| 基本額(新築・調整区域) | 20万円 |
| 基本額(中古住宅) | 10万円 |
| 加算 | 6種類×各5万円(複数可) |
| 申請期限 | 令和9年3月31日 |
| 申請窓口 | 栃木市役所本庁舎3階 地域政策課(3A-3番窓口) |
| 電話番号 | 0282-21-2453 |
| 公式ページ | 栃木市 とちぎで暮らそIJU支援補助金 |
栃木市 地域政策課(3A-3番窓口)
電話:0282-21-2453
所在地:栃木市役所本庁舎3階
受付時間:平日午前8時30分〜午後5時15分
栃木市への移住なら、他にも使える補助金や給付金があるんですか?
移住してすぐに結婚や妊娠でいろんな補助が重なったら、かなり助かりますね!
そうですよ!制度は複数組み合わせて使うのが賢いです。
住居確保給付金(栃木県)は収入が一時的に減少した方への支援ですが、移住後に働き口が見つかるまでの間の支援として確認しておく価値もあります。あと
栃木県地方就職支援金も移住と就職をセットにした方向けの制度があるので、チェックしてみてください。
栃木市に移住するだけでこんなにいろんなサポートがあるんですね。まずは地域政策課に相談してみるのがよさそうですね。
その通りです!自分が受けられる加算の種類や必要書類について、事前に窓口で確認しておくと申請がスムーズになりますよ。