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準備期間の目安: 約60

令和5年度TOKYO戦略的イノベーション促進事業

基本情報

補助金額
8000万円
補助率: 助成対象と認められる経費の2/3以内(下限額:1,500万円)
0円8000万円
募集期間
2023-08-10 〜 2023-08-31
対象地域東京都
対象業種建設業 / 製造業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 医療、福祉
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

TOKYO戦略的イノベーション促進事業は、東京都が実施する最大8,000万円・補助率2/3という大型の技術開発支援制度です。都内中小企業が自社のコア技術を基盤に、大学や他企業の知見を活用して革新的な技術・製品開発を行う取り組みを支援します。最大の特徴は「イノベーションマップ」に基づく9つの開発支援テーマが明確に定められており、防災・減災、インフラメンテナンス、医療・健康、環境・エネルギーなど東京都が重点的に取り組む社会課題の解決に資する開発が対象となる点です。助成対象期間が最長3年間と長期にわたるため、基礎研究から事業化までを見据えた腰を据えた開発が可能です。補助金コンサルタントの視点では、上限額の高さと長期間の支援が組み合わさった都内でもトップクラスの手厚い制度といえます。

この補助金の特徴

1

最大8,000万円・補助率2/3の大型助成

本事業の助成金額は下限1,500万円〜上限8,000万円、助成率は対象経費の2/3以内と非常に手厚い設計です。中小企業向けの技術開発助成としては東京都内でもトップクラスの規模であり、本格的な研究開発に必要な設備投資や外注費を十分にカバーできます。下限が1,500万円に設定されている点からも、一定規模以上の開発プロジェクトを想定した制度であることがわかります。

2

イノベーションマップに基づく9つの開発支援テーマ

防災・減災、インフラメンテナンス、安全・安心の確保、スポーツ振興、子育て・高齢者支援、医療・健康、環境・エネルギー、国際的な観光・金融都市の実現、交通・物流・サプライチェーンの9テーマが指定されています。東京都が掲げる重点政策課題と直結しており、これらのテーマに合致する技術開発は採択の可能性が高まります。

3

最長3年間の長期支援

助成対象期間は最長3年間(令和6年1月〜令和8年12月)に及びます。短期間では成果を出しにくい技術開発において、研究・試作・実証・事業化準備までを一貫して支援できる点は大きなメリットです。年度をまたいだ計画的な研究開発が可能になります。

4

外部連携(オープンイノベーション)の促進

本事業の必須要件として、大学・研究機関や他企業の知見・ノウハウの活用が求められます。自社のコア技術だけでなく、社外リソースとの連携による相乗効果を生み出すプロジェクト設計が重要です。産学連携の実績がある企業や、連携先が具体的に想定できている企業は有利に働きます。

5

都内中小企業・創業予定者が対象

東京都内に主たる事業所を持つ中小企業(会社・個人事業者)に加え、都内での創業を計画している個人も対象です。これからの起業を考えている方にとっても活用できる制度であり、スタートアップのシード期における大型資金調達手段として注目されます。

ポイント

本事業は「大型資金」「長期支援」「テーマ指定型」の3要素が揃った都内屈指の技術開発助成です。下限1,500万円からという設計上、小規模な改良ではなく本格的なイノベーション創出を狙う企業に最適です。外部連携が必須要件のため、申請前に大学・研究機関等との連携体制を構築しておくことが採択への近道となります。

対象者・申請資格

企業形態・所在地

  • 都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)
  • 都内での創業を具体的に計画している個人
  • 中小企業の定義は中小企業基本法に準拠

開発テーマの適合性

  • イノベーションマップに定められた9つの開発支援テーマのいずれかに該当すること
  • 防災・減災、インフラメンテナンス、安全・安心、スポーツ振興、子育て・高齢者支援、医療・健康、環境・エネルギー、国際観光・金融都市、交通・物流のいずれか

技術・開発要件

  • 自社のコア技術(強み)を基盤とした開発であること
  • 社外(大学・研究機関・他企業等)の知見やノウハウを活用すること
  • 早期に事業化を目指す研究開発であること

対象業種

  • 建設業、製造業、情報通信業、複合サービス事業、サービス業
  • 運輸業、卸売業、金融業、不動産業
  • 学術研究、医療・福祉

ポイント

対象者要件で特に重要なのは「外部連携の必須化」です。純粋に自社単独での開発は対象外となるため、大学の研究室や協力企業との連携体制を事前に整えておく必要があります。また、9つのテーマへの適合が求められるため、自社技術がどのテーマに貢献するかを明確にストーリー化することが申請の第一歩です。

