いくらもらえる?補助額と補助率をチェック!

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、今日は福岡県宗像市の創業補助金について教えてください!まず気になるのは金額ですよね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね!「宗像市創業応援補助金」、通称“宗業”者応援補助金。補助上限額は通常枠で30万円、SDGs推進枠なら40万円までいけます!
佐藤

佐藤

編集長

えっ、2種類あるんですか?SDGsってあのSDGsですか?
室谷

室谷

代表取締役

そう、持続可能な開発目標です。通常枠より10万円アップで最大40万円。補助率はどちらも2分の1以内。つまり、経費の半分まで補助してくれる、という計算です。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど!たとえば60万円の経費なら30万円、80万円なら40万円までってことですね。

通常枠とSDGs推進枠、どっちがお得?

室谷

室谷

代表取締役

そうそう。ただし同時申請はできないので、どちらか一方を選びます。SDGs推進枠は不採択でも通常枠に回して再審査はしてくれないんですよ!注意が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

マジですか?それは怖いな…。じゃあ確実に通したい人は通常枠のほうが安全?
室谷

室谷

代表取締役

一概には言えませんが、SDGsに関連する事業を計画しているなら積極的に狙う価値はあります。審査では「SDGsの17の目標のうちどのゴールに関わるのか」「どう貢献するのか」を具体的に書く必要があります。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。でも上限が10万円も違うのは大きいですよね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。例えば80万円かかる設備投資なら、通常枠だと上限30万円に対して40万円の補助。差額10万円は大きいですよ。
制度の2つの申請枠
通常枠(上限30万円)
補助率2分の1以内。創業に必要な設備や広報などの費用を幅広くカバー。特定創業支援事業の証明書が必須。
SDGs推進枠(上限40万円)
補助率2分の1以内。SDGs達成に貢献する事業が対象。計画書に具体的なゴール番号と貢献内容を記載。通常枠より審査項目が1つ多い。
佐藤

佐藤

編集長

わかりやすい!じゃあ次は、そもそも誰が申請できるのかを教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

はい、そこが結構大事なんです。申請できる人の範囲が3パターンあるんですが、共通して「特定創業支援等事業を受けたことの証明書」が必要なんですよ。

誰が申請できる?対象者要件を徹底解説

佐藤

佐藤

編集長

まずその「特定創業支援等事業」って何ですか?
室谷

室谷

代表取締役

宗像市が認定した創業支援プログラムです。fabbit宗像か宗像市商工会で、1ヶ月以上・4回以上の支援を受けると証明書が発行されます。これがないと補助金申請自体ができないんです。
佐藤

佐藤

編集長

へえ~、創業する前に受けなきゃいけないってことですね。事前準備が必要なんですね。

3つの対象者パターン

佐藤

佐藤

編集長

では室谷さん、対象になる人のパターン、具体的に教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

まずパターン(1)は、交付申請時と同年度に宗像市内で創業を予定している個人。つまりこれから開業する人。パターン(2)は、宗像市内で創業後1年未満の個人または会社。すでに事業を始めているけど1年以内の人。パターン(3)は、事業開始後5年未満で、宗像市内で法人成り後1年未満の会社。個人事業から法人に切り替えたばかりのケースですね。
佐藤

佐藤

編集長

幅が広いですね。個人でも法人でも、そしてこれからでもすでに始めた人でもOKと。すごい。
室谷

室谷

代表取締役

そう。個人の場合は宗像市内に住所があること、またはその予定であることが必要。交付申請年度中に転入予定なら対象になります。ただし完了報告時までに住民票の提出が必要です。
申請資格の判定フロー
宗像市で創業する?
創業予定・創業後1年未満
個人事業主 or 法人?
特定創業支援事業の証明書はある?
市税の滞納はない?
暴力団員でない?
すべてYESなら申請可能!
対象外
他の市区町村の制度を検討

絶対にクリアすべき4つの要件

佐藤

佐藤

編集長

証明書以外にも条件ってあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

ありますよ。4つの要件が全部必要です。①市内に住所と主たる事業所があるか、年度内に持つ予定があること。②さっきの特定創業支援事業の証明書。③市税の滞納がないこと。④暴力団員でないこと。すべてクリアしないと申請できません。
佐藤

