室谷さん、今日は秋田県の補助金を紹介してもらえますか?企業が外から人を採用するとき、費用がかかりますよね?
そうなんです!じつは秋田県には「プロフェッショナル人材活用促進事業費補助金」という制度があって、県外から専門人材を移住させて正規雇用した場合、人材紹介手数料の最大100万円が補助されるんですよ!
えっ、100万円!それは大きいですね!どんな制度か詳しく教えてください。
秋田県内の中小企業が「攻めの経営」に取り組むとき、県外のプロフェッショナル人材を採用しようとしても、民間の人材紹介会社への手数料ってざっくり数十万から100万円以上かかることがあるんです。その負担を県が半分持ってくれる、そういう制度です。
なるほど!人材採用の費用を秋田県が支援してくれるわけですね。それはありがたいですね。次に、対象者や金額について詳しく見ていきましょう!
申請の流れ|プロフェッショナル人材活用促進事業費補助金
通常枠とDX人材枠の比較
秋田県内に事務所・事業所を有する中小企業が対象です。大企業は対象外ですね。それと、採用する人材は「県外に住んでいる人を、秋田県内に移住させて正規雇用する」ことが絶対条件です。
移住が必須なんですね!秋田に住んでる人を採用しても対象にならないんですか?
そうです、そこが大事なポイントで。あくまで「県外から人を引っ張ってきて、秋田に移住してもらう」という取り組みを支援する制度なんです。秋田の人口減少対策の文脈でもあるので。
そういう背景があるんですね。補助金の額はいくらですか?
補助率は人材紹介手数料の2分の1以内で、上限額は2種類あります。
| 枠 | 補助上限額 | 補助率 | 対象 |
|---|
| 通常枠 | 50万円 | 1/2以内 | 一般的なプロフェッショナル人材 |
| DX人材枠 | 100万円 | 1/2以内 | DX推進に関わる専門人材 |
DX人材枠だと倍になるんですね!DXって具体的にはどういう人が対象ですか?
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するエンジニアやコンサルタント、ITアーキテクトなど、デジタル化・デジタル変革を担える人材ですね。秋田県も中小企業のデジタル化を重点課題にしているので、DX人材には手厚い支援になっています。
わかりました。じゃあそもそも「プロフェッショナル人材」ってどういう定義なんですか?
公式の定義では、「新たな商品・サービス開発およびその販路の開拓、個々のサービス向上など、具体的な取組を通して企業の成長戦略を具現化していく人材」とされています。要は、企業の成長に直結する専門的な仕事をする人、ということですね。
じゃあ経営企画や営業開発系の人でも対象になり得るんですね!次は申請の仕組みを教えてもらえますか?
申請するにはどうすればいいんですか?ハローワークみたいなところに行けばいい?
ここが大事なポイントで!この補助金、秋田県プロフェッショナル人材戦略拠点を必ず経由しないといけないんです。勝手に人材紹介会社を使って採用しても対象外になります。
秋田県が設置した専門機関で、企業の採用ニーズをヒアリングして、民間の人材紹介会社に求人票を取り次いでくれます。完全無料で使えて、企業側の相談から全部サポートしてくれます。
無料で使えるんですね!秋田県産業労働部が窓口ですか?
直接の相談窓口は秋田県産業労働部 商工業振興課(TEL: 018-860-2241)ですが、プロ人材戦略拠点への相談もそちらで案内してもらえます。
わかりました。じゃあ採用が決まったら、すぐ補助金がもらえる感じですか?
手順としては少し複雑で、まず人材紹介手数料を支払ってから補助金を申請するという流れになります。採用決定後ではなく、実際に費用を支出してから申請する点に注意です。
1秋田県プロフェッショナル人材戦略拠点へ採用のニーズを相談する
2拠点が取り次いだ民間人材紹介事業者から候補者を紹介してもらう
3県外在住のプロフェッショナル人材を、秋田県内への移住を伴う形で正規雇用で採用する
5秋田県に対して補助金の交付申請を行う(令和9年2月末まで随時受付)
最初にプロ人材戦略拠点へ相談するのが大前提なんですね。その前に自分で人材紹介会社に登録しちゃったらNGですか?
そうです、対象外になります。必ず最初に秋田県の拠点へ相談して、そこ経由で紹介会社を使うという順番が絶対です。
この補助金で助成されるのは「民間人材紹介事業者に支払う紹介手数料」のみです。求人広告費、採用担当者の交通費、入社後の研修費などは対象外です。あくまで紹介手数料の負担を軽減する制度と理解しておきましょう。
令和8年度(2026年度)の募集は、令和8年4月1日から令和9年2月末まで随時受付です。ただし、予算がなくなり次第終了になるので早めが安心です。
随時受付なんですね。予算はどのくらいあるんですか?