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申請ガイド

1

ステップ1:イノベーションマップの確認と自社技術の棚卸し

まず東京都中小企業振興公社のWebサイトからイノベーションマップを入手し、9つの開発支援テーマを詳細に確認します。自社のコア技術がどのテーマに合致するかを分析し、技術的な強みと社会課題の解決をつなげるストーリーを整理します。

2

ステップ2:外部連携先の確保と共同研究体制の構築

大学・研究機関・他企業など、社外の連携先を選定し、共同研究の体制を構築します。連携先の知見・ノウハウが自社技術とどう補完関係にあるかを明確にし、役割分担と成果目標を具体的に取り決めます。

3

ステップ3:事業計画書の作成

開発計画(最長3年間)のロードマップ、研究開発の内容と手法、事業化の見通し、経費見積もり等を詳細に記載した事業計画書を作成します。特に事業化の見通し(市場規模、ターゲット顧客、収益モデル)は審査の重要ポイントです。

4

ステップ4:申請書類の提出

募集期間内(2023年8月10日〜8月31日)に必要書類一式を東京都中小企業振興公社に提出します。申請書類の不備がないよう、チェックリストで確認してから提出してください。

5

ステップ5:審査対応と採択後の手続き

書類審査・面接審査を経て採択が決定されます。採択後は交付申請手続きを行い、承認を受けてから助成対象期間の研究開発を開始します。定期的な進捗報告と経費の適正管理が求められます。

ポイント

申請準備のポイントは「連携先との関係構築」に十分な時間をかけることです。募集期間が約3週間と短いため、公募開始前から連携先の候補と協議を始め、研究テーマや役割分担を固めておくことが重要です。事業計画では「なぜこの技術が社会課題を解決するのか」という社会的インパクトの説明力が採択を左右します。

審査と成功のコツ

イノベーションマップとの整合性を徹底する
審査では、提案する技術・製品開発がイノベーションマップの開発支援テーマにどれだけ的確に合致しているかが最重要視されます。テーマの表面的な該当ではなく、東京都が抱える具体的な社会課題をどう解決するかまで掘り下げて説明することが高評価につながります。イノベーションマップの各テーマに記載されている具体的な技術ニーズを精読し、提案内容との接点を明確にしましょう。
外部連携の必然性と相乗効果を説明する
「なぜその連携先でなければならないのか」「連携によってどんな相乗効果が生まれるのか」を具体的に説明できるかが重要です。単に有名大学との連携を謳うだけでなく、連携先が持つ具体的な知見・設備・ネットワークが自社のコア技術とどう補完し合うかを示してください。既に共同研究の実績がある場合は積極的にアピールしましょう。
事業化の具体的な道筋を示す
本事業は「早期の事業化」を要件としており、研究で終わらない実用化への道筋が求められます。ターゲット市場の規模、想定顧客、販路、価格設定、競合との差別化ポイントなど、ビジネスとしての成立可能性を具体的な数字で示すことが採択率を高めます。
3年間の開発ロードマップを明確に設計する
最長3年間の助成期間を効果的に使うために、年度ごとのマイルストーン(基礎研究→試作→実証→事業化準備)を明確に設定しましょう。各段階での達成目標と判断基準を具体的に示すことで、計画の実現可能性に対する審査員の信頼を得られます。
知的財産戦略を組み込む
開発成果の事業化を見据え、特許出願や知的財産権の確保に関する計画を盛り込むことが重要です。連携先との知的財産の帰属や利用条件を事前に取り決め、事業計画に反映させることで、事業化への本気度を示すことができます。

ポイント

採択の鍵は「テーマ適合性」「連携の必然性」「事業化の具体性」の3点です。特に本事業は下限1,500万円の大型助成であるため、審査のハードルも高く設定されています。自社技術の独自性と社会課題解決のインパクトを結びつけ、「この開発は東京都の未来に貢献する」という説得力のあるストーリーを構築することが成功への最大の近道です。