佐藤

編集長

市税の滞納がない証明って、役所で取得するんですか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。申請日の3ヶ月以内に発行された「市税に滞納のないことの証明書」が必要です。宗像市で発行してもらってください。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。結構ちゃんと調べるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

当たり前ですけどね(笑)。でも意外と「市税の滞納証明書って何?」と戸惑う方もいるので、事前に確認しておいて損はないです。

どんな経費が対象になる?使えるお金・使えないお金

佐藤

佐藤

編集長

補助金で一番気になるのは「何に使えるか」ですよね。室谷さん、具体的に教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

はい。補助対象経費は5つに分類されています。まず「委託費」。司法書士や行政書士への書類作成委託、試作品製造委託など。次に「工事費」。内外装工事、水道工事、電気工事とか。3つ目は「備品購入費」。機械設備や備品の購入です。
佐藤

佐藤

編集長

お店の改装とか設備投資に使えるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そう。4つ目は「広報費」。チラシやのぼりの作成・購入、HP作成費、広告掲載料など。5つ目が「事務所等賃貸料」。駐車場代や共益費、管理費も含まれます。

ここは注意!対象外になる経費

佐藤

佐藤

編集長

逆に、これはダメよ、という経費も教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

ありますあります。まずPCや周辺機器。Wi-Fiルーター、サーバー、Webカメラ、ディスプレイなど、いわゆるIT機器は対象外。リース料もダメ。消耗品で1万円以下のものも対象外。保険料もダメ。
佐藤

佐藤

編集長

えっ!パソコン買えないんですか?それは盲点ですね。
室谷

室谷

代表取締役

よく聞かれるんですけど、残念ながら対象外です。あと原材料費やテイクアウトの容器などの消耗品も対象外。消費税ももちろん対象外です。
佐藤

佐藤

編集長

これは重要ですね。事業計画を立てるときに、補助対象になる経費とならない経費をきっちり分けて計算しないと。
対象経費 vs 対象外経費
メリット
  • 委託費(司法書士・試作委託)
  • 工事費(内外装・水道・電気)
  • 備品購入費(機械設備・備品)
  • 広報費(チラシ・HP・広告)
  • 事務所等賃貸料(駐車場・共益費含む)
×デメリット
  • PC・周辺機器(Wi-Fi・サーバー・カメラ)
  • リース料
  • 消耗品(1万円以下のもの)
  • 保険料
  • 原材料費・テイクアウト容器
  • 消費税・地方消費税
佐藤

佐藤

編集長

この表わかりやすい!コピーして壁に貼りたいです。
室谷

室谷

代表取締役

あともう1つ大事なのが、補助対象経費は「交付決定日以降」に発生した経費しか認められないってこと。決定前に発注・契約したものは対象外です。
佐藤

佐藤

編集長

え?じゃあ申請してからじゃないと動けないんですね。逆に言うと、交付決定後に急いで発注して、令和9年3月31日までに完了・支払いまで終わらせないといけない。
室谷

室谷

代表取締役

その通り!完了報告は事業完了後30日以内か令和9年3月31日のいずれか早い日までに提出。つまり遅くとも3月31日には全部終わらせて報告しないといけません。

申請の流れは?ステップごとに徹底ガイド

佐藤

佐藤

編集長

じゃあ具体的な流れを教えてください。まず何から始めればいいですか?
室谷

室谷

代表取締役

最初のステップは、絶対条件の「特定創業支援等事業を受けたことの証明書」を取得することです。これをテキトーに考えてる人が多いんですが、1ヶ月以上・4回以上の支援が必要。事前に必ずfabbit宗像か宗像市商工会に予約の電話を入れましょう。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。じゃあ最初に電話ですね。証明書が取れたら次は?
室谷

室谷

代表取締役

次に創業事業計画書を作成します。これは支援機関(商工会またはfabbit宗像)の支援のもとで作成する必要があります。自分だけで書いてもダメ。支援機関と一緒に作りましょう。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。で、書類が揃ったら申請、と。

Step1~Step9の全行程

室谷

室谷

代表取締役

申請は令和8年6月1日から12月25日まで。方法はメールか窓口の2通り。メールの宛先はsangyouseisaku@city.munakata.lg.jp。窓口は宗像市産業政策課(北館2階)です。
佐藤

