岩手県の燃料対策補助金マップ
岩手って広くて農業も漁業も製造業も物流も多様ですよね。そんな中で「燃料費が高くてきつい」っていう話、最近よく聞くんですが、使える補助金って実際どれくらいあるんですか?
意外と多いんですよ! 国の制度だけで150件超の燃料関連の補助金があって、岩手県独自の支援も複数走ってます。ただ「燃料対策」って一口に言っても、対象が全然違うんで、まず自分がどのカテゴリに入るかを整理するのが大事です。
大きく3つあります。①運輸・物流(トラック事業者や漁船への燃料費直接補助)、②設備転換(EVやハイブリッド車への切り替え補助)、③エネルギーインフラ(ガソリンスタンドの存続支援や自治体向け燃料備蓄)。岩手は漁業も林業も盛んなので、それぞれに紐づく補助金もあります。
なるほど! じゃあトラック事業者さんなら①、EVに切り替えたい会社なら②って感じで違うんですね。
そうそう。さらに岩手県はガソリンスタンドの過疎問題が深刻で、そこへの支援も手厚いんです。県内ではガソリンスタンドが近くにない「SS過疎地」が増えていて、国がそこへの補助を別建てでやってます(笑)。
まず岩手県や盛岡市みたいな地元の制度から教えてほしいんですが、今動いてるやつってありますか?
岩手県で一番有名なのが「運輸事業者運行支援緊急対策費」です。令和8年度(2026年度)の第6弾まで続いてる支援で、県内で貨物自動車運送事業を営む中小事業者を対象に、1台あたり16,000円を支給するシンプルな制度です。
公益社団法人の岩手県トラック協会に申し込む形です。令和8年の1月29日から受け付けていて、2026年5月25日まで延長されました。ただし予算が上限に達したら終了なので、早めに動いた方がいいですよ!
そうなんです! 「盛岡市運送事業者燃料価格高騰対策支援金」の第4弾があって、岩手県の支援金の決定を受けた事業者が盛岡市の支援も同時に受けられるんです。こちらも1台あたり16,000円の追加支援。なので県と市を合わせると1台32,000円になるわけです。
市内に本社か営業所がある事業者さんは絶対に両方申請してほしいですね。申請は盛岡市への書類提出かオンラインで。
国の補助金はどんなものが岩手の事業者に使えますか?
いくつか紹介しますね。まず物流・運送系では「運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金(トラック輸送省エネ化)」があります。車両動態管理システムを導入する費用を補助する制度で、補助上限は1台あたり14万円、1事業者あたり原則30台まで申請できます。補助率は1/2以内です。
クラウド型の車載器で、運行経路や燃費をリアルタイム管理するシステムです。これを入れると無駄な走行が減って燃費が改善するんです。導入コストを半額補助してもらえるのは大きい。
なるほど。直接的な燃料補助じゃなくて「燃費を良くする設備」への補助なんですね。
そうそう! 次に環境省の「環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業」。ハイブリッドトラック・バスや天然ガストラック・バスを導入する際に、同クラスのディーゼル車との価格差の1/2を補助します。上限はざっくり1,155万円くらい。岩手の運送事業者さんにはかなり使えます。
使えます! ただ充填インフラの確認が必要ですね。実際に申請する前に環境財団に問い合わせるのをおすすめします。
「もういっそEVに切り替えたい」って経営者さんへの補助はどうですか?
ここはかなり手厚いです! 岩手県独自の「事業者向けEV等導入事業費補助金」があって、県内の中小事業者がEVや太陽光発電設備、蓄電池をセットで導入する場合に補助が出ます。受付期間は2026年10月30日まで、予算は410万円(なくなり次第終了)です。
EV・PHVは20千円(2万円)/kWhで、充放電設備は費用の1/2。太陽光発電設備は50千円/kW、蓄電池は最大63千円/kWhです。「いわて脱炭素化経営企業等」の認定を受けているか、省エネ診断を受けているかで上限額が変わります。詳細は事前に環境生活企画室(電話019-629-5349)に相談するのが必須です!
そうです。この補助金は「社外への情報発信」もセットで義務付けられているので、脱炭素化のPRをしていく意思がある事業者さん向けって感じです。
国の方ではEV普及の大きな補助金があるって聞いたんですが?
ありますよ! 令和7年度補正予算の「
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」は規模が1,100億円の超大型事業で、EV・FCV(燃料電池車)の購入を間接補助で支援します。さらに充電・充てんインフラ整備の補助金も510億円規模であります。
詳細はこちらのページで確認できます。
国がEV普及に本気を出してる証拠ですよね。個人でEV買う場合も対象になる可能性があるので、ディーラーに相談するのが早いです。
岩手って三陸の漁業も盛んですよね。漁業向けの燃料補助って何かありますか?
漁業は今かなり深刻で、2026年5月に岩手県漁連が県に緊急要望を出したくらいです。重油が2025年12月の1リットル105.7円から、2026年4月には152.6円まで上がってる状況で、約1.4倍になってますから。
直接的な漁業燃油補助は岩手県の市区町村単位で出ていることが多いです。例えば大船渡市では過去に「漁業用燃油価格高騰対策支援金」として上限150万円の支援がありました。
補助金の一覧はこちらで確認できます。市町村別の検索が有効ですね。
ゼロエミッション船みたいな次世代の話はどうですか?
国の「
ゼロエミッション船等の導入支援事業(環境省)」があります。水素・アンモニア・LNG・電気推進の船舶導入費を補助する制度で、海運事業者が対象。三陸の漁業・海運会社にも関係する可能性があります。
詳細はこちら。
林業系では「
木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業(NEDO)」が2026年度も実施中です。木質バイオマスを使ったエネルギー供給システムの構築を支援する事業で、岩手の豊富な森林資源を使ったエネルギー自立に関心がある事業者には検討価値があります。
詳細はこちら。
岩手でガソリンスタンドが減ってる問題、よく聞くんですが、スタンド側への補助金もありますか?
あります! 岩手は県土が広くて中山間地域も多いので、スタンドがなくなると住民が困る「SS過疎地」問題が顕在化してます。国の「石油製品販売業構造改善対策事業費補助金」シリーズがまさにその対策です。
大きく3種類あって、①自治体がSSを承継・運営する取組支援(上限2億2,700万円・全額補助)、②過疎地等における流通体制整備(上限4億9,102万円)、③先進的技術開発等支援(上限3億300万円)です。全部定額(10/10)補助で、執行団体公募の形式です。
そうです。過疎地のスタンド問題は国も本気で取り組んでいて、岩手県のような広域県は特に恩恵を受けやすい制度です。自治体担当者さんなら積極的に活用してほしいです。
災害時の燃料備蓄はどうですか? 東日本大震災の記憶があるので気になります。
まさに、岩手では防災の文脈での燃料補助が充実してます。「災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄の推進事業費補助金」というシリーズがあって、避難所・防災拠点への燃料タンク設置や自家発電設備の整備を支援します。令和8年度分は最大25億5,000万円の規模です。自治体向けですが、岩手の各市町村が活用できる制度です。
| 補助金名 | 対象者 | 補助率/額 | 主な用途 |
|---|
| 岩手県 運輸事業者運行支援緊急対策費(第6弾) | トラック事業者(中小) | 1台16,000円定額 | 燃料費直接支援 |
| 盛岡市 運送事業者燃料価格高騰対策支援金(第4弾) | 盛岡市内トラック事業者 | 1台16,000円定額 | 県支援と併用可 |
| 岩手県 事業者向けEV等導入事業費補助金 | 県内中小事業者 | EV 2万円/kWh等 | EV・太陽光・蓄電池 |
| 環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業 | 運送・バス事業者 | 価格差の1/2(上限1,155万円) | ハイブリッド/天然ガス車 |
| クリーンエネルギー自動車導入促進補助金 | 事業者・個人(間接補助) | 車種による | EV・FCV購入 |
| 充電・充てんインフラ等導入促進補助金 | 事業者・自治体 | 費用の一部 | EV充電設備整備 |
| トラック輸送省エネ化推進事業 | トラック事業者 | 1台14万円・1/2以内 | 車両動態管理システム |
| SS構造改善対策事業費補助金 | 自治体・執行団体 | 定額(10/10) | スタンド存続・整備 |
| 燃料備蓄推進事業費補助金 | 自治体・防災拠点 | 定額(10/10) | 災害時燃料備蓄 |
| ゼロエミッション船導入支援事業 | 海運事業者 | 費用の一部 | 次世代船舶導入 |
| 木質バイオマス燃料供給・利用システム構築 | 事業者(林業系) | 費用の一部 | バイオマスエネルギー活用 |
| 水素活用エネルギーシステム構築等事業 | 中小企業・自治体 | 2/3 または 1/2 | 水素燃料システム |
燃料対策補助金の申請ステップ
自分が「運輸・物流」「設備転換」「インフラ」のどのカテゴリに当たるか確認する
岩手県・各市区町村の独自制度を先に確認(締切が短い場合が多い)
国の制度も並行してチェック(大型の補助金は年度予算消化で終了も)
GビズIDを事前に取得しておく(多くの補助金でオンライン申請に必要)
必要に応じて支援機関(中小企業診断士・商工会)に相談して申請書を整える
岩手県の運輸事業者運行支援緊急対策費も、盛岡市の支援金も、いずれも「予算上限に達し次第終了」という条件がついています。同様に岩手県EV等導入事業費補助金も予算410万円を超えれば受付終了。問い合わせや相談は今すぐ動き出すのが正解です。
法人や個人事業主が国の電子申請に使うアカウントです。取得に2〜3週間かかるので、補助金の申請を考えてる事業者さんは今すぐ申請しておいた方がいい。無料で作れますから!
慣れてない人には難しく感じますね。でも岩手県の場合、盛岡や各市に商工会・商工会議所があって、補助金申請のサポートをしてくれます。相談員が書類作成を手伝ってくれるので、一人で悩むより絶対に相談した方が早い。
- 岩手県産業技術センター(盛岡市): 019-631-3821
- 岩手県商工会議所連合会: 省エネ・補助金相談対応
- 岩手県中小企業振興センター: 設備投資補助金のサポート
- 環境生活企画室(EV等導入補助の担当): 019-629-5349
岩手って漁業・農業・物流・製造業と業種が多様だから、自分に合った補助金を見つけるのが大変そうですね。
そうなんです。だからまず「自分は何のために燃料費を使っているか」を整理するのが最初の一歩。トラック運送なら運輸系支援、EV検討中なら岩手県EV補助や国の補助、スタンド経営なら構造改善補助、って具合に絞れます。一度全体像を把握してから動くと確実です。
今日聞いて、岩手県の燃料対策補助金って思ったより層が厚いんだなって感じました。
そうなんですよ! 県・市・国の3層で支援が