三重県でまちづくりの補助金を使いたい!何から調べればいい?


佐藤
編集長
最近、三重県でまちづくりや地域振興に関わる活動を始めようとしている友人がいるんですよ。補助金って、どこから調べ始めればいいんですかね?

室谷
代表取締役
それ、けっこう多い悩みです(笑)。まず三重県の「まちづくり・地域振興」って、大きく4つのカテゴリに分けて考えるとわかりやすいんですよね。国の制度、県独自の制度、市町独自の制度、それから財団の助成金という4層構造になってる。

佐藤
編集長
4層!それは確かに整理しないと混乱しそうです。

室谷
代表取締役
三重県は「美し国(うましくに)」って言われるくらい、伊勢神宮や熊野古道、松阪牛と、地域資源が本当に豊か。だからまちづくり系の補助金への需要も高くて、制度の数がけっこう揃ってるんです。今DBに入ってる件数だけで91件あります。

佐藤
編集長
91件!それは多い。友人は地域活性化系のNPOをやりたいみたいなんですが、どのカテゴリが一番関係しそうですか?

室谷
代表取締役
NPOなら「地域おこし」系と「財団の助成金」がど真ん中ですね。次のセクションで詳しく見ていきましょう。
事業者・NPO向け: 三重県で使えるまちづくり補助金

佐藤
編集長
まず事業者・NPO向けから教えてください。国の制度で、まちづくり・地域振興に使えるものはどんなものがあるんですか?

室谷
代表取締役
代表的なものをいくつか紹介しますね。まず小規模事業者持続化補助金「ビジネスコミュニティ型」。これは、若手経営者や女性経営者を中心にグループを組んで地域活性化に取り組む場合に最大50万円が出る制度で、商工会・商工会議所どちらの地区でも使えます。

佐藤
編集長
50万円で最大50万円そのまま出るんですか?

室谷
代表取締役
そうなんです、定額なので補助率の概念がなくて分かりやすい。5者以上の小規模事業者がグループを組んで、セミナーや研修、販路開拓などに取り組む費用が対象です。ビジネスコミュニティ型補助金(商工会議所地区分)の詳細はこちらでも確認できますよ。

佐藤
編集長
まさにコミュニティ活動に使えますね。他にはどんなものが?

室谷
代表取締役
「地域の人事部支援事業」ってご存じですか?中小企業支援事業補助金の一環で、複数の地域企業を束ねて地域全体の人材確保・育成の仕組みを作る取組を支援してくれます。補助率は2/3・1/2・1/3の3段階で、上限が1,300万円。地域全体で連携して人を育てる仕組みを作りたいNPOや経営者グループには刺さる制度ですね。

佐藤
編集長
1,300万円は規模が大きい!でもそれって、誰でも申請できるわけじゃないですよね?

室谷
代表取締役
そうですね、複数の企業・団体を束ねるプラットフォーム事業者として認められる必要があって、自治体や金融機関と連携する体制が求められます。ハードルは高めですが、地域ごとの「人事部」を作るっていう発想は本当に面白い。地域の人事部支援事業の詳細はこちら。

佐藤
編集長
なるほど。「地域おこし協力隊」って補助金に関係するんですか?

室谷
代表取締役
地域おこし協力隊は補助金というより国が自治体に交付金を出す仕組みで、受け入れ側の市町が隊員の活動費を負担できる形になってます。三重県内では現在18市町で約88名が活動中。移住者が地域に定着するためのきっかけとして機能してるし、まちづくりNPOにとっては連携相手として重要な存在です。

佐藤
編集長
88名も!三重って地域おこしに積極的なんですね。

室谷
代表取締役
8年連続で移住者数が増えてますからね(笑)。2023年度の移住者数は757人で、累計では3,794人にのぼるんです。その背景にあるのが手厚い移住支援制度なんですが、それは次のセクションで。
地域活性化・環境系の国の制度: 三重が使える有力制度

佐藤
編集長
地域振興の観点から、環境とかインフラ系の補助金ってどうですか?三重って海も山もあるし、なんかいろいろありそうだなと。

室谷
代表取締役
鋭い!三重県は紀伊半島の半分を占めるから、山林や漁港もあるし、風光明媚な国立公園もある。「国立公園等資源整備事業費補助金(多言語解説等整備事業)」は、国立公園・国定公園でのインバウンド対応の看板整備やビジターセンターの展示改修に対して補助率2/3以内で出る制度で、上限が事実上かなり大きい。

佐藤
編集長
それ、伊勢志摩国立公園とかで使えるんですか?

