定時制・通信制の高校生が知っておきたい「教科書給付金」って何ですか?


佐藤
編集長
室谷さん、今日は秋田県の高校生向けの給付金の話を聞きたいんですが、「秋田県立高等学校定時制課程教科書及び通信制課程教科書学習書給与給付金」ってすごく長い名前なんですけど、一言で言うと何ですか?

室谷
代表取締役
ざっくり言うと、働きながら定時制や通信制の高校に通っている生徒が、教科書を買ったお金を全額返してもらえる制度です! 教科書の実費がそのまま給付されるので、「教科書タダ」という感覚に近いですね。

佐藤
編集長
えっ、全額なんですか! それは知らなかったです。対象はどんな生徒なんでしょうか?

室谷
代表取締役
大きく2つの条件があります。まず「秋田県立高等学校の定時制課程または通信制課程に在学していること」。それから「秋田県高校生等奨学給付金を受給していないこと」です。この2つをクリアした上で、さらに追加の要件があります。

佐藤
編集長
追加の要件というのはどういうものですか?

室谷
代表取締役
就労要件と呼ばれるものですね。具体的には次の5つのうちどれか1つに当てはまればOKです。当該年度で90日以上働いている、疾病等で働けない、心身障害で働けない、り災(災害)で経済的に修学困難、その他やむを得ない理由がある、という感じです。

佐藤
編集長
ほんとに? 病気や障害で働けない方も対象になるんですか!

室谷
代表取締役
そうなんです! 元々は「勤労学生」が対象の制度なんですが、働く意欲があっても事情でできない場合もきちんとカバーされています。秋田県の交付要綱(第2条)にも明記されていますよ。
対象者まとめ
以下の全てに該当する方が対象です。
- 秋田県立高等学校の定時制課程または通信制課程に在学していること
- 秋田県高校生等奨学給付金を受給していないこと
- 次のいずれか1つに該当すること
- 当該年度で90日以上就労している
- 疾病等により90日以上の就労要件を満たせない
- 心身障害により90日以上の就労要件を満たせない
- り災(災害)により経済的に修学が困難
- その他やむを得ない理由により就労要件を満たせない
いくらもらえるの? 全額返ってくるってどういうこと?

佐藤
編集長
「教科書等の額」って書いてあるんですが、これは実費ということですか?

室谷
代表取締役
そうです! 購入した教科書と通信教育用の学習図書の購入費用が、そのまま全額給付されます。交付要綱(第3条)では「支給を申請する年度に履修する授業又は受講のために要する教科書及び通信教育用学習図書の額」と定められています。

佐藤
編集長
定時制と通信制では教科書の種類が違うんですか?

室谷
代表取締役
違います! 定時制では各教科の教科書、通信制では教科書に加えて「通信教育用学習図書(学習書)」も対象になります。通信制の場合はNHK学園やZ会などのテキストみたいな学習書も含まれることがあります。

佐藤
編集長
えっ、通信制のほうが対象の本が多いんですか?

室谷
代表取締役
そうなんですよ。通信制は教材費がかかりがちなので、実費全額というのはかなり助かるはずです! 教科書の額は学校や科目、履修数によって異なりますが、実費がそのまま給付されます。
| 課程 | 給付対象 | 給付額 |
|---|---|---|
| 定時制課程 | 各教科の教科書 | 購入実費の全額 |
| 通信制課程 | 教科書 + 通信教育用学習図書 | 購入実費の全額 |

佐藤
編集長
金額の上限はないんですか?

室谷
代表取締役
交付要綱には上限の記載がないので、履修に必要な教科書等の実費相当が給付される仕組みです。ただし「履修する授業または受講のために要する」ものが対象ですから、余分に買った参考書などは対象外です。
こんな本は対象外です!
「履修に必要な教科書・学習書」が対象です。以下は対象になりません。
- 授業と関係のない参考書・問題集
- 授業で使用しない学習材料
- 文房具・ノート類
領収書を提出する際は、授業で使用するものかどうかを確認しておきましょう。
申請はどうやってするの? 手続きが難しそうですが……


佐藤
編集長
申請の手続きはどこでやればいいんですか?

室谷
代表取締役
在学している高等学校への提出です。窓口は役所ではなく「自分の高校」というのがポイントです! 学校の事務室などに相談してください。

佐藤
編集長
提出する書類は何が必要なんでしょうか?

室谷
代表取締役
3種類です。1つ目が「教科書学習書給与給付金申請書」、2つ目が就労要件等を証明する書類、3つ目が「教科書等の領収書」です。

佐藤
編集長
証明書類というのは、どんなものを用意すればいいですか?

室谷
代表取締役
状況によって変わります。90日以上就労している場合は就労証明書、疾病等の場合は診断書や医師の証明書、り災の場合は罹災証明書といった書類が必要になります。様式については「在学する学校にお問い合わせください」ということが公式サイトに明記されています。

佐藤
編集長
申請のタイミングはいつでもいいんですか?

室谷
代表取締役
申請期間については「在学する学校にお問い合わせください」という案内になっています。年度内に教科書を購入した後で申請するのが一般的ですが、各学校によってスケジュールが異なる可能性があります。早めに学校の先生や事務に確認しておくのがベストです!

佐藤
編集長
90日以上の就労って、どのくらいのペースで働けばいいんでしょうか?

