北海道の上川町で家を建てると最大250万円の補助金がもらえるって聞いたんですが、それって本当ですか?
本当ですよ!「上川町住宅建築促進支援事業補助金」という制度で、新築した住宅に対して基本額100万円を上限に、さらに移住・子育て・定住などの条件で加算が受けられる制度です。
えっ!基本で100万円もあって、さらに加算があるんですか!
そうなんです。基本額は建設費の20分の1以内(最大100万円)で、そこに移住加算100万円・Uターン加算50万円・定住加算30万円・町内事業者加算50万円・子ども加算(1人あたり30万円)が上乗せされます。これらを全部足した最大額が250万円になります。
北海道の山あいの町ですよね。なんでこんなに手厚い支援があるんですか?
上川町は北海道の中央部、大雪山系の麓にある人口約3,000人の町です。2025年12月18日に公式ページが更新された最新情報によると、「安全・安心で快適な住環境の確保と子育て世帯を中心とした移住・定住を促進する」ことが目的です。人口減少が続く地方の町にとって、新しい住民を呼び込むことは非常に重要な施策なんです。
なるほど!移住を考えている人には魅力的ですね。では具体的に誰がもらえるのか教えてください。
上川町住宅建築促進支援事業補助金 補助金額の内訳
公式ページに書いてある対象者の条件を確認すると、まず「上川町内に住宅を新築する個人で、補助金の交付を受けた日から5年以上定住する意思のある方」が基本条件です。それに加えて、居住する地域の町内会組織に加入することも必須になっています。
そうです。町としては長く住んでほしいわけですから。あとは「公共事業により補償を受けて新築するものでないこと」「申請者と同一世帯の全員が公租公課に滞納がないこと」「暴力団員等でないこと」が条件です。固定資産税などの滞納がある場合は申請できないので注意が必要です。
そうなんです。補助対象となるのは「住宅の新築に要した費用(消費税含む)が1,000万円以上のもの」に限られます。1,000万円未満の場合は対象外です。ただし、他の機関から補助金を受けた場合はその分を差し引いた額で計算します。
- 車庫・門扉・塀・造園などの外構工事
- 太陽光発電設備工事
- 融雪槽・ロードヒーティング等の融雪対策工事
住宅本体の費用のみが対象です。外構や設備工事は除外されるので、契約前に費用を分けて確認しておきましょう。
外構や太陽光は対象外なんですね。それは計算するときに注意が必要ですね。じゃあ、各加算の条件をもう少し詳しく教えてもらえますか?
移住加算が100万円というのは、上川町に来たことがない人が対象ですか?
正確には「上川町へ居住したことがない方で、上川町へ移住して定住の意思を示し3年以内に住宅を新築する方」が移住加算100万円の対象です。上川町に引っ越してから3年のうちに家を建てれば対象になりますよ。
Uターン加算50万円は「過去に5年以上本町に居住していた方で、上川町に転入して定住の意思を示し1年以内に住宅を新築する方」が対象です。昔住んでいた人が戻ってくる場合の支援ですね。移住加算とUターン加算は両方の要件を同時に満たすことはないので、どちらか該当する方が適用されます。
定住加算30万円は「1年以上町内の公営住宅または賃貸物件等に居住しており、住宅を新築する方」が対象です。町内の賃貸に1年以上住んでから家を建てると、追加でもらえる仕組みです。
子ども加算は1人30万円ということは、2人いれば60万円ですか?
そうです!子ども加算は「高校生以下の子どもが同居する場合、子ども1人につき30万円」の加算です。ただし、1年以内に転出する予定の場合は対象外となります。子どもが2人いれば60万円、3人なら90万円になりますが、合計で上限250万円を超えることはありません。
| 加算の種類 | 要件 | 加算額 |
|---|
| 基本額 | 建設費の1/20以内 | 最大100万円 |
| 子ども加算 | 高校生以下の同居の子ども(転出予定は除く) | 1人30万円 |
| 移住加算 | 上川町への移住後3年以内に新築 | 100万円 |
| Uターン加算 | 過去5年以上居住し、転入後1年以内に新築 | 50万円 |
| 定住加算 | 1年以上町内賃貸等に居住後に新築 | 30万円 |
| 町内事業者加算 | 町内の工務店・建設会社で建築 | 50万円 |
| 合計最大 | | 250万円 |
町内事業者加算50万円というのは、上川町内の建設会社を使うと加算されるんですね!
