川崎市が介護の資格取得にかかる研修費用を全額補助してくれる制度があるって聞いたんですが、どんな制度なんですか?
「川崎市介護職員初任者研修受講・就労促進事業」と「川崎市実務者研修受講・就労促進事業」という二本立ての給付金です! 簡単に言うと、初任者研修か実務者研修を修了して、川崎市内の介護事業所で3か月以上働いている人に、受講料を全額返してもらえる制度ですね。
令和4年(2022年)4月1日以降に研修を開始した方であれば、テキスト代も実習費も含めて全額が補助の対象になります。金額の上限は定められていないので、たとえば実務者研修で20万円以上かかっても、全額戻ってくるんです!
えっ、それはすごい! 川崎市が介護人材の確保に本気を入れているということですか?
まさにそうです。全国的に介護人材の不足が深刻化しているなかで、川崎市は介護職員の増加と定着を図るため、資格取得にかかるコストを市がまるごとカバーする形にしたんです。「お金がかかるから介護の資格を取るのをためらっている」という方の背中を押す制度ですね。
なるほど、資格を取って川崎の事業所で働いてくれれば、お金は後から戻ってくるということですね。では、具体的に誰が対象になるのか聞いていいですか?
対象者判定フローチャート
対象者の要件が複数あるみたいですが、まず基本的な条件を教えてください。
研修の種類によって条件が少し違いますが、共通の要件からお話ししましょう。まず初任者研修または実務者研修を修了していること、そして研修修了日から1年以内に申請すること、この2点が大前提です!
そうです。研修を修了してから放置しちゃうと対象外になってしまうので注意が必要です。次に就労条件ですが、川崎市内の介護保険サービス事業所または障害福祉サービス事業所に、介護職として同一の事業所で3か月以上継続して就労していることが必要です。
3か月以上の継続就労が必要なんですね。3か月に達していれば申請していいと。
そうです。さらに、申請時点でその就労が継続中であり、今後1年以上は続ける見込みがあることも条件になります。あとは事業所に直接雇用されていることが必須で、派遣社員の方は原則対象外です。
派遣は対象外なんですか。正社員や非常勤職員は大丈夫ですか?
常勤・非常勤の区別は問いません! パートタイムで働いている方も要件を満たせば対象です。ただし派遣社員はNGです。そして重要な点として、雇用主や他の機関からすでに同じ研修費用の補助を受けていないことも条件になります。二重取りはできません。
これが太っ腹なところで、外国籍の方も、川崎市外在住の方も、要件さえ満たしていれば対象になります! 「川崎市に住んでいないとダメ」というわけではないんです。勤務先が川崎市内の事業所であれば申請できます。
初任者研修の場合は、実務者研修にはない追加要件があります。
- 就業開始日が申請日前1年以内であること(実務者研修にはこの要件なし)
つまり、初任者研修の場合は「研修修了から1年以内」かつ「就業開始から1年以内」という二重のタイムリミットがあります。修了してからすぐに申請する習慣をつけておきましょう。
初任者研修は注意が必要なんですね。それと対象外の事業所というのはありますか?
はい、住居型有料老人ホームは対象外です。介護付き有料老人ホームは対象なので混同しないようにしてください。あとは登録ヘルパーなど、就業形態が特殊な場合は「実働開始日」を就業開始日として計算します。
細かい条件がいくつかありますね。対象者をまとめると何パターンありますか?
大きく分けて5つの要件チェックポイントがあります。就職する前に確認しておくと安心ですよ。では続いて補助の具体的な金額と定員についてお話しします!
金額が「全額」というのはわかったのですが、定員があると聞きました。
そうです! 令和8年度の補助予定人数は、初任者研修が30人、実務者研修が100人となっています。先着順の受付で、定員に達した時点で期限前でも終了になります。
| 研修種別 | 補助内容 | 令和8年度定員 |
|---|
| 介護職員初任者研修 | 受講料の全額(テキスト代含む) | 30人 |
| 実務者研修 | 受講料の全額(テキスト代含む) | 100人 |
そうなんです! 初任者研修はカリキュラムが比較的短く、研修機関も多いので受講者数が実務者研修より少ない見込みなんだと思います。でも30人はすぐ埋まる可能性があるので、要件を満たしたらすぐ申請が鉄則です。
実務者研修の100人はちょっと多いですね。実務者研修ってどんな資格なんですか?
実務者研修は介護福祉士の国家試験の受験資格を得るために必要な研修です。研修期間は6か月程度、費用も10万円から20万円以上かかることが多い。それを全額補助してくれるのはかなり大きいですよ! ケアマネジャーや介護福祉士を目指す方にとっては見逃せない制度です。
お金の問題で資格取得を諦めていた人には本当に助かりますね。申請方法も教えてもらえますか?
申請の流れ(全4ステップ)
申請方法は2通りあります。一つはオンライン申請で、川崎市簡易版電子申請サービス(Logoフォーム)からスマホやPCで申請できます。もう一つは郵送です。窓口に直接行く必要はありません!
| 書類 | 備考 |
|---|
| 申請書(第1号様式) | 川崎市HPからダウンロード |
| 就業証明書(第2号様式) | 事業所長または運営法人代表者が記入・押印 |
| 受講期間の確認ができる書類 | カリキュラム表・受講証など |
| 受講料の領収書の写し | 支払いを証明するもの |
| 研修修了証明書の写し | 修了証のコピー |
就業証明書が第2号様式って、事業所長さんに記入してもらう書類ですよね。どれくらい時間がかかりますか?