対象経費

対象となる経費

原材料・副資材費(3件)
  • 試作品の製造に必要な原材料
  • 実験・試験用の副資材
  • サンプル作成に必要な部品・材料
機械装置・工具器具費(3件)
  • 研究開発に必要な機械装置の購入・リース
  • 試作・実験用の工具・器具
  • 計測機器・分析装置
委託・外注費(4件)
  • 大学・研究機関への研究委託費
  • 試作品の外注加工費
  • 専門機関への試験・分析委託費
  • デザイン・設計の外注費
産業財産権出願・導入費(3件)
  • 特許出願に係る費用
  • 実用新案・意匠登録費用
  • 外国特許出願費用
技術指導受入れ費(3件)
  • 外部専門家からの技術指導費
  • 大学教員等のアドバイザー謝金
  • 技術コンサルティング費用
展示会等参加費(3件)
  • 開発成果の展示会出展費
  • ブース装飾費
  • 展示会参加に伴う運搬費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地・建物の取得費および賃借料
  • 汎用性のあるパソコン・タブレット等の購入費
  • 人件費・給与・賞与・社会保険料
  • 光熱水費・通信費などの一般管理費
  • 飲食費・接待費・交際費
  • 消費税および地方消費税
  • 他の公的助成金で補填される経費

よくある質問

QTOKYO戦略的イノベーション促進事業の助成金額はいくらですか?
A

助成限度額は8,000万円(上限)、助成下限額は1,500万円です。助成率は助成対象経費の2/3以内となっています。例えば、総事業費6,000万円の開発プロジェクトの場合、最大4,000万円の助成を受けられる計算です。下限額が1,500万円に設定されているため、総事業費で少なくとも2,250万円以上の開発計画が必要となります。中小企業向けの技術開発助成としては東京都内でもトップクラスの規模です。

Qイノベーションマップの開発支援テーマとは何ですか?
A

東京都が社会課題の解決に向けて策定した技術開発の重点分野です。具体的には、(1)防災・減災・災害復旧、(2)インフラメンテナンス、(3)安全・安心の確保、(4)スポーツ振興・障害者スポーツ、(5)子育て・高齢者・障害者等の支援、(6)医療・健康、(7)環境・エネルギー・節電、(8)国際的な観光・金融都市の実現、(9)交通・物流・サプライチェーンの9テーマが設定されています。申請する開発プロジェクトはこれらのテーマのいずれかに適合する必要があります。

Q外部連携(オープンイノベーション)は必須ですか?
A

はい、必須要件です。本事業では自社のコア技術を基盤としつつ、大学・研究機関・他企業等の社外の知見やノウハウを活用することが申請要件として定められています。単独での研究開発は対象外となります。連携先としては、大学の研究室との共同研究、異業種企業との技術融合、公設試験研究機関の活用などが考えられます。連携先との役割分担や知的財産の取り扱いを事前に取り決めておくことが重要です。

Q助成対象期間はどのくらいですか?
A

助成対象期間は令和6年1月1日から令和8年12月31日までの最長3年間です。この長期間の支援により、基礎研究・技術開発から試作・実証実験、さらには事業化準備までを一貫して取り組むことができます。ただし、助成期間内に設定したマイルストーンに沿った進捗管理が求められますので、年度ごとの達成目標を明確に設定した開発計画の策定が重要です。

Q個人事業主や創業予定者も申請できますか?
A

はい、申請可能です。対象者は都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)に加え、都内での創業を具体的に計画している個人も含まれます。ただし、助成下限額が1,500万円と高額であるため、個人事業主や創業予定者の場合は、相応の開発規模と事業計画の具体性が求められます。連携先の確保や事業化の見通しについて、より綿密な計画の策定が必要です。

Qどのような経費が助成対象になりますか?
A

主な助成対象経費としては、原材料・副資材費、機械装置・工具器具費、委託・外注費(大学への研究委託、試作品の外注加工等)、産業財産権出願・導入費(特許出願費用等)、技術指導受入れ費、展示会等参加費などが挙げられます。一方、人件費、汎用的なパソコンの購入費、光熱水費、飲食費、消費税などは対象外です。経費の計上にあたっては、研究開発との直接的な関連性を明確にする必要があります。

Q他の補助金と併用できますか?
A

同一の研究開発テーマ・経費に対して他の公的助成金を重複して受けることは原則として認められません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は、異なるフェーズや経費項目について他の制度を活用できる可能性があります。例えば、本事業で技術開発を行い、成果を元にした販路開拓には別の助成制度を活用するといった段階的な併用が考えられます。併用を検討する場合は、事前に東京都中小企業振興公社の助成課に確認することを推奨します。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

TOKYO戦略的イノベーション促進事業は東京都(東京都中小企業振興公社)が実施する助成制度であり、同一の研究開発テーマ・経費に対して国や他の自治体の補助金を重複して受けることは原則として認められません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は、研究開発の異なるフェーズや異なる経費項目について他の制度を活用できる可能性があります。例えば、本事業で技術開発を行い、その成果を元にした販路開拓については東京都の別の助成制度や国の小規模事業者持続化補助金を活用するといった「段階的な併用」は有効な戦略です。また、ものづくり補助金やIT導入補助金など国の制度とは、対象経費が重複しない範囲で併用を検討できます。なお、本事業の申請時に他の公的助成金の受給状況を報告する必要があるため、併用を検討する場合は事前に東京都中小企業振興公社の助成課に確認することを強く推奨します。

詳細説明

TOKYO戦略的イノベーション促進事業とは

TOKYO戦略的イノベーション促進事業は、東京都中小企業振興公社が実施する大型の技術開発助成制度です。都内の中小企業が持つコア技術(独自の強み)を基盤として、大学・研究機関・他企業などの社外リソースを活用しながら、革新的な技術・製品開発を行い、早期の事業化を目指す取り組みを最大8,000万円、補助率2/3で支援します。

イノベーションマップと9つの開発支援テーマ

本事業の最大の特徴は、東京都が策定する「イノベーションマップ」に基づいた開発支援テーマが明確に定められている点です。以下の9つのテーマのいずれかに該当する技術・製品開発が対象となります。

  • 防災・減災・災害復旧:地震・風水害等に対する防災技術、被災後の迅速な復旧を支援する技術
  • インフラメンテナンス:老朽化するインフラの点検・診断・補修に関する技術
  • 安全・安心の確保:都民の生活の安全・安心を確保するための技術
  • スポーツ振興・障害者スポーツ:スポーツ活動の促進やバリアフリー化に貢献する技術
  • 子育て・高齢者・障害者等の支援:福祉・介護・子育て分野における課題解決技術
  • 医療・健康:医療機器、ヘルスケア製品、健康増進に関する技術
  • 環境・エネルギー・節電:再生可能エネルギー、省エネ、環境負荷低減技術
  • 国際的な観光・金融都市の実現:東京の国際競争力向上に資する技術
  • 交通・物流・サプライチェーン:交通システムの高度化、物流の効率化に関する技術

助成金額と助成率

助成限度額は8,000万円、助成下限額は1,500万円です。助成率は助成対象経費の2/3以内で、中小企業向けの技術開発助成としては国内でもトップクラスの規模を誇ります。下限額が1,500万円に設定されているため、総事業費で2,250万円以上の本格的な研究開発プロジェクトが想定されています。

対象者の要件

以下のいずれかに該当する方が申請できます。

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)
  • 東京都内での創業を具体的に計画している個人

対象業種は幅広く、建設業、製造業、情報通信業、サービス業、運輸業、卸売業、金融業、不動産業、学術研究、医療・福祉、複合サービス事業が含まれます。

助成対象期間

助成対象期間は令和6年1月1日から令和8年12月31日までの最長3年間です。この長期にわたる支援期間により、基礎的な研究から試作・実証・事業化準備までを一貫して取り組むことが可能です。

申請に必要な3つの要件

採択されるためには、以下の3つの要件を全て満たす必要があります。

  • テーマ適合:イノベーションマップの9つの開発支援テーマのいずれかに適合すること
  • 外部連携:社外の企業、大学、研究機関等の知見やノウハウを活用すること
  • 事業化志向:早期に事業化を目指す研究開発であること

オープンイノベーションの重要性

本事業では、自社のコア技術と社外の知見・ノウハウを組み合わせた「オープンイノベーション」が必須要件となっています。大学の研究室との共同研究、異業種企業との技術融合、研究機関の設備・データの活用など、多様な連携形態が考えられます。連携先との役割分担を明確にし、両者の強みを活かした開発体制を構築することが重要です。

申請のポイント

審査では以下の点が重点的に評価されます。

  • 自社のコア技術の独自性・優位性
  • 開発テーマとイノベーションマップの整合性
  • 外部連携の必然性と相乗効果
  • 事業化の実現可能性(市場性、競争優位性、収益性)
  • 開発計画の具体性と実行可能性

特に、「なぜこの技術開発が東京都の課題解決に貢献するのか」を具体的なデータや事例を交えて説得力をもって説明できるかが、採否を分ける重要なポイントです。

問い合わせ先

本事業に関するお問い合わせは、公益財団法人東京都中小企業振興公社 企画管理部 助成課(TEL:03-3251-7894・7895)までご連絡ください。

関連書類・リンク