室谷さん、「宇都宮市ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金」って名前が長くてちょっとびっくりしたんですが、どんな制度なんですか?
ひとり親の方が看護師や介護福祉士、保育士といった資格を取るために学校に通っている間、毎月お金をもらえる制度です! 資格取得の勉強中は働く時間が減って収入が落ちやすいじゃないですか。その生活費の穴を埋めてくれるのがこの給付金ですね。
そうなんです。修業期間まるごと、最長4年間もらい続けることができます! しかも毎月の金額がかなり大きくて、市民税非課税世帯なら月額10万円、課税世帯でも月額7万500円が支給されます。
月10万円、4年間続くとしたらざっくり480万円近くになりますね!
準看護師から看護師に進む場合は通算4年、助産師・保健師のような4年課程も対象なので、うまく使えばかなり手厚い支援を受けられます。国の制度を宇都宮市が実施しているので、制度の安定感という点でも安心感がありますよ。
じゃあまず、誰がもらえるのかから教えてもらえますか?
支給額比較表(非課税世帯と課税世帯の月額一覧)
この給付金をもらうために、何か条件があるんですよね?
はい、いくつかあります。まず宇都宮市内に住んでいることが前提です。そして20歳未満の児童を養育しているひとり親家庭の母または父であること。大きく分けると、4つの要件を全部満たす必要があります。
- 所得要件: 児童扶養手当の支給を受けている、または同等の所得水準にあること
- 修業要件: 養成機関で6か月以上のカリキュラムを修業し、対象資格の取得が見込まれること
- 両立困難: 就業または育児と修業の両立が困難であること
- 初回受給: 過去に本給付金等を受給していないこと
「児童扶養手当と同等の所得水準」って、児童扶養手当をもらっていない人でも対象になるんですか?
そうです! 再婚直後で児童扶養手当が停止になっているケースや、所得がぎりぎり超えているケースでも、同等の所得水準にあると判断されれば対象になることがあります。個別に面談で確認してもらうのが確実ですね。
国家資格が中心ですが、民間資格も一部入っています。
| カテゴリ | 対象となる資格の例 |
|---|
| 医療・福祉系国家資格 | 看護師、准看護師、介護福祉士、保育士、助産師、保健師 |
| IT系民間資格 | シスコシステムズ認定資格、LPI認定資格 |
就職に有利で生活の安定につながる資格が対象という考え方なので、時代に合わせてIT系も入っているんです。養成機関で6か月以上のカリキュラムがあることが条件なので、必ず面談で確認してもらってください。対象かどうかのジャッジをしてもらえます。
なるほど! そのあたりは面談で全部聞けるんですね。では次に、実際にいくらもらえるのかを詳しく教えてもらえますか?
月10万円というのは聞きましたが、もう少し詳しく教えてもらえますか?
給付額は世帯の市民税課税状況によって変わります。そして最終年限(最後の1年間)はさらに月4万円が上乗せされます!
| 世帯区分 | 通常期(月額) | 最終年限(月額) |
|---|
| 市民税非課税世帯 | 100,000円 | 140,000円 |
| 市民税課税世帯 | 70,500円 | 110,500円 |
最終年限に上乗せされるのはうれしいですね! 国家試験の直前は特にお金がかかりますし。
そうなんです。試験対策や教材費、受験料など出費が重なる時期ですからね。非課税世帯なら最終年限は月14万円になるので、かなり助かりますよ。
はい、高等職業訓練修了支援給付金という一時金があります! 養成機関を修了した後に1回だけ支給されます。
| 世帯区分 | 修了支援給付金(一時金) |
|---|
| 市民税非課税世帯 | 50,000円 |
| 市民税課税世帯 | 25,000円 |
ゴール後にもご褒美みたいなお金がもらえるんですね(笑)!
「お疲れさま代」みたいな感じですよね。資格を取るのがゴールじゃなくて、取った後に就職して生活を安定させることがゴールなので、修了したタイミングで背中を押してくれる制度設計になっています。
申請から受給までの流れ(5ステップフローチャート)
宇都宮市の子ども部子ども政策課自立支援グループが窓口です。まず絶対に欠かせないのが申請前の面談です! これは省略できません。
子ども政策課自立支援グループ(TEL
028-632-2386)に電話して面談日を予約する
母子・父子自立支援員と面談(就学計画や家庭状況を確認)
面談が最初に来るんですね。学校に入ってから申請じゃなくていいんですか?
入学前に面談して申請するのが原則です! 入学してから申請しても遡及してもらえないケースがあるので、養成機関への入学を決めたら、まず電話して面談の予約をしてください。
随時受け付けています。入学のタイミングに合わせて申請できるので、「〇月期入学で4月に申請」「9月入学で8月に申請」といった形で進めてもらえます。ただ面談日の調整や書類の準備に時間がかかることもあるので、入学の2〜3か月前には動き出すのがおすすめですよ。
面談のときに個別に案内してもらえるので、最初から全部揃える必要はありません。一般的には申請書のほか、在住確認書類、児童扶養手当証書(受給者の場合)、養成機関の在学証明や入学内定通知などが必要になります。詳細は面談でしっかり確認してください。
なるほど。面談さえ受けてしまえば、後のことは担当者に案内してもらえるんですね。
そうです! 自立支援員さんは慣れているので、「何を揃えればいいですか?」と素直に聞けば一覧を出してくれます。ひとり親の方の申請手続きをずっとサポートしてきた専門のスタッフなので、安心して相談してください。
ちなみに入学金や受講料が先に必要な場合はどうしたらいいですか?
