愛媛県の中小企業がDXに挑戦できる補助金

佐藤
補助金エージェント編集長
室谷さん、愛媛県の中小企業がDXを進めようとしたとき、費用がかさんで踏み出せないって声をよく聞くんですよね。そういった企業を支援する補助金って、愛媛にあるんですか?

室谷
代表取締役
ありますよ!令和7年度愛媛県産業DXモデル横展開事業費補助金、これがまさにそのための制度です。DXに必要な設備投資やシステム導入の費用を補助対象経費の2分の1以内まで補助してくれる、かなり使いやすい制度なんです。

佐藤
補助金エージェント編集長
へえ、2分の1!それって上限はいくらくらいですか?

室谷
代表取締役
2種類のタイプがあって、それぞれ上限が違うんです。大きい方は最大1,000万円まで、もう一方は最大100万円まで。どちらも補助率は2分の1なので、たとえば2,000万円の設備投資なら最大1,000万円が補助されるイメージです。

佐藤
補助金エージェント編集長
1,000万円って、かなり大きいですね!でも「2種類のタイプ」っていうのは、どういうことですか?

室谷
代表取締役
これが面白いところで、補助金の類型が「フラグシップモデル導入型」と「トライアングルエヒメモデル導入型」の2つに分かれているんです。どちらを選ぶかで、補助上限も申請のハードルも変わってきます。それを含めて詳しく見ていきましょう!
2種類の補助類型を徹底比較


佐藤
補助金エージェント編集長
2つのタイプ、具体的にどう違うんですか?

室谷
代表取締役
2つのタイプを見ていきましょう。まずフラグシップモデル導入型は、愛媛県が選定した「DXフラグシップモデル事例」を参考に、自社の課題をDXで解決する取り組みが対象です。補助上限が1,000万円と大きく、機械装置・システム構築費・クラウドサービス利用費など多様な経費が対象になります。

佐藤
補助金エージェント編集長
「フラグシップモデル事例」って、具体的にどんな事例があるんですか?

室谷
代表取締役
たとえば造船会社が経理業務をデジタル化して予算制度を導入した事例とか、金網メーカーが少量多品種の生産管理システムを自社で構築した事例とか、令和4年度から令和6年度の採択事業が参考例として公開されています。「うちの会社もこういうことをやりたい」と照らし合わせながら計画を立てる感じですね。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど、先行事例があるんですね。もう1つのトライアングルエヒメモデル導入型はどうですか?

室谷
代表取締役
こちらは「トライアングルエヒメ推進事業」の採択事業者が開発した成功モデルを導入する事業が対象です。補助上限は100万円と小さめですが、対象経費がシステム構築費と専門家経費に絞られている代わりに先着順で採択されるので、審査を通る確実性が高いんです。
| 項目 | フラグシップモデル導入型 | トライアングルエヒメモデル導入型 |
|---|---|---|
| 補助上限額 | 1,000万円 | 100万円 |
| 補助率 | 2分の1以内 | 2分の1以内 |
| 対象経費 | 機械装置・システム・クラウド・外注費等 | システム構築費・専門家経費のみ |
| 審査方法 | 審査委員会(書類審査) | 形式審査後、先着順 |
| 公募期間 | 令和7年3月27日〜5月7日17時(初回)、令和7年6月2日〜6月30日17時(追加公募) | 令和7年3月27日〜9月30日17時 |

佐藤
補助金エージェント編集長
トライアングルエヒメの先着順ってことは、早い者勝ちなんですね!これは急いだほうがいい?

室谷
代表取締役
そうなんです。トライアングルエヒメモデル導入型は令和7年9月30日17時まで受け付けていますが、先着順なので枠がなくなれば終わりです。参加を検討している方は早めに動いた方がいいですよ。フラグシップモデル導入型も追加公募が令和7年6月30日17時締め切りなので、どちらも時間的な余裕はあまりありません。
対象となる企業・経費の詳細
申請できる企業の条件
- 愛媛県内に本社および本店を置く中小企業者等であること
- 補助事業を愛媛県内で実施すること
- 令和4〜6年度「愛媛県産業DXモデル創出事業費補助金」の採択事業者でないこと

佐藤
補助金エージェント編集長
「中小企業者等」って、具体的にどんな規模の会社が対象なんですか?

室谷
代表取締役
中小企業基本法上の中小企業者が基本的な対象です。製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業なら資本金1億円以下または従業員100人以下が目安ですね。愛媛県内に本社・本店があることが絶対条件です。

佐藤
補助金エージェント編集長
過去に「DXモデル創出事業費補助金」に採択された事業者はダメなんですね。それはなぜですか?

室谷
代表取締役
この横展開補助金は、先進的なDX事例を「モデル」として他の企業が参考にして広める趣旨なんです。すでにモデルを「創った側」の企業が再度申請するのは、この制度の目的に合わないという考え方ですね。

佐藤
補助金エージェント編集長
そういう背景があったんですね。では補助対象の経費は?

室谷
代表取締役
フラグシップモデル導入型の場合、対象経費の範囲が大きくて助かります。
| 経費区分 | 具体例 |
|---|---|
| 機械装置・システム構築費 | 生産管理システム、自動化設備、センサー等 |
| 専門家経費 | DXコンサルタント費用 |
| 外注費 | システム開発の外部委託費 |
| クラウドサービス利用費 | SaaS・IaaSの利用料(補助期間分) |
| 物品等購入費 | PC・タブレット等のハードウェア |
| 使用料及び賃借料 | ソフトウェアのライセンス料等 |

佐藤
補助金エージェント編集長
これはかなり幅広いですね!ちなみにトライアングルエヒメモデル導入型の場合は?

