岡崎市企業再投資促進奨励金(県連携)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
対象業種6分野への特化
自動車、航空宇宙、ロボット、環境・新エネルギー、情報通信、健康長寿関連の次世代成長分野のみが対象。岡崎市の主力産業である自動車・部品製造業の再投資に直接合致する設計で、EV化・電動化対応の設備投資にも強く適合する。
投資規模・雇用要件の明確化
大企業は25億円以上の投資かつ50人以上の雇用が条件。中堅・中小企業は1億円以上の投資かつ25人以上の雇用が条件。ハードルは一定以上あるが、要件を満たせば愛知県との連携による手厚い奨励金が確約される点が魅力。
愛知県との連携による支援の厚み
本制度は愛知県の企業立地促進補助制度と連携して設計されており、市単独制度よりも財政的支援の総額が大きくなる構造。愛知県側からの奨励金交付と合わせることで、企業の設備投資負担を大幅に軽減できる。
工場等建設奨励金との併用可能
岡崎市工場等(倉庫等)建設奨励金との併用が認められており(上限10億円)、新工場の建設・増設と合わせて本制度を活用する場合、複数の奨励金を積み上げることで実質的な公的支援総額を最大化できる。
ポイント
対象者・申請資格
対象地域
- 岡崎市内
対象業種(次世代成長分野等)
- 自動車関連産業(EV、自動運転、部品等)
- 航空宇宙関連産業
- ロボット関連産業
- 環境・新エネルギー関連産業
- 情報通信関連産業
- 健康長寿関連産業
大企業の要件
- 工場または研究所の新設または増設
- 投資規模:25億円以上
- 雇用:50人以上
中堅・中小企業の要件
- 工場または研究所の新設または増設
- 投資規模:1億円以上
- 雇用:25人以上
その他要件
- 製造業等(次世代成長分野等の事業)を岡崎市内で営む者
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:業種・要件の事前確認
自社の事業が「次世代成長分野等」6分野のいずれかに該当するかを確認。複数分野にまたがる場合は主たる事業での判断となるため、岡崎市商工労政課への事前相談が必須。
ステップ2:投資計画・雇用計画の策定
投資規模(大企業25億円以上 or 中堅中小1億円以上)と雇用計画(大企業50人以上 or 中堅中小25人以上)を具体的な数値で計画書に落とし込む。愛知県側との調整が発生する場合もある。
ステップ3:岡崎市・愛知県への事前協議
岡崎市商工労政課と愛知県の担当部署(産業労働局)に対して並行して事前協議を行う。県連携制度のため両窓口との調整が必要。
ステップ4:申請書類の作成・提出
事業計画書、投資計画書、雇用計画書、財務諸表等の書類を整備し提出。行政書士や中小企業診断士との連携を推奨。
ステップ5:認定・交付決定後の実施
交付決定後に投資・採用を実施。完了後に実績報告書を提出し、審査を経て奨励金交付。
ポイント
審査と成功のコツ
業種適合性の事前検証
投資・雇用の計画精度向上
工場建設奨励金との同時申請
愛知県の動向を把握する
ポイント
対象経費
対象となる経費
製造設備・機械装置(4件)
- 工場内の生産ライン設備
- ロボット・自動化設備
- 試験・検査装置
- 金型・治具(恒久的なもの)
研究開発設備(3件)
- 研究所内の実験・測定機器
- プロトタイプ製造設備
- シミュレーション・解析システム
建物・構築物(3件)
- 工場建屋の新設・増設
- 研究所建設費用
- 附帯する電気・空調等のインフラ
土地取得費用(2件)
- 工場・研究所用地の購入費
- 用地造成費用
情報処理設備(3件)
- 生産管理システム
- 工場内IoTシステム
- 研究データ管理システム
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 6分野以外の業種向けの投資
- 投資規模が要件に満たないもの(大企業25億円未満、中堅中小1億円未満)
- 雇用要件を満たさない投資計画
- 工場・研究所以外の施設(倉庫単体、本社のみ等)
- リース・賃貸による取得(所有権を伴わないもの)
- 市外の施設への投資
- 既存設備の修繕・維持費
よくある質問
Qどの業種が対象ですか?
自動車、航空宇宙、ロボット、環境・新エネルギー、情報通信、健康長寿の6分野が対象です。自社の事業がこれらの次世代成長分野に該当するかどうかは、岡崎市商工労政課への事前相談で確認することを強く推奨します。EV関連・ヘルスケア・IoT等は複数分野にまたがることもあるため、主たる事業での判断が基準となります。
Q中小企業でも申請できますか?
はい、中堅・中小企業の場合は投資規模1億円以上かつ雇用25人以上が要件です。大企業(25億円以上・50人以上)と比べて要件のハードルが低く、成長分野への積極投資を行う中小製造業に広く活用できます。ただし業種要件(6分野)と雇用要件は大企業と同様に必須です。
Q工場等建設奨励金と同時に申請できますか?
はい、岡崎市工場等(倉庫等)建設奨励金との併用が可能です。ただし両制度の合計交付上限は10億円と設定されています。新工場の建設と次世代成長分野の製造設備導入を同時に行う場合は、両制度を合わせて申請することで支援総額を最大化できます。
Q愛知県との連携とはどういう意味ですか?
本制度は愛知県の企業立地促進施策と連携して運用されており、岡崎市単独の奨励金に加えて愛知県からの奨励金も受けられる仕組みです。手続き上は岡崎市と愛知県の双方に申請・協議を行う必要があります。県側の担当窓口(愛知県産業労働局)への事前相談も合わせて行ってください。
Q投資・採用の実績が計画に達しなかった場合はどうなりますか?