室谷
代表取締役
使えますよ!伊勢志摩は国立公園ですから。インバウンド向けの多言語看板を整備したいとか、英語・中国語の解説展示を作りたいって観光協会や自治体に最適です。

佐藤
編集長
そういうの、地域の観光NPOとかも申請できるんですか?

室谷
代表取締役
地方公共団体が主体になるケースが多いですが、民間事業者・NPO法人との連携事業として申請できるパターンもあります。ここは早めに環境省の担当窓口に相談するのが正解です。

佐藤
編集長
他に環境系で何かありますか?

室谷
代表取締役
「地域における地球温暖化防止活動促進事業」は、都道府県が指定する地域地球温暖化防止活動推進センターが実施する脱炭素活動に対して補助率1/2、上限約1,000万円が出ます。令和7年度と令和8年度の両方で公募が出てて、継続的に使える制度です。

佐藤
編集長
三重県でも指定センターがあるんですね?

室谷
代表取締役
あります。三重県地球温暖化防止活動推進センターが窓口で、環境系の地域活動団体がここを経由して活動費をまかなえる仕組みです。地域における地球温暖化防止活動促進事業の詳細はこちら。

佐藤
編集長
あと、さっき「携帯電話等エリア整備事業」というのを見かけたんですけど、これはどんな制度ですか?

室谷
代表取締役
これは山間部や離島など条件不利地域で携帯電話のエリアが通じない場所に基地局を整備するための補助金で、補助率は1/2〜3/4。三重県は東紀州地域など山深い地域もあるので、過疎地の通信環境整備を考える自治体にとっては重要な制度です。
移住・定住促進に使える支援制度

佐藤
編集長
さっき出てきた移住支援の話、もう少し詳しく教えてもらえますか?まちづくりに関心ある人が三重に移住してきてくれたら、地域にとってもプラスですよね。

室谷
代表取締役
まさに!三重県移住支援事業は、東京圏(東京都・埼玉・千葉・神奈川)から三重県内の23市町に移住した方に最大300万円超が支給される制度です。単身で移住すると60万円、2人以上の世帯は100万円、18歳未満の子を帯同すると子ども1人につき最大100万円が加算されます。

佐藤
編集長
えっ、300万円!それはすごい。

室谷
代表取締役
夫婦+子ども2人なら「100万円+200万円=300万円」の計算になりますね。東京23区在住か通勤者が対象で、過去10年間のうち通算5年以上の在住/通勤実績が要件です。新卒で東京に出た人が三重に帰ってくる場合でも、大学時代の通学期間を算入できる特例があるので、比較的使いやすいんです。

佐藤
編集長
大学の通学期間も算入できるんですか!それは知らなかった。

室谷
代表取締役
あとは市町独自の上乗せが面白くて、例えば津市は市内の空き家を改修して10年以上定住する方に工事費の1/3・上限100万円を補助する「リフォーム等補助金」を用意してる。玉城町は空き家リフォームに最大150万円。伊勢市は創業・移転補助金が最大100万円。移住支援金と市町独自補助を組み合わせれば、住宅費用をかなり抑えられます。

佐藤
編集長
移住支援金+市町独自補助の組み合わせが狙い目なんですね。

室谷
代表取締役
そうです。地域づくりに関わりたい人が移住してくる流れと、まちづくりNPOの活動が相乗効果を生む。三重県がそのモデルになりつつあるんですよ。
若手人材育成・デジタル化で三重を元気にする制度

佐藤
編集長
若い人を三重に呼ぶ制度で、人材育成系のものもありますか?

室谷
代表取締役
あります!「地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金」、通称AKATSUKIプロジェクトというやつが面白い。補助率10/10(全額補助)で上限が8億9,000万円というスケールの大きい制度です。

佐藤
編集長
全額補助で8億9,000万円!それは誰が申請するんですか?

