専攻科って何?なぜ給付金があるの?

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、今日は「青森県公立高等学校等専攻科生徒奨学のための給付金」を教えてもらいたいんですが、そもそも「専攻科」ってなんですか? 高校とは違うんですよね?
室谷

室谷

代表取締役

そうです! 専攻科というのは、高等学校を卒業した後にさらに専門的な教育を受けるための課程のことです。看護学科だったり、農業・工業・商業などの専門学校に附設されている場合が多いですね。青森県でいうと、農業・水産・工業系の公立高校に設置されているケースがあります。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、高卒後にさらに学ぶ場所なんですね!
室谷

室谷

代表取締役

そうです。で、実はこの専攻科も教科書代や教材費が結構かかる。授業料については別の支援制度(専攻科修学支援金)があるんですが、授業料以外の費用、つまり教科書・教材費といった日常的な学習費用の支援が手薄だったんです。それを補うのがこの給付金です!
佐藤

佐藤

編集長

えっ、そんな制度があったんですか! 知らなかった!
室谷

室谷

代表取締役

意外と知られていない制度なんですよ。国が制度設計して、各都道府県が実施するという仕組みなので、青森県では「青森県公立高等学校等専攻科生徒奨学のための給付金」として運用されています。返還不要で、しかも収入条件を満たせばもらえる制度です。
佐藤

佐藤

編集長

返還不要! それは大きいですね。詳しく教えてもらえますか?

この給付金のポイント3つ

  1. 返還不要: 奨学ローンではなく給付型なので返す必要なし
  2. 授業料以外の費用をカバー: 教科書・教材費・通学費など学習費の軽減が目的
  3. 専攻科修学支援金とセット活用: 授業料支援(修学支援金)とこの給付金を組み合わせることで、費用負担を大きく減らせる

どんな世帯がもらえる?対象者を確認しよう

青森県専攻科給付金 対象者フロー図
青森県専攻科給付金 対象者フロー図
佐藤

佐藤

編集長

対象になるのはどんな家庭なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

まず大前提が2つあります。1つ目は「生徒が公立高等学校等専攻科に在学していること」。2つ目は「その生徒が高等学校等専攻科修学支援金の受給権者であること」です。修学支援金の受給権者でないと、この給付金も対象外になりますよ。
佐藤

佐藤

編集長

修学支援金が前提条件なんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。で、3つ目の要件として「生計維持者が青森県内に住所を有していること」。これが重要です。たとえば生徒が青森県内の学校に在学していても、保護者が他県に住んでいれば青森県からはもらえません。その場合は保護者の住所地の都道府県に確認してください。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ、青森出身で今は他県の専攻科に通っている場合はどうなるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

保護者が青森県内に住んでいれば、県外の学校でも対象になります! ただし申請先が変わります。県内在学なら学校経由、県外在学なら2026年12月28日までに直接、青森県教育庁学校施設課へ郵送という形になります。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、在学地じゃなくて保護者の住所地で判断するんですね。
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。で、所得の要件も確認しておきましょう。判定の基準は「令和8年7月1日現在(原則)の住民税所得割額の合算額」です。秋入学の場合はその入学日時点になりますが、通常は7月1日が基準日です。

この条件に当てはまると対象外になります

以下のいずれかに該当する生徒は対象になりません。

  • 退学・3か月以上の停学処分を受けている
  • 前年度の習得単位数が標準の5割以下
  • 前年度の出席率が5割以下
  • 1年間(4月1日〜翌3月31日)全期間休学中
  • 児童福祉法の措置費(見学旅行費・特別育成費)が支弁されている
  • 他の団体から同種の支援金を受けていて給付が不要と認められる場合
佐藤

佐藤

編集長

出席率や単位取得の要件があるんですね。これは厳しい!
室谷

室谷

代表取締役

ここは高校の奨学給付金と違う点です。専攻科は高校卒業後の課程なので、成績・出席に関する要件が設けられています。ただ実際には「出席率5割以下」というのはかなり極端な状況なので、普通に通学していれば問題ありません。

