ローカル10,000プロジェクトって何?ざっくり教えてください

佐藤
編集長
「ローカル10,000プロジェクト」って名前、聞いたことある人も多いと思うんですけど、これって何の制度なんですか?

室谷
代表取締役
総務省が実施している制度で、正式名称は「地域経済循環創造事業交付金」です!地域の人材・資源・資金を活用して新しいビジネスを立ち上げようとする民間事業者の初期投資費用を支援する交付金ですね。

佐藤
編集長
初期投資費用って、具体的にどんな費用が対象なんですか?

室谷
代表取締役
施設整備・改修費、備品費などが典型例です。たとえばカフェやレストランを開業するときの内装工事費や厨房設備費、観光宿泊施設の整備費、食品加工設備の導入費など。起業・新規事業の立ち上がりでいちばんお金がかかる「最初の壁」を支援してくれる制度ですよ。

佐藤
編集長
えっ、そんな手厚いのに和歌山でも使えるんですか!

室谷
代表取締役
使えます!和歌山県内では飲食・観光・食品加工など幅広い分野で採択事例があって、令和8年(2026年)4月にも那智勝浦町でプロジェクトが採択されたばかりです。
自分は対象? 5秒チェック
- ☐ 地域資源(農産品・水産物・自然・文化など)を活用した事業である
- ☐ 地域課題の解決につながる事業である
- ☐ 新規性がある事業である(既存事業の単純な拡張ではない)
- ☐ モデル性がある事業である(他の地域でも参考になる)
- ☐ 事業を実施する地域の市町村と事前に相談できる
→ すべて該当すれば対象として検討できます。まず市町村窓口に相談を!
交付上限額と支援内容


佐藤
編集長
金額はいくらもらえるんですか?やっぱり気になります!

室谷
代表取締役
現行制度(令和7年度まで)は最大5,000万円が上限です。令和8年度からは最大5,500万円に引き上げられる予定で、かなり大きな金額ですよね!

佐藤
編集長
5,500万円!!それは思った以上に大きいですね。全額もらえるってわけじゃないですよね?

室谷
代表取締役
そうですね。自治体が金融機関の融資と協調して「公費により助成」する仕組みです。つまり金融機関からの融資と組み合わせる形になります。自治体と地域金融機関が一緒に伴走支援してくれる体制が特徴で、それが事業継続率の高さにつながっているんです。

佐藤
編集長
継続率が高いっていうのは実績があるってことですよね?

室谷
代表取締役
めちゃくちゃあります!令和6年(2024年)7月31日時点で、事業化した455事業のうち継続事業の割合が95%というデータが公表されています。交付を受けた事業のほとんどが継続している、というのは大きな安心材料ですよね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 交付上限額(令和7年度まで) | 最大5,000万円 |
| 交付上限額(令和8年度〜) | 最大5,500万円(改正予定) |
| 支援対象費用 | 施設整備・改修費、備品費など初期投資費用 |
| 支援方式 | 市町村・金融機関と協調した公費助成 |
| 事業継続率 | 95%(455事業中、令和6年7月31日時点) |

佐藤
編集長
これは申請する価値ありそう!次はどんな事業が対象なのかを聞かせてください。
対象事業の4要件


佐藤
編集長
対象になる事業って、どんな条件があるんですか?

室谷
代表取締役
総務省が定める4つの要件があります。全部満たす必要があるので、しっかり確認してみてください!

佐藤
編集長
4つですか、多いな……どんな内容ですか?

室谷
代表取締役
一つ目は「地域資源を活用した事業」。地元の農産品・水産物・自然・文化・人材などを活かすことが必要です。二つ目は「地域課題への対応につながる事業」。人口減少対策・観光振興・産業活性化など地域が抱える課題解決に資することです。

佐藤
編集長
残り2つは?

室谷
代表取締役
三つ目は「新規性がある事業」。既存事業をただ続けるだけじゃなく、新しいビジネスモデルや取り組みであること。四つ目は「モデル性がある事業」。和歌山だけじゃなく、他の地域でも参考になるような先進的な取り組みであることです!

