大分県の妊活応援検診費(不妊検査費)助成制度って何?

佐藤
編集長
室谷さん、大分県に「妊活応援検診費助成制度」っていうのがあるって聞いたんですが、これってどんな制度なんですか?

室谷
代表取締役
ざっくり言うと、不妊に悩む夫婦が不妊検査を受けたときの費用を大分県が一部負担してくれる制度ですよ。夫婦1組につき最大3万円まで助成されます。

佐藤
編集長
えっ、3万円! それはありがたいですね。どんな検査が対象になるんですか?

室谷
代表取締役
男性だと精液検査・内分泌検査・感染症検査、女性だと超音波検査・内分泌検査・子宮卵管造影検査・AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査なんかが対象になります。医師が「必要」と判断した不妊検査なら、医療保険の適用があってもなくても対象なんです。

佐藤
編集長
なるほど! 男性の検査も対象になるんですね。それは知らなかったです。

室谷
代表取締役
そうなんですよ。不妊の原因って実は半数近くが男性側にある場合もあって。それもカバーできるのがこの制度の特徴です!

佐藤
編集長
ちなみに、この制度って令和6年に要件が緩和されたって聞いたんですけど?

室谷
代表取締役
そうです! 令和6年(2024年)4月1日から大きく変わりました。以前は「妻が30歳以上の場合は婚姻期間2年以内」という制限があったんですが、令和6年4月1日以降はその婚姻期間の制限が完全になくなりました。今は「検査開始日時点で妻の年齢が43歳未満」という条件のみです。

佐藤
編集長
より多くの夫婦が使えるようになったんですね! 大分県がこの制度を作った背景って何なんですか?

室谷
代表取締役
少子化が深刻な問題になっている中で、大分県も将来赤ちゃんを授かりたいと考えているご夫婦を経済的にサポートしたいという意図があります。不妊検査って結構費用がかかりますから、「まず検査を受けてみよう」というきっかけにしてもらいたいという狙いもあります。
自分は対象になる? 3つの要件を確認


佐藤
編集長
対象者の要件を詳しく教えてもらえますか? 自分が対象かどうか確認したいんですよ。

室谷
代表取締役
3つの要件が全部揃えば対象になります。まず1つ目は「検査開始日に法律上の婚姻をしている夫婦、または事実婚関係にある夫婦」であること。事実婚でも申請できるのがポイントです。

佐藤
編集長
事実婚でもOKなんですね。それは助かる夫婦も多そうですね!

室谷
代表取締役
そうですよ! 2つ目の要件は「検査開始日時点で妻の年齢が43歳未満」であること。これは検査を始めた日時点での年齢で判断するので、検査の途中で43歳になっても検査開始日が43歳未満なら大丈夫です。

佐藤
編集長
なるほど。検査開始日が基準なんですね。3つ目は?

室谷
代表取締役
3つ目は「申請時に夫婦の両方または一方が大分県内に居住し、住民登録していること」です。夫婦のどちらかが大分県内に住んでいれば、もう一方は県外でもOKなんです。

佐藤
編集長
柔軟な要件ですね。ただ、大分市に住んでいる場合は少し違うんですよね?

室谷
代表取締役
よく調べましたね! 大分市在住の方は大分市保健所に申請します。大分市以外の大分県内に住んでいる方は、大分県こども未来政策課に申請する流れになります。
対象者の3要件(全て満たす必要あり)
- 要件1: 検査開始日に法律上の婚姻または事実婚関係にある夫婦
- 要件2: 検査開始日時点で妻の年齢が43歳未満(途中で43歳になってもOK)
- 要件3: 申請時に夫婦のどちらかが大分県内に住民登録していること

佐藤
編集長
所得制限ってあるんですか? 年収が多いと対象外になったりしますか?