予算の具体的な金額は公開されていませんが、「予算がなくなり次第終了」と明記されているということは、採用が進むと締め切りが早まる可能性があります。特にDX人材を採用予定の企業は早めに動いた方がいいですね。
年度途中で終わる可能性もあるんですね。では必要書類はどうすればいいんですか?
秋田県のホームページからチラシ・実施要領・募集要領・申請様式をダウンロードできます。様式に従って記入して提出する形です。
| 書類名 | 入手先 |
|---|
| チラシ(制度概要) | 秋田県HP(archive/71336) |
| 実施要領 | 同上 |
| 募集要領 | 同上 |
| 申請様式 | 同上(実施要領の様式) |
ところで、「正規雇用」じゃなくて副業的に専門家を活用したい場合はどうなりますか?
実はそれも秋田県は別制度で支援しています!「副業・兼業人材活用促進事業費補助金」という制度があって、県外の専門家と副業・兼業契約を結ぶ場合も別枠で支援が受けられます。
移住させるのが難しいケースでも使えるんですね!それは頭に入れておきたい情報です。
採用形態によって使う制度が変わるので、まず秋田県プロ人材戦略拠点に相談して、自社の状況に合う制度を案内してもらうのが一番スムーズですね。
県外のプロフェッショナル人材を活用するルートは2つあります。移住を伴う正規雇用なら「プロフェッショナル人材活用促進事業費補助金」、副業・兼業契約なら別の助成制度。どちらを使うべきか迷ったら、まず秋田県プロフェッショナル人材戦略拠点に相談しましょう。
この補助金を申請するときに、ありがちな間違いってありますか?
一番多そうなのは「先に人材紹介会社に登録して、後から拠点に連絡する」パターンです。拠点経由でない人材紹介会社からの紹介は補助対象外なので、必ず最初に拠点へ連絡してください。
あとは「県内在住の人を転職で採用した場合」も対象外です。あくまでも県外から移住してもらうことが条件なので、秋田県内に既に住んでいる人を採用しても補助されません。
そうです。もう一つ、実施期間の定義にも注意が必要で、補助対象の期間は「雇用契約締結日(または内定通知日)から、補助対象経費を支出した日まで」とされています。
以下のケースは補助対象外です。事前に確認してください。
・秋田県プロフェッショナル人材戦略拠点を経由せずに採用した場合
・採用時に県外に居住していない人材(県内在住の転職者など)
・正規雇用でない採用形態(契約社員、派遣など)
・紹介手数料以外の経費(広告費・研修費・交通費など)
FAQ的にいくつか教えてもらえますか?中小企業の定義って何ですか?
中小企業基本法に基づく中小企業が対象です。製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下、小売業なら資本金5,000万円以下または従業員50人以下、サービス業なら資本金5,000万円以下または従業員100人以下、というのが基本です。
個人事業主は原則として対象外です。ただし法人格があれば小規模事業者でも申請できますので、まず相談してみることをおすすめします。
補助金の制度上、何名分の申請ができるかは要領を確認する必要がありますが、複数名採用する場合は事前に秋田県の担当窓口へ相談することをおすすめします。
わかりました!改めて基本情報をまとめてもらえますか?
秋田県や関連機関を装った詐欺電話・SMSに注意してください。
・ATMで補助金の手続きを求められることは絶対にありません
・電話で個人情報や口座番号を聞かれた場合は詐欺を疑ってください
・不審に思ったら秋田県産業労働部(018-860-2241)へ直接確認しましょう
秋田県内の中小企業を支援する他の制度も確認しておきましょう。
| 制度名 | 概要 | リンク |
|---|
| 中小企業デジタル化導入支援事業費補助金 | DX推進のシステム導入費を補助 | 詳細を見る |
| 秋田県女性の正規雇用促進奨励金 | 女性を正規雇用した際に奨励金 | 詳細を見る |
| 若年女性に魅力ある職場づくり加速化事業費補助金 | 若年女性が働きやすい環境整備を支援 | 詳細を見る |
人材採用系とDX支援の制度が充実しているんですね!プロフェッショナル人材を採用しながら、DX補助金も組み合わせて使えたら最強ですね。
その通りです!秋田県は人口減少に悩む地域として、県外からの人材流入に積極的な県です。移住・定住促進と企業の成長支援を一体的に進めているので、こうした制度を上手に活用してほしいですね!