いくらもらえる?給付額を世帯区分別に確認

佐藤

佐藤

編集長

ズバリ、いくらもらえるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

世帯の所得割額によって3つの区分に分かれます。年額でざっくりいうと、最大で5万500円です!
世帯区分道府県民税+市町村民税 所得割額(合算)年額給付金
非課税世帯合算額が非課税50,500円
所得割額が一定以下の世帯105,500円未満10,100円
多子世帯(扶養する子3人以上)264,500円未満(ア・イを除く)10,100円
佐藤

佐藤

編集長

非課税世帯は5万500円、それ以外は1万100円なんですね。結構差がありますね!
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。これは国が決めた基準で、全国共通の設計になっています。非課税世帯は最大50,500円というのは大きくて、教科書代1〜2年分くらいはカバーできると思います。
佐藤

佐藤

編集長

多子世帯の10,100円というのは、非課税でも低所得でもないけど子どもが3人以上いる場合ということですか?
室谷

室谷

代表取締役

そうです! 所得割額が264,500円未満で扶養する子が3人以上いる世帯(ただし非課税・105,500円未満には該当しない世帯)が対象になります。子だくさんな家庭への配慮ですね。
佐藤

佐藤

編集長

年度途中から入学した場合や、家計が急変した場合はどうなるの?
室谷

室谷

代表取締役

新入生については「4月から6月分に相当する額を前倒し給付」という特例があります。4〜6月の3か月分を先払いしてもらえるんです。また、7月以降に家計が急変した世帯は、申請した月の翌月以降の月数に応じて算出した額が給付されます。随時申請できるので、家計が苦しくなったらすぐに学校か学校施設課に相談してください。

給付金の受取について

給付金は生計維持者(保護者)の口座に振り込まれます。また、委任状を提出すれば未納の学校徴収金等との相殺も可能です。学校に未払い費用がある場合は、給付金と相殺する手続きを学校に相談してみてください。

申請方法と必要書類を徹底解説

青森県専攻科給付金 申請フロー図
青森県専攻科給付金 申請フロー図
佐藤

佐藤

編集長

実際に申請するにはどうすればいいんですか?
室谷

室谷

代表取締役

申請先が「県内の学校に在学しているか」「県外の学校に在学しているか」で変わります。まず県内在学の場合を説明しますね。
佐藤

佐藤

編集長

県外在学の場合はどう違うんですか?
室谷

室谷

代表取締役

県外の場合は、学校ではなく青森県教育庁学校施設課へ直接郵送します。期限は2026年12月28日までです。また追加で「在学証明書」「専攻科修学支援金の受給資格を明らかにする書類」「退学・停学・出席率等の要件に該当しないことを示す書類」が必要になります。
佐藤

佐藤

編集長

書類が増えるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

学校を通さず直接やり取りするので、書類で全部証明する必要があるんです。準備が大変なので、早めに動くことをお勧めします!

必要書類まとめ

書類注意事項
給付金受給申請書正本のみ。コピー不可
扶養親族申告書正本のみ。コピー不可
個人番号カードの写し(マイナンバー関係)または課税証明書・非課税証明書等
振込先口座の通帳の写し表紙と裏表紙(見返し)の写し
在学証明書(県外在学者のみ)正本のみ
修学支援金受給資格証明書類(県外在学者のみ)専攻科修学支援金の受給権者であることを証明
出席率・単位等の証明書類(県外在学者のみ)退学・停学・出席率・単位要件の非該当証明
佐藤

佐藤

編集長

申請書と扶養親族申告書は正本のみ、コピー不可というのは気をつけないといけないですね!
室谷

室谷

代表取締役

そこは特に注意です! 書き間違えたら新しい用紙に書き直す必要があります。記入例が県の公式サイトに掲載されているので、必ず確認してから記入してください。

申請書類の正本・コピーについて

申請書(給付金受給申請書)と扶養親族申告書は正本のみ受付です。コピーは受理されません。ダウンロードした様式に直接記入し、控えが欲しい場合は提出前にコピーを取っておきましょう。

よくある疑問をQ&A形式で解決!

