CNG自動車補助金 補助額一覧
今回取り上げる補助金は「東京都民間事業者に係る低公害・低燃費車導入促進補助金」なんですが、これって何のための制度なんですか?
簡単に言うと、ディーゼルトラックをCNG(圧縮天然ガス)自動車に切り替えるための費用を東京都が一部負担してくれる制度です。CNG自動車はディーゼル車に比べてNOxや粒子状物質(PM)の排出量が大幅に少なくて、都内の大気環境改善に直結する車両なんですよ。
なるほど!東京都が環境対策の一環として運営している補助金なんですね。制度としていつからあるんですか?
実は平成13年(2001年)から続いている歴史のある制度で、令和8年度も引き続き実施されています。東京都環境局が「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」に基づいて運営していて、毎年度継続的に見直しながら続けているんです。
20年以上続いているんですか!それだけ長く続いているということは、それなりに使われてきた制度なんですね。
そうです。都内を走るトラックやバスの大型車両の環境負荷を減らすために、地道に取り組んできた施策です。物流会社や建設業者さんにとっては、環境対応コストを都が支援してくれるわけですから、使い勝手のいい制度ですよ。
補助額が車両の重さによって変わると聞いたんですが、具体的に教えてもらえますか?
はっきりシンプルな制度で、車両総重量3.5トン超8トン以下なら1台あたり10万円、8トン超なら1台あたり20万円の定額補助です。
| 車両区分 | 車両総重量 | 補助額(1台あたり) |
|---|
| 中型車 | 3.5t超 8t以下 | 10万円 |
| 大型車 | 8t超 | 20万円 |
ざっくり言うと、大型トラックなら1台20万円もらえるってことですか?!
そうです!(笑)ただ注意点があって、車両総重量3.5トン以下の小型車・普通車は対象外なんです。この補助金は中型〜大型のCNG車両に特化しています。
乗用車サイズは対象にならないんですね。具体的にはどんな車種が対象になりますか?
物流・配送に使う4トントラックや大型トラック、建設現場のダンプカーなどが中心です。CNGの充填設備の関係上、基本的に都市部の中大型商用車に向いている燃料なんですよ。ガソリンスタンドのような手軽さはなくても、都内には比較的CNGステーションがありますので。
なるほど!じゃあ運送会社や建設会社にとっては使いやすい制度ということですね。次は申請対象者について詳しく聞いてもいいですか?
「中小企業者」って書いてありますが、個人事業主でも申請できるんですか?
できます!中小企業者の定義には個人事業者も含まれますので、一人でトラックを持って配送業をやっている方でも申請可能です。また、リース事業者も対象になっています。
- 申請できる人: 中小企業者(個人事業者を含む)、中小企業者へリースをするリース事業者
- 申請できない人: 大企業(中小企業基本法の中小企業者に該当しない法人)、国・地方公共団体・それらが出資する団体、暴力団または暴力団関係者
リース事業者も申請できるとなると、リース契約でCNG車を借りる中小企業の場合はどうなるんですか?
その場合は、車両を所有するリース会社が申請します。リース会社は貸出先の中小企業者が対象要件を満たしている場合にのみ申請でき、補助金はリース料金に反映される形です。
なるほど、リース利用でも間接的に恩恵を受けられるわけですね。業種の制限はあるんですか?
業種制限はほぼありません。運輸業・建設業・製造業・卸売業・飲食業など、都内で中大型車両を使う事業者ならどんな業種でも申請できます。ただし使用の本拠が東京都内にある車両が対象です。事業者の本社が東京以外でも、車両の使用本拠が都内にあれば対象になります。
車両の登録地が東京都内である必要があるということですね。じゃあ実際の対象車両の要件も教えてもらえますか?
シンプルな基準で、次の3つを全部満たした車両です。まず圧縮天然ガス(CNG)自動車であること。次に車両総重量3.5トン超であること。そして東京都内に使用の本拠を置く車両であることです。
- 車両総重量3.5トン以下の車両 軽トラックや小型トラックは対象外
- CNG以外の低公害車 EV、PHV、FCV、ハイブリッド車は本補助金の対象外(別の補助制度を利用)
- 交付決定前に購入した車両 これが最大の注意点。補助金申請→交付決定→その後に購入という順番を守らないと補助対象外になる
- 東京都外が使用本拠の車両 都外ナンバーでも都内本拠なら対象、都内本社でも都外本拠の車両は対象外
「交付決定前の購入はNG」というのが特に重要そうですね!これで失敗する人が多いんですか?
そうなんです。この順番違いが最も多い不採択・補助金取消しの原因です。「安くなったから先にトラック買っちゃおう」ってやると、補助金がゼロになってしまいます。必ず申請して交付決定通知を受け取ってから購入してください!
ありがとうございます。わかりました。次は実際の申請の流れを教えてもらえますか?