佐藤
編集長
なるほど。飲食や観光系が多い印象ですが、どんな業種が使えますか?

室谷
代表取締役
総務省が挙げている業種例としては、飲食業(カフェ・レストランなど)、観光・宿泊業(宿泊施設)、食品加工業(水産物・農産品の加工)が代表的です。和歌山では熊野古道周辺のグランピング施設、熊野牛の食育体験ツアー、GI登録あら川の桃の加工事業など多彩な採択事例があります!
| 対象業種の例 | 事例(和歌山県内) |
|---|---|
| 飲食業 | カフェ、レストラン、発酵スイーツの製造販売 |
| 観光・宿泊業 | グランピング施設、体験型観光宿泊 |
| 食品加工業 | GI桃の加工、水産物の6次産業化 |
| 複合型 | 観光交流センター整備、商店街を活かした宿泊施設 |
和歌山県内の令和7〜8年度採択事例
- 田辺市: 熊野古道沿いの耕作放棄地を活用したグランピング事業(令和8年1月22日採択)
- 新宮市: 本州最南端の蔵元による訪日観光客向け交流拠点整備(令和7年11月14日採択)
- 新宮市: 商店街と世界遺産をつなぐ観光宿泊複合施設(令和7年11月14日採択)
- 那智勝浦町: 大泰寺における熊野古道 大辺路 観光拠点整備(令和7年8月4日採択)
- 紀の川市: GI登録あら川の桃による「稼ぐ」プロジェクト(令和7年8月4日採択)
- 那智勝浦町: 発酵スイーツによる地域資源再生プロジェクト(令和8年4月24日採択)

佐藤
編集長
幅広いですね!申請方法についても教えてもらえますか?
申請の流れと必要書類

佐藤
編集長
申請ってどうやってするんですか?難しそうで……

室谷
代表取締役
手順をわかりやすく説明しますね。まず一番大事なのは「いきなり書類を作らない」こと。最初のステップは市町村への事前相談です!
1事業を実施する地域の市町村担当窓口へ事前相談(必須)
2市町村のアドバイスをもとに地域金融機関と連携・融資の可能性について協議
3実施計画書・交付要綱別記様式・事業概要ポンチ絵などを作成
4市町村を通じて総務省に申請書類を提出
5総務省による審査を経て交付団体が決定
6交付決定後、事業を開始

佐藤
編集長
市町村を通じて申請するんですね。自分で直接総務省に申請するわけじゃない?

室谷
代表取締役
そうです!あくまで市町村が総務省に申請する形になっています。だから最初に市町村に相談して、市町村と一緒に進めていく流れが基本です。採択のタイミングは年間複数回あります。

佐藤
編集長
必要書類は何が要りますか?

室谷
代表取締役
主に「実施計画書」「交付要綱別記様式」「事業概要ポンチ絵(わかりやすい事業説明図)」などです。市町村によって追加書類が求められることもあるので、窓口で確認するのが確実ですよ。
| 必要書類 | 説明 |
|---|---|
| 実施計画書 | 事業の詳細・スケジュール・収支計画など |
| 交付要綱別記様式 | 所定の申請フォーム |
| 事業概要ポンチ絵 | 事業の概要をわかりやすくまとめた図 |
| 金融機関の融資計画書 | 金融機関との連携を示す書類 |

佐藤
編集長
書類の準備は大変そうですが、市町村がサポートしてくれるのは安心ですね。問い合わせ先も教えてください!
問い合わせ先と申請期限

佐藤
編集長
どこに相談すればいいんですか?

室谷
代表取締役
和歌山県内であれば、事業を行う予定の市町村担当窓口が窓口になります。和歌山県ホームページに県内市町村の担当窓口一覧が掲載されています。また、総務省の問い合わせフォームもあります。

佐藤
編集長
申請期限はどうなってますか?

