え、水素ステーションの補助金?何がもらえるの?

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、今日は「令和8年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域再エネ水素ステーション保守点検等支援事業)」って、もう名前だけで息切れしそうな補助金ですけど(笑)、これってどんな制度なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

佐藤さん、その反応、よく分かりますよ(笑)。この制度はですね、環境省がやっている「再エネ等由来水素を活用した自立・分散型エネルギーシステム構築等事業」の一部なんです。簡単に言うと、水素ステーションの保守点検や高効率改修を支援するお金です!
佐藤

佐藤

編集長

水素ステーションって、あの水素を車に充填するスタンドですよね?結構珍しいイメージがあるんですけど。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。実はこの補助金、過去に環境省の「地域再エネ水素ステーション導入事業」で整備された特定の水素ステーションが対象なんです。だから「うちの地域にあるけど、補助金もらえるのかな?」っていう場合は、まずそのステーションが国の導入事業で作られたものかチェックが必要ですね。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。じゃあ、すでに動いている水素ステーションの維持・改善のための補助金って感じなんですね。
室谷

室谷

代表取締役

その理解でバッチリです!しかも、ただの保守点検だけでなく、設備をより効率的にアップグレードする「改修」の方も対象になっているんですよ。

補助金の目的って何?

佐藤

佐藤

編集長

そもそも、なんでこういう補助金が出てるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

目的は明確で、エネルギー起源の二酸化炭素排出を抑制すること。要は、水素ステーションがきちんと動いて、より多くのFCV(燃料電池車)に水素を供給できるようにして、CO2を減らそうってわけですね。
佐藤

佐藤

編集長

あ、だから補助金の名前も「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」なんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。応募する時には、この事業でどれだけCO2が削減できるかを、計算過程も含めて明示しないといけないんです。しかも事業が終わった後も、一定期間は実際の削減量を報告する義務がある。結構シビアですよ!
佐藤

佐藤

編集長

えっ、後で実績報告までいるんですか!?それはちょっとハードル高そうですね。
室谷

室谷

代表取締役

でも、そこがこの補助金の本気度ってことですね。ただお金を出すだけじゃなくて、ちゃんと効果を出してほしいというメッセージです。

いくらもらえる?補助額と補助率をチェック!

佐藤

佐藤

編集長

気になるお金の話を聞かせてください!
室谷

室谷

代表取締役

ぶっちゃけますと(笑)、事業には「保守」と「改修」の2種類があって、それぞれ補助額と補助率が違うんです。

保守点検事業の補助上限は?

佐藤

佐藤

編集長

まず「保守」、つまり定期点検の方から教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

保守の方は、補助上限が220万円です。補助率は対象経費の3分の2。つまり、経費が330万円かかったとして、その3分の2の220万円まで補助してもらえる計算になりますね。
佐藤

佐藤

編集長

おお、ちょっとした車が買えるくらいのお金ですね。
室谷

室谷

代表取締役

ただ、この220万円はあくまで上限です。実際にいくら出るかは、ちゃんと計画書に盛り込んだ経費の範囲内になりますからね。

改修事業の補助率は?上限はあるの?

佐藤

佐藤

編集長

じゃあ「改修」の方はどうなんですか?
室谷

室谷

代表取締役

こちらはもっと大きいかもしれません。**補助額の上限は「なし」**なんです!ただし、補助率は申請者の属性で変わります。
佐藤

佐藤

編集長

マジですか!?上限なし!?
室谷

室谷

代表取締役

はい。ただし補助率は、地方公共団体と中小企業の場合は対象経費の3分の2、それ以外の民間企業や特別区などの場合は2分の1になります。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。改修の場合はスタックの交換とか、本体をアップグレードする費用が発生するから、上限がないんですね。
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。でも、当然ながら「何でもかんでも補助対象」ではなくて、水素製造装置のスタック関連の交換費と、その調整費に限られますからね。

補助額の表で整理!