実は給付金のほかに貸付制度もあります! ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付金や母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用すれば、入学金・受講料の先払いを乗り越えやすくなります。面談時に一緒に相談できますよ。
入学前からトータルでサポートしてもらえる仕組みが整っているんですね。では、受給を続ける上で気をつけることを教えてください。
もらい始めてから、何か気をつけることはありますか?
いくつか重要なポイントがあります。まず修学の意欲がないと判断された場合や、卒業の見込みがないと判断された場合は支給が取り消しになります!
- 「修学の意欲がない」「卒業の見込みがない」と判断された場合
- 入学後にひとり親家庭でなくなった場合(再婚等による)
- 宇都宮市外に転出した場合
法律上の要件として「ひとり親家庭」であることが必要なので、再婚した場合は受給資格がなくなります。もし再婚のご予定がある方は、面談の際にその点も相談してみてください。
宇都宮市の制度なので、市外に転出すると受給要件を満たさなくなります。引っ越しが決まったら早めに子ども政策課に連絡してください。引っ越し先の市区町村に同様の制度があれば、そちらに切り替えできる場合もあります。
知らずにいると大変なことになりますね! あと、給付金詐欺もちょっと心配なんですが。
- 宇都宮市が電話で口座番号を聞くことはありません
- ATMや電子マネーで手続きすることはありません
- 不審な連絡があった場合は子ども政策課(028-632-2386)に直接確認してください
- 「給付金を受け取るために費用が必要」というのは100%詐欺です
絶対覚えておいてほしいのは、公的な給付金でお金を払う必要はないということです! 「手続き費用が必要」「代行費用を先払い」などと言ってくる業者には絶対に連絡しないでください。
詐欺に引っかかってしまったら元も子もないですもんね。では、関連する制度についても教えてもらえますか?
高等職業訓練促進給付金と組み合わせて使える制度って何かありますか?
同じ宇都宮市で使える関連制度がいくつかあります! まずひとり親家庭自立支援教育訓練給付金という制度があって、こちらは資格取得にかかった受講料の一部が戻ってくる仕組みです。資格取得前の費用と取得後の支援の両面をカバーできます。
名前が似ていてちょっと混乱しますね(笑)。どう違うんですか?
簡単に言うと、高等職業訓練促進給付金は「通学期間中の生活費」を補うもので、自立支援教育訓練給付金は「資格取得の受講料の一部」を補助するものです。対象資格が一部重なっていて、同時活用できるケースもあります!
| 給付金名 | 何を補う? | 支給の形 |
|---|
| 高等職業訓練促進給付金 | 通学中の生活費 | 毎月の継続支給 |
| 自立支援教育訓練給付金 | 受講料の一部 | 受講後の一時払い |
| 高等職業訓練修了支援給付金 | 修了後の応援 | 修了時の一時金 |
組み合わせられるんですね! ほかにもひとり親向けの制度はありますか?
宇都宮市こども医療費助成制度を使えば、18歳まで医療費の自己負担が大きく軽減されます。資格取得のための勉強で忙しい時期でも、子どもの医療費の心配を減らせますよ。
勉強に集中できる環境を、制度全体でサポートしてくれているんですね! では最後に基本情報をまとめてもらえますか?
宇都宮市ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金 基本情報
- 対象者: 宇都宮市在住、20歳未満の児童を養育するひとり親家庭の母または父
- 支給額(非課税世帯): 月額100,000円(最終年限は月額140,000円)
- 支給額(課税世帯): 月額70,500円(最終年限は月額110,500円)
- 修了支援給付金: 非課税世帯50,000円・課税世帯25,000円(修了後一時金)
- 支給期間: 修業期間の全期間(最長4年)
- 申請方法: 事前面談必須、随時受付
- 問い合わせ: 子ども部 子ども政策課 自立支援グループ TEL: 028-632-2386
- 申請窓口: 宇都宮市役所 子ども部 子ども政策課 自立支援グループ
- 公式ページ: 宇都宮市公式サイト
月10万円が最長4年、そして修了後にも一時金がもらえる。これは使わない手はないですね!
ひとり親の方の「資格を取りたいけれど生活が不安」という一番の壁を、正面から支援してくれる制度ですからね。まず面談の予約電話を一本入れることが全ての始まりです! 028-632-2386、ぜひ使ってみてください。
もちろんです。「自分は対象かな?」という疑問が多いので、代表的なケースをQ&A形式でお伝えしますね。
「現在働きながら学校に通おうとしているのですが対象になりますか?」という質問は多そうですね。
「就業または育児と修業の両立が困難であること」が要件になっているので、フルタイムで働きながら学校にも通えるという状況だと認定が難しくなります。ただし、パートタイムで学業に支障が出るケースなどは個別判断になるので、まず面談で相談してみてください!
「准看護師の資格を取った後に、そのまま看護師の養成機関に進みたい場合はどうなりますか?」という質問も多そうです。
このケースは通算4年分の支給が認められています! 准看護師の修業期間と看護師の修業期間を合わせて4年以内であれば、給付金を受け続けることができます。引き続き看護師を目指す場合は、准看護師の養成機関卒業前に手続きの相談をしておくとスムーズです。
「市民税が課税されているのですが、課税世帯として申請できますか?」という確認もありますよね。
はい、課税世帯でも対象です! 月額7万500円という金額は非課税世帯より少ないですが、それでも十分大きな支援ですよ。所得制限の上限は児童扶養手当と同水準なので、「自分は対象かな?」と思ったら迷わず問い合わせてみてください。
ありがとうございました! 宇都宮市のひとり親の方には、まず電話一本、ですね。
そうです! 申請前面談が必須なので、「申請したい」と思ったその日に電話してOKです。028-632-2386、子ども政策課自立支援グループに電話すれば、あとは担当者が丁寧に案内してくれますよ。