岡崎市高度先端産業立地奨励金(県連携)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
7つの高度先端産業分野に特化
航空宇宙、環境・新エネルギー、情報通信、健康長寿、先端素材、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーの7分野が対象。企業再投資促進奨励金(6分野)にはない「先端素材・ナノテク・バイオ」が含まれており、素材・材料・化学系企業の立地に特化した支援が受けられる。
大企業の大型投資に対応した要件設定
大企業工場への投資は50億円以上という高い基準が設定されており、本制度は大規模な産業立地案件を主要ターゲットとしている。一方、研究所については5億円以上と比較的低く設定されており、R&D拠点の誘致にも積極的に対応している設計。
中堅・中小企業への門戸開放(2億円以上)
中堅・中小企業の場合は2億円以上の投資で申請可能。高度先端産業分野に事業を持つ中堅・中小企業向けの支援として機能しており、スタートアップから中堅企業まで幅広い規模の企業が対象となる。
愛知県連携による支援の厚み
本制度は愛知県との連携制度で、岡崎市単独ではなく愛知県の先端産業立地促進施策と組み合わさることで、より大規模な財政支援が可能。県の産業高度化方針と市の企業誘致が連動した点が強み。
ポイント
対象者・申請資格
対象地域
- 岡崎市内
対象業種(高度先端産業分野)
- 航空宇宙関連産業
- 環境・新エネルギー関連産業
- 情報通信関連産業
- 健康長寿関連産業
- 先端素材関連産業
- ナノテクノロジー関連産業
- バイオテクノロジー関連産業
大企業(工場)の要件
- 投資規模:50億円以上
大企業(研究所)の要件
- 投資規模:5億円以上
中堅・中小企業の要件
- 投資規模:2億円以上
施設種別
- 工場(製造施設)または研究所(研究開発施設)の新設・増設
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:高度先端産業分野の該当確認
自社事業が7分野(航空宇宙・環境新エネルギー・情報通信・健康長寿・先端素材・ナノテク・バイオ)のいずれかに該当するかを確認。企業再投資促進奨励金との比較も同時に行い、有利な方を選択する。
ステップ2:投資規模の確認と制度選択
大企業工場:50億円以上、大企業研究所:5億円以上、中堅中小:2億円以上の要件を確認。企業再投資促進奨励金の要件(大企業25億円以上・中堅中小1億円以上)と比較し、事業規模に適した制度を選択。
ステップ3:岡崎市・愛知県への並行事前相談
岡崎市商工労政課と愛知県の担当部署へ並行して事前相談を実施。県連携制度のため両窓口との調整が必要。
ステップ4:申請書類の作成・提出
高度先端産業分野への該当根拠、投資計画書、技術・研究開発計画書等を整備し提出。特許・技術ライセンス情報等の技術的証跡も有効。
ステップ5:交付決定・実施・実績報告
交付決定後に投資を実施し、完了後に実績報告書を提出して奨励金交付。
ポイント
審査と成功のコツ
企業再投資促進奨励金との徹底比較
先端素材・ナノテク・バイオ分野の優位活用
研究所投資への積極活用
大企業工場50億円要件の充実投資計画
ポイント
対象経費
対象となる経費
先端製造設備(4件)
- 航空宇宙部品の精密加工設備
- 先端素材製造・加工設備
- ナノテクノロジー応用製造設備
- バイオテクノロジー製造設備
研究開発設備(4件)
- 先端材料分析・測定機器
- バイオ研究実験設備
- ナノテク研究設備
- シミュレーション・解析システム
建物・構築物(3件)
- 先端製造工場の建設費用
- 研究所建設費用
- クリーンルーム・特殊環境施設
土地取得費用(2件)
- 工場・研究所用地の購入費
- 用地造成費用
環境・エネルギー設備(3件)
- 再生可能エネルギー設備
- 省エネ設備
- 廃水処理・環境対応設備
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 7分野以外の業種への投資
- 大企業工場への50億円未満の投資
- 大企業研究所への5億円未満の投資
- 中堅中小企業への2億円未満の投資
- 企業再投資促進奨励金との重複申請(両制度は併用不可)
- リース・賃貸による取得
- 市外の施設への投資
よくある質問
Q企業再投資促進奨励金と何が違いますか?
最大の違いは対象業種です。本制度は企業再投資促進奨励金にはない「先端素材・ナノテクノロジー・バイオテクノロジー」の3分野を含む7分野が対象です。また大企業工場への投資要件が50億円以上と高く設定されています。両制度は併用不可のため、自社に有利な方を選択してください。
Q先端素材とはどのような業種が対象ですか?
先端素材とは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、エンジニアリングセラミックス、機能性金属材料、電子材料、光学材料等の高機能・高付加価値材料の製造が対象となります。自社製品が先端素材に該当するかは、岡崎市商工労政課への事前相談で確認してください。
Qバイオテクノロジー分野ではどのような事業が対象ですか?