佐藤

佐藤

編集長

ごちゃごちゃしてきたので、表で見せてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい、どうぞ!
佐藤

佐藤

編集長

これで一目瞭然ですね!改修の上限なしって、やっぱり大きいです。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。ただし、改修の場合は「エネルギー効率の向上に寄与する部品・部材」の交換でないといけません。スタックの交換がメインターゲットです。

誰が申請できる?対象者と申請資格

佐藤

佐藤

編集長

じゃあ、具体的にどんな事業者さんが申請できるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

対象者は結構幅広いんですよ。具体的にはこんな感じです。

民間企業はもちろんOK

佐藤

佐藤

編集長

やっぱり水素ステーションを運営している会社がメインですよね。
室谷

室谷

代表取締役

はい。民間企業はもちろん対象です。特にリース・レンタル事業者も含まれているのがポイントですね。ステーションをリースで導入しているケースもあるので、配慮されています。

地方公共団体や法人も対象

佐藤

佐藤

編集長

自治体も入るんですか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。地方公共団体はもちろん、独立行政法人一般社団法人・財団法人も対象です。さらに「法律により直接設立された法人」や、環境大臣が認めればその他もOK。かなり広いですね。
佐藤

佐藤

編集長

結構ハードル低いんですね。
室谷

室谷

代表取締役

ただし、事業を行うための実績・能力・実施体制が構築されていることが大前提です。これがないと門前払いです。

個人事業主でも大丈夫?

佐藤

佐藤

編集長

個人事業主はどうなんですか?
室谷

室谷

代表取締役

この制度の対象者は法人格が基本です。個人事業主は「民間企業」に含まれるか微妙ですが、通常は法人格がないと対象外になりがち。ただ、公募要領で明確に「個人事業主は不可」とは書かれていないので、念のため問い合わせて確認するのが確実です。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。あとで確認が必要ですね。

従業員数の制限はある?

佐藤

佐藤

編集長

従業員数とか、資本金の条件はあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

提示されている情報では、**従業員数の上限は「制約なし」**です。中小企業の定義も特に限定されていません。むしろ、補助率が中小企業かどうかで変わるので、自分の会社が中小企業に該当するかは事前に確認しておいたほうがいいですね。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、中小企業なら改修が3分の2になるから、お得になる可能性があるんですね。

対象になる事業って?「保守」と「改修」の詳しい条件

佐藤

佐藤

編集長

もう少し具体的に、どんな事業が補助金の対象になるのか教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

大きく分けて2つです。1つは「保守点検事業」、もう1つは「高効率化改修事業」です。

保守点検事業の対象要件

佐藤

佐藤

編集長

まず保守の方から。どんなステーションなら対象になりますか?
室谷

室谷

代表取締役

環境省の「地域再エネ水素ステーション導入事業」で整備されたステーションが大前提です。しかも、次の3つの要件を満たす必要があります。
  1. そのステーションから水素を供給するFCVなどの年間予定走行距離を達成すること。
  2. ステーション全体の消費電力量が、再エネ発電設備の発電電力量を超えないこと。もし超える見込みなら、再エネの増設や、証書(J-クレジット、グリーン電力証書、非化石証書)の購入でカバーする必要があります。
  3. 消費電力量と発電量を計測できる計器類が設置されていること。
佐藤

佐藤

編集長

結構厳しいですね。特に消費電力量の制限は、再エネで賄っていることが求められるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

そうです。この事業の肝は再エネ由来の水素であること。水素製造に使う電力の全量が太陽光や風力などの再エネで賄われているステーションでないとダメなんです。だから、証書での補填は認められていますが、固定価格買取制度で売電している再エネは使えません。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。あと、法定耐用年数を超えている施設は対象外なんですね。
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。「法定耐用年数をすでに迎えている、または今年度迎える施設は対象外」と明記されています。老朽化した設備は対象にならないので、注意が必要です。

高効率化改修事業の対象要件

佐藤

佐藤

編集長

じゃあ改修の方はどういう工事が対象なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

改修は、エネルギー効率の向上に寄与する部品や部材の交換、具体的には水素製造装置のスタック関連経費が対象です。スタックを交換して、さらに必要な調整を行う費用が補助対象になります。
佐藤

佐藤

編集長

スタックって、燃料電池の心臓部ですよね?
室谷

室谷

代表取締役

そうです。水素製造装置のスタックを新しい高効率なものに交換することで、エネルギー効率が上がり、CO2削減につながるわけです。これも、先ほどの対象要件(再エネ由来の電力で水素を製造していること)を満たしているステーションに限られます。

申請の流れは?手順をステップで解説!

