室谷さん、こんにちは!今日は久留米市のデジタル化補助金について聞きたいんですけど、まず気になるのが金額ですよね。MAXいくらもらえるんですか?
こんにちは!そうですね、まず結論から言うと、補助上限は20万円、補助率は2分の1です。つまり、かかった経費の半分を市が助けてくれるってことですね。
えっ、20万円!けっこう大きいですね!例えば40万円分のパソコンを買ったら、20万円戻ってくるってことですか?
おっ、計算バッチリです!その通りです。対象経費の合計が40万円なら、補助額は20万円でMAXに。もし30万円の経費なら、補助は15万円になります。補助率2分の1、上限20万円というシンプルな仕組みですから、分かりやすいですよね。
なるほどー。じゃあ例えば、10万円のソフトを買っただけだと、補助は5万円ってことですね。
その通り!5万円ですね。この制度、意外と少額の投資からでも使えるのが嬉しいポイントです。ちょうど久留米市で小さなお店をやってる方なんかにはぴったりだと思いますよ。
でも「上限20万円、補助率1/2」って、他の補助金と比べてどうなんですか?…あ、すみません、比較しちゃダメでしたね(笑)。
ハハハ、大丈夫ですよ!今回はこの補助金のスペックだけに集中しましょう。とにかく、20万円という数字は、デジタル化の第一歩としては十分すぎるくらいの金額です。
じゃあ次は、誰が対象になるのか教えてください!うちの会社もイケるのかな?
まず大前提として、久留米市内に事業所があることが絶対条件です。そして、従業員の数で線引きがあります。製造業とか卸売業、小売業など、いわゆる「商業・サービス業以外」の業種は、従業員が20人以下であればOK。
20人以下?結構幅広いですね!飲食店とか美容室みたいなサービス業はどうなるんですか?
そこが大事なポイントです!飲食サービス業や生活関連サービス業など、いわゆる「商業またはサービス業」に当たる事業の場合は、従業員が5人以下じゃないとダメなんです。だから小さな個人商店レベルじゃないと厳しいですね。
あ、じゃあ個人事業主で一人でやってる僕みたいな人間は対象になるんですか?
もちろん!個人事業主、バッチリ対象です!従業員数が1人なら当然条件クリアですし、業種も幅広いんですよ。なんと農業、林業、漁業から建設業、情報通信業、医療、福祉まで、本当にたくさんの業種がカバーされています。
マジですか!農業や漁業まで入ってるって驚きです。久留米って農業も盛んですもんね。これは良いですね!
でもね、佐藤さん。ここで1つ、絶対に忘れてはいけない条件があるんです。それは「久留米市中小企業DX促進診断事業を利用していること」。これ、超重要です!
えっ、診断事業?なんですかそれ?なんだか難しそう…。
簡単に言うと、申請する前に久留米市のアドバイザーからデジタル化についての提案を受けてくださいね、っていう事前ステップです。これがないと、そもそも申請書を出せないんですよ。後で詳しく話しますね!
はい、楽しみにしてます!あと、市税を滞納してないこととか、風俗営業じゃないこととか、そういう普通の条件もちゃんとありますね。
そうそう、そこはどの補助金でもある一般的な条件です。でも「特定の政治、思想または宗教の活動を行う者」は対象外、って書いてあるのはちょっと珍しいかも。まあ、当たり前と言えば当たり前ですが(笑)。
さて、お金の話は分かりました。じゃあ、いったい何を買うと補助の対象になるんですか?やっぱりパソコンとかですか?
そうですね、パソコンはもちろん対象ですよ。ただし「ソフトウェアを併せて導入する場合」って条件が付きます。つまり、PC本体だけ買って終わり、だとNG。何かしら業務用のソフトとセットで買ってくださいね、ってことです。
なるほど、バラで買うなと。じゃあタブレットとか、最近飲食店で見かける券売機とかも対象になるんですか?
バッチリ!POSレジ、券売機、タブレット、全部対象ですよ。特に飲食店なんかは、券売機を導入して省人化するっていうのは大きなテーマですからね。
あと、実はソフトウェアの購入費やクラウド利用料も対象になるんです。例えば会計ソフトの買い切り版とか、毎月課金のクラウド型の顧客管理システムとか。これ、地味に嬉しいですよ。
え、クラウド利用料も!?それは知らなかった。毎月かかる経費って結構バカにならないですからね。でも、それって全部が対象になるの?1年分とか?