交付決定後に投資額や雇用数が要件を下回った場合、奨励金の全部または一部の返還を求められる可能性があります。このため、申請書に記載する投資額・雇用数は「確実に達成できる数字」で設定することが非常に重要です。計画段階で保守的な数値を採用し、リスクを最小化することをお勧めします。
Q申請から奨励金交付までどのくらいかかりますか?
本制度は愛知県との連携制度のため、市単独制度より手続きに時間がかかります。一般的に事前相談・申請準備に3〜6ヶ月、審査・交付決定にさらに数ヶ月を要します。奨励金は投資・採用の実績確認後の交付となるため、投資開始の半年以上前から準備を始めることを推奨します。
Q研究所のみの設立でも対象になりますか?
はい、工場だけでなく研究所の新設・増設も対象施設に含まれています。ただし研究所の場合も業種(6分野)・投資規模・雇用の各要件を満たす必要があります。特に医薬品・ヘルスケア(健康長寿分野)や航空宇宙関連のR&D拠点の設立に活用できます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本制度は「岡崎市工場等(倉庫等)建設奨励金」との併用が可能で、合計交付上限は10億円です。 【工場等建設奨励金との組み合わせ】新工場の建設・増設に伴い、本制度(投資額・雇用ベースの奨励金)と工場等建設奨励金(固定資産税・事業所税相当額)を同時に活用することで、初期投資コストとランニングコストの両面から財務負担を軽減できます。 【高度先端産業立地奨励金との関係】本制度(企業再投資促進奨励金)と「高度先端産業立地奨励金」は、事業の業種・規模によっていずれか一方を選択適用する設計になっている場合があります。両制度の要件を比較し、有利な方を選択するか、適用可否を市・県に確認してください。 【国の補助金との組み合わせ】経済産業省の企業立地補助金や、中小企業庁の設備投資補助金(省エネ設備等)との重複については、各制度の規定に従い個別確認が必要。一般的に目的が異なる補助金間の重複は認められるケースが多い。
詳細説明
岡崎市企業再投資促進奨励金(県連携)とは
岡崎市企業再投資促進奨励金(県連携)は、愛知県と岡崎市が連携して実施する、次世代成長分野への大規模製造業・研究開発投資を促進するための奨励金制度です。対象業種を次世代成長分野(自動車、航空宇宙、ロボット、環境・新エネルギー、情報通信、健康長寿)に絞り込み、一定規模以上の投資と雇用を条件に奨励金を交付します。
岡崎市は愛知県の中核都市として自動車関連産業の集積が厚く、EV化・電動化・自動運転という産業変革期において、既存企業の再投資(設備更新・拡張)を強力に後押しするために本制度が設計されています。
対象となる業種・投資規模・雇用要件
本制度には明確な要件が設定されています。
- 対象業種:自動車・航空宇宙・ロボット・環境新エネルギー・情報通信・健康長寿の6分野
- 大企業の要件:投資規模25億円以上かつ雇用50人以上
- 中堅・中小企業の要件:投資規模1億円以上かつ雇用25人以上
投資規模と雇用の両方を満たす必要があり、いずれか一方のみでは対象外となります。特に雇用要件は新規採用・増加雇用として計上できるものが対象のため、採用計画の精度が申請の鍵となります。
愛知県との連携による支援の優位性
「県連携」と名称に入っている通り、本制度は愛知県の企業立地促進施策と連携して運用されており、市単独制度よりも財政的支援の規模が大きい構造となっています。愛知県側の奨励金と岡崎市の奨励金が組み合わさることで、大規模投資案件では多額の公的支援を受けることが可能です。
申請要件の詳細と注意点
本制度の申請にあたっては、以下の点に特に注意が必要です。
- 業種の確認:6分野の対象業種に自社事業が該当するか事前確認が必須。EV関連・ソフトウェア開発・ヘルスケアデバイス等、複数分野にまたがる事業も多く、主たる事業での判断となる
- 投資額の算定:奨励金の対象となる投資額の範囲(機械装置・建物・土地等)を正確に把握することが重要
- 雇用数の確認:既存雇用の維持ではなく、新規・増加雇用として計上できる人数が要件の基礎となる
- 実績未達のリスク:交付決定後に投資・採用が要件を下回った場合、奨励金の返還を求められる可能性があるため、確実に達成できる計画での申請が原則
工場等建設奨励金との併用戦略
本制度と岡崎市工場等(倉庫等)建設奨励金の同時申請により、支援の二重化が可能です。大企業が新工場を建設しながら次世代成長分野の製造設備を導入する場合、最大10億円の上限内で両奨励金を積み上げることができます。
コンサルタント視点のポイント
- 要件の保守的な設定:投資規模・雇用数は「確実に達成できる数字」で申請すること。実績未達による奨励金返還は企業のレピュテーションにも影響する
- 愛知県側との並行協議:岡崎市だけでなく愛知県の担当部署とも並行して話を進めること。県側の制度変更・窓口の変更がある場合もある
- EV・GX投資との親和性:環境・新エネルギー分野の要件はGX(グリーントランスフォーメーション)投資と高い親和性を持つ。国のGX関連補助金との組み合わせも検討すべき
愛知県の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、愛知県で受けられる補助金・給付金を探せます。
愛知県の補助金・給付金一覧を見る →