はい、始まりました!補助金エージェントのラジオ対談、今日は編集長の佐藤と、株式会社MYUUU代表の室谷さんにお越しいただいております。室谷さん、よろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします!佐藤さん、今日は何の補助金を取り上げるんですか?
今日はですね、めちゃくちゃ名前が長い補助金なんですよ。「産業車両等の脱炭素化促進事業のうち、空港における脱炭素化促進事業②空港におけるEV・FCV型車両導入事業(二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金)」ってやつです!(笑)
あはは、確かに長い!(笑)これはもう略して「空港EV・FCV導入補助金」って呼んじゃいますね。要は空港の中で使う車両を電気自動車とか燃料電池自動車に買い替えるのを助けてくれる制度です。
なるほど!空港の中って、飛行機の周りをぐるぐる走ってる車両ありますよね。あれって全部ガソリン車とかディーゼル車なんですか?
そうなんです。手荷物を運ぶトーイングトラクターとか、旅客乗降用のバスとか、結構な数の車両が空港内を走ってるんですよ。それをEVやFCVに変えていこうってのが、この補助金の目的ですね。
へえ〜!空港ってすごく広いから、電動化すると二酸化炭素削減効果も大きそうですよね。
その通りです。2050年カーボンニュートラルに向けて、空港からもCO2を減らしていこうってわけです。
じゃあ今日はこの制度について、徹底的に掘り下げていきましょう!まず基本から教えてください。
はい、この補助金は環境省がやっている事業で、執行団体は公益財団法人北海道環境財団です。令和8年度(2026年度)の公募が始まっています。
北海道環境財団が窓口なんですね。意外だな〜。でも全国各地の空港が対象なんですよね?
そう、全国の空港が対象です。地域の縛りはありません。
これは期待できそうですね!じゃあいくらもらえるのか、具体的な補助額を聞いていきましょう!
室谷さん、金額の話になると事業者さんはもう耳ダンボですよ!(笑)いくらもらえるんですか?
はい、この補助金の特徴はですね、補助額の計算方法がちょっとユニークなんです。一言で言うと「差額の2分の1」です。
具体的に説明しますね。まず、導入するEVやFCVの車両価格がありますよね。それと、同じ規模・同じ仕様のガソリン車やディーゼル車の価格を比べます。その差額の半分を補助するって仕組みなんです。
なるほど。つまりEVの方がガソリン車より高いのが普通ですから、その高い分の半分を持ってくれるってことですね。
その通りです!補助率は導入車両価格と標準車両価格の差額の2分の1です。標準車両価格ってのは、「導入しようとしているEVと同規模・同等仕様のガソリンまたはディーゼルエンジン車両」の価格のことですね。
例えば、EVが500万円で、同じクラスのガソリン車が300万円だとしたら、差額は200万円。その半分の100万円が補助される、と。
はい、その計算で合ってます!(笑)ただし、補助上限額は特に設定されていないんですよ。
jGrantsの情報を見ると「補助上限額 -」ってなってますね。つまり特に上限は設けられていない可能性が高いです。ただし、予算の範囲内での採択になるので、予算が尽きたら終了です。
なるほどね。全車種が対象ってわけじゃないんですよね?
そうなんです。ここがすごく重要なポイントで、対象車両は事前に登録されたものだけなんです。勝手に好きなEVを買えばいいってわけじゃありません。
じゃあ「この車は補助金の対象になりますか?」ってどうやって調べるんですか?
執行団体である北海道環境財団のホームページで、「事前登録された補助対象車両情報一覧」っていうのが公表されるんです。申請前に必ず確認してくださいね。
なるほど。で、その事前登録の受付期間もあるんですか?
