佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、こんにちは。今日は兵庫県で建設業を営む事業者向けに、使える補助金を教えてください。特に、これから申請を検討できるものはありますか?
室谷

室谷

代表取締役

佐藤さん、こんにちは。兵庫県の建設業者が活用できる補助金は、大きく3つのテーマに整理できます。「施工・設備の脱炭素化」「人材確保・定着」「建設機械・設備更新」です。ただし、現在掲載されている制度は脱炭素とDX(デジタル変革)関連が中心で、人材確保系の給付金はまだ掲載されていません。今日は、環境省や国土交通省の全国規模の補助金を中心に、兵庫県の建設業者に特におすすめのものをご紹介します。

脱炭素化・省エネ関連の補助金

佐藤

佐藤

編集長

まず、脱炭素化関連から教えてください。工場や事業場での省CO2改修、建設現場でのCO2削減に使えるものはありますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。例えば、環境省が推進する**省CO2型システムへの改修支援事業**は、工場・事業場における電化・燃料転換・熱回収などの設備改修を支援します。補助率は3分の1、上限は5億円と大型案件にも対応可能です。建設業者自身が自社工場を改修する場合や、建設現場で使用する重機の燃料転換などに活用できます。対象業種は製造業に限らず、建設業も含まれます。

また、建築物の脱炭素化に特化した**建築GX・DX推進事業もあります。こちらはライフサイクルカーボン(LCC)削減とBIM普及を一体化した事業で、複数事業者が連携してBIMデータ作成やLCA算定を行う場合に設計費・工事費を補助します。締切は2025年6月30日です。さらに、同じ制度の代表事業者登録版(建築GX・DX推進事業【代表事業者及び事業者の登録】**)は2026年2月13日まで受け付けています。
佐藤

佐藤

編集長

住宅向けの補助金も多いですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。環境省の住宅関連補助金はいくつかありますが、特に断熱リフォームに特化した**断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業既存住宅の断熱リフォーム支援事業**は、建設業者が施工するリフォーム工事に活用できます。補助率の記載はありませんが、上限は非常に高額に設定されており、窓の断熱改修や壁・天井の断熱工事が対象です。ただし、これらは既に締切を過ぎているものもあるので、最新情報は環境省の公式サイトで確認してください。

DX推進の補助金

佐藤

佐藤

編集長

建設業のDX(デジタル変革)を支援する補助金はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。国土交通省の**建築BIM加速化事業は、新築プロジェクトで複数事業者が連携してBIMデータを作成・活用する場合に設計費・工事費を補助します。補助率や上限額は明記されていませんが、建築業界のDX投資を後押しする実用的な制度です。また、代表事業者登録版(建築BIM加速化事業【代表事業者登録】**)もあり、こちらは2024年12月24日が締切でしたが、今後の公募に備えて登録情報を確認しておくとよいでしょう。
佐藤

佐藤

編集長

先ほどの建築GX・DX推進事業もDXを含んでいますね。
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。建築GX・DX推進事業は、脱炭素とデジタル化の両方を同時に推進する点で、建設業者にとって非常に有益です。特に、BIMとLCAを組み合わせることで、環境性能の高い建築物を効率的に設計・施工できます。

建設機械の電動化補助金

佐藤

佐藤

編集長

建設現場で使う重機の電動化を支援する補助金はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

あります。環境省の**商用車等の電動化促進事業(建設機械)**は、電動ショベルや電動ホイールローダーなどの購入費用を補助します。補助額は従来型との価格差が対象で、上限の設定がありません。ただし、この制度は令和7年度補正予算で、申請期間が約2週間と非常に短期間でした(2025年12月15日締切)。すでに終了していますが、今後も同様の事業が行われる可能性があるので注目です。

もう一つ、国土交通省の**建設機械の電動化促進事業**があります。こちらはGX建設機械の導入に対して補助対象経費の2/3(上限なし)を補助し、充電設備も対象です。予算規模は約2.1億円で、2024年11月28日が締切でした。こちらも現在は終了していますが、次回公募に備えて、どの機種がGX建設機械の認定を受けているか確認しておくと良いでしょう。
佐藤

佐藤

編集長

他にも、大規模な設備投資向けの補助金はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

例えば、**ゼロエミッション船等の建造促進事業は、造船関連ですが、建設業者でも舶用機器の製造に関わる場合は対象になります。補助率は大企業で1/3、中小企業で1/2以内です。また、排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業**は、化学・紙パルプ・セメント等のハードトゥアベイト産業向けですが、建設資材メーカーなどが該当する可能性があります。補助率は公募要領をご確認ください。

まとめと相談窓口

佐藤

佐藤

編集長

たくさんありますね。兵庫県の建設業者がこれらの補助金を効果的に活用するには、どうすればいいですか?
室谷

室谷

代表取締役

まず、自社の課題を「脱炭素」「DX」「設備更新」のいずれかに当てはめて、優先順位を決めることです。そして、各補助金の公募要領を必ず確認してください。補助率や上限額が明記されていない制度は、実際の申請時に条件が細かく定められています。

相談窓口としては、兵庫県土木局の建設業者向け情報ページ(https://www.pref.hyogo.lg.jp/kk21/)や、一般社団法人兵庫県建設業協会(https://www.hyogo-kensetsu.or.jp/)が役立ちます。また、経済産業省の省エネポータルサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/support/index.html)でも各種支援制度を検索できます。
佐藤

佐藤

編集長

最後に、今すぐ申請できる補助金を教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

現在、締切が迫っているものとして、省CO2型システムへの改修支援事業(2025年6月16日締切)と**建築GX・DX推進事業(2025年6月30日締切)があります。また、将来的には環境省の建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業(2026年2月5日締切)や住宅の脱炭素化促進事業**(同締切)なども控えています。これらの制度は補助上限が非常に高額で、大規模な改修や新築にも対応可能です。
佐藤

佐藤

編集長

わかりました。今日はありがとうございました。