就農準備資金・経営開始資金・経営発展支援事業とは?

佐藤
編集長
農業をやってみたいって思ってる人に、給付金が出るって聞いたんですが、本当ですか!?

室谷
代表取締役
そうなんですよ!「新規就農者育成総合対策」といって、農業を始めたい49歳以下の方を対象に、研修中から就農後の経営安定までを一気通貫で支援する制度です。和歌山県が窓口になっています。

佐藤
編集長
へえ!農業って初期投資もかかるし、研修も長いから、お金の不安が大きいですよね。

室谷
代表取締役
まさにそこを国と県が支援しているわけです。「就農準備資金」「経営開始資金」「経営発展支援事業」の3つが柱になっていて、農業を始める前から軌道に乗るまでトータルでフォローしてくれます!

佐藤
編集長
3つも!それぞれどんな違いがあるんですか?次のセクションで教えてください。
3つの支援制度の概要


佐藤
編集長
3つの制度の違いを教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
大きく「就農前」「就農直後」「就農後」で分かれているイメージですね。まず「就農準備資金」は、農林大学校などで研修を受けながらもらえるお金。年間150万円を最長2年間、県から直接振り込まれます。

佐藤
編集長
研修しながら年150万!それはかなり大きいですね!

室谷
代表取締役
研修に専念できるように設計されているんです。次の「経営開始資金」は、就農してすぐの認定新規就農者に対して、経営が安定するまで最長3年間支給される資金です。詳細は就農地の市町村に確認が必要です。

佐藤
編集長
じゃあ3つ目の「経営発展支援事業」は?

室谷
代表取締役
こちらは就農後にトラクターや農業機械、施設などを導入したいときに、その費用を補助してくれる事業です。農業って設備投資が本当に大変なので、こういった支援があるのはありがたいですよね。これも就農地の市町村に相談してください。
| 制度名 | 対象時期 | 主な内容 | 申請先 |
|---|---|---|---|
| 就農準備資金 | 就農前(研修中) | 年間150万円・最長2年間 | 研修機関or振興局 |
| 経営開始資金 | 就農直後 | 最長3年間の資金支援 | 就農地の市町村 |
| 経営発展支援事業 | 就農後 | 機械・施設導入支援 | 就農地の市町村 |

佐藤
編集長
なるほど!制度の全体像がわかりました。では対象者について詳しく教えてください。
対象者・申請要件

佐藤
編集長
誰でもこの制度を使えるんですか?

室谷
代表取締役
就農準備資金については、要件がいくつかあります。まず就農予定時の年齢が原則50歳未満であること。これが一番基本的な条件です。

佐藤
編集長
50歳未満!けっこう幅広いですね。

室谷
代表取締役
ええ。それに加えて、自ら農業経営をやりたいという強い意欲があること、または雇用就農を目指していること。そして県が認める研修機関で研修を受けることが条件になります。

佐藤
編集長
研修はどこでも受けられるわけじゃないんですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。和歌山県農林大学校、先進農家・先進農業法人(県知事認定のもの)、市町村、協議会、公益社団法人国際農業者交流協会などが対象です。研修機関については和歌山県に確認してください。
就農準備資金の主な申請要件
- 就農予定時の年齢が原則50歳未満
- 自ら農業経営を行う強い意欲がある、または雇用就農を目指している
- 県が認める研修機関等で研修を受ける
- 研修時間がおおむね1年かつ1,200時間以上
- 常勤の雇用契約を締結していない
- 原則として前年の世帯所得が600万円以下
- 研修中の怪我等に備えて傷害保険に加入している
- 国または県の他の給付等(失業保険・生活保護など)を受けていない

佐藤
編集長
世帯所得600万円以下というのは、家族全体の収入のことですか?

室谷
代表取締役
その通りです。親子及び配偶者の範囲での世帯所得が対象になります。「自分の年収」ではなく「世帯全体」なので、配偶者の収入も合わせて確認が必要ですよ。

佐藤
編集長
それは注意が必要ですね!会社勤めをしながら研修はできないんですか?

室谷
代表取締役
常勤の雇用契約を結んでいないことが条件なので、フルタイムの仕事と研修の両立は難しいです。研修時間もおおむね年間1,200時間以上が求められているので、実質的に農業研修に専念する形になりますね。

佐藤
編集長
要件がわかったところで、具体的な金額のところを教えていただけますか?
給付金額について


佐藤
編集長
実際にいくらもらえるんですか?

室谷
代表取締役
就農準備資金は年間150万円、最長2年間です。和歌山県から直接交付されます。月換算だとざっくり12.5万くらいですね。

佐藤
編集長
月12万5千円!研修しながらもらえるって、かなり助かりますよね。

室谷
代表取締役
農業研修って無給のことが多いので、生活費の足しになります。ただし、予算の範囲内での交付なので、申請要件を満たしても必ずもらえるわけではない点はご注意を。

佐藤
編集長
それは要注意ですね。経営開始資金はどのくらいですか?