佐藤

編集長

結構長い期間ありますね。半年以上ある。
室谷

室谷

代表取締役

そう。でも申請すればすぐ審査されるわけではなく、提出後に審査があります。交付決定通知が来てから初めて事業に着手できる。そこから令和9年3月31日までに完了しないといけないので、時間配分が重要です。
補助金申請の全9ステップ
  1. 1
    Step1 申請準備
    特定創業支援事業を受講し証明書を取得(事前予約必須)
  2. 2
    Step2 申請
    交付申請書・事業計画書・見積書などを提出(メールまたは窓口)
  3. 3
    Step3 審査
    申請書の内容を審査。必要に応じて問い合わせあり
  4. 4
    Step4 交付決定
    採択されると交付決定通知が届く
  5. 5
    Step5 事業実施
    決定通知後に発注・契約。交付決定日以降の経費のみ対象
  6. 6
    Step6 事業完了
    支払いまで完了。令和9年3月31日まで
  7. 7
    Step7 完了報告
    完了後30日以内または3月31日の早い方までに報告書類提出
  8. 8
    Step8 補助金額確定
    報告書類の審査を経て確定通知
  9. 9
    Step9 支払請求・受領
    確定通知をもとに支払請求書を提出し補助金受領
佐藤

佐藤

編集長

結構ステップが多いですね。請求書や領収書の写しも必要なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

必要です。しかもクレジットカード払いの場合は、領収書に加えてクレジット利用明細書と銀行口座からの引き落としが確認できる書類まで必要。経費の流れを全部証明しなきゃいけないんです。
佐藤

佐藤

編集長

うわ、それは面倒だ…。でも確かに不正防止には必要ですよね。

通常枠とSDGs推進枠、どっちを選ぶべき?

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、SDGs推進枠を狙う場合の具体的な書き方のコツとかありますか?
室谷

室谷

代表取締役

まず補助事業計画書に、SDGsの17の目標のうち関連するゴール番号を明記します。そして「そのゴール達成にどう貢献するのか」を具体的に書く。たとえば「廃棄物削減につながる製造工程を導入する」とか「地域の再生可能エネルギーを活用する」など。
佐藤

佐藤

編集長

SDGsって大きいテーマですけど、小さな事業でも貢献できますか?
室谷

室谷

代表取締役

もちろん。たとえば飲食店で地元食材を使う、容器をリユース可能なものにする、従業員の多様性を推進する。小さな事業でもSDGsのゴールに関連づけることはできます。

SDGs推進枠のリスクとリターン

佐藤

佐藤

編集長

でもさっき「不採択だと通常枠で再審査されない」って言いましたよね。それってかなりリスク大きくないですか?
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。SDGs推進枠で不採択になったら、その公募回では終わり。補助金ゼロです。確実に採択されたい人は通常枠で安全策を取るのも手です。
佐藤

佐藤

編集長

うーん、10万円の差を取るか、安全を取るか。難しい判断ですね。
室谷

室谷

代表取締役

ただ、事業内容が明らかにSDGsに関連しているなら、挑戦する価値はあると思います。審査項目が1つ増えるとはいえ、きちんと書けば通る可能性は高いです。
通常枠 vs SDGs推進枠
通常枠
  • 上限30万円
  • 補助率2分の1以内
  • SDGsの記載不要
  • 再審査の余地あり(不採択でも通常枠で再審査はないが、SDGs枠よりシンプル)
  • 審査項目が少ない
SDGs推進枠
  • 上限40万円
  • 補助率2分の1以内
  • SDGsの17目標から関連ゴールを具体的に記載
  • 不採択の場合、通常枠での再審査なし
  • 通常枠の審査項目+SDGs貢献度の審査
佐藤

佐藤

編集長

比較表で見るとわかりやすいですね。私だったら、事業内容に自信があるならSDGs枠、確実に行きたいなら通常枠、という感じですかね。

審査で何が見られる?採択のポイントは?

