室谷さん、千葉県が「中小企業成長促進補助金(第2弾)」っていう補助金を出しているって聞いたんですけど、これって最大3,000万円もらえるって本当ですか?
本当ですよ! 正確には補助対象経費の2分の1以内、上限3,000万円の制度です。設備投資が500万円以上必要になる中小企業さんに向けた、かなり大きな支援ですよね。
えっ、500万円以上! かなりスケールが大きいですね。どんな背景でこの補助金が生まれたんですか?
背景として、米国の関税措置の影響があります。サプライチェーンの変化などで中小企業の経営に様々な影響が出る中、積極的な賃上げや設備投資を行う意欲の高い事業者の成長を後押しする目的で作られた制度なんです。第1弾に続く、第2弾になります。
なるほど、時代背景がありますね! ちなみに第1弾と第2弾って何が違うんですか?
基本的な補助内容は同じ(補助率1/2、上限3,000万円)ですが、大きな違いが1点あって。第1弾で採択された中小企業者等は、第2弾への申請ができません。逆に言えば、第1弾に申請しなかった事業者には第2弾のチャンスがあるということです!
- 補助率・上限額は同じ(2分の1以内、上限3,000万円)
- 第1弾採択者は第2弾に申請不可(新規の事業者向け)
- 第2弾の補助事業実施期間は令和9年2月15日まで
申請フロー図解
じゃあ誰が申請できるんですか? うちの会社でも対象になりますかね?
基本条件はシンプルで、千葉県内に補助事業を実施する事業所を有する中小企業者等が対象です。個人事業主も含まれますよ。
個人事業主もOKなんですね! 中小企業って具体的にはどんな規模ですか?
中小企業基本法の定義に沿った規模の企業ですね。製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業なら資本金1億円以下または従業員100人以下が目安です。あと大企業の子会社(みなし大企業)は対象外になるので注意が必要ですね。
わかりました。で、補助対象になる「設備投資」ってどんなものですか?
生産性向上に資する設備投資が対象なんですが、具体的には3つの目的のどれかを達成するものでないとダメです。「省人化・業務効率化」「生産量の増大」「製品・サービスの高付加価値化」の3つですね。
省人化は今まで人手がかかっていた工程を機械化して、同じ量の仕事を少ない人数でできるようにすることです。生産量の増大は、今より短い時間や少ない工程で同量以上のものを作れるようになること。高付加価値化はDXやGXといった成長が見込まれる分野で革新的な製品・サービスを開発できるようになることですね!
なるほど! では補助対象になる「経費」は何ですか?
3種類あります。まず機械装置等の購入・製作・改良に要する経費。次に専用ソフトウェア・情報システム等の購入・構築に要する経費。それから、これら設備の使用場所への運搬・据付に要する経費が補助対象になります。
- 機械装置等の購入・製作・改良に要する経費
- 専用ソフトウェア・情報システムの購入・構築に要する経費
- 設備の運搬・据付に要する経費
補助金額テーブル
具体的な金額の話を聞きたいです。補助率が2分の1以内で上限3,000万円というのは、計算するとどうなるんですか?
例えば設備投資に1,000万円かける場合、その半分の500万円が補助されます。6,000万円の設備投資なら上限の3,000万円が補助されますね。
上限3,000万円ってことは、6,000万円以上の設備投資でも3,000万円しかもらえないわけですね。
そうです。逆に下限が500万円という点も重要で、補助金額が500万円を下回るような小規模な設備投資(1,000万円未満の投資)は対象外になってしまいます。
えっ、それは知らなかった! 補助金額が500万円以上になるような規模の設備投資じゃないとダメなんですね。
そうなんです。つまり最低でも1,000万円程度の設備投資が必要ということ。中規模から大規模な設備投資を考えている事業者向けの制度ですね!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
| 補助上限額 | 3,000万円 |
| 補助下限額 | 500万円 |
| 申請受付開始 | 令和7年10月1日(水)10時 |
| 申請受付締切 | 令和7年12月19日(金)17時 |
| 交付決定予定 | 令和8年1月末 |
| 補助事業実施期限 | 令和9年2月15日(月)まで |
申請期間が決まっているんですよね。これってもう終わってるんですか?