バイオテクノロジーとは、遺伝子組換え技術・細胞培養技術・発酵技術等を活用した製品の製造を指します。バイオ医薬品・機能性食品原料・バイオプラスチック・農業バイオ製品等の製造施設が対象となり得ます。詳細は岡崎市商工労政課への事前相談をお勧めします。
Q中堅・中小企業の投資規模要件2億円は何を含みますか?
投資規模の算定には、工場・研究所の建設費、製造設備・研究設備の取得費、土地取得費等が含まれます。2億円という要件は高度先端産業の研究開発・製造設備投資としては達成可能な水準です。詳細な算定方法は岡崎市商工労政課にご確認ください。
Q大企業研究所への投資(5億円以上)の場合、雇用要件はありますか?
本説明資料では雇用要件の明示がありません。ただし企業再投資促進奨励金には雇用要件があるため、本制度にも同様の要件が設定されている可能性があります。岡崎市商工労政課への事前相談で必ず確認してください。
Q工場等建設奨励金と同時に申請できますか?
岡崎市工場等(倉庫等)建設奨励金との併用については岡崎市への事前確認が必要です。企業再投資促進奨励金とは併用不可ですが、工場等建設奨励金との関係は別途確認が必要です。
Q申請にはどのような書類が必要ですか?
一般的に必要な書類として、事業計画書、投資計画書、高度先端産業分野への該当根拠資料(技術説明書・特許情報等)、財務諸表、雇用計画書等が想定されます。具体的な必要書類は岡崎市商工労政課に確認してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本制度は「企業再投資促進奨励金」との併用ができない点が重要な注意事項です。 【企業再投資促進奨励金との選択関係】本制度と企業再投資促進奨励金は同一の投資案件に対して両方を申請することはできません。自社事業・投資計画に対してどちらの制度が有利かを事前に比較検討する必要があります。先端素材・ナノテク・バイオ分野は本制度のみが対象。 【工場等建設奨励金との関係】工場等(倉庫等)建設奨励金との併用については、岡崎市への事前確認が必要です。建設奨励金との組み合わせが可能な場合、固定資産税軽減と先端産業立地奨励金の二重化が実現できます。 【国の先端産業補助金との組み合わせ】国のGX(グリーントランスフォーメーション)補助金、重要経済安保物資製造補助金(半導体・蓄電池等)との組み合わせについては個別確認が必要。先端分野への大型投資は複数の国補助金との組み合わせが可能なケースが多い。
詳細説明
岡崎市高度先端産業立地奨励金(県連携)とは
岡崎市高度先端産業立地奨励金(県連携)は、産業構造の高度化と地域活性化を目的として、岡崎市と愛知県が連携して高度先端産業分野の製造業・研究開発施設の立地を促進する奨励金制度です。対象となる7つの先端産業分野への大型投資に対して奨励金を交付します。
対象となる7つの高度先端産業分野
本制度が対象とする分野は以下の7つです。
- 航空宇宙:航空機部品・宇宙機器・衛星関連製造
- 環境・新エネルギー:再生可能エネルギー・蓄電池・省エネ機器製造
- 情報通信:通信機器・半導体・IoT関連製造
- 健康長寿:医療機器・介護機器・ヘルスケア製品製造
- 先端素材:炭素繊維・セラミックス・機能性材料製造
- ナノテクノロジー:ナノ材料・ナノデバイス・精密加工
- バイオテクノロジー:バイオ素材・医薬品・農業バイオ製造
企業再投資促進奨励金(6分野:自動車・航空宇宙・ロボット・環境新エネ・情報通信・健康長寿)と比較すると、「先端素材・ナノテクノロジー・バイオテクノロジー」の3分野が追加されており、マテリアルサイエンス・化学・バイオ系の企業に対して本制度が唯一の選択肢となります。
投資規模要件の詳細
事業者の規模と施設種別によって投資規模要件が異なります。
- 大企業(工場):50億円以上
- 大企業(研究所):5億円以上
- 中堅・中小企業:2億円以上
大企業の工場への投資は50億円という高いハードルが設定されていますが、研究所については5億円以上と比較的低く設定されており、R&D拠点の誘致にも積極的に対応しています。
企業再投資促進奨励金との選択
本制度は「企業再投資促進奨励金」との併用ができません。自社の事業分野・投資規模に応じていずれか一方を選択する必要があります。
- 自動車・ロボット分野への投資 → 企業再投資促進奨励金(投資要件が低い: 大企業25億円以上)
- 先端素材・ナノテク・バイオへの投資 → 本制度(唯一の対象制度)
- 航空宇宙・環境新エネ・情報通信・健康長寿 → 両制度の要件・奨励率を比較して有利な方を選択
コンサルタント視点のポイント
- 先端素材・ナノテク・バイオ分野の企業は本制度一択:他制度では対応できない分野のため、確実に申請を検討すること
- 大企業の研究所活用戦略:工場(50億円以上)は要件が高いが研究所(5億円以上)は比較的低い。R&D先行で研究所を設立し、量産化後に工場を増設するステップアップ型の投資戦略と相性が良い
- 国の先端産業支援との組み合わせ:経済安保・GX関連の国補助金との重複確認を必ず行うこと。先端分野は国からの支援も手厚い
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