室谷
代表取締役
経営開始資金の詳細は就農地の市町村によって異なりますので、直接問い合わせが必要です。国の制度としては最長3年間の支援が基本的な設計です。
| 制度名 | 金額 | 期間 | 交付主体 |
|---|---|---|---|
| 就農準備資金 | 年間150万円(月約12.5万円) | 最長2年間 | 和歌山県(直接交付) |
| 経営開始資金 | 市町村へ要確認 | 最長3年間 | 就農地の市町村 |
| 経営発展支援事業 | 機械・施設導入費の補助 | 就農後 | 就農地の市町村 |

佐藤
編集長
研修2年、経営開始3年を合わせると、最長5年間もサポートを受けられる可能性があるわけですね!

室谷
代表取締役
そうなんですよ!農業は最初の数年が一番厳しい時期なので、こういう長期的な支援制度があるのは本当に大きいです。

佐藤
編集長
申請の手続きはどうすればいいですか?そこが気になっているところで。
申請方法・必要書類
1就農への意志と計画を固める(どこで・何を・どうやって農業をやるかを明確に)
2県が認める研修機関(和歌山県農林大学校等)を選定する
3研修計画承認申請書と必要書類を準備する
4申請窓口に提出する(研修機関への提出か、振興局への提出かは研修先による)
5審査・承認後、研修開始と同時に資金が交付される

佐藤
編集長
申請窓口が研修機関によって違うんですね。

室谷
代表取締役
農林大学校など県が設置した研修機関で研修する場合は研修機関が窓口です。先進農家・協議会等の場合は、研修地を管轄する振興局農林水産振興部農業水産振興課が窓口になります。

佐藤
編集長
必要書類は何を用意すればいいですか?

室谷
代表取締役
主に「研修計画承認申請書」と申請様式に定める添付書類です。申請様式はWordとPDF形式のものが和歌山県の公式ページからダウンロードできます。書類に不備があると受付できないので、事前に問い合わせて確認しておくのがいいですよ。
| 必要書類 | 内容 |
|---|---|
| 研修計画承認申請書 | 申請様式に従って記入 |
| 添付書類 | 申請様式に定める書類一式 |
| 傷害保険の加入証明 | 研修中の怪我への備え |

佐藤
編集長
事前相談は申請期間前でもできるんですか?

室谷
代表取締役
できます!申請に係る相談は申請受付期間前でも受け付けてもらえます。ただし、申請書類の受付は受付期間を厳守する必要があります。
申請受付期間とスケジュール

佐藤
編集長
いつ申請すればいいんですか?

室谷
代表取締役
令和7年度(2025年度)の受付は、第1回が2025年4月18日から5月8日、第2回が2025年10月3日から10月23日で、どちらも終了しています。

佐藤
編集長
えっ、もう終わってるんですか!

室谷
代表取締役
令和7年度分はそうですね。ただ、毎年度実施される制度なので、令和8年度(2026年度)以降の受付を待つ形になります。例年4月と10月の年2回実施されていますので、次の受付期間に備えて今から準備しておくのがベストです。

佐藤
編集長
年2回のチャンスがあるんですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。特に10月の受付は逃しやすいので、カレンダーに入れておくといいですよ!窓口への持参の場合は受付期間中の月曜日から金曜日の9時30分から17時(祝日除く)が受付時間です。
申請期間について必ず確認を
- 令和7年度の受付はすでに終了しています
- 令和8年度(2026年度)以降の受付期間は和歌山県農林水産部経営支援課に確認してください
- 研修機関の選定が先なので、早めに動くことが重要です
- 申請書類に不備があると受付不可となるため、事前相談を活用しましょう

佐藤
編集長
資金を受け取った後に返還を求められることはあるんですか?

室谷
代表取締役
あります!いくつかの返還要件があって、きちんと理解しておく必要があります。
返還が求められるケース

佐藤
編集長
返還になるのはどんな場合ですか?これは怖いですね。

室谷
代表取締役
主なケースをお話しすると、まず研修を途中で中止・休止した場合。次に、研修終了後1年以内に50歳未満で就農できなかった場合。そして虚偽の申請をした場合などがあります。

佐藤
編集長
就農できなかったら返還!それはプレッシャーですね。

室谷
代表取締役
ただ、やむを得ない事情で就農できなかった場合の扱いは、実施要綱の詳細によりますので、事前に窓口でよく確認しておくことをおすすめします。
返還が求められる主なケース
- 研修を途中で中止・休止した場合
- 研修終了後1年以内に50歳未満で就農できなかった場合
- 独立前提の雇用就農者が就農後5年以内に独立しなかった場合
- 親元就農者が就農後5年以内に農業経営を継承しなかった場合
- 虚偽の申請を行った場合
- 実施要綱で定められた報告を行わなかった場合