申請受付期間は令和7年10月1日から令和7年12月19日までなので、現時点(令和8年2026年4月)では申請受付は終了しています。今後同様の制度が展開される可能性があるので、千葉県の公式サイトや第3弾の情報をチェックしておくとよいですよ!
オンラインのみか。申請要領や書類はどこで手に入りますか?
専用ポータルサイトに申請要領や必要書類のサンプル・様式が掲載されています。ダウンロードして内容を確認してから申請書類を準備しましょう。
そうなんです! 申請した事業計画書について、専門家による書面審査があります。ここが重要なポイントで、審査に落ちると採択されないので事業計画書の完成度が大事です。
専用ポータルサイトのフォームから必要書類をアップロードして申請
交付決定通知書を受け取ったら設備の発注・購入を開始
令和9年2月15日までに設備導入・実績報告書を提出
7つのステップがあるわけですね。特に注意すべき点はありますか?
最大の注意点は「交付決定通知書」を受け取る前に発注・購入してはいけないということです! 交付決定前に購入した設備は補助対象外になります。見積書の作成依頼は交付決定前でもOKですが、発注・契約・支出は交付決定後に限られます。
それは重大なポイント! 早まって発注してしまったら補助金がもらえなくなるんですね。
完全にそうです。あと支払いも現金は不可で、銀行振込方式しか認められていません。小切手・手形・クレジットカードでの支払いも対象外なので要注意ですよ!
交付決定を受けたあとはどんなスケジュールで動けばいいですか?
交付決定後(令和8年1月末予定)から令和9年2月15日までが補助事業の実施期間です。この期間内に設備を導入して、令和9年2月15日までに実績報告書を提出する必要があります。
実績報告書の提出が間に合わなかった場合、交付決定通知書を受け取っていても補助金を受け取れません。これは絶対に守らないといけない期限です!
それは厳しいですね。採択後の義務は他にありますか?
補助事業終了後3年間は毎年「事業効果報告書」を提出する必要があります。あと補助金で購入した設備は「処分制限財産」として、一定期間は売却・譲渡・担保提供・廃棄などに制限があります。
| スケジュール | 時期 |
|---|
| 申請受付期間 | 令和7年10月1日〜12月19日17時 |
| 交付決定予定 | 令和8年1月末 |
| 補助事業実施期間 | 交付決定日〜令和9年2月15日 |
| 実績報告書提出期限 | 令和9年2月15日 |
| 事業効果報告書提出 | 補助事業終了後3年間(毎年度) |
| 書類保存期間 | 補助事業完了後5年間 |
採択後も5年間は書類を保管しないといけないんですね。会計検査院の検査もあり得るということで、書類管理が重要なわけですね。
まさに。国の補助金等と同様に、帳簿・証拠書類の保存は5年間が義務なので、補助金申請をするなら書類管理体制を整えておくことが大切ですよ!
書面審査で落ちてしまうケースはどんなパターンですか?
1番多いのが「事業者自身が検討していない事業計画書」を出してしまうケースです。外部のコンサルや支援機関に丸投げして作った計画書を提出すると、「事業者自らが検討していないこと」とみなされて不採択になります。
外部のアドバイスを受けること自体はOKですよ。ただ、事業者自身がちゃんと自社の経営を見つめ直して、自分の言葉で計画を書いていることが必要。「自分で考えていなかったことが発覚した場合」は評価に関わらず不採択になります!
内容が良くても自分で考えていなければ落ちるということですね。
そうです。もう一つ重要なのが「生産性向上の定義」に合った設備投資計画を書けるかどうかです。省人化・生産量増大・高付加価値化のいずれかの目的に合致した計画であることを、具体的な数値で示せると審査で有利になります!