そうです。町内の事業者を使うことで地域経済の循環にもなりますから、この加算があるわけです。例えば、移住してきて(100万円)、町内の建設会社で建てて(50万円)、子どもが1人いれば(30万円)、基本額(100万円)と合わせてざっくり280万円…ただし上限250万円という計算になります!
上限があるんですね。加算を全部足したら250万円を超えることも考えられますね。どうやって申請するのか、次に教えてください。
上川町住宅建築促進支援事業補助金 申請フロー
ポイントは「必ず工事着工前に申請する」ことです。公式ページにも書いてあるとおり、着工前に交付申請書と必要書類を役場の「未来想造課 地域デザイン係」に提出して、交付決定を受けてから着工する流れになっています。
そうです。申請を忘れて工事を始めてしまうと、補助金がもらえなくなる可能性があります。これは絶対に守ってほしいルールです。
1着工前に「交付申請書」と必要書類を上川町役場・未来想造課 地域デザイン係に提出
4工事完了後30日以内に「実績報告書」と必要書類を提出
交付申請時には次の書類が必要です。交付申請書(公式サイトからPDFをダウンロード)と定住宣誓書、世帯全員の住民票、世帯全員の納税証明書、付近見取図・配置図・各階平面図・立面図、確認済証の写し、工事請負契約書と工事内訳書の写しが基本セットです。
さらにUターン加算を申請する場合は、過去の居住歴を確認できる書類(住民票または戸籍の附表)が追加で必要です。定住加算を申請する場合は、現在居住している賃貸借物件の賃貸借契約書の写しも必要になります。
補助金の申請は随時受付ですが、交付申請書を提出した年度内(3月31日まで)に実績報告書を提出することが条件です。年度をまたいでの申請は認められません。また予算額に達した時点で受付終了になるので、早めの申請をおすすめします。
年度内に全部完了させないといけないんですね。着工が遅れると報告書の提出が間に合わないこともありそうです。実績報告書の書類も教えてもらえますか?
工事完了後の実績報告時には、実績報告書と住民基本台帳閲覧承諾書のほか、工事の領収書の写し、工事完了後の写真、検査済証の写し、新築した住宅の登記事項証明書が必要です。登記にも時間がかかりますので、年度末ギリギリに完成しても間に合わない可能性があります。余裕を持ったスケジュール管理が大切ですね。
住宅金融支援機構のフラット35も使えると聞いたんですが?
実は上川町はフラット35と連携していて、一定の条件を満たす方はフラット35の金利が当初5年間、0.25%引き下げられる制度も利用できます。これは2018年10月1日から始まった「フラット35子育て支援型・地域活性化型」という仕組みです。
マジですか!補助金250万円に加えて、ローン金利まで下がるんですか!
そうなんです。対象になる要件のひとつが若年子育て世帯や、町外からの転入者など。この補助金の交付を受ける方で一定条件を満たす場合に適用されます。手続きとしては、ローン借入契約までに上川町から「利用対象証明書」の交付を受けて、金融機関に提出する必要があります。
250万円の補助金とフラット35の金利優遇の組み合わせは強力ですね!