事業所によって違いますが、1週間から2週間かかることもあります。発行日が申請日の1か月以内のものが必要なので、就業証明書の記入依頼は余裕を持って早めに行動しましょう!
就業証明書の書式は事業所独自のものではダメですか?
必ず市の第2号様式を使わなければいけません。事業所指定の書式は認められませんので注意してください。川崎市のホームページからWord版とPDF版が入手できます。
- 川崎市が指定する第2号様式を使うこと(事業所独自の書式は不可)
- 記入日が申請日から1か月以内であること
- 事業所長または運営法人の代表者の証明が必要
- 書類に不備があると受付されないので、事前に担当課に相談するのがおすすめ
郵送先は〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地、川崎市健康福祉局高齢者事業推進課です。「必着」なので郵便局の消印ではなく、指定期日までに届くように余裕をもって発送してください。
令和8年度(2026年度)の申請期限は令和9年(2027年)3月12日(金)必着です! ただし先着順なので、補助予定人数に達した場合はその時点で受付終了になります。
特に初任者研修は定員30人ですから、3月を待たずに締め切りになる可能性もありますね。
そうです。要件を満たした時点でなるべく早く申請するのが正解です。「まだ早い」と思って放置していたら枠が埋まってしまったというケースは少なくないですよ。
川崎市を名乗った不審な電話や郵便物が来た場合は注意してください。
- 川崎市がATMでの手続きを案内することはありません
- 電話で口座番号や暗証番号を聞くことはありません
- 「手続きのため先にお金を払って」と言われたら詐欺です
不審に思ったら、川崎市健康福祉局高齢者事業推進課(TEL 044-200-2652)に直接電話で確認してください。
詐欺には要注意ですね。では、補助金はいつ振り込まれるんですか?
申請後、書類審査を経て振込となります。申請からおおよそ1か月から2か月程度かかることが多いです。振込先は申請時に指定した個人の口座になります。事業所が代わりに受領することはできません。
個人に直接振り込まれるんですね。では、雇用主が受講料を立替払いしてくれていた場合はどうなりますか?
立替払いの場合は追加の証明書類が必要です。事業者が受講料を支払ったことを証する書類と、受講者本人が立替分を事業者に支払ったことを証する書類の両方が必要になります。この場合は申請前に担当課に相談することをおすすめします。
担当課に寄せられる質問で多いものをご紹介しますね!
| 質問 | 回答 |
|---|
| 外国籍でも対象? | 要件を満たせば対象 |
| 川崎市外に住んでいても対象? | 勤務先が川崎市内ならOK |
| 研修費用を分割払い中の場合は? | 申請時点で支払い済みの金額が対象 |
| 住居型有料老人ホームは対象? | 対象外(介護付き有料老人ホームはOK) |
| 研修費を会社が負担した場合は? | 受講者本人が実質負担した証明が必要 |
分割払いの場合は、申請時点で支払いが完了している金額が補助対象になります。残りの分割払いが終わったあとでも、研修修了から1年以内であれば追加申請もできるか担当課に確認してみてください。ケースバイケースなので直接相談が一番確実です。
やはり個別のケースは担当課に問い合わせるのがベストですね。
そうです! 担当課の方々はとても丁寧に対応してくれますよ。疑問は早めに解消しておきましょう。
- 介護業界に転職したいが研修費用が心配 → 最大数十万円が戻ってくる
- 実務者研修で介護福祉士を目指したい → 定員100人と多く申請しやすい
- 川崎市内で働いているが川崎市外に住んでいる → 問題なく対象!
- 外国籍で介護業界に入りたい → 要件を満たせば国籍不問で対象!
- パートタイムや非常勤で働いている → 常勤・非常勤問わず対象!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 川崎市介護職員初任者研修・実務者研修受講料補助金 |
| 対象者 | 川崎市内の介護・障害福祉事業所に直接雇用され3か月以上継続就労の方 |
| 補助額 | 受講料の全額(テキスト代含む) |
| 令和8年度定員 | 初任者研修30人・実務者研修100人(先着順) |
| 申請期限 | 令和9年3月12日(金)必着 |
| 申請方法 | オンライン(Logoフォーム)または郵送 |
| 問い合わせ先 | 川崎市健康福祉局高齢者事業推進課 TEL 044-200-2652 |
| 公式ページ | 川崎市公式ホームページ |
川崎市健康福祉局高齢者事業推進課
TEL 044-200-2652
郵送先: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
川崎市公式ホームページ
ありがとうございました! 川崎市で介護職に就いている方、または就こうとしている方は絶対にチェックしておくべき制度ですね。
そうですね! 「研修費用が高くて諦めた」という方にもう一度チャンスが来る制度です。要件を満たしたらすぐに申請書類の準備を始めてください。
ありますよ! 介護職員向けにはこの補助金の他に、川崎市は介護職員の家賃支援事業も行っています。また、川崎市全般の給付金も多数ありますので、ぜひ確認してみてください。川崎市のその他の給付金を以下にまとめました。神奈川県エリア全体の給付金は
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