あわら市の創業支援、どんな制度なの?

佐藤
編集長
室谷さん、あわら市に「創業関連資金利子補給金交付制度」っていうのがあるらしいんですけど、名前が難しくてよくわからなくて。

室谷
代表取締役
ですよね(笑)。でも仕組みは結構シンプルなんですよ。簡単に言うと、日本政策金融公庫でお金を借りて創業した人の利子をあわら市が肩代わりしてくれる制度です。

佐藤
編集長
えっ、利子を市が払ってくれるってこと!?

室谷
代表取締役
そうなんです!融資を受けたときに払う利息の一部を「利子補給金」として市から受け取れるわけです。創業初期ってキャッシュが一番苦しい時期なので、利子の負担を減らしてくれるのはすごくありがたい仕組みですよ。

佐藤
編集長
なるほど!それって結構な金額になりますか?

室谷
代表取締役
最大で5年間、年1.2%相当の利子補給が受けられます。融資額500万円を上限として、支払利子の全額または年1.2%の利子相当額のどちらか少ない方が補給されます。

佐藤
編集長
5年間!けっこう長いですね。

室谷
代表取締役
そうですね。創業から5年間って経営が軌道に乗るまでの大事な期間なので、その間ずっとサポートしてくれるのは心強いと思いますよ。あわら市が「市内で創業する人を応援する!」って本気で取り組んでいる制度なんです。
利子補給金でいくらもらえるの?

佐藤
編集長
具体的にどれくらいの金額になるのか教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
わかりました。計算式はこうです。融資額に対して年1.2%か支払利子の全額のうち少ない方、それを最長5年間補給します。

給付額シミュレーション表

| 融資額 | 年間利子補給額(年1.2%の場合) | 5年間の合計補給額 |
|---|---|---|
| 100万円 | 約1万2千円 | 約6万円 |
| 300万円 | 約3万6千円 | 約18万円 |
| 500万円(上限) | 約6万円 | 約30万円 |

佐藤
編集長
500万円借りたら5年で30万円か〜!これは大きいですね!

室谷
代表取締役
ざっくり30万くらいですね。創業初期の備品購入や広告費に充てられる額が浮くわけですから、実質的にはかなり助かります。

佐藤
編集長
注意点はありますか?

室谷
代表取締役
はい、補給される金額は「支払利子の全額か年1.2%の利子相当額のどちらか少ない方」という点です。日本政策金融公庫の実際の金利が1.2%より低い場合は、支払利子の全額が補給されます。逆に1.2%より高い場合は、1.2%分だけが補給されて残りは自己負担になります。

佐藤
編集長
なるほど、金利によって計算が変わるんですね。

室谷
代表取締役
そうです。いずれにせよ、最大30万円近くの利子負担が軽減されることは変わりません。創業予定の方はぜひ活用してほしい制度です。次は対象者の要件を確認しましょう。
誰がもらえるの?対象者の要件を確認しよう

佐藤
編集長
で、誰でもこの制度を使えるんですか?

室谷
代表取締役
要件が4つあります。全部満たす必要があります。
利子補給金の対象者要件(4つ全て必要)
- 日本政策金融公庫の創業に関する融資(新規開業・スタートアップ支援資金等)を受けていること
- あわら市内に住所を有すること
- あわら市内で事業を始めようとする人または事業を始めて1年を経過していない人
- 市税等を完納していること(徴収猶予を認められている場合を含む)

佐藤
編集長
あわら市内に住所が必要なんですね。

室谷
代表取締役
そうです。あわら市内に住所を有していることが必須条件です。あわら市外に住んでいる方は対象外になります。

佐藤
編集長
「事業を始めて1年を経過していない人」ってどういうことですか?

室谷
代表取締役
つまり、創業前でもOKですし、すでに事業を始めていても1年以内の方は対象になるということです。「これから創業する」という方も、「先月創業した」という方も使えます。

佐藤
編集長
じゃあ、2年前に創業した人はダメってことですか?

室谷
代表取締役
そうなんです。残念ながら、事業開始から1年を超えてしまうと対象外になります。この制度は創業の最初のタイミングをサポートするものなので、気になる方はなるべく早めに確認してみてください。

佐藤
編集長
あと、市税の完納ってどう確認するんですか?