CNG自動車補助金 申請フロー
どうやって申請すればいいんですか?手続きは複雑そうですか?
jGrants(補助金申請システム)で電子申請できます。電子申請なら押印も印鑑証明も不要なので、以前より手続きが楽になっています。流れを説明しますね。
GビズIDを取得する(jGrants申請に必須。未取得の方は先に申請)
必要書類を準備する(交付申請書、中小企業者証明書類など)
東京都環境局が申請内容を審査(予算額に到達した時点で受付終了)
交付決定通知を受け取る(ここで初めて車両購入OK)
実績報告書に必要書類を添付して提出する(期限 令和9年3月31日)
ステップ5の「交付決定通知を受け取る」まで車両を買ってはいけないということですね。これを知らないと失敗しますね!
そうです。特に注意してほしいのが、申請受付期間が令和8年4月1日から令和9年2月26日まで(土日祝除く)という点です。そして予算額に達した時点で受付終了になりますから、早めに動くことをお勧めします!
GビズIDって何ですか?すぐ取れるものなんですか?
GビズIDは経済産業省が提供する法人・個人事業主向けの認証システムです。取得には通常、申請から約2〜3週間かかります。審査完了に時間がかかる場合もあるので、CNG車の導入を検討している方は早めに取得しておくことを強くお勧めします!
なるほど、GビズID取得→申請→交付決定→車両購入という流れで時間がかかるんですね。どのくらい余裕を持って動けばいいですか?
余裕を持つなら、車両納車予定日の3〜4ヶ月前には申請を済ませておくのが理想的です。GビズID取得2〜3週間、審査期間も考慮すると、特に年度末に向けて予算が埋まっていくリスクもありますので、早めに動く方が安全です。
シンプルで、補助対象はCNG自動車の車両本体の購入費です。具体的には「CNG自動車の車両本体価格と同種の最新排出ガス規制適合ガソリン車・ディーゼル車の車両本体価格との差額」が対象になります。
| 項目 | 対象 |
|---|
| CNG自動車の車両本体購入費 | 対象 |
| 架装費(荷台等) | 対象外 |
| 整備費・メンテナンス費 | 対象外 |
| CNG充填設備 | 対象外 |
| 税込価格のうち消費税(仕入控除分) | 対象外 |
車両本体だけで、オプション品や架装費は対象外なんですね。
そうです。あくまで「低公害車への切り替え」を支援する補助金なので、車両本体の購入費に絞られています。ただし1台あたり10〜20万円の定額補助なので、どの車種・価格帯でも明確に金額がわかるのがメリットですね。
- 大型CNGトラック(8t超)を1台購入する場合 補助金20万円/台。GビズID電子申請は無料。申請→交付決定→購入の順番を守ること
- 中型CNGトラック(4t車 8t以下)を2台購入する場合 補助金10万円×2台=20万円。車両ごとの情報が必要(1申請で複数台申請可)
わかりやすいですね!補助金の申請をうまく通すためのポイントも教えてもらえますか?
要件を満たしていれば比較的通りやすい補助金です。ただ「予算額に到達したら受付終了」という点があるので、タイミングが重要です。いくつか合格のコツをお伝えしますね。
- ①順番を絶対に守る 申請→交付決定→車両購入。この順番を1つでも間違えると補助対象外
- ②GビズIDを早めに取得 取得に時間がかかるので最低2〜3週間前に動く
- ③CNG車ディーラーと事前相談 車種と納期を先に確認し、申請スケジュールと合わせる
- ④予算枠を意識する 年度始めに申請する方が予算枠に余裕がある(年度末は締め切られることも)
- ⑤令和9年2月26日の締切 この日までに申請受付を完了させること(土日祝除く)
非常に重要です。CNG車の納期は通常の車両より長くなることがあります。交付決定後に車両を発注して、令和9年2月28日までに車検登録を完了させる必要があります。納期が長引いて期限を過ぎると補助対象外になってしまいますから、ディーラーと納期の確認を必ず済ませてから申請を進めてください。
申請→交付決定→発注→納車→車検登録という流れを考えると、かなり前から計画を立てる必要があるんですね。具体的な書類の話も教えてもらえますか?
交付申請書(第1号様式)に必要書類を添付して提出します。東京都環境局のページから様式をダウンロードできます。
| 書類 | 備考 |
|---|
| 交付申請書(第1号様式) | 東京都環境局ウェブサイトから入手 |
| 中小企業者であることを証明する書類 | 登記事項証明書や決算書など |
| 見積書(車両の) | CNG車ディーラーから取得 |
| 住民票・個人事業税納税証明書 | 個人事業者の場合のみ追加で必要 |
| リース契約の場合の証明書類 | リース事業者のみ |
jGrants申請なら押印不要なんでしたよね?書類の提出はどうなりますか?