あります!令和8年度(2026年度)は、令和8年5月21日から同年6月5日までが初回の登録期間でした。ただ、その後も継続的に受け付けているので、最新情報はホームページで確認する必要があります。
あれ?でもjGrantsの公募期間は2026年7月2日から11月13日ですよね。事前登録のほうが先に始まってるんですね。
いいところに気づきましたね!そうなんです。車両メーカーや販売会社が先に「この車を補助対象にしてください」って登録申請をする。それが通った車だけを、空港事業者さんが購入できる、って流れです。
なるほど。だから車両を買う前に、まず「どの車が対象になってるか」を確認する必要があるんですね。
そうです。「申請の前に必ずご確認ください」 って書いてあるので、絶対にチェックしてくださいね。
EV車両とFCV車両の比較| 項目 | EV(電気自動車) | FCV(燃料電池自動車) |
|---|
| 動力源 | バッテリーに蓄えた電気 | 水素と酸素の化学反応 |
| 充填・充電時間 | 数時間かかる | 数分で水素充填可能 |
| 航続距離 | 比較的短い車種が多い | 長距離走行が可能 |
| 導入コスト | 比較的安価 | まだ高額な傾向 |
| インフラ | 充電設備が必要 | 水素ステーションが必要 |
表にして見ると、EVとFCVで特徴が全然違うんですね。
そうなんです。空港内でどう使うかによって、どっちを選ぶか変わってきますね。例えば、一日中ちょこちょこ使う車両ならEVでも大丈夫だけど、長距離を走るバスとかだとFCVのほうがいいかもしれない。
じゃあ次は、誰がこの補助金を申請できるのか、対象者を確認していきましょう!
はい、対象者は結構幅広いんです。具体的には次の5つです。
まず一番多いのはア)民間企業ですね。空港内で業務を請け負っている会社さんとか。
例えば、手荷物の運搬会社とか、給油サービスをしてる会社とか?
そうです、そうです!あとイ)地方公共団体も対象です。空港を運営している県や市町村も申請できます。
地方公共団体も対象なんですね。じゃあ空港会社もOKと。
さらにウ)一般社団法人・一般財団法人及び公益社団法人・公益財団法人も対象です。それからエ)その他環境大臣の承認を経て財団が認める者ってのもあります。
エ)はちょっと曖昧ですね(笑)。どういうケースですかね?
例えば、これまでにない新しいタイプの事業者さんとかですかね。環境省が認めれば対象になる、ってことです。
そして忘れちゃいけないのがオ)補助対象の設備等をア)〜エ)にファイナンスリースにより提供をする契約を行う民間企業です!
おお、ファイナンスリースでもいけるんですね!これは大きい!
そうなんです。自社で一括購入するのは資金がきつい、って場合でも、リース会社が車両を購入してくれて、リースで使うって形が取れるんです。
リース契約でも補助金が使えるって、事業者さんには朗報ですね!
ただし、補助金の申請をするのはリース会社の方になります。車両を実際に使う空港事業者さんと、リース会社さんで事前にしっかり連携しておく必要がありますね。
あ、そこは注意点ですね。車を使う側が勝手に申請するわけにはいかないと。
そうです。契約内容をよく確認して、役割分担を明確にしておいてください。
他の補助金だと「中小企業限定」とか「従業員数○人以下」とかありますけど、この補助金はどうですか?
jGrantsの情報を見ると「従業員数の制約なし」ってなってます。つまり大企業でも中小企業でも、法人でも個人事業主でも、条件を満たせば申請できます。
ただ、業種の制限はあります。対象業種は「サービス業」「公務」「運輸業、郵便業」「金融業、保険業」の4つです。
あ、運輸業はもちろんそうですよね。空港の中の車両ですから。
そうですね。これらの業種に該当する事業者さんが主な対象になると思います。
じゃあ次は、具体的にどんな車両が対象になるのか、対象外になるものはあるのか、詳しく聞いていきましょう!
はい、基本は「空港内専用車両」です。飛行機の周りやターミナルの中で使う車両ですね。
代表的なのは、トーイングトラクター(飛行機を押したり引いたりする車両)、パッセンジャーステップ(階段のついた乗降用車両)、ベルトローダー(手荷物の積み込み用)、それから空港内の社用バスとかです。
まず大前提として、執行団体のホームページに掲載されている「事前登録された補助対象車両情報一覧」に載っている車両でなければなりません。
あ、やっぱりそこは絶対条件ですね。載ってない車は補助金対象外と。
そうです。そして、導入する車両がEV(電気自動車)またはFCV(燃料電池自動車) であることが条件です。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車は対象外です。
あ、そこは重要ですね。EVとFCVだけってことですね。
じゃあ逆に、これ絶対に対象にならないよ、ってものはありますか?