室谷
代表取締役
これはあわら市が確認してくれます。市税に滞納がある場合は対象外になりますが、徴収猶予の申請をして認められている場合はOKです。創業に向けて税務関係もきちんと整理しておくのが大事ですね。
対象となる融資はどれ?

佐藤
編集長
対象者の要件はわかりました。次に、どんな融資が対象なのか教えてください。

室谷
代表取締役
対象の融資は株式会社日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象金融機関 | 株式会社日本政策金融公庫(福井支店) |
| 対象融資 | 新規開業・スタートアップ支援資金(女性、若者/シニア起業家支援関連) |
| 融資の対象期間 | 平成28年4月1日以降に実行されたもの |
| 補給上限融資額 | 500万円 |
| 補給期間 | 融資の貸付日から5年以内 |

佐藤
編集長
「女性、若者/シニア起業家支援関連」って、これは対象が絞られているんですか?

室谷
代表取締役
そうなんです。日本政策金融公庫の中でも、この特定の融資メニューが対象になっています。正確には、融資を申し込む際に日本政策金融公庫の担当者に「あわら市の利子補給金を使いたい」と伝えると確認してもらえます。

佐藤
編集長
市に直接聞きに行くより公庫に聞いた方がいいんですか?

室谷
代表取締役
最初の相談はどちらでもOKですが、申請自体は日本政策金融公庫で融資を申し込む際に同時に行うという仕組みです。融資と利子補給の申請が一体化しているので、手続きが比較的簡単です。
申請方法と必要書類

佐藤
編集長
では実際に申請はどうするんですか?

室谷
代表取締役
手順はシンプルです。フローを図でまとめると、こうなります。

申請フロー図

1日本政策金融公庫 福井支店に相談・申し込み
創業関連資金(新規開業・スタートアップ支援資金)の融資申し込みをする。この際に利子補給金の申請も同時に行う
2必要書類を準備して融資審査
事業計画書や借入申込書などを準備。融資の審査と同時に利子補給の申請内容も確認される
3融資実行・公庫からあわら市商工会へ書類提出
融資が実行されると、日本政策金融公庫からあわら市商工会を経由してあわら市へ申請書類が提出される
4あわら市が審査・利子補給金を交付
あわら市が内容を確認し、利子補給金交付の決定を行う。その後、利子補給金が支払われる

佐藤
編集長
公庫に行くだけで、市への手続きが自動的に進むんですか!

室谷
代表取締役
そうなんです!これが便利なポイントで、申請者が直接あわら市役所に出向く必要はありません。公庫が商工会を経由してあわら市に書類を届けてくれる仕組みになっています。

佐藤
編集長
では必要書類も教えてください。

室谷
代表取締役
準備する書類は4つです。
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| 中小企業振興資金等利子補給金交付申請書 | 様式1(あわら市のホームページからダウンロード可) |
| 創業関連資金の借入申込書の写し | 日本政策金融公庫に提出するものと同じ |
| 返済予定表の写し | 日本政策金融公庫が発行するもの |
| 事業計画書 | 創業の内容を記載 |

佐藤
編集長
全部公庫での手続きに必要なものばかりですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。事業計画書なんかは融資審査でも必要なので、一緒に準備できます。別に難しい書類を用意する必要はありません。
申請期限・スケジュールの確認

佐藤
編集長
この制度はいつまで使えるんですか?

室谷
代表取締役
令和12年3月31日までに交付申請したものが対象です。令和12年は2030年なので、まだ数年使える制度です。
申請対象となる期間
- 対象融資: 平成28年4月1日(2016年4月1日)以降に実行されたもの
- 申請期限: 令和12年3月31日(2030年3月31日)まで
- 補給期間: 融資の貸付日から最長5年間

佐藤
編集長
じゃあ今から創業を考えている人も全然間に合うんですね。

室谷
代表取締役
全然間に合います!ただ、補給期間は「貸付日から5年以内」なので、融資を受けてから5年が経過すると補給が終わります。長く補給を受けたいなら、できるだけ早めに活用するのがいいですね。

佐藤
編集長
補給金ってどうやって受け取るんですか?口座振込ですか?

室谷
代表取締役
はい、あわら市から振り込まれます。利子補給金交付の決定通知が届いた後に、指定口座への振込となります。詳細な受け取り時期についてはあわら市商工労働課に確認してください。
よくある質問

佐藤
編集長
他にも気になる点があって。例えば、会社設立予定なんですが個人事業主でないといけませんか?