例えば「この機械を導入することで、1日の生産量が現在の100個から150個に増加する(50%増)」とか「この工程を自動化することで、従業員2名の作業を1名で対応できるようになる」といった形で、生産性向上の効果を数値で示せると審査員に伝わりやすいですよ。
- 事業計画書を外部機関に丸投げして自分で内容を把握していない
- 生産性向上の効果を具体的な数値で示せていない
- 交付決定前に設備を発注・購入してしまう
- 他の国等の補助金と同一事業で重複申請している
- 申請内容に虚偽がある
読者の方からよくありそうな質問を聞いてみましょう。「個人事業主でも申請できますか?」
申請できます! 千葉県内に事業所があれば、個人事業主も対象ですよ。
「千葉県に本社があっても、補助事業の実施場所が他の都道府県の場合は?」
補助事業を実施する事業所(工場や事務所)が千葉県内にあることが条件です。本社が千葉でも補助事業の実施場所が他県の場合は対象外になりますので、注意が必要です。
「第1弾に申請して不採択だった場合、第2弾には申請できますか?」
これは申請できます! 第2弾に申請できないのは「第1弾で採択された」事業者のみです。第1弾に申請したが不採択だった場合は、第2弾への申請OKですよ!
それは重要な情報ですね。「申請書類は何を用意すればいいですか?」
いいえ、後払いです。補助事業を自費で遂行・完了した後、実績報告書を提出して審査を経てから補助金が支払われます。設備購入に必要な資金は自社で一時的に用意する必要があります。
| よくある質問 | 回答 |
|---|
| 個人事業主は対象? | 千葉県内に事業所があればOK |
| 第1弾不採択の場合は? | 第2弾に申請可能(第1弾採択者のみNG) |
| 補助金の支払いタイミング | 実績報告書提出・審査後の後払い |
| 設備購入前に申請OK? | 申請はOK。発注・購入は交付決定後のみ |
| 見積書は交付決定前に取得OK? | 見積書の依頼・受領は交付決定前でも可 |
わかりやすく整理できましたね。ちなみに問い合わせ先はどこですか?
- 中小企業成長促進補助金(第2弾)事務局(受託: 株式会社JTB)
- 電話: 0120-511-199(フリーダイヤル)
- 受付時間: 平日9時〜17時(土日祝・年末年始除く)
- 千葉県 商工労働部 経済政策課: 043-223-2789 / 2732
- 公式ページ
もちろんです! 千葉県中小企業成長促進補助金(第2弾)は、千葉県内で生産性向上に取り組む意欲的な中小企業者向けの制度で、設備投資の半分(最大3,000万円)が補助されます。申請受付期間は終了しましたが、今後の第3弾や同様の制度展開を見据えて、ぜひ制度の概要を把握しておいてください!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 正式名称 | 中小企業成長促進補助金(第2弾) |
| 実施主体 | 千葉県 商工労働部 経済政策課 |
| 対象者 | 千葉県内に事業所を有する中小企業者等 |
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
| 補助上限額 | 3,000万円(下限500万円) |
| 申請受付期間 | 令和7年10月1日〜12月19日 |
| 交付決定予定 | 令和8年1月末 |
| 事業実施期限 | 令和9年2月15日 |
| 申請方法 | 専用ポータルサイトからオンライン申請のみ |
| 問い合わせ | 0120-511-199(平日9時〜17時) |
| 公式URL | 千葉県公式ページ |
ありがとうございます! 千葉県内の中小企業さんには、次の公募があったときにぜひ活用してほしい制度ですね。関連する補助金・給付金情報も気になるところですが、室谷さんから他にも類似の制度があれば紹介してもらえますか?
千葉県には今回紹介した第2弾以外にも、中小企業向けの支援制度があります: