室谷さん、今日は滋賀県の日野町という町の給付金を取り上げたいんですが、なんと新婚夫婦に最大60万円が出るって本当ですか!
ほんとですよ!「日野町結婚新生活支援補助金」というもので、令和7年(2025年)4月に要綱が改正されて、補助金額がかなり拡充されたんです。改正前は29歳以下の夫婦でも上限30万円だったのが、いまは上限60万円に倍増しています。
えっ、倍!?急に太っ腹になりましたね(笑)。なんでそんなに増えたんですか?
少子化対策と移住・定住の促進が目的です。日野町は人口減少が課題で、若い世代に町に来てもらいたい、あるいは町内に残ってもらいたいという強い意図があります。国の「結婚新生活支援事業」という枠組みを活用した制度で、町が独自に補助を上乗せしているんですよ。
国の制度も絡んでるんですね。日野町って、滋賀県のどのあたりにある町ですか?
滋賀県の中南部、蒲生郡にある町です。人口は約2万人ほど。琵琶湖の南東に位置していて、近江商人発祥の地としても知られています。自然豊かで落ち着いた環境ですね。
2万人規模の町でも、こういう手厚い補助が出るんですね。じゃあ、具体的に誰が対象になるのか教えてください!
対象者確認フロー 日野町結婚新生活支援補助金
「新婚世帯」が対象ということはわかるんですが、細かい条件はどうなっていますか?
7つの条件を全部クリアしないといけません。まず一番基本的なところから言うと、交付申請時に夫婦の少なくとも一方の住民票が日野町内の住宅の所在地になっていることが必要です。
そうです。ただし実際に日野町に住むことが前提ですから、実態が伴っていないといけません。次に婚姻日において夫婦ともに満39歳以下であること。これは申請時の年齢じゃなく、婚姻した日の年齢で判定するのがポイントです。
ちょっと待ってください!婚姻した日、ですか。申請のときじゃなくて?
そうなんです!婚姻日時点で39歳以内ならOKです。たとえば婚姻時は38歳だったけど、申請する頃には40歳になっちゃった、という場合でも申請できます。これは意外に見落としがちな点なので覚えておいてほしいですね。
あります。夫婦の合計所得が500万円未満であることが必要です。夫婦それぞれの所得ではなく、合算した額で判断します。給与所得者の場合、年収ではなく所得(給与収入から給与所得控除を引いた額)で計算しますから注意してください。
合計所得500万円って、ざっくり年収でいうとどのくらいですか?
給与所得のみの場合、夫婦の年収合計でだいたい660〜670万円くらいが目安になります。ただし副業や不動産収入がある場合は別途計算が必要なので、心配な方は役場に確認するのがベストです。
あと4つです。「この補助金を過去に受けたことがないこと」「他の市区町村の同種補助金を受けていないこと」「町税等の滞納がないこと」「暴力団員でないこと」。外国籍の方の場合は日本国籍または永住権を持っていることも必要です。
- 交付申請時に住民票住所が日野町内の住宅であること(夫婦のどちらか一方でOK)
- 婚姻日において夫婦ともに満39歳以下であること(申請時ではなく婚姻日時点)
- 夫婦の合計所得が500万円未満であること
- 日野町または他市区町村の同種補助金を未受給であること
- 町税等の滞納がないこと
- 暴力団員でないこと
- 外国籍の場合は日本国の永住権を有していること
わかりやすくまとめていただきました!では次に、肝心の「いくらもらえるか」を教えてください!
日野町結婚新生活支援補助金 補助金額比較
冒頭で「最大60万円」と聞きましたが、全員が60万円もらえるわけじゃないですよね?
そうですね。補助金額は夫婦の年齢によって2パターンに分かれています。
| 年齢区分 | 補助上限額 | 改正前(令和6年度まで) |
|---|
| 夫婦ともに29歳以下 | 上限60万円 | 上限30万円 |
| 30〜39歳の世帯(どちらか一方が30歳以上) | 上限30万円 | 上限20万円 |
改正前と比べると、29歳以下は倍、30〜39歳も1.5倍になってる!これは大きな改善ですね。
令和7年(2025年)4月1日から施行された改正で、補助対象の費用も大幅に増えたんです。
はい!改正前は住宅取得費(住宅の購入費・新築工事費・設計費)だけが対象だったんですが、改正後はリフォーム費用と引越費用も補助対象に追加されました。これが金額アップとセットで大きなポイントです。
じゃあ、中古住宅を買ってリフォームして、引越し費用もカバーできるということですね!
完全にそうです!たとえば中古住宅を購入して400万円、リフォームに100万円、引越しに20万円かかったとします。夫婦ともに29歳以下なら上限60万円分を補助してもらえます。それぞれの実費の合算が補助対象経費で、そこから実際の補助額が計算されるイメージですね。
住宅購入費だけでなく、リフォームや引越しもまとめて申請できるのはありがたいですね!ただ、「補助金額 = 実費」ってことですか?
補助対象経費の実費が補助金額になりますが、上限があります。実際に支払った費用が50万円なら50万円、100万円かかっていても29歳以下なら上限の60万円までとなります。1,000円未満は切り捨てです。
- 住宅費: 日野町内での住宅購入費・新築工事費・設計費(婚姻日の1年前以内に取得したもの、または申請年度前年の1月1日以降に取得したもの)
- リフォーム費用: 住宅機能の維持・向上を図るリフォーム工事費(施工業者依頼分)
- 引越費用: 引越業者または運送業者への実費支払い
住宅の取得時期に制限があるんですね。「婚姻日の1年前以内」というのは?
婚姻日より前に住宅を取得している場合は、婚姻日から数えて1年以内でないと対象外になります。つまり、先に家を買っておいてから2年後に結婚した、という場合は住宅費は対象外になってしまいます。ここも注意ポイントです。
実際にどうやって申請するんですか?オンライン申請もできますか?
現時点では窓口申請のみです。日野町役場の企画振興課に必要書類を持参して提出する形になります。郵送対応しているかどうかは直接確認が必要ですね。
状況に応じて変わりますが、全員が必要なものと、費用の種類によって追加で必要なものがあります。
交付申請書兼実績報告書(別記様式第1号)を入手・記入 — 日野町公式サイトからWordファイルをダウンロードできます
新婚世帯の住民票(個人番号の記載がないもの)を取得
振込先口座が確認できる書類のコピー(夫婦どちらかのもの)を用意
住宅費を申請する場合 — 売買契約書または工事請負契約書のコピー+支払い確認書類
リフォーム費用を申請する場合 — リフォーム工事の契約書・内容確認書類・領収書
引越費用を申請する場合 — 引越費用の領収書コピー
奨学金を返済中の場合 — 返済額確認書類も提出(所得500万円の計算に影響する場合があり)
書類がなかなか多いですね。特に注意することはありますか?
一番大事なのは予算がなくなり次第受付終了になるということです!年度の途中で締め切られる可能性があるので、条件を満たしたと思ったらできるだけ早めに申請することをおすすめします。
早い者勝ちなんですね!申請期限とかはあるんですか?
「随時受付(予算がなくなり次第終了)」という形式なので固定の締切日はないですが、年度をまたぐ申請は難しいことが多いです。また婚姻日から1年以内の取得住宅が対象になるケースが多いので、実質的にタイムリミットがあります。余裕を持って動くのがベストです。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 申請受付 | 随時(予算がなくなり次第終了) |
| 受付窓口 | 日野町役場 企画振興課 |
| 申請様式 | 日野町公式サイトからダウンロード可 |
| 電話番号 | 0748-52-6552 |
| 開庁時間 | 月〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分(土日祝・年末年始除く) |
わかりました!申請の流れも整理できました。次は「自分は本当に対象なのか」という疑問に答えてもらえますか?
「自分は対象か?」って、実際に悩む人も多そうですね。たとえば婚約中で、まだ婚姻届を出してないんだけど…という人は?
残念ながら婚姻届を提出・受理されていることが前提です。婚約中や内縁関係は対象外になります。ただし、婚姻届を出した後は速やかに住宅を取得・引越しして申請に備えましょう。
賃貸住宅に住む場合はどうですか?家賃は補助対象になりますか?
これが日野町の補助金の特徴的なポイントなんですが、家賃は補助対象外です。住宅取得費(購入・新築)、リフォーム費用、引越費用の3種類が対象で、毎月の家賃は含まれません。他の市区町村では賃貸の家賃も補助対象にしているところがありますが、日野町は持ち家向けの制度設計になっています。
えっ、それは大きな違いですね!賃貸派には使えないということか。
正確には、賃貸に住みながら引越し費用だけ申請することは可能かもしれませんが、住宅費・リフォーム費用の補助を受けるには住宅取得が前提です。詳細は役場に確認してください。
夫が30歳で妻が27歳の場合は、どちらの区分になりますか?
「夫婦の双方または一方の満年齢が30歳以上39歳以下」の区分になりますので、上限30万円の区分です。両方が29歳以下でないと上限60万円にはなりません。
じゃあ夫婦どちらかが30歳以上なら、年齢が高い方に合わせて30万円上限になるんですね。
そうです。ただし30万円でも十分大きな額ですし、引越しやリフォームの費用はカバーしやすいと思います。
すでに他の市区町村でこの補助金を受けていた場合は?
他市区町村の同種補助金を受けた方は対象外です。「結婚新生活支援補助金」という名称の制度は全国の多くの自治体が実施していますが、二重取りはできません。
- 他市区町村の「結婚新生活支援補助金」や同種補助金を受け取ったことがある場合は対象外
- 婚姻届の受理前(婚約中・内縁関係)は対象外
- 住宅費は申請年度前年の1月1日より前に取得した住宅は対象外
- 賃貸の家賃は補助対象外(住宅取得・リフォーム・引越し費用が対象)
ありがとうございます!じゃあ次は、詐欺にも気をつけないといけないですよね?
- 日野町役場が電話で口座番号や暗証番号を聞くことは絶対にありません
- 「補助金を受け取るためにATMを操作してください」は詐欺です
- 不審な電話・訪問があった場合は、役場(0748-52-6552)または警察(110番)に相談してください
- 「申請代行」を名乗って手数料を要求する業者にも注意が必要です
給付金の制度が充実してくると、詐欺も増えますよね…。
残念ながらそうなんです。特に「申請の代わりにやってあげます。手数料は補助金が下りたら引きます」という業者は怪しいです。申請は本人が直接役場に行くのが基本で、代行業者を通す必要はありません。怪しいと感じたら、まず日野町役場の企画振興課に直接確認してください。
日野町以外にも、滋賀県内に似たような補助金があると聞きましたが、比べてみると違いはありますか?
滋賀県内には複数の自治体が同様の結婚新生活支援補助金を設けています。比べてみると、それぞれに特徴があって面白いですよ。
| 自治体 | 補助上限(29歳以下) | 補助上限(30〜39歳) | 主な特徴 |
|---|
| 日野町 | 60万円 | 30万円 | 住宅取得・リフォーム・引越し対象、随時受付 |
| 愛荘町 | 60万円 | 30万円 | 空き家バンク登録住宅が対象、受付期限あり |
| 長浜市 | 60万円 | 30万円 | パートナーシップ宣誓も対象、令和8年3月16日まで |
| 米原市 | 60万円(住宅購入)/ 24万円(賃借・引越) | 30万円(住宅購入)/ 12万円(賃借) | 賃貸も対象 |
米原市は賃貸も対象なんですね!それは選択肢が広いですね。
はい。米原市は住宅を「購入する人」と「賃貸に住む人」で補助額が分かれています。日野町は住宅取得が前提の制度です。どちらが自分に合っているかは、住まいの計画によって変わりますね。愛荘町は空き家バンク登録物件という独自の縛りがあります。
住む場所を選べる段階にある人は、こういう補助金の内容も比べてみる価値がありそうですね!
そうなんです!同じ滋賀県内でも制度の中身がかなり違うので、移住先を検討している新婚さんには特に比較してみることをおすすめします。日野町は随時受付で柔軟に申請できるのが強みです。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 日野町結婚新生活支援補助金 |
| 対象者 | 婚姻日に夫婦ともに39歳以下、合計所得500万円未満、日野町内に住宅がある新婚世帯 |
| 補助金額 | 夫婦ともに29歳以下:上限60万円 / 30〜39歳:上限30万円 |
| 補助対象経費 | 住宅取得費・リフォーム費用・引越費用(令和7年4月改正で拡充) |
| 受付方法 | 日野町役場企画振興課に書類を持参 |
| 受付期間 | 随時(予算がなくなり次第終了) |
| 問い合わせ | 日野町役場 企画振興課 電話:0748-52-6552 |
| 公式ページ | 日野町公式サイト |
完璧にまとまりました!令和7年4月の改正で補助上限が倍になって、対象費用も増えた。これは早めに動かないともったいないですね!
そうです!予算には上限があるので、婚姻届を出したら速やかに役場に相談することをおすすめします。まずは電話(0748-52-6552)で「補助金の申請について聞きたい」と連絡してみてください。
日野町のあるエリア(滋賀県)でほかにも参考になる給付金はありますか?
ありますよ!日野町に移住する場合は「
滋賀県移住支援金」も検討してみてください。2人以上の世帯なら100万円、単身なら60万円が支給される大型の移住支援です。結婚新生活支援補助金と重複して受給できるかどうかは要確認ですが、移住と結婚を組み合わせると手厚い支援を受けられる可能性があります。
あと滋賀県内ではSHIGA SMILE BABY PROJECTという出産支援もあります(
詳細はこちら)。結婚して子どもが生まれる段階になったら、こういった制度も活用できます。新婚生活から子育てまで、段階ごとに使える給付金をうまく組み合わせていくのがポイントです。
今日は日野町の結婚新生活支援補助金を軸に、滋賀県全体の支援体制まで見えてきました!上限60万円というのは、引越し費用とリフォームを考えると本当にありがたいですね。
最後に一つだけ。申請は思ったより早く締め切られることがあります。「まだ大丈夫だろう」と油断せず、婚姻届を出したらすぐに役場に確認の連絡を入れることを強くおすすめします!