室谷
代表取締役
1年を12か月として考えると、週4日以上コンスタントに働けば達成できる計算です。アルバイトでも問題ありません。就労証明書の発行は通常、勤め先の会社や事業主にお願いします。バイト先に「就労証明書を書いてほしい」と伝えれば対応してもらえるケースが多いです。
90日就労要件の考え方
1年(約365日)のうち90日以上就労していること。
- 週3日バイト × 30週以上 → OK
- 週2日 × 45週以上 → OK
- 連続90日でなくてもよい(年度内の合計日数)
就労証明書の発行は勤め先に依頼。様式は学校から入手できる場合があります。
「奨学給付金と何が違うの?」よくある疑問に答えます

佐藤
編集長
似た制度として「秋田県高校生等奨学給付金」があると思うんですが、今回の教科書給付金との違いは何ですか?

室谷
代表取締役
大きな違いは対象者と給付内容です。高校生等奨学給付金は主に低所得世帯(住民税非課税世帯等)を対象に、授業料以外の教育費として一定額を給付する制度です。給付額や要件の詳細は秋田県教育委員会に確認してください。

佐藤
編集長
じゃあ、今回の教科書給付金は?

室谷
代表取締役
教科書給付金は所得の条件がなく、就労しているかどうか(または就労できない正当な理由があるか)が要件です。給付額は定額ではなく教科書の実費。こちらのほうが「勤労学生」のための制度という性格が強いです。

佐藤
編集長
両方もらうことはできないんですか?

室谷
代表取締役
それが「奨学給付金を受給していないこと」が条件なので、同時には受給できません。どちらか一方を選ぶことになります。どちらが有利かは家庭の状況によりますので、学校の先生に相談してみてください。
| 制度名 | 主な対象 | 給付額 | 所得要件 |
|---|---|---|---|
| 教科書学習書給与給付金 | 定時制・通信制で就労している生徒 | 教科書等の実費 | なし |
| 秋田県高校生等奨学給付金 | 住民税非課税世帯等の生徒 | 定額(詳細は秋田県教育委員会HPで確認) | あり(非課税等) |
| 高校生等臨時支援金(公立) | 所得制限で就学支援金対象外の生徒 | 授業料相当額 | あり(高所得者向け) |

佐藤
編集長
同じ「教育支援」でもここまで違うんですか!

室谷
代表取締役
そうなんです。この3つはそれぞれ補完しあっていて、自分の状況に合った制度を選ぶのが重要です。複数制度を見比べてみてください!
申請期限はいつですか? 今すぐ動くべきですか?

佐藤
編集長
申請期限についての情報がよくわからないのですが、いつまでに申請すればいいんでしょうか?

室谷
代表取締役
秋田県の公式サイトにも「在学する学校にお問い合わせください」と書いてあります。年度単位で動く制度なので、年度末が一つの締め切りになりますが、各校で独自のスケジュールを設けている場合があります。

佐藤
編集長
それは早めに確認したほうがいいということですね?

室谷
代表取締役
そうです! 特に新入学の年は教科書購入が4月に集中しますよね。入学後すぐに学校事務室に「教科書給付金の申請はいつできますか?」と聞いておくのがベストです。領収書をなくすと申請できなくなるので、購入した時点から保管しておいてください。

佐藤
編集長
転学や転入した場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
転入した場合も、新しい在学校で申請することになります。転入前の学校での在学期間も含めて、年度内の就労日数が90日以上あれば要件を満たせると考えられますが、詳細は在学校に確認してください。
給付金詐欺にご注意ください!
この給付金は在学する高等学校を通じて申請します。
- ATMの操作を求められることは一切ありません
- 「代わりに申請してあげる」「手数料を払えば申請できる」というのは詐欺です
- 電話で個人情報や口座番号を聞いてくることは絶対にありません
- 不審に思ったら、在学校または秋田県教育庁高校教育課へ直接お問い合わせを
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 秋田県立高等学校定時制課程教科書及び通信制課程教科書学習書給与給付金 |
| 対象 | 秋田県立高等学校の定時制・通信制在学生(奨学給付金未受給、就労要件あり) |
| 給付額 | 教科書・学習書の購入実費全額 |
| 申請先 | 在学する秋田県立高等学校 |
| 申請期限 | 在学校に要確認 |
| 公式URL | https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/70956 |
| 問い合わせ | 教育庁高校教育課 TEL: 018-860-5161 |
お問い合わせ先
秋田県教育庁 高校教育課
TEL: 018-860-5161
FAX: 018-860-5808
E-mail: koukou@pref.akita.lg.jp
受付時間: 月曜日〜金曜日 8時30分〜17時15分(祝日・年末年始を除く)
まずは在学する高等学校の事務室にご相談ください。
この制度と一緒に確認したい関連給付金

佐藤
編集長
この給付金と合わせて確認しておくべき他の制度はありますか?

室谷
代表取締役
いくつかあります! まず秋田県高校生等奨学給付金(私立専修学校・各種学校)は、住民税非課税世帯向けの給付金で、教科書給付金と併給はできませんが要件が違うので自分がどちらに該当するか確認してみてください。それから高校生等臨時支援金制度(公立)は令和7年度限りの特別制度で、所得制限で就学支援金の対象外になっていた公立高校生が対象です。

佐藤
編集長
通信制に通っている方が大学進学を考えた場合は?

室谷
代表取締役
秋田県奨学金返還助成制度も後々役立つかもしれません。卒業後に秋田県内で就職した場合、奨学金の返還を最大60万円助成してもらえる制度です。今すぐではなくても、進学計画の参考にどうぞ!