室谷
代表取締役
このプロジェクトは「随時」受付で、総務省が複数回募集を行い各市町村が申請する形です。年間で複数回採択タイミングがあるので、「今年の締め切りを過ぎたから終わり」というわけじゃないんです。ただし各市町村の締め切りがあるので、早めに相談することをおすすめします!
お問い合わせ先・申請窓口
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 申請受付 | 随時(総務省の募集に応じて各市町村が申請) |
| 採択タイミング | 年間複数回 |
| 和歌山県窓口 | 事業実施予定の市町村担当課 |
| 総務省問い合わせ | 総務省ローカル10,000プロジェクト問い合わせフォーム |
| 和歌山県公式ページ | pref.wakayama.lg.jp |
詐欺・なりすましにご注意ください
- 行政機関がATMや口座への送金を求めることはありません
- 電話で口座番号・暗証番号を聞くことはありません
- 「代行申請します」「採択を保証します」という業者には注意が必要です
- 不審な連絡は市町村担当窓口か総務省に直接確認してください
よくある質問

佐藤
編集長
個人で起業を考えている場合も申請できますか?

室谷
代表取締役
はい、対象は「民間事業者」なので、法人だけでなく起業を予定している個人も含まれます。ただし事業計画がしっかり立っていて、地域資源を活用した内容であることが必要です!

佐藤
編集長
飲食店の開業でも使えますか?

室谷
代表取締役
使えます!ただし「地域資源を活用」という要件があるので、地元の食材や観光資源と組み合わせた事業であることがポイントになります。単純に飲食店を開くだけでは難しく、地域の魅力を発信する要素が必要ですね。

佐藤
編集長
採択されるとすぐにお金がもらえるんですか?

室谷
代表取締役
総務省の審査・採択後に交付決定を受けてから事業開始という流れなので、計画から実際に資金を受け取るまでには一定の期間がかかります。金融機関の融資も組み合わせる形なので、事業開始までの資金繰りも含めて市町村・金融機関と相談しながら進めるのがベストです。

佐藤
編集長
採択されなかった場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
再申請は可能です。要件を満たしているかを市町村と一緒に練り直して、次の採択機会に再チャレンジできます。事業計画のブラッシュアップをサポートしてもらえるのもこの制度の特徴ですね!

佐藤
編集長
和歌山以外でも使える制度なんですか?

室谷
代表取締役
そうです!総務省の全国向け制度なので、全国の市町村で活用できます。ただし各都道府県・市町村によって担当窓口や採択状況が異なるので、まずは地元の市町村に確認してみてください。和歌山以外の担当窓口も総務省のサイトに都道府県別で掲載されていますよ!
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト) |
| 実施主体 | 総務省(自治行政局) |
| 対象者 | 地域資源を活用した新規ビジネスを立ち上げる民間事業者 |
| 交付上限額 | 最大5,000万円(令和7年度)/最大5,500万円(令和8年度〜) |
| 対象費用 | 初期投資費用(施設整備・改修費、備品費など) |
| 申請方法 | 市町村経由で総務省に申請 |
| 申請期限 | 随時(年間複数回採択) |
| 和歌山県担当 | 各市町村担当窓口(県HPに一覧掲載) |
| 総務省公式 | soumu.go.jp |

佐藤
編集長
起業を考えている人にとっては本当に心強い制度ですね。まず市町村に相談してみることが大事なんですね!

室谷
代表取締役
そうです!「自分の事業が対象になるかな?」と思ったら、とにかく一度市町村の担当窓口に相談してみてください。事前相談は無料ですし、市町村の担当者が一緒に計画を考えてくれます。和歌山でも令和8年(2026年)4月に新たな採択事例が生まれているほど活発な制度ですよ!
申請前に必ず確認を
- 事業を実施する市町村の担当窓口に事前相談することが必須
- 金融機関の融資との協調が求められるため、早めに金融機関にも接触を
- 「新規性・モデル性」の要件については採択審査のポイントになるため、事業計画書の質が重要
- 総務省の募集タイミングと市町村の締め切りを確認してから動き出すこと

室谷
代表取締役
和歌山県内の方は和歌山県のローカル10,000プロジェクトページも参考にしてください。関連する和歌山の支援制度として和歌山県特別高圧受電事業者支援金もあわせてチェックしてみてください。

室谷
代表取締役
和歌山全体の給付金・補助金をまとめて確認したい方は和歌山の補助金・給付金一覧もどうぞ。