室谷
代表取締役
所得制限はありません! 令和3年(2021年)1月1日以降に終了した検査からは所得制限が撤廃されています。収入に関係なく申請できますよ。

佐藤
編集長
それは全員に平等でいいですね。次に、対象にならないケースも教えてほしいんですけど。

室谷
代表取締役
重要なポイントがあります。人工授精または特定不妊治療(体外受精・顕微授精)を始めた後の検査は対象外になります。この助成制度は「まず検査を受ける」段階のサポートなので、治療に入った後は別の制度(不妊治療費助成制度)を活用することになります。
注意! これは対象外です
- 令和2年(2020年)9月30日以前に受診した検査
- 人工授精・体外受精・顕微授精を開始した後の検査
- 検査の結果を受けて実施した治療の費用
- 選定療養費(差額ベッド代等)
- 既に大分県または大分市から本助成を受けた夫婦の再申請
もらえる金額と助成の仕組み

佐藤
編集長
対象になる条件がわかりました。じゃあ実際にいくらもらえるのか、詳しく教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
助成額は夫婦1組につき1回限り、不妊検査費用の自己負担額の全額(上限3万円)です。3万円以内の検査費用なら全額戻ってくるイメージです。

佐藤
編集長
上限が3万円で1回限りなんですね。3万円を超えた場合はどうなるんですか?

室谷
代表取締役
超えた分は自己負担になります。例えば検査費用が5万円かかったとしたら、3万円が助成されて残り2万円は自己負担になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 自己負担額の全額(上限3万円) |
| 助成回数 | 夫婦1組につき1回限り |
| 所得制限 | なし(令和3年1月以降) |
| 対象検査期間 | 令和2年10月1日以降に受診した検査 |

佐藤
編集長
あと、受診等証明書の発行費用も対象に含まれるって聞いたんですけど?

室谷
代表取締役
そうなんです! 申請に必要な「受診等証明書(第2号様式)」の作成を医療機関に依頼する費用も助成の対象になっています。細かいところまで対象にしてくれているのが嬉しいですよね。

佐藤
編集長
なるほど! じゃあ申請に関する話を聞かせてください。
申請方法と必要書類


佐藤
編集長
申請ってどうやってするんですか? 複雑そうで不安なんですけど。

室谷
代表取締役
窓口・郵送・電子申請の3つの方法があります。大分市在住の方は窓口申請のみで郵送は不可ですが、大分市以外の方は3つ全部使えます!

佐藤
編集長
電子申請もできるんですね。スマホで手続きできるなら便利ですね。

室谷
代表取締役
スマホで書類を撮影して申請できるので、窓口に行く時間がない方にはすごく便利ですよ。では申請の流れを説明しますね。
1不妊検査を受診する(複数の医療機関でもOK)
2医療機関に「受診等証明書(第2号様式)」の記入を依頼する
3必要書類を全て揃える
4窓口・郵送・電子申請のいずれかで提出する
5審査(不備があれば連絡が来る)
6交付決定通知書が届く
7申請受理日の翌月末日に指定口座に振込される

佐藤
編集長
振込まではだいたいどれくらいかかるんですか?

室谷
代表取締役
書類に不備がなければ申請受理から翌月末日に振込されます。書類の準備と審査期間を合わせて、大体1〜2か月くらい見ておくといいでしょう。

佐藤
編集長
では、必要書類を詳しく教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
法律婚の夫婦の場合は5種類の書類が必要です。
| 書類 | 備考 |
|---|---|
| 妊活応援検診費助成申請書(第1号様式) | 申請者または配偶者が記入 |
| 受診等証明書(第2号様式) | 受診医療機関ごとに必要。医療機関に記入依頼 |
| 夫婦の戸籍謄本(戸籍全部事項証明書) | 申請日から3か月以内に発行されたもの |
| 夫婦の住民票の写し | 申請日から3か月以内、マイナンバー記載なし、続柄記載あり |
| 振込先口座の通帳の写し | 申請者本人名義の口座 |

佐藤
編集長
事実婚の場合は追加で書類が必要なんですよね?