室谷
代表取締役
トライアングルは「システム構築費」と「専門家経費」の2つだけです。ハードウェアや機械装置は対象外なので注意が必要です。ただその分、補助の目的がシンプルで申請書類の作成もしやすいという側面もあります。
申請できない経費に注意
- 単なるPC・スマートフォンの購入費(DXと直接関係しないもの)
- 補助事業期間外の経費
- 汎用性が高すぎる消耗品
- 令和4〜6年度のDXモデル創出事業費補助金採択事業者による申請自体が不可
申請方法・必要書類と提出先

1
公募要領のダウンロード
2
申請書類の作成
3
持参または郵送で提出
4
電子メールでも同時提出
5
審査・採択通知

佐藤
補助金エージェント編集長
メール提出も必要なんですね、これは知らないとまずい!

室谷
代表取締役
そうなんです、書類を郵送するだけじゃ不完全なので要注意です!メールで送るのは様式1・2・3-1・3-2の4種類全部。公募要領をよく読むと書いてあるんですが、見落としやすいポイントです。

佐藤
補助金エージェント編集長
申請書類って難しいですか?

室谷
代表取締役
補助事業計画書(様式2)が一番の山です。「どのDXフラグシップモデルを参考にして」「自社のどういう課題を」「どんな取り組みで解決するのか」を具体的に書く必要があります。ざっくりとした計画では審査を通りにくいので、できれば愛媛県産業創出課に事前相談することをおすすめします。
申請前に確認すること
- 自社が中小企業者等の定義に該当するか
- 令和4〜6年度「DXモデル創出事業費補助金」を受けていないか
- 参考にするフラグシップモデル事例を1つ以上特定しているか
- 補助事業を愛媛県内で実施できるか
- 電子メール提出先のアドレスを控えているか

佐藤
補助金エージェント編集長
電話で相談もできるんですか?

室谷
代表取締役
もちろんです。問い合わせ先は愛媛県経済労働部 産業支援局 産業創出課の創業支援・産業DXグループで、電話番号は 089-912-2471 です。
よくある質問

佐藤
補助金エージェント編集長
「自分の会社はDXにどれだけ投資すれば、いくら補助が出るの?」って疑問、一番最初に浮かびますよね。

室谷
代表取締役
そうですね、実際の計算例で見ましょう。フラグシップモデル導入型の場合、補助対象経費が500万円なら補助額は最大250万円、2,000万円なら最大1,000万円です。補助対象経費が2,000万円を超えても補助は1,000万円が上限です。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。ではトライアングルエヒメモデル導入型は?

室谷
代表取締役
上限100万円なので、対象経費が200万円以上なら上限の100万円が補助されます。小規模な改善からDXを始めたい会社には入りやすい類型です。

佐藤
補助金エージェント編集長
フラグシップとトライアングル、どちらを選べばいいか迷った場合は?

室谷
代表取締役
大きなシステム投資や機械装置の導入を考えているならフラグシップ、まず試験的にデジタル化を始めたいとか既存のトライアングルエヒメの成功モデルを参考にしたいというならトライアングルです。悩んだら産業創出課に相談して、どちらが自社の取り組みに合うか確認するのが一番確実です。

佐藤
補助金エージェント編集長
採択後に何か義務はありますか?

室谷
代表取締役
補助事業の成果について、県が主催する報告会での発表や現地視察の受け入れに協力することが求められます。これは「次のDXモデルを広める」という趣旨から来るものなので、自社のDX取り組みを県内に発信するチャンスと捉えると前向きに取り組めます!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 愛媛県内に本社・本店を置く中小企業者等 |
| 補助上限額 | フラグシップモデル導入型 1,000万円 / トライアングルエヒメモデル導入型 100万円 |
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
| 申請期限(追加公募) | フラグシップ 令和7年6月30日17時必着 |
| 申請期限(トライアングル) | 令和7年9月30日17時必着(先着順) |
| 問い合わせ | 愛媛県産業創出課 創業支援・産業DXグループ Tel 089-912-2471 |
| 公式URL | pref.ehime.jp |
補助金詐欺にご注意ください
- 愛媛県や産業創出課から「ATMで手続きしてください」という連絡は絶対にありません
- 電話で個人情報や口座情報を聞くことはありません
- 公式サイト以外からのリンクや、不審なメールに記載された連絡先に問い合わせないでください
- 申請は必ず愛媛県公式ホームページ掲載の様式と提出先で行ってください
関連する補助金・支援制度

佐藤
補助金エージェント編集長
愛媛県内でほかにも使える補助金はありますか?

室谷
代表取締役
ありますよ!製造業・物流・建設業の効率化なら今治市物流・建設業効率化等支援事業費補助金も選択肢です。また、電気料金の高騰に苦しんでいる事業者向けには令和7年度(第2回)愛媛県特別高圧電気料金高騰緊急対策支援金があります。DXと並行してコスト圧縮策も考えると、事業全体の体力が上がります。

佐藤
補助金エージェント編集長
愛媛県以外で、全国的にDX補助金ってありますか?

室谷
代表取締役
国の制度だとものづくり補助金やIT導入補助金がDX投資に活用できます。愛媛県の本補助金と重複して申請できないケースもあるので、事前に産業創出課に確認するといいですよ。

佐藤
補助金エージェント編集長
今日はたくさん教えていただきありがとうございました!まとめると、愛媛県の中小企業がDXに踏み出すなら、この補助金はかなり使いやすいですね!

室谷
代表取締役
そうですね。最大1,000万円の補助は中小企業にとって大きな後押しになります。フラグシップモデル導入型の追加公募は令和7年6月30日、トライアングルは9月30日が締切ですので、早めに公募要領を確認して、愛媛県産業創出課に相談してみてください。愛媛県の補助金一覧からほかの支援制度も一緒に確認することをおすすめします!