一般公道を走る車両は対象外です。あくまで「空港内専用車両」ですからね。それから、中古車も対象外になる可能性が高いです。新車のEV・FCVの導入が前提です。
なるほど。あと、車両本体以外の経費、例えば充電設備の設置工事費とかは対象になるんですか?
そこはですね、この補助金はあくまで「車両の購入」に対する補助です。充電設備自体はこの補助金の対象になるかどうか、公募要領でしっかり確認する必要があります。
充電設備込みのパッケージで導入したい、って場合もあるでしょうから、そこは確認必須ですね。
そうなんです。あと、車両の維持費や保険料、税金なんかも当然対象外です。
【参考】対象になると考えられる車両と対象外の車両- 空港内専用のEV・FCV車両
- 事前登録された対象車両一覧に掲載されている車両
- 新車のEVまたはFCV
×デメリット
- 一般公道を走行する車両
- ガソリン車・ディーゼル車
- ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車
- 中古車
- 車両本体以外の附帯工事費や維持費
表にするとわかりやすいですね!室谷さん、ありがとうございます。
じゃあここからは実際の申請手順に入っていきましょう!「申請って難しそう…」と思ってる事業者さんも多いと思うんですけど、室谷さん、流れを教えてください。
はい、ではステップごとに見ていきましょう!まず最初にやることは、車両の事前登録確認です。
もう何度も言ってますが、執行団体(北海道環境財団)のホームページで事前登録された車両一覧を確認してください。欲しい車が載ってなければ、そのメーカーに「早く登録してください」ってお願いするのも手です(笑)。
次に、GビズIDの取得です。これは国の補助金を電子申請するための共通のIDですね。
そうです。取得には数日かかることもあるので、余裕を持って準備してください。特にこれから申請を考えてる事業者さんは、すぐにでも取得手続きを始めることをおすすめします。
jGrantsのページを見ると、交付申請書、実施計画書、経費内訳、チェックリストなどが様式として用意されています。
そうですね。でも様式が用意されているので、それに沿って書いていけば大丈夫です。実施計画書では、なぜその車両を導入するのか、CO2削減効果はどれくらいか、事業計画はどうなっているかなどを具体的に書く必要があります。
書類ができたら、jGrantsのシステムから電子申請を行います。公募期間は 2026年7月2日から同年11月13日です。
約4ヶ月間ですね。でも、予算が上限に達したら途中で締め切られる可能性もあるんですよね?
その通りです!環境省の報道発表資料にも、「補助金予算の上限額まで達することが判明した場合は、それ以降の応募受付を終了することがあります」って書いてあります。
そういうことになります。だからできるだけ早く準備して、公募開始と同時に申請するのが理想的です。
えっ、申請後にまたメールを送る必要があるんですか?
そうなんです!jGrantsのページに「申請後の依頼事項」として太字で書いてあります。申請しただけでは完了じゃなくて、このメール送信までがワンセットです。
これは絶対に忘れちゃいけないですね。メールを送らないと申請が無効になる可能性もあるってことですか?