室谷
代表取締役
事実婚の夫婦は上記に加えて「事実婚関係に関する申立書(第3号様式)」が必要です。大分市以外の事実婚の方で一方が市外在住の場合はさらに住民票の写しが必要です。
書類準備で失敗しやすいポイント
- 戸籍謄本は「戸籍全部事項証明書」。「戸籍抄本(個人事項証明書)」ではNG
- 住民票はマイナンバー(個人番号)の記載がないものを取得する
- 複数の医療機関で受診した場合は医療機関ごとに受診等証明書が必要
- 通帳の写しは申請者本人名義のみ。配偶者名義はNG

佐藤
編集長
戸籍謄本と戸籍抄本を間違えちゃいそう! 気をつけないといけないですね。申請期限についても教えてください。
申請期限とスケジュール

佐藤
編集長
申請期限ってどのくらいまであるんですか? 検査が終わったらすぐ申請しないといけないですか?

室谷
代表取締役
申請期限は「検査終了日」または「検査開始日から1年を経過した日」のどちらか早い日が属する年度の末日(3月31日)までです。

佐藤
編集長
ちょっとわかりにくいですね。具体例で教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
例えば2026年(令和8年)7月に検査が終わったとしたら、令和8年度の末日である令和9年3月31日が申請期限になります!

佐藤
編集長
じゃあ年度内に申請すればいいんですね。でも2月や3月に終わった場合はどうなるんですか?

室谷
代表取締役
「検査終了日」または「検査開始日から1年経過日」が2月1日から3月31日の間にある場合は、翌年度の5月末日まで申請できます。年度末に終わって慌てないで済むよう配慮されていますよ。
| 検査終了(または開始から1年経過)の時期 | 申請期限 |
|---|---|
| 令和8年4月1日〜令和9年1月31日の間 | 令和9年3月31日 |
| 令和9年2月1日〜令和9年3月31日の間 | 令和9年5月31日 |

佐藤
編集長
なるほど! 検査が終わったら早めに申請するのが安全ですね。

室谷
代表取締役
そうです! 申請期限を過ぎると受け付けてもらえないので、検査が終わったら書類を揃えてなるべく早めに申請することをおすすめします。
申請窓口と問い合わせ先

佐藤
編集長
申請はどこに持っていけばいいんですか? 大分市と市外で違うんでしたよね。

室谷
代表取締役
そうです。住んでいる場所によって申請先が変わります。
申請窓口まとめ(大分市在住か否かで異なる)
- 大分市在住の方: 大分市保健所健康課(大分市荷揚町6-1 電話 097-536-2562)、東部保健福祉センター(電話 097-527-2143)、西部保健福祉センター(電話 097-541-1496)
- 大分市以外の大分県内在住の方: 大分県こども未来政策課(〒870-8501 大分市大手町3-1-1 大分県庁舎別館4階)窓口・郵送・電子申請可
- 窓口受付時間: 月〜金曜日 8時30分〜17時15分(祝日・年末年始を除く)

佐藤
編集長
大分市は郵送ができないんですね。それは注意しないといけないですね。

室谷
代表取締役
大分市在住の方は窓口申請のみです。ただしオンライン申請(電子申請)は大分市でも使えます。平日に窓口に行けない方は電子申請が便利ですよ。

佐藤
編集長
電子申請フォームってどこで見つけられますか?

室谷
代表取締役
大分市在住の方は大分市の申請フォーム、大分市以外の方は大分県の電子申請フォームから申請できます。書類をスマホで撮影してそのまま送れますよ!
よくある質問

佐藤
編集長
ここまで色々教えてもらいましたが、他にも気になる点がありまして。夫婦で別の病院で検査を受けた場合はどうなるんですか?

室谷
代表取締役
夫婦が別々の医療機関で受診した場合でも助成対象になりますよ! ただし、各医療機関から受診等証明書を取得する必要があります。複数の医療機関で受けたなら、それぞれから証明書をもらってください。

佐藤
編集長
県外の病院で検査を受けても対象になりますか?