室谷
代表取締役
都道府県や政令市が申請する形で、そこから地域のプログラムが組まれる感じです。産業界や学界で活躍するプロジェクトマネージャーが若手のIT・起業家人材を伴走支援する仕組みで、その事務局となる民間企業等が対象になります。三重県でこういうプログラムが展開されれば、まちづくりと連動した若手人材の定着にも繋がりますね。

佐藤
編集長
スケールが大きすぎて少し遠い感じもしますが(笑)、それが展開されれば地域のNPOにも波及効果がありそう。

室谷
代表取締役
デジタル系で言えば、「地域デジタル人材育成・確保推進事業費補助金」ってのもあります。補助上限5,600万円、補助率4/5以内。企業の実データを活用したケーススタディ型の教育プログラムでDXを担う人材を育てる事業で、情報通信業や教育機関が対象です。まちづくりとDXの掛け合わせで地域に根ざした人材育成をしたいなら要チェックです。

佐藤
編集長
教育機関でも申請できるなら、三重大学とか三重県の専門学校でも活用できますね。

室谷
代表取締役
そうなんです。地域の大学と連携して、まちづくり×デジタルのプログラムを作る動きが全国で出てきてます。三重もそういう流れに乗れる制度が揃ってる。
財団助成金: 三重県内の地域活動に使えるもの

佐藤
編集長
財団の助成金って、補助金と何が違うんですか?

室谷
代表取締役
補助金は国や自治体から出るのに対して、財団の助成金は民間の財団法人が独自の予算で出すものです。宝くじの収益が原資になってるケースが多くて、申請のハードルが低めのことが多い。

佐藤
編集長
宝くじが財源なんですね!そういう仕組みだったのか。

室谷
代表取締役
三重県の場合、自治総合センターの「コミュニティ助成事業(一般コミュニティ助成事業)」が有名どころです。住民自主のコミュニティ活動を支援するための施設・設備整備に補助率10/10以内、100万〜250万円が出る制度。令和6年度実績で三重県内だけで44件採択されています。

佐藤
編集長
44件!意外と採択されてるんですね。宝くじの広報表示が条件なんですよね?

室谷
代表取締役
そうです(笑)。整備した施設や設備に「宝くじの助成金で整備した」と表示する義務があります。あと国の補助金や地方債を充当してないことも要件。地域の集会所の備品購入とかに使いやすい制度です。窓口は三重県庁の地域づくり推進課(TEL: 059-224-2351)です。

佐藤
編集長
申請窓口が明確なのはありがたい。他に使いやすい財団の助成金はありますか?

室谷
代表取締役
地域活性化センター、地域社会振興財団、地域総合整備財団(ふるさと財団)もそれぞれ助成制度を持っています。三重県では市町の地域づくり担当課が各財団の助成申請をサポートしてくれるので、まず市町の窓口に相談するのが一番効率いいです。
三重県で使える主要制度の横断比較
| 制度名 | 補助上限 | 補助率 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 移住支援事業 | 最大300万円超 | 定額 | 個人(東京圏からの移住者) | 子ども加算あり、23市町対象 |
| コミュニティ助成事業 | 250万円 | 10/10 | 市町・コミュニティ組織 | 宝くじ財源、R6は44件採択 |
| ビジネスコミュニティ型補助金 | 50万円 | 定額 | 小規模事業者グループ | 5者以上でグループ申請 |
| 地域の人事部支援事業 | 1,300万円 | 最大2/3 | 企業・団体連携組織 | 地域企業の人材確保支援 |
| 地域温暖化防止活動促進事業 | 1,000万円 | 1/2 | 地域推進センター経由 | 脱炭素活動全般対象 |
| AKATSUKI(若手人材育成) | 8.9億円 | 10/10 | 民間事業者・教育機関 | IT・起業家人材の育成 |
| 国立公園整備事業費補助金 | 最大9.98億円 | 2/3以内 | 自治体・民間連携 | インバウンド対応整備 |
| 携帯電話エリア整備事業 | 規模による | 1/2〜3/4 | 自治体・通信事業者 | 過疎地の通信環境整備 |
まちづくり補助金の申請ポイント


佐藤
編集長
実際に申請するとき、どんな準備が必要なんですか?

室谷
代表取締役
まずGビズIDを事前取得しておくことです。国の補助金はほぼ全てjGrants(Jグランツ)経由で申請するようになっていて、これにはGビズIDが必要。発行まで2〜3週間かかるので、申請したい制度が見つかる前から準備しておくのがベスト。

佐藤
編集長
「補助金を見つけてから申請する」じゃ遅い場合があるわけですね。

室谷
代表取締役
そうなんです!採択後の資金繰りも要注意で、多くの補助金は後払い(精算払い)なので、先に事業費を立て替える必要があります。まちづくり活動で100万円の補助金が採択されても、まず手元から100万円支払って、事業終了後に補助金が振り込まれる流れ。NPOや小規模な地域団体にとって、この資金繰りが地味に厳しい。

佐藤
編集長
それは盲点でした!先に払うお金がないと使えないってことですよね。

室谷
代表取締役
なので事前に金融機関に相談して「つなぎ融資」を手配しておくと安心です。三重県内には三重県信用保証協会があるし、地域の信金・信組も補助金活用支援に積極的なところが多い。
1GビズIDを今すぐ取得(2〜3週間かかるので早めに)
2補助金申請したい制度を絞り込む(目的・対象・金額で比較)
3市町の担当窓口か三重県庁に事前相談(書き方のコツを教えてもらう)
4補助金申請書・事業計画書を作成・提出
5採択通知後にお金の準備(つなぎ融資の検討)
6事業実施・実績報告・補助金受取
申請前に必ず確認すること
- 補助対象経費の範囲(人件費が対象外のケース多数)
- 申請できる法人形態(NPO法人・一般社団法人・株式会社で要件が違う)
- 公募期間(気づいたときには締め切り後、が多い)
- 国補助金+県補助金の併用可否(「重複申請禁止」の制度もある)

佐藤
編集長
申請期間の確認って、具体的にどうやってやるんですか?

室谷
代表取締役
まず三重県の補助金一覧ページで最新の公募情報を定期的にチェックするのが一番効率いい。あとは三重県庁の地域づくり推進課や、各市町の産業振興担当課のメーリングリストに登録しておくと、公募開始の案内が届くようになります。
三重県のまちづくり補助金 よくある失敗3選
- 採択通知前に工事や購入を開始してしまう(対象外になる)
- 補助対象経費の「人件費」計上ミス(多くの国補助金で人件費は対象外)
- 加点項目を知らずに申請する(女性・若手・デジタル活用で加点があることが多い)
三重県のまちづくり活動を始めるなら、まずここに相談

佐藤
編集長
まちづくりの補助金を探してる友人に、「まずここに行け」って場所はどこですか?

室谷
代表取締役
三重県庁の地域づくり推進課(TEL: 059-224-2351)です。ふるさとづくりガイドブックを毎年更新していて、財団助成事業の概要から県の独自制度まで一覧でまとめてくれてます。あとは各市町の地域振興担当課に電話して「まちづくりで補助金を探してる」と言えば、該当する制度を紹介してもらえますよ。

佐藤
編集長
直接電話するのが一番早いってことですね。

室谷
代表取締役
意外と「制度はあるのに知られていない」ケースが多いんです(笑)。ホームページに載ってない小規模な助成制度が市町には山ほどある。窓口担当者が情報を持ってることが多いから、とにかく相談してみることが大事です。
まちづくり補助金の相談窓口
- 三重県庁 地域づくり推進課: TEL 059-224-2351(ふるさとづくりガイドブック発行、財団助成事業全般)
- 各市町の地域振興担当課: まちづくり活動に関する補助金全般の相談受付
- 三重県信用保証協会: 補助金採択後のつなぎ融資相談

佐藤
編集長
制度を知ってる人に聞くのが一番の近道、ということですね。他県と比べて、三重県のまちづくり支援って手厚いほうですか?

室谷
代表取締役
8年連続で移住者が増えているのは偶然じゃなくて、移住支援・まちづくり支援の制度をちゃんと整備してきた結果だと思います。名古屋・大阪・東京の三大都市圏すべてに1時間〜3時間でアクセスできる地理的優位性と組み合わさると、地方移住の選択肢として本当に面白い場所だと感じます。

佐藤
編集長
なるほど、制度と地理的条件が合わさってるんですね。今日は三重県のまちづくり補助金について、全体像から申請実務まで教えていただいてありがとうございました!

室谷
代表取締役
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