佐藤

佐藤

編集長

読者の方が疑問に思いそうなこと、他にありませんか?
室谷

室谷

代表取締役

そうですね、「高校生の奨学給付金と何が違うの?」という質問が多いと思うので整理しましょう。
比較項目高校生向け奨学のための給付金専攻科向け給付金(本制度)
対象公立高等学校等に在学する高校生公立高等学校等専攻科に在学する生徒
最大給付額年額143,700円(第1子以外の非課税世帯)年額50,500円(非課税世帯)
所得要件非課税世帯が主な対象非課税世帯+所得割105,500円未満+多子世帯
成績・出席要件なし(高校生は原則不問)あり(出席率・単位取得の要件がある)
支援金との関係就学支援金との連動専攻科修学支援金の受給権者であることが条件
佐藤

佐藤

編集長

高校生向けの方が給付額が多いんですね。
室谷

室谷

代表取締役

高校就学支援の制度が充実している分、専攻科は補足的な位置付けなのでそうなっています。でも非課税世帯なら5万500円、年間の教材費としてはかなり助かる金額だと思いますよ!
佐藤

佐藤

編集長

2人以上の子どもが専攻科に通っている場合はどうなるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

1人の生徒につき1件の申請が必要です。2人が専攻科に在学していれば、2件申請して、それぞれ給付金を受け取ることができます!
佐藤

佐藤

編集長

それは助かりますね。あと、「制服が壊れた・なくなった」場合の話もありましたが?
室谷

室谷

代表取締役

実はこの給付金では、災害等で制服が喪失・毀損した場合に再購入費の給付を受けられる特例もあります。詳細は学校施設課に問い合わせてください。

詐欺に注意!給付金を狙った詐欺の手口

佐藤

佐藤

編集長

最近、給付金を装った詐欺が多いみたいですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。奨学のための給付金を狙った詐欺の手口が報告されているので、注意が必要です!

給付金詐欺にご注意ください

  • 給付金の手続きでATMを操作させることはありません
  • 役所や学校が電話で口座番号・個人番号を聞くことはありません
  • 手数料や保証金を要求することはありません
  • 不審な連絡があった場合は、直接、在学する学校または青森県教育庁学校施設課(017-734-9873)に確認してください
佐藤

佐藤

編集長

絶対に気をつけないといけないですね。正規の申請は学校経由か直接郵送なので、電話でお金の話が来たら詐欺だと思っていい!
室谷

室谷

代表取締役

その通りです! 少しでも怪しいと思ったら、公式窓口に確認する癖をつけてください。

お問い合わせ先

青森県高校生等就学支援課(学事課) 電話: 017-734-9880(平日8:30〜17:15) 公式サイト: https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/education/g-gakuji/ 市(町村)立の高校・専攻科生は在学市町村へお問い合わせください。

基本情報まとめ

佐藤

佐藤

編集長

最後に基本情報をまとめてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

もちろんです!
項目内容
制度名青森県公立高等学校等専攻科生徒奨学のための給付金
対象者公立高等学校等専攻科に在学する生徒の生計維持者(青森県内在住、所得要件あり)
給付額非課税世帯:年額50,500円、所得割105,500円未満:年額10,100円、多子世帯(264,500円未満・子3人以上):年額10,100円
基準日原則2026年7月1日現在(秋入学はその入学日)
申請期限県内在学:各学校が定める期限、県外在学:2026年12月28日
申請先県内在学:在学する学校の事務室、県外在学:青森県教育庁学校施設課
返還不要
公式URL青森県公式ページ
問い合わせ青森県教育庁学校施設課 財務グループ TEL:017-734-9873
佐藤

佐藤

編集長

ありがとうございます! 専攻科に通っている子がいる家庭は、ぜひ申請を検討してみてください!

関連する給付金・支援制度も確認しよう

室谷

室谷

代表取締役

同じ青森県内には、別の教育支援の給付金もあります。お子さんの進学段階に合わせて確認してみてください!
佐藤

佐藤

編集長

他にも色々あるんですね! 進学の種類によって制度が違うから、自分に合ったものを確認するのが大事ですね!
室谷

室谷

代表取締役

奨学のための給付金シリーズは、高校生向け・専攻科向け・私立向けとそれぞれ別制度になっています。子どもの在学先に応じて適切な給付金を確認してください。

青森県の補助金・給付金一覧はこちらからも確認できます。 青森県の補助金・給付金一覧