あくまで「依頼事項」なので、詳細は確認が必要ですが、確実に送るようにしましょう。しかも、担当者様のメールアドレス確認のためにやるってことなので、担当者のメールアドレスから送る必要がありそうです。
審査を通過したら採択通知が来ます。そして車両を導入して、実績報告をして、補助金が交付される、という流れです。
そうですね。一度自分で車両を購入して、後で補助金が支払われる、というのが一般的な流れです。
申請の流れ(全体像)- 1
1. 車両の事前登録確認
北海道環境財団のHPで対象車両一覧を確認
- 2
2. GビズIDを取得
電子申請に必須。早めに取得を
- 3
3. 必要書類を準備
交付申請書、実施計画書、経費内訳など
- 4
4. 電子申請(jGrants)
公募期間内にシステム上で申請
- 5
5. メール送信
申請後、応募アドレスに申請済みの旨をメール
- 6
- 7
7. 車両導入・実績報告
車両を購入し、実績報告書を提出
- 8
わかりやすい!この流れを頭に入れて準備すれば、スムーズにいけそうですね。
じゃあ次は、こっそり教えてほしい「審査のポイント」です!室谷さん、審査で見られるポイントってどこですか?
はい、審査のポイントをいくつかお伝えしますね。これらを押さえておくと、採択される確率がグッと上がると思います!
まず一番大事なのは実施計画書の内容です。なぜこの事業を行うのか、CO2削減効果はどれくらい見込めるのか、導入後の運用計画はどうなっているのか。
そうですね。「空港内のCO2排出量を○○トン削減します」とか、「現在のガソリン車の走行距離が年間○○kmで、EVに変えると燃料費が年間○○円削減できます」というような具体的な数字があると説得力が増します。
そして、当たり前ですが対象車両一覧に載っている車両を選ぶこと。これが一番の基本です。
載ってない車を選んじゃうと、それだけでアウトですもんね。
そうなんです。せっかくいい計画を書いても、車両が対象外だと審査の前に弾かれますから。
それから、書類に漏れがないこと。特に交付申請書やチェックリストは、すべての項目に漏れなく記入しましょう。
あります!jGrantsのページに「18_交付申請書・提出書類チェックリスト.xlsx」ってファイルが用意されています。これを印刷して、一つずつチェックしながら書類を準備するのがおすすめです。
そして、締切厳守はもちろん、申請後のメール送信も忘れずに!
あ、さっきのメール送信ですね。これは本当に大事なポイントです。
そうです。メールを送らないと、手続きが進まない可能性があります。申請したらすぐにメールを送る、これを習慣にしてください。
めっちゃ実践的なアドバイスありがとうございます!これを読んだ事業者さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
じゃあ最後に、この補助金のスケジュールと基本情報をまとめましょう!
まず、スケジュールから。室谷さん、まとめてください!
はい。まず車両の事前登録は、初回が令和8年5月21日(木)から同年6月5日(金) でした。その後も継続的に受け付けています。
これって車両メーカーさん向けの手続きですよね?空港事業者さんはこれより後で動けばいいんですか?
そうですね。空港事業者さんは、まず7月上旬に公募が開始されるのを待ちます。そしてjGrantsでの受付期間は2026年7月2日から同年11月13日です。
約4ヶ月間。でも予算が上限に達したら途中終了の可能性あり、と。
そうです。環境省の資料にも「予算の執行状況によっては、公募期間の途中で、上限台数(1空港につき車両種別ごとに10台まで)を緩和することがあります」って書いてありますね。
おお、1空港につき車両種別ごとに10台までっていう台数制限もあるんですね。
そうなんです。ただし、これは予算の状況によって緩和される可能性もある、と。
なるほど。じゃあ、できるだけ早めに申請するに越したことはないですね。
もしわからないことがあったら、どこに問い合わせればいいんですか?
環境省の報道発表資料には代表電話番号が載っていますが、この補助金の直接の問い合わせ窓口はメールが基本のようです。しっかり要件をまとめて、メールで問い合わせるのがいいでしょう。
はい、皆さんも不明点はしっかり確認してくださいね!
室谷さん、今日は本当に詳しく解説していただいてありがとうございました!
いえいえ、こちらこそ楽しかったです!空港の脱炭素化、ぜひこの補助金を活用して進めていってほしいですね。
視聴者の皆さん、この補助金はチャンスです!空港内で使ってる車両をEVやFCVに変えたいと思ってる事業者さんは、ぜひ早めに動き出してくださいね。今日の対談が参考になれば嬉しいです!
以上、補助金エージェントのラジオ対談でした!次回もお楽しみに!