佐藤

佐藤

編集長

申請ってどうやってやるんですか?やっぱり書類が大変そうで。
室谷

室谷

代表取締役

実は、この補助金はjGrantsという電子申請システムを使って申請するんです。なので、まずは準備が必要です。フローをまとめました。
申請の流れ(5ステップ)
  1. 1
    1. GビズIDを取得
    まだ持っていなければ、事前に取得。アカウント発行に2週間程度かかることも。
  2. 2
    2. 公募要領を熟読
    PDFが公開されています。対象要件・経費・注意事項をしっかり確認。
  3. 3
    3. 申請書類を作成
    様式(Excel)をダウンロードし、CO2削減効果の計算根拠も含めて記入。
  4. 4
    4. jGrantsで電子申請
    必要書類をアップロードし送信。申請後に確認メールを送る必要あり。
  5. 5
    5. 確認メールを送信
    suiso_oubo@heco-hojo.jp宛に申請済みである旨をメールで連絡。
佐藤

佐藤

編集長

GビズIDって、あの政府の共通IDですよね?持っていない人は今すぐやったほうが良さそう。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。申請期間は2026年6月22日から11月28日までですが、GビズIDを取るのに時間がかかることがあるので、早めに動いたほうがいいです。
佐藤

佐藤

編集長

確認メールを送るっていうのも、独特ですね。申請しただけではダメなんですか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。申請後、担当者のメールアドレス確認のために、応募アドレス(suiso_oubo@heco-hojo.jp)に申請済である旨を記載したメールを送る必要があります。これを忘れると受理されないかもしれないので、絶対に忘れずに!

GビズIDから電子申請までの詳細

佐藤

佐藤

編集長

実際の申請手続きで、気をつけるポイントってありますか?
室谷

室谷

代表取締役

まず、GビズIDの取得には法定代理人情報の登録利用者情報の登録が必要で、書類の提出が発生する場合もあります。電子証明書も必要になるので、計画的に進めましょう。申請書類はExcelの様式が公開されています。保守用と改修用で分かれているので、自分の事業に合った方を選んでください。
佐藤

佐藤

編集長

書類作成で一番時間がかかるのはどこですか?
室谷

室谷

代表取締役

間違いなくCO2削減量の計算です。算出過程を含む根拠を明示しないといけないので、エクセルで計算シートを作るなり、第三者に依頼するなり、しっかり準備が必要です。あとは、経費内訳が明確になっていないと後で指摘されます。
佐藤

佐藤

編集長

これは専門家に頼んだほうがいいかもですね。
室谷

室谷

代表取締役

ただ、この補助金は当サイト(補助金エージェント)では代理申請が不可とされています。あくまで申請者自身が行う必要があるので、書類作成のアドバイスなどを受けるのが現実的ですね。

どんな経費が対象?対象経費と対象外経費

佐藤

佐藤

編集長

具体的にどんなにお金が補助対象になるんですか?経費の範囲を教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

経費の範囲は事業の種類で変わります。保守の場合は点検にかかる費用、改修の場合はスタック交換と調整費です。ただし、共通して注意すべき点があります。

対象になる経費

佐藤

佐藤

編集長

たとえば、保守点検でいうと、人件費や部品代などが対象ですか?
室谷

室谷

代表取締役

はい、点検作業の人件費や消耗品費、点検に必要な外注費などが考えられます。ただし、水素ステーションの法定耐用年数を超えた施設は対象外なので、古い施設の保守はダメです。改修の場合は、スタックの購入費や交換工事費、調整するための試運転費などが対象になります。