佐藤
編集長
なるほど、しっかり就農の意志を持って申請することが大切ですね。

室谷
代表取締役
そうです!この制度は「本気で農業を始めたい人を支援する」という趣旨なので、覚悟を持って臨むことが大切です。申請後も年1回以上の報告が必要になります。

佐藤
編集長
詐欺とかも心配ですが、そのあたりも教えてください。
問い合わせ先・基本情報
給付金詐欺にご注意ください
- 和歌山県や農林水産省が電話で口座番号を聞くことはありません
- ATMを操作させるよう指示することは絶対にありません
- 不審な電話や連絡があった場合は、公式の問い合わせ先に直接確認してください

佐藤
編集長
公式の問い合わせ先を教えてください。

室谷
代表取締役
就農準備資金については、和歌山県農林水産部農業生産局経営支援課の担い手育成班です。電話番号は073-441-2932です。平日の9時30分から17時(祝日除く)に対応してもらえます。

佐藤
編集長
経営開始資金と経営発展支援事業は?

室谷
代表取締役
こちらは就農地の市町村に直接問い合わせてください。市町村によって詳細が異なりますし、地域の農業委員会に相談するのも有効ですよ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 新規就農者育成総合対策(就農準備資金・経営開始資金・経営発展支援事業) |
| 対象者 | 就農予定時の年齢が原則50歳未満の方 |
| 給付額 | 就農準備資金 年間150万円(最長2年間) |
| 申請受付 | 毎年度4月・10月の年2回(令和7年度分は終了) |
| 申請先(就農準備資金) | 研修機関または振興局農林水産振興部農業水産振興課 |
| 公式URL | 和歌山県公式ページ |
| 問い合わせ | 和歌山県農林水産部農業生産局経営支援課 担い手育成班 TEL: 073-441-2932 |
よくある質問

佐藤
編集長
ここで気になる疑問をまとめて聞いていいですか!

室谷
代表取締役
どうぞ!まとめて答えますよ。

佐藤
編集長
今すでに別の仕事をしているんですが、副業として農業研修を受けられますか?

室谷
代表取締役
常勤の雇用契約を締結していないことが要件のひとつです。フルタイム勤務との両立は難しい制度設計になっています。転職・退職を前提とした申請になるケースがほとんどです。

佐藤
編集長
50歳になってしまった方はどうなりますか?

室谷
代表取締役
就農予定時の年齢が原則50歳未満なので、残念ながら対象外になります。ただし、市町村独自の新規就農支援が別にある場合もありますので、お住まいの市町村に確認してみるとよいですよ。

佐藤
編集長
経営開始資金は就農準備資金と同時にもらえますか?

室谷
代表取締役
就農準備資金は就農「前」の研修中、経営開始資金は就農「後」の支援なので、同時受給ではなく時系列で受け取る形です。国又は県の他の給付等を受けていないことが条件のひとつになっているので、詳細は窓口で確認を!

佐藤
編集長
研修機関はどうやって探せばいいですか?

室谷
代表取締役
和歌山県農林大学校が代表的な研修機関です。先進農家・農業法人での研修も認められていますが、それらは県知事の認定が必要です。和歌山県経営支援課に問い合わせると、認定を受けた研修機関のリストを教えてもらえます。

佐藤
編集長
和歌山県以外で就農する予定でも申請できますか?

室谷
代表取締役
就農準備資金の和歌山県窓口は、原則として和歌山県内での就農を目的とした研修が対象です。他都道府県での就農を考えている場合は、その都道府県の窓口に相談する必要があります。
和歌山県の関連給付金・支援制度

佐藤
編集長
他にも和歌山県で使える給付金はありますか?

室谷
代表取締役
和歌山県にはいくつかの給付金・支援制度があります。移住や子育て関連の支援も充実していますよ。
- 和歌山市移住支援金 - 和歌山市への移住を支援する給付金
- わかやま暮らし応援金 - 和歌山県への移住・定住を後押しする制度
- 和歌山市結婚新生活支援事業 - 結婚を機にした新生活をサポート

佐藤
編集長
農業と移住を組み合わせると、もっとサポートが厚くなりそうですね!

室谷
代表取締役
その通りです。農業に興味があって地方移住も検討しているなら、複数の制度を組み合わせて活用できる可能性があります。ぜひ和歌山県や市町村の窓口に相談してみてください!

佐藤
編集長
和歌山県の給付金情報をもっと見たい方は和歌山県の給付金一覧もご覧ください。