令和6年度東京都地域医療連携システムデジタル環境整備推進事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大2,000万円の手厚い支援
補助上限額2,000万円と医療IT補助金としては大きな規模です。200床未満の中小病院・診療所は補助率3/4と特に手厚い支援を受けられます。
地域医療連携のデジタル化に特化
単独の医療機関のIT化ではなく、医療機関間の「連携」を目的としたデジタルネットワーク構築を支援します。紹介・逆紹介の効率化や退院時サマリの共有等が想定されます。
病床数による補助率の差別化
200床未満は3/4、200床以上は1/2と、中小規模の医療機関により手厚い支援を行う設計です。規模の小さい医療機関ほどIT投資の負担が相対的に大きいことを考慮しています。
東京都独自の支援制度
国の補助金ではなく東京都保健医療局の事業であり、東京都内の医療機関のみが対象です。東京都の地域医療計画に基づく戦略的な取組みです。
ポイント
対象者・申請資格
対象者
- 東京都内で医療法に基づき許可・届出をした病院または診療所の開設者
- 東京都知事が適当と認める者
対象外
- 地方公共団体
- 地方独立行政法人
- 独立行政法人・特定独立行政法人
- 国立大学法人
- 過去5年以内に本補助金の交付を受けた医療機関
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
5問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:連携先医療機関との協議
診療情報を共有する連携先の医療機関と、システムの要件や運用ルールについて事前に協議します。
ステップ2:システム選定と見積取得
医療情報システムベンダーから、連携システムの要件定義と見積書を取得します。複数ベンダーからの比較見積もりを推奨します。
ステップ3:申請書類の作成と提出
補助金申請書、事業計画書、見積書等を作成し、東京都保健医療局に提出します。
ステップ4:交付決定後のシステム導入
交付決定後にシステムの導入・構築を行い、運用開始後に実績報告を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
具体的な連携シナリオの提示
患者メリットの明確化
セキュリティ対策の万全さ
ポイント
対象経費
対象となる経費
システム導入費(3件)
- 地域医療連携システムのソフトウェア導入費
- 電子カルテ連携モジュールの購入費
- 診療情報共有基盤の構築費
機器購入費(3件)
- サーバー・ストレージの購入費
- ネットワーク機器の購入費
- 端末機器の購入費
工事費(2件)
- ネットワーク配線工事費
- サーバールーム整備費
その他(3件)
- セキュリティ対策費
- 導入時の研修費
- 初期設定・カスタマイズ費
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 医療機器の購入費
- 電子カルテ本体の新規導入費(連携機能のみ対象)
- 建物の新築・増改築費
- ランニングコスト(保守費、通信費等)
- 人件費
よくある質問
Q大学病院でも申請できますか?
国立大学法人が開設する大学病院は対象外です。私立大学が開設する大学病院は、法人の種類によっては対象となる可能性がありますが、東京都保健医療局に個別に確認してください。
Q診療所(クリニック)でも申請できますか?
はい、東京都内で医療法に基づき届出をした診療所も対象です。200床未満に該当するため、補助率3/4の手厚い支援を受けられます。地域のかかりつけ医として、病院との連携強化に活用できます。
Q電子カルテを導入していない場合も申請できますか?
本補助金は「連携システム」の導入を支援するものであり、電子カルテ本体の新規導入は対象外です。まず電子カルテの導入を行い、その上で連携機能を本補助金で整備するという順序が必要です。
Q過去に本補助金を受けた場合、再度申請できますか?
交付を受けた年度の翌年度から5年を経過していない医療機関は対象外です。5年が経過していれば再申請が可能ですが、前回導入したシステムとの整合性を確認してください。
Q連携先の医療機関も同時に申請が必要ですか?
各医療機関が個別に申請する形式です。連携先の医療機関も本補助金を申請する場合は、それぞれが申請手続きを行う必要があります。連携先との事前調整により、システムの互換性を確保することが重要です。
Qクラウド型のシステムも対象ですか?
はい、クラウド型の地域医療連携システムも対象となります。ただし、初期導入費(ライセンス費、初期設定費等)が対象であり、月額利用料等のランニングコストは対象外となる場合があります。3省2ガイドラインに準拠したクラウドサービスを選定してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は東京都の事業であり、国の補助金との併用については個別に確認が必要です。厚生労働省の医療情報化支援基金や、総務省の遠隔医療関連補助金等と対象が重複する場合は、併用の可否を事前に確認してください。一方で、電子カルテの導入自体は別の補助金(IT導入補助金等)を活用し、連携機能の部分を本補助金でカバーするという棲み分けは可能な場合があります。
詳細説明
事業の背景
東京都内の医療機関は多数ありますが、医療機関間の診療情報の共有は紙ベースの紹介状やFAXに依存している部分が多く、デジタル化が遅れています。患者が複数の医療機関を受診する際に情報が分断されることで、重複検査や治療の遅れが生じる課題があります。
補助制度の概要
- 補助率:200床未満 3/4、200床以上 1/2
- 補助上限額:2,000万円
- 対象者:東京都内の民間病院・診療所の開設者
対象となるシステムの例
- 地域医療連携ネットワーク:複数の医療機関が診療情報を安全に共有するためのネットワークシステム
- 電子カルテ連携:異なるベンダーの電子カルテ間でデータを交換するための連携モジュール
- 診療情報共有基盤:検査結果、画像データ、退院時サマリ等を共有するプラットフォーム
- 遠隔医療システム:医療機関間のコンサルテーションや遠隔カンファレンスのためのシステム
セキュリティ要件
医療情報の取り扱いには、厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」、総務省「クラウドサービス事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」等(いわゆる3省2ガイドライン)への準拠が求められます。システム選定時には必ずこれらのガイドラインへの適合性を確認してください。
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