そこは注意が必要で、あくまで「補助対象事業の実施に必要な経費」という縛りがあります。細かい期間の条件は、交付要綱をちゃんと確認した方がいいですね。とにかく、ソフトウェア購入費、クラウド利用料は対象になる、と覚えておいてください。
ウェブサイトの制作費とかも対象になるんですか?最近はネットショップやりたいって人も多いじゃないですか。
グッドクエスチョン!ウェブサイト関連費、対象です!ただし、これには注意点があって、「他の経費と併せて申請する場合に限る」って条件が付くんです。
つまり、ウェブサイトの制作費だけで単独で申請することはできないんです。例えば、PCを買ってついでにECサイトを作る、とか。何か別の経費(ソフトウェア代や機器購入費など)とセットで申請してくださいね、ってことですね。
あー、なるほど。ECサイトだけの申請はダメだけど、PCと一緒ならOK。分かりました。これは大事なポイントですね。
もう一つ、致命的に大事なルールがあります。それは「交付決定日以降に支払った経費しか対象にならない」ってこと。
えっ!つまり、申請する前に買っちゃったものはダメってことですか?
その通り!よくやってしまうのが、申請前に「これから補助金もらうぞ!」と意気込んで先走って購入しちゃうケース。それは絶対にダメです。支払った日付の証拠(領収書や振込記録)が必須ですから、くれぐれも注意してくださいね。
怖い…。気をつけます。じゃあ、あらかじめ市に認められてから、買い物しろってことですね。
対象になる経費・ならない経費のポイント- ソフトウェア購入費・クラウド利用料は対象
- PCやタブレットはソフトとセットなら対象
- POSレジや券売機などの機器購入もOK
- ウェブサイトやECサイト開発費(他経費と併せて)
- 人材育成や外部副業人材の活用費用も対象外ではない
×デメリット
- 機器購入費単独(ソフト無し)はNG
- ウェブサイト関連費だけの単独申請はNG
- 交付決定日前に支払った経費は全額対象外
- 風俗営業など特定業種は申請不可
- 本体価格だけでなく、消費税なども注意が必要
じゃあ、実際にどうやって申請するのか、流れを教えてください!書類とか大変そうで不安です。
安心してください。僕が一つずつ解説しますね。まず、最初の関門は「久留米市中小企業DX促進診断事業」です。これを受けていないとスタートラインに立てません。
この診断事業、名前は仰々しいですが、要は久留米市のアドバイザーと一緒に、あなたの会社のデジタル化の課題を見つけて、解決策の提案をもらうんですよ。この提案をもとに、補助金で何をやるのかを決めます。
なるほど!つまり、何に使うか自分だけで決めちゃダメで、市のプロに相談してから決めろってことですね。逆に言えば、相談できる窓口があるって心強いですね!
そして次に必要なのが、GビズID(ジービズアイディー) というもの。これは国が運営している、行政の手続きをオンラインでやるための共通IDです。ほとんどの補助金申請で必要になるので、持っていない人はこの機会に取得しちゃいましょう。
GビズID…聞いたことあります。登録ってめんどくさいんですか?
初回はちょっと手間ですが、一度作ってしまえば色んな補助金で使えます。電子証明書を取得するのに時間がかかることもあるので、募集期間が始まる前に取得しておくことを強くおすすめします。今回は募集期間が2026年6月23日から12月28日までなので、6月までには準備しておきたいですね。
ここからが本番です。jGrants(ジェイグランツ)という国のポータルサイトから、必要書類を添付して申請します。主な書類は以下の通りです。
- 交付申請書
- 事業計画書(何を買って、どう業務を改善するか)
- 支出計画書(いくら使うかの計画)
- 役員等調書及び照会承諾書
書類、結構ありますね…(汗)。特に事業計画書が難しそう。
確かに、ただ「パソコンを買います」じゃ通らないです。DX診断でアドバイザーと話した内容をちゃんと書けば大丈夫です。大事なのは、デジタル技術を使ってどうやって業務効率化や経営課題を解決するかというストーリーです。
申請して市がOKを出したら「交付決定」です。ここがゴールではなく、ここからがスタート。交付決定日以降に、計画に従って商品を購入し、支払いを済ませます。領収書や振込明細は必ず保管しておいてくださいね。
購入と支払いが全部終わったら、実績報告書を提出します。購入した機器の写真や領収書の写しなど、証拠書類を添えて。市が内容を確認して OK が出れば、指定の口座に補助金が振り込まれます。これで完了です!
なるほど!「買ってから払うまで」が全部終わってから報告、という流れですね。後払い方式だから、最初に立て替える資金が必要なんですね。
その通りです。全額立て替えて、後から半分戻ってくるイメージ。資金繰りには注意してくださいね。
補助金申請の全ステップ- 1
①DX診断を受ける
久留米市中小企業DX促進診断事業でアドバイザーの提案を受ける。これが絶対条件。
- 2
②GビズIDを取得
国共通ID。まだの人は早めに。電子証明書の発行に時間がかかることも。
- 3
③交付申請(jGrants)
必要書類を準備して、国のポータルサイトから電子申請。
- 4
④交付決定
市から補助金の交付が正式に認められる。ここまではまだ購入しない!
- 5
⑤購入・支払い
決定日以降に購入し、支払い。領収書や振込記録は必ず保管。
- 6
⑥実績報告
購入証明など全て提出。審査後、口座に補助金が振り込まれて完了!
室谷さん、せっかく申請するなら絶対に採択されたいですよね。審査ではどんなところを見られるんですか?
大事な質問です!この補助金、何と言っても「久留米市中小企業DX促進診断事業」が最大のカギを握っています。
この診断は、単なる通過儀礼じゃありません。ここでアドバイザーからもらった提案が、そのまま申請書の「事業内容」になります。つまり、アドバイザーとどれだけ深く、具体的な話をできたかが勝負です。
へぇ〜。じゃあ、ただ話を聞いて帰るだけじゃダメなんですね。具体的に「このソフトを入れて、この業務をこう変えます」ってとこまで決めないと。
その通り!「デジタル技術を活用して業務効率化や経営課題の解決に取り組む事業」が対象ですから、何となくデジタル化したい、じゃ通らないんです。今の課題は何で、それをどうデジタルで解決するのか、明確なストーリーが必要です。
審査するのは役所の方々です。毎日たくさんの申請書を見ていますから、読みやすくて論理的な事業計画書は高評価です。「何を買うか」よりも「なぜそれを買うのか」「それでどう変わるのか」を簡潔に書きましょう。
なるほど。技術の詳しさより、分かりやすさが大事なんですね。難しい言葉を使おうとしなくて良いと。
そうです!例えば「レジを新しくして、売上データを自動でクラウドに上げて、在庫管理と売れ筋分析を効率化します」みたいな具体的なイメージが伝わる文章がベストです。
最後に、意外と多いミスが書類の不備です。申請書の書き方が間違ってたり、押印漏れ、添付書類が足りない…。そういうちょっとしたミスで審査が遅れたり、場合によっては不採択になる可能性もあります。
それは嫌だ!ちゃんとチェックリストを作って、提出前に確認しないとですね。
そうそう。もし分からなければ、問い合わせ先に電話するのが一番確実です。久留米市 商工観光労働部商工政策課(電話:0942-30-9133)に聞けば、親切に教えてくれますよ。
ここまででだいぶイメージが掴めてきました!最後に、よくある質問や意外な落とし穴があれば教えてください。
はい。まず一番多い質問が、「これは国のIT導入補助金とは違うんですか?」というもの。
この補助金は久留米市独自の補助金です。国のIT導入補助金とは全くの別物です。併用できるかどうかは、それぞれの要綱やルールを確認する必要がありますが、基本的には同じ目的の経費に二重で補助をもらうのは難しいと考えた方が良いでしょう。
2026年6月23日から2026年12月28日までです。半年以上あるように見えますが、DX診断を受ける予約や、GビズIDの取得、書類作成を考えると、早めに動き出した方が絶対に良いです。特に年末は役所も混み合いますから、12月ギリギリはやめましょうね。
分かりました!年内にゆっくり準備して、診断も予約しないと。問い合わせ先はもう一度教えてください。
室谷さん、今日は本当にたくさん教えていただいて、ありがとうございました!とても分かりやすかったです。最後に、この補助金の一番大事なところをまとめてもらえますか?
喜んで!この補助金は、久留米市内の小さな事業者がデジタル化の一歩を踏み出すための、とても良いきっかけになる制度です。補助上限は20万円と小粒ですが、その分、申請のハードルも低く設計されています。しかし、絶対に「DX診断」を受けること、そして交付決定後に購入することの2つを絶対に忘れないでくださいね!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助制度名 | 久留米市小規模事業者デジタル化支援補助金(令和8年度) |
| 補助上限額 | 20万円 |
| 補助率 | 1/2(2分の1) |
| 対象地域 | 福岡県久留米市 |
| 対象者 | 久留米市内に事業所があり、従業員20人以下(商業・サービス業は5人以下)の小規模事業者 |
| 必須条件 | 久留米市中小企業DX促進診断事業を利用していること |
| 主な対象経費 | ソフトウェア購入費、クラウド利用料、PC・タブレット、POSレジ、ウェブサイト制作費(他経費と併せて)など |
| 申請期間 | 2026年6月23日 ~ 2026年12月28日 |
| 申請方法 | jGrants(国の電子申請ポータル)から電子申請 |
| 問い合わせ先 | 久留米市 商工観光労働部 商工政策課 TEL:0942-30-9133 |