室谷
代表取締役
県外の医療機関で受診した検査も対象です! ただし、その医療機関が「受診等証明書(第2号様式)」を発行できるかどうかを事前に確認してください。対応できない医療機関もある可能性があるので。

佐藤
編集長
なるほど。申請の途中で申請できるケースもあると聞きましたが?

室谷
代表取締役
原則はすべての検査終了後にまとめて申請ですが、検査の途中で自己負担額がすでに3万円を超えた場合は、その時点で申請することも可能です。ただし申請は夫婦1組につき1回限りなので、一度申請したら再申請はできません。

佐藤
編集長
夫婦のどちらが申請者になればいいんですか?

室谷
代表取締役
原則どちらでも申請者になれます。ただし振込先口座は申請者本人名義の口座のみです。また夫婦が県内と県外で別居している場合は、県内在住の方が申請者になります。
詐欺にご注意ください
- 大分県や大分市が電話でATMの操作を求めることは絶対にありません
- 「助成金を受け取るために手数料が必要」という話は詐欺です
- 口座情報や個人情報を電話で聞かれた場合は、すぐに電話を切って大分県こども未来政策課または大分市保健所健康課に確認してください
関連する大分県の給付金・助成制度

佐藤
編集長
不妊検査で助成を受けた後、不妊治療に進んだ場合はどんな制度が使えますか?

室谷
代表取締役
いくつかあります! まず不妊治療費(先進医療)助成制度では先進医療の費用を最大10万円まで助成してもらえます。また不育症検査費助成制度では流産を繰り返してしまう不育症の検査費を最大6万円まで助成する制度もあります。

佐藤
編集長
段階ごとに使える制度が整っているんですね! 妊娠が判明したら使える制度は?

室谷
代表取締役
大分市に住んでいれば大分市出産・子育て応援事業(妊婦支援給付金・子育て応援給付金)で妊婦健診から出産・育児まで最大10万円の給付が受けられます。それと大分県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業も、がん治療前に妊孕性を温存したい方に関連する制度として知っておくと良いですよ。

佐藤
編集長
すごく充実した制度が揃っているんですね。大分県全体の給付金・補助金情報は大分県の給付金一覧でも確認できるんですよね?

室谷
代表取締役
そうです! 大分県内の各市区町村の情報もありますし、お住まいの地域の支援を総合的に確認できますよ。また大分市子ども医療費助成事業や大分市物価高対応子育て応援手当なども、子育てを始めた後に使える大分市の給付金として知っておく価値があります。大分県の給付金一覧でまとめて確認できますよ!
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 妊活応援検診費(不妊検査費)助成制度 |
| 対象者 | 検査開始日に婚姻または事実婚、妻が43歳未満、大分県内に住民登録 |
| 助成額 | 不妊検査費用の自己負担額(上限3万円・夫婦1組1回限り) |
| 所得制限 | なし |
| 申請期限 | 検査終了日または開始から1年経過日が属する年度の3月31日まで |
| 申請方法 | 窓口・郵送・電子申請(大分市在住は窓口・電子申請のみ) |
| 大分市の申請先 | 大分市保健所健康課(電話 097-536-2562) |
| 大分市以外の申請先 | 大分県こども未来政策課 |
| 公式ページ(大分県) | 大分県妊活応援検診費助成制度 |
| 公式ページ(大分市) | 大分市妊活応援検診費助成制度 |

佐藤
編集長
最後に、この制度を使いたい夫婦へのアドバイスをお願いします!

室谷
代表取締役
「少しでも妊娠しにくいかも」と感じたら、まず夫婦で一緒に検査を受けてみることをおすすめします! 費用の心配をせずに受診できる制度ですし、不妊の原因の約半数は男性側にあることが統計からもわかっています。夫婦で一緒に検査を受けることで、次のステップを考えやすくなりますよ。大分県の公式ページから電子申請フォームにもアクセスできますので、ぜひ活用してみてください!