室谷
代表取締役
「あわら市内で事業を始めようとする人」という対象者要件なので、個人事業主に限定はされていません。ただし、日本政策金融公庫の対象融資(新規開業・スタートアップ支援資金の女性・若者/シニア起業家支援関連)の要件も満たす必要があるので、具体的な状況は公庫に確認するのが確実です。

佐藤
編集長
市外に引っ越した場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
これはあわら市商工労働課に確認が必要です。補給期間中に市外に移転した場合の取り扱いは個別に判断されます。いずれにせよ、移転を検討している場合は事前に相談してください。

佐藤
編集長
融資が否決になった場合は?

室谷
代表取締役
融資が実行されないと利子補給も受けられません。この制度はあくまで融資の利子を補給するものなので、まず公庫の審査を通過することが前提です。

佐藤
編集長
なるほど〜。じゃあ事業計画書をしっかり作るのが大事ですね!

室谷
代表取締役
そうです!事業計画書の完成度が融資審査の結果に直結します。あわら市商工労働課や日本政策金融公庫では事前相談も受け付けているので、いきなり申し込むより相談から始めた方がスムーズです。
給付金詐欺にご注意ください
- あわら市が電話で口座番号や個人情報を聞くことはありません
- ATMや電話で利子補給金の手続きは絶対にできません
- 「代行申請」「手続きを手伝う」という業者には注意が必要です
- 不審な連絡があった場合は、あわら市商工労働課(0776-73-8030)に直接確認してください
この制度を活用するためのポイント

佐藤
編集長
最後に、この制度を上手く活用するコツを教えてください!

室谷
代表取締役
ポイントは3つです。まず、創業1年以内という期限があることを念頭に置いて早めに動くこと。

佐藤
編集長
「もう少し準備してから」と思っている間に1年が過ぎることもありますよね。

室谷
代表取締役
本当にそうなんです(笑)。2つ目は、最初から日本政策金融公庫に「あわら市の利子補給制度を使いたい」と伝えること。これを言い忘れると手続きが漏れる可能性があります。

佐藤
編集長
なるほど、最初からセットで言うのが大事なんですね。

室谷
代表取締役
そうです!3つ目は、事業計画書をしっかり作ること。融資審査に通らないと利子補給も受けられないので、計画書の完成度が全ての出発点です。あわら市商工労働課でも相談できるので、まずは電話でアポを取ってみることをお勧めします。

佐藤
編集長
室谷さん、わかりやすく教えてくれてありがとうございました!あわら市で創業を考えている人には本当に役立つ制度ですね。

室谷
代表取締役
ぜひ活用してほしいです!創業は大変なことも多いですが、こういう制度を上手く使って、しっかりスタートを切ってほしいですね!
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | あわら市創業関連資金利子補給金交付制度 |
| 対象者 | あわら市内在住で市内創業予定または創業1年以内の人 |
| 補給額 | 支払利子の全額または年1.2%相当額のいずれか少ない額 |
| 上限融資額 | 500万円 |
| 補給期間 | 融資の貸付日から最長5年間 |
| 申請期限 | 令和12年3月31日まで |
| 申請先 | 日本政策金融公庫 福井支店(融資申し込み時に同時申請) |
| 問い合わせ1 | あわら市商工労働課 TEL: 0776-73-8030 |
| 問い合わせ2 | 日本政策金融公庫 福井支店 国民生活事業 TEL: 0776-33-1755 |
| 公式サイト | あわら市公式ページ |
あわら市の他の支援制度も確認しよう

佐藤
編集長
あわら市には他にも支援制度があるんですか?

室谷
代表取締役
ありますよ!あわら市では創業支援以外にも、結婚や新生活をサポートする制度があります。例えばあわら市結婚新生活支援事業(新婚カップルの住宅取得・引越し費用を支援)やあわら市早婚夫婦支援事業(若年での結婚を応援)といった制度が用意されています。

佐藤
編集長
創業支援だけじゃなく、生活面の支援もあるんですね!

室谷
代表取締役
あわら市は定住促進や創業支援に力を入れている市なので、いろいろな制度が用意されています。福井県内の他の給付金・補助金は福井県の補助金・給付金一覧からもご確認ください!