jGrantsで申請する場合は、押印や印鑑証明書の提出が不要になります。また東京都からの通知文も公印省略となります。ただし実績報告書についてもjGrantsから提出することになりますので、最初からjGrantsで進める方が手続きがスムーズです。郵送申請も可能ですが、電子申請の方が手間が少ないのでお勧めします。
ありがとうございます。次は基本情報をまとめて確認させてください。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 東京都民間事業者に係る低公害・低燃費車導入促進補助金 |
| 実施機関 | 東京都環境局 大気環境対策部 |
| 対象地域 | 東京都(車両の使用本拠地) |
| 申請受付期間 | 令和8年4月1日(火)〜令和9年2月26日(金)※土日祝除く |
| 最終車両購入期限 | 令和9年2月28日 |
| 最終実績報告期限 | 令和9年3月31日(水) |
| 補助額(中型車) | 10万円/台(車両総重量3.5t超8t以下) |
| 補助額(大型車) | 20万円/台(車両総重量8t超) |
| 申請方法 | jGrants電子申請または郵送 |
| GビズID | 電子申請に必須 |
| jGrantsリンク | 申請ページ |
| 公式ページ | 東京都環境局 CNG自動車補助金 |
締め切りが令和9年2月26日なんですね。あれ、でも「最終報告期限が令和9年3月31日」というのはどういう意味ですか?
申請受付の締め切りと実績報告の締め切りは別物なんです。令和9年2月26日までに申請(交付申請)を出して、その後交付決定を受けて車両を購入します。そして実績報告書(実際に車両を購入したことを報告する書類)の提出期限が令和9年3月31日です。順番に迷わないよう整理しておくことが大切ですね。
他にもCNG車や低公害車の補助制度はあるんですか?
あります。大きく分けると、国の制度と東京都の制度があります。CNG自動車に特化した補助制度で都内で使えるものを比較してみましょう。
本補助金は東京都独自の制度で、国のCEV補助金はEV・PHEV・FCVが主な対象です。CNG自動車は国のCEV補助金の対象外となる場合が多いため、実質的に重複申請の問題は少ないですが、事前に確認することをお勧めします。同一車両への異なる補助金の重複適用については、都に問い合わせて確認してください。
車両購入を検討している方向けに、注意すべきことをもう一度まとめてもらえますか?
ぜひ!よく質問が来るポイントをFAQ形式でまとめますね。
やっぱり「先に車を買ってしまったがどうなる?」という質問が多いです。残念ながら、補助金交付決定前に購入した車両は補助対象外になります。一切の例外がありませんので、これだけは気をつけてください。
はい(笑)。過去の附則を見ると、特例措置(交付決定前購入OKな期間)が設けられた年度もありましたが、令和8年度はそういった特例はありませんので要注意です。
車両の使用本拠地が都内にあれば、事業者の本社が都外でも申請できます。例えば埼玉に本社があっても、東京都内に配送センターがあって都内の車庫で管理している車両であれば対象になります。「自動車検査証に記載された使用の本拠の位置」が都内かどうかで判断します。
リース事業者(車両の所有者)が申請します。補助金はリース事業者に交付されますが、その後リース料に反映される形でエンドユーザーの中小企業者も恩恵を受けることになります。
できます。一度の申請で複数台のCNG車の購入を申請することが可能です。ただし購入する車両ごとに車両情報が必要になりますし、台数が多い場合は必要書類も多くなります。
申請したら必ず採択されますか?予算が足りなくなる心配はありますか?
要件を満たした申請であれば原則として採択されますが、予算額に到達した時点で受付が終了します。年度初め(4月)に申請する方が予算に余裕がある可能性が高いです。年度末に近づくほど予算が埋まっている可能性が高くなるため、早めの申請をお勧めします。
ありがとうございます。最後に、申請を検討している事業者へのメッセージをお願いします。
この補助金、要件さえ満たせばシンプルで使いやすい制度です。特にディーゼル車の代替を検討している物流会社や建設会社の方には積極的に活用してほしいですね。GビズIDの取得から始めて、CNG車ディーラーと納期相談→申請の順で進めれば、スムーズに手続きできます。まずは東京都環境局のページで最新情報を確認して、早めに動き始めることをお勧めします!
「早めに動く」がキーワードですね。ありがとうございました!
- 車両総重量3.5トン超のCNG自動車を購入予定かどうか確認した
- 中小企業者(または中小企業者へリースするリース事業者)である
- 東京都内が車両の使用本拠地である
- GビズIDを取得済み(またはすぐ申請できる状態)
- 申請→交付決定→車両購入の順番を守ることを理解した
- CNG車ディーラーに相談して納期を確認した
- 令和9年2月26日までに申請できるスケジュールを組んだ
都内で大型トラックや中型トラックのCNG化を考えている事業者さんは、ぜひ活用してほしい制度ですね。関連する情報として、東京都の補助金をもっと調べたい方は
東京都の補助金一覧ページもご覧ください。