対象外になりがちな経費

佐藤

佐藤

編集長

逆にこれはダメ、というものはありますか?
室谷

室谷

代表取締役

一番注意したいのは、計器類の設置費です。消費電力量を計測するためのメーター類が未設置の場合、交付申請時までに設置しないといけませんが、その設置経費は補助対象になりません。自己負担です。あと、固定価格買取制度で売電している再エネ発電設備は対象外。証書の購入費は対象経費に含まれるかどうかは公募要領で要確認ですね。
佐藤

佐藤

編集長

うわ、計器の設置費は自腹か…それは盲点ですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。だから、申請を検討する前に、まず計器類がそろっているかチェックしたほうがいいです。
対象経費と対象外経費の例
メリット
  • 保守点検の人件費・消耗品費・外注費
  • スタックの購入費・交換工事費・調整費
  • 証書(J-クレジット等)の購入費(要確認)
  • CO2削減効果の算定費用(可能性あり)
×デメリット
  • 計器類の設置費(原則自己負担)
  • 固定価格買取制度で売電している再エネ設備
  • 法定耐用年数を超えた設備の保守
  • 申請書類作成のためのコンサル費用(要確認)

審査のポイントは?攻略法を教えて!

佐藤

佐藤

編集長

せっかく申請するなら、通るようにしたいですよね。審査では何が重視されるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

重要ポイントをまとめました。
佐藤

佐藤

編集長

やっぱりCO2削減効果が一番のカギなんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。この事業は「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」という名前の通り、CO2削減が命題です。どれだけ具体的に、説得力のある数字を示せるかが勝負。例えば、交換したスタックの効率が何%向上し、年間どれだけの水素を製造し、それで何トンのCO2が減るのか、という流れを明確にしないといけません。
佐藤

佐藤

編集長

ひえ~、計算が大変そう。数式が得意じゃないと厳しいですか?
室谷

室谷

代表取締役

いえ、そんなことはありません。標準的な計算シートが公募要領の別紙などで提供されることもあります。まずは公募要領をしっかり読んで、記載例を参考にしましょう。それでも不安なら、環境省の問い合わせ先(suiso_ask@heco-hojo.jp)に質問するのも手です。

スケジュールと問い合わせ先

佐藤

佐藤

編集長

スケジュールを確認しておきましょう。募集期間はもう決まってるんですよね?
室谷

室谷

代表取締役

はい。2026年6月22日から11月28日までです。半年くらいありますが、書類作成には時間がかかるので、早めに動き始めたほうがいいですね。

スケジュール感

佐藤

佐藤

編集長

ざっくりとした流れを教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

こんなイメージです。
目安スケジュール
  1. 2026年6月22日
    公募開始・申請受付開始
    公募要領PDFが公開、様式ダウンロード可能
  2. 6月~8月
    GビズID取得・書類作成
    特にGビズIDは早めに取得
  3. 9月~10月
    CO2削減量計算・経費見積もり
    必要に応じてメーカーや業者と調整
  4. 11月28日
    申請締切
    jGrantsで申請し、確認メールも送信
  5. 2027年度
    交付決定・事業実施・実績報告
    採択後、事業を実施し、完了後報告
佐藤

佐藤

編集長

半年あるとはいえ、GビズIDを取るだけで2週間から1ヶ月かかることもあるから、実質5ヶ月くらいですね。
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。特に年末に近づくと混み合うので、余裕を持って。

困った時の問い合わせ先

佐藤

佐藤

編集長

最後に、質問したい時の連絡先も教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

問い合わせはメールで受け付けています。suiso_ask@heco-hojo.jp(←の■を@に変えてください)です。公益財団法人北海道環境財団が事務局のようです。電話ではなくメールベースなので、しっかり文章で質問をまとめて送りましょう。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。メールで問い合わせが基本なんですね。

よくある質問(FAQ)

佐藤

佐藤

編集長

最後に、読者の皆さんが疑問に思いそうなことをQ&Aにしておきましょう。
室谷

室谷

代表取締役

はい、いくつかピックアップしました。