室谷さん、厚木市で介護職に復職したり、資格を取って初めて就労する人に、奨励金が出るって聞いたんですけど!
そうなんですよ!「厚木市介護職復職等奨励助成事業」っていう制度で、介護の現場で働く人を増やすために厚木市が設けた奨励金です。最大で合計20万円もらえる、かなり太っ腹な制度なんです。
20万円! それはすごい。どういう背景でこういう制度ができたんですか?
全国的に介護人材が深刻に不足しているんですよ。2025年以降の高齢化加速で、介護サービスの需要はどんどん増えているのに、担い手が足りない。厚木市はそれを解消するために、資格を持ちながら介護から離れている「潜在的な介護職員」に戻ってきてもらおうと、この制度を作ったわけです。
なるほど。じゃあ介護の資格があれば誰でもOKなんですか?
基本的には、厚木市に住んでいて、介護関連の資格がある人が対象です。ただ、就労先が「厚木市内の介護保険指定事業所」や「障害福祉サービス事業所」に限定されているので、その点は確認が必要ですよ。
2025年以降の高齢化加速により、全国で介護人材不足が深刻化。厚木市は資格を持ちながら介護現場を離れた「潜在的な介護職員」の復職・新規就労を促進するため、奨励助成金制度を設けた。就労が定着した場合に2段階で合計20万円を支給する。
対象者チェックフロー あなたは対象?
対象者の条件、もう少し具体的に教えてもらえますか?
ちょっと複雑なので整理しますね。この制度、大きく2パターンあるんです。
そうです。1つ目が「復職パターン」。過去に介護職員として働いていたけど、辞めてから1年以上経っている方が、また厚木市内の介護施設に戻る場合です。それから2つ目が「新規就労パターン」。介護の仕事をしたことはないけど、資格を取得してから1年以上経っている方が、初めて厚木市内の介護施設で働く場合。
そうなんです。「辞めてすぐ別の施設に移る」とか「資格取ってすぐ就職する」っていうケースは対象外なんです。一定期間のブランクがある方を呼び戻すための制度ですから。
はい!就労時点で厚木市に住民登録がある方であること。それと、他の市区町村で「転入奨励」や「復職等奨励」の類似補助を受けていないことも条件です。二重取りはできないので要注意ですね。
- 条件1: 厚木市民であること(就労時点で市内に住民登録)
- 条件2: 対象となる介護関連資格を保有していること
- 条件3: 離職後1年以上(または資格取得後1年以上)経過して、厚木市内の介護施設・事業所に新たに就労すること
対象となる「介護関連資格」って、どんなものがあるんですか?
幅広いですよ。介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士はもちろん、看護師・准看護師、保健師、介護支援専門員(ケアマネ)、介護職員初任者研修修了者・実務者研修修了者、相談支援専門員、喀痰吸引等研修修了者、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士…かなりたくさんあります。
えっ、そんなに! 調理師や保育士も対象って聞いたんですが?
そうなんです!公認心理師、管理栄養士、調理師、保育士、教員資格まで対象になっているんです。なので「介護専門資格じゃないけど福祉系の仕事をしたい」という方も、意外と対象になる可能性があります。
それは知らなかった! じゃあ対象となる就労先はどこですか?
| 就労先の種別 | 具体例 |
|---|
| 介護保険指定事業所 | 特別養護老人ホーム、デイサービス、訪問介護事業所など |
| 地域包括支援センター | 厚木市内の各センター |
| 障害福祉サービス事業所 | 就労支援・生活介護・グループホームなど |
| 基幹相談支援センター | 障害者支援の拠点 |
そうです。介護保険だけじゃなく、障害福祉の現場で働く場合も対象です。ただ、障害福祉サービス事業所で就労する方は、厚木市の「障がい福祉課」にも相談が必要になることがありますよ。
この奨励助成金は、就労先の事業所に「直接雇用」されることを前提としています。派遣会社を通じた就労の場合は対象外となる可能性が高いため、事前に厚木市介護福祉課に確認してください。
助成金はいつ、いくらもらえるの?第1回10万円・第2回10万円
「最大20万円」って最初に言ってましたよね。どういう仕組みで20万円になるんですか?
2回に分けて支給されるんです。「第1回」が10万円、「第2回」が10万円、合計で最大20万円です!
2回に分けてもらうんですね。それぞれいつもらえるんですか?
第1回は就労した後、早めに申請するものです。採用日から1年を経過する前日までに申請する必要があります。つまり、就労してから1年以内に申請が必要なんですよ。
できます。ただし申請に必要な書類を揃えてからですね。就労証明書などが必要なので、就労開始後に速やかに準備して申請するのがいいですよ。
第2回は、第1回の交付決定を受けた後、1年以上継続して就労したことを証明して申請するものです。採用日から1年が経過した後に申請できます。つまり「ちゃんと定着して頑張りました」という証明をして、追加でもらう10万円ですね。
まさに。介護の現場では離職率が問題になっていますからね。「就職したらすぐ終わり」じゃなくて、「1年間しっかり続けたら追加で支給する」という仕組みにして、長く働いてもらうことを狙っているわけです。
| 回 | 助成額 | 申請タイミング | 主な要件 |
|---|
| 第1回 | 10万円 | 採用日から1年以内に申請 | 就労開始・雇用証明書の提出 |
| 第2回 | 10万円 | 採用日から1年以上継続就労後に申請 | 1年以上の継続勤務・在職証明書の提出 |
| 合計 | 最大20万円 | — | 第1回・第2回両方申請した場合 |
これは頑張って続けないといけないですね! でも20万円はすごいモチベーションになりそう。
ちなみに、途中で退職したり、厚木市外に引っ越したりした場合は、助成金を返還しなければならない場合があります。そこは注意が必要です。申請前に確認しておきましょうね。
申請先は厚木市市民福祉部 介護福祉課 介護給付係です。窓口に必要書類を持参して申請する形になります。郵送や電子申請については、事前に介護福祉課に確認してみてください。
第1回と第2回で書類が違うので、それぞれ確認しておきましょう。
1第1回の申請に必要な書類
「厚木市第1回復職等奨励助成金交付申請書」を記入する。就労先の事業所に「雇用証明書」を発行してもらう。介護職等であることを証する書類(修了証明書、資格証書の写し等)を準備する。「助成金に係る同意書」に署名捺印する。以上4種類の書類を揃えて介護福祉課の窓口に提出する。
2第2回の申請に必要な書類
「厚木市第2回復職等奨励助成金交付申請書兼実績報告書」を記入する。就労先の事業所に「在職証明書(1年以上継続就労の証明)」を発行してもらう。以上2種類の書類を揃えて介護福祉課の窓口に提出する。
3ポイント 書類様式は市のサイトからダウンロード可能
申請書や雇用証明書・同意書などの様式は厚木市のウェブサイトからPDFでダウンロードできる。窓口に取りに行く前に、まずダウンロードして印刷しておくとスムーズ。
はい。ただし、雇用証明書は就労先の事業所に書いてもらうものなので、就職が決まったら早めに事業所の担当者に相談しておくのがいいですよ。
第1回は「採用日から1年を経過する日の前日まで」に申請が必要なので、忘れないうちに早めに動くことをおすすめします。また、助成金は予算の範囲内での支給となっているので、予算が尽きると受付終了になる可能性もゼロではありません。
以下の場合、助成金の返還を求められる可能性があります。1つ目は採用後1年以内に介護施設等を退職した場合です。2つ目は第2回の申請後に市外へ転出した場合です。就労を続けることを前提に申請するようにしましょう。
実は対象資格がとても多いんですよ! 一覧にすると以下の通りです。
| 資格カテゴリー | 対象資格 |
|---|
| 介護・福祉系 | 介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員(ケアマネ) |
| 研修修了 | 介護職員初任者研修修了者、介護職員実務者研修修了者、喀痰吸引等研修修了者(第1号・第2号・経過措置)、居宅介護職員初任者研修修了者など |
| 医療系 | 薬剤師、保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士 |
| 心理・栄養 | 公認心理師、管理栄養士 |
| 生活支援系 | 調理師、保育士、教員資格(教員職員) |
| 相談支援 | 相談支援専門員 |
| 障害福祉系 | 重度訪問介護従業者養成研修修了者、同行援護従業者養成研修修了者、行動援護従業者養成研修修了者など |
えっ、保育士も教員も対象なんですね! これは意外!
ざっくり言うと、「介護・福祉・医療・生活支援」に関わる資格はほぼ網羅されていますね。「自分の資格が対象かどうか分からない」という方は、介護福祉課に直接確認するのが確実です。
なるほど。それだけ幅広い人材に来てほしいということですよね。じゃあ実際に申請するとき、何か落とし穴ってありますか?
大事なポイントが2つあります。1つは「他の類似補助制度を受けていないこと」。例えば他の市区町村で転入奨励金などを受けている場合は対象外になります。もう1つは「就労先が適用対象の事業所かどうか」。厚木市内の施設でも、指定を受けていない事業所は対象外なので、就職前に確認しておくと安心です。
よくある疑問を聞いてもいいですか? まず、厚木市外に住んでいても申請できますか?
残念ながらできません。この制度は「厚木市民」向けです。就労先が厚木市内であっても、住民登録が他の市区町村にある方は対象外です。ただし、転入を機に申請するパターンはあるかもしれないので、まずは問い合わせてみてください。
「新たに就労」することが条件なので、現在すでに同じ事業所で介護職員として勤務中の方は基本的に対象外となります。一度離職して、1年以上のブランクを経て再就職する、というケースが想定されています。
申請してから実際に振り込まれるまでどのくらいかかりますか?
申請から審査・交付決定・振込までは、通常数週間から1か月程度かかることが多いです。ただし書類に不備があると返戻(返送されて修正が必要)になるので、記入漏れがないか事前にしっかり確認しましょう。
第1回と第2回、どちらかだけ申請することはできますか?
第1回だけ申請することはできます。第2回は「第1回の交付決定を受けていること」が条件なので、第2回のみの申請はできません。当然、合計額を最大化したいなら両方申請するのがベストです。
ハローワーク厚木や、神奈川県の介護職員就職支援センターなどが相談窓口として使えます。また、厚木市の別の制度「介護職等雇用サポート事業」(事業所向け)を活用している施設の情報が市のサイトに掲載されていることもあるので、そちらも参考にしてみてください。
- 就労開始前: 対象資格の確認・就労先が指定事業所かどうかの確認
- 就労開始後すぐ: 雇用証明書の取得・申請書類の準備
- 採用日から1年以内: 第1回の申請書類を介護福祉課へ提出
- 採用日から1年以上経過後: 在職証明書を取得・第2回の申請書類を提出
窓口は厚木市役所の「市民福祉部 介護福祉課 介護給付係」です。電話で確認するのが一番手っ取り早いですよ。
- 担当課: 市民福祉部 介護福祉課 介護給付係
- 住所: 〒243-8511 神奈川県厚木市中町3-17-17
- 電話: 046-225-2240
- FAX: 046-224-4599
- 受付時間: 月曜から金曜の8時30分から17時15分(祝日を除く)
- 公式ページ: 厚木市 介護職復職等奨励助成事業
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 厚木市介護職復職等奨励助成事業 |
| 対象者 | 厚木市民で介護関連資格を持ち、市内介護事業所等に新たに就労する方 |
| 助成額 | 第1回10万円 + 第2回10万円(最大20万円) |
| 申請期限 | 随時(第1回は採用日から1年以内に申請必須) |
| 申請先 | 厚木市 介護福祉課 介護給付係 電話 046-225-2240 |
| 公式URL | 公式ページ |
厚木市が奨励金の支給を理由として、ATMの操作をお願いすることは絶対にありません。また、電話で口座番号や暗証番号を聞き出すこともありません。不審な連絡があった場合は、市の公式番号(046-223-1511)に直接お問い合わせください。
ありますよ! 同じく厚木市の制度で、介護職として厚木市に転入してきた方向けの奨励金「
厚木市介護職転入奨励助成金」もあります。市外から移住してくるケースはこちらも確認してみてください。
それは知らなかった! 転入してくる人にも支援があるんですね。
介護職を目指している方は、ぜひ厚木市を選択肢に入れてみる価値がありそうですね!
最大20万円の奨励金は大きいですよね。資格を持っているのに介護の仕事から離れている方、これを機に復職を検討してみてはいかがでしょうか。