移住・定住をサポートする政策として、上川町はかなり力を入れているんですよ。他にも移住支援金(UIJターン就業支援)や賃貸住宅支援、空き家改修補助など、町ぐるみで移住者を支援する体制が整っています。
これは重要なポイントです。補助金交付額の確定日から5年以内に正当な理由がなく転出した場合、または住宅を売買・賃貸した場合は補助金の全部または一部を返還しなければなりません。ご家族の都合など正当な理由がある場合は個別に相談できますが、原則として5年間は上川町に住み続けることが前提です。
それともう一点。子ども加算を受けた場合は特別な注意が必要です。「子ども加算に該当する子どもが、実績報告日から1年を経過しない期間に町外へ転出した場合」も返還の対象になります。例えば大学進学で子どもが転出した場合なども該当するかもしれませんので、詳細は役場に確認してください。
- 5年以内に正当な理由なく町外へ転出した場合
- 5年以内に補助を受けた住宅を売買・賃貸した場合
- 子ども加算の子どもが実績報告日から1年以内に町外転出した場合
補助金の交付を受けたら、5年間の定住義務があります。転勤などの可能性がある方は事前に役場にご相談ください。
ちゃんと理解してから申請しないといけませんね。返還リスクも把握したうえで、この補助金を有効活用する方法をまとめてもらえますか?
250万円満額もらうための条件って、どんな組み合わせになりますか?
一番多くもらえるパターンを考えると、「上川町に移住して(移住加算100万円)、1年以上賃貸に住んでから(定住加算30万円)、町内の事業者で家を建て(町内事業者加算50万円)、基本額100万円」で計280万円になりますが、上限250万円です。そこに子どもがいればさらに加算されますが、上限は同じ。
なるほど!組み合わせ次第でいろんな申請パターンがあるんですね。
注意点として、移住加算とUターン加算は同時には申請できません。どちらか一方が適用されます。初めて上川町に来る方は移住加算(100万円)、過去5年以上上川町に住んでいた方はUターン加算(50万円)という判断になります。
そうなんです。町としては「新しい住民を増やしたい」という思いが強いのでしょう。とはいえUターン加算も50万円ありますから、戻ってくる方へのウェルカム感も十分あります。
- パターンA(移住者・子あり・町内業者): 基本100万円 + 移住100万円 + 定住30万円 + 町内業者50万円 = 280万円 → 上限250万円
- パターンB(Uターン・子あり・町内業者): 基本100万円 + Uターン50万円 + 子ども60万円(2人)+ 町内業者50万円 = 260万円 → 上限250万円
- パターンC(定住者・子あり): 基本100万円 + 定住30万円 + 子ども60万円(2人)+ 町内業者50万円 = 240万円
上限250万円に達するケースが多いですが、組み合わせによってはちょうど250万円未満になることもあります。
ありがとうございます!最後に問い合わせ先を教えてください。
問い合わせ先は上川町役場の未来想造課なんですね。変わった名前ですね!
そうなんです(笑)。地域デザイン係というのも含め、移住・定住に力を入れている町らしい名前ですよね。電話番号は01658-2-4063、メールは
teiju@town.hokkaido-kamikawa.lg.jpです。具体的な状況(移住のタイミングや子どもの人数など)を伝えて相談すると、自分がどの加算に該当するかを丁寧に教えてもらえますよ。
北海道移住を考えている方には本当に魅力的な制度ですね!
上川町は大雪山の自然に囲まれた環境で、耐雪機能を持った住宅づくりが必要な地域です。その分、住宅取得コストも考慮した制度になっているんだと思います。北海道での移住や定住を検討されている方、ぜひ上川町の公式サイトをチェックしてみてください!
- 上川町の補助金を名乗る電話で口座番号やカードの暗証番号を聞くことはありません
- ATMの操作を求めることは絶対にありません
- 申請は必ず役場窓口(未来想造課)か公式書類で行ってください
- 不審な連絡があった場合は、役場(01658-2-1211)に確認してください
移住・定住支援は各自治体がそれぞれ工夫していますから、複数の地域を比較してみるのもいいと思います。
北海道の給付金・補助金一覧でほかの市区町村の支援もまとめて確認できますよ。上川町以外の北海道の市区町村でも、さまざまな移住・住宅支援が設けられています。