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、審査で実際に何がチェックされるのか教えてください。よく「実効性が高い」とか言われますけど、具体的にどう評価されるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

大切なのは大きく3つ。1つ目に「実効性が高く、需要や雇用等を生み出す見込みのある事業か」。つまり、ちゃんと売上が出そうな計画かどうか。2つ目に「支援機関の支援のもと作成された創業事業計画に則っているか」。自分だけで書いた計画はダメ。3つ目に「金融機関からの資金調達または自己資金で事業実施が十分見込める計画か」。つまり、資金計画がしっかりしているか。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。要するに「本当にうまくいくのか」「ちゃんと支援を受けて計画したのか」「お金のめどは立っているのか」の3点ですね。

審査で気をつけるべき3つのポイント

室谷

室谷

代表取締役

そうです。特に意外と見られるのが3つ目の資金調達。金融機関からの融資を受ける予定があるなら、その証明になる書類も準備しておくといいでしょう。自己資金でやる場合も、十分な資金があることを説明できるように。
佐藤

佐藤

編集長

あと、これはやっぱり「フランチャイズは対象外」って書いてありますけど、本当に全部ダメなんですか?
室谷

室谷

代表取締役

フランチャイズまたはこれに類する契約に基づく事業は対象外。明確に書いてあります。FCで独立を考えている方は対象外なので注意が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。じゃあ支援機関と密に連絡を取りながら計画を練ることが大切ってことですね。
室谷

室谷

代表取締役

そう。あと、申請書類に不備があると審査に時間がかかったり、問い合わせが来たりします。交付申請額内訳書や見積書の写しも忘れずに。

よくある質問と最終確認

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、最後にいくつか質問させてください。まず、個人事業主でも申請できますか?
室谷

室谷

代表取締役

もちろん。交付申請時と同年度に宗像市内で創業を予定している個人、または創業後1年未満の個人が対象です。個人の場合、宗像市内に住所があるか、またはその予定が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ開業前に申請もできるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

できます。ただし、その場合は「特定創業支援等事業の証明書」を事前に取得しておく必要があります。開業前に支援プログラムを受講できるので、計画的に進めてください。
佐藤

佐藤

編集長

SDGs推進枠で不採択になったら、通常枠で再審査はしてもらえないんですね?
室谷

室谷

代表取締役

残念ながら、SDGs推進枠で不採択となった場合は、その公募回では不採択。通常枠での再審査はありません。だからSDGs枠に挑戦する場合は、そのリスクを理解した上で判断してください。
佐藤

佐藤

編集長

過去にこの補助金を受けたことがある人は、また申請できますか?
室谷

室谷

代表取締役

できません。本補助金の交付は、通常枠・SDGs推進枠にかかわらず1回まで。過去に一度でも交付を受けたことがあると対象外です。これはしっかり覚えておいてください。
佐藤

佐藤

編集長

申請から補助金の支払いまで、どれくらいの期間が必要ですか?
室谷

室谷

代表取締役

ケースによりますが、申請してから交付決定まで審査期間があり、事業実施後に完了報告、その後補助金額確定、支払請求と続きます。最短でも数ヶ月は見ておいたほうがいいです。申請受付が6月1日から12月25日までで、事業完了が令和9年3月31日まで。つまり、最長で翌年度の3月までに完了すればOKですが、支払いはその後の処理になります。
佐藤

佐藤

編集長

最後に、PCやスマートフォンは補助対象にならないんですね?
室谷

室谷

代表取締役

残念ながら対象外です。PC、周辺機器(Wi-Fiルーター、サーバー、Webカメラ、ディスプレイなど)は明確に除外されています。この補助金はあくまで「創業に直接必要な経費」に絞られているんですね。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。じゃあPCは自費で用意して、店舗の改装や備品に補助金を充てるのが良さそうですね。
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。補助対象経費をしっかり見極めて、効率的に使ってください。
佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、今日は本当に詳しくありがとうございました!「宗業」、つまり宗像での創業を考えている人には、すごく心強い補助金ですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。上限は大きくないですが、創業直後の資金繰りを助けてくれるのは間違いない。申請期間が約7ヶ月あるので、ぜひ余裕を持って準備してください。
佐藤

佐藤

編集長

まずは支援機関に電話!ですね。fabbit宗像が0940-62-6030、宗像市商工会が0940-36-2268。メモメモ。
室谷

室谷

代表取締役

そうそう。電話して予約を取って、4回以上・1ヶ月以上の支援を受ける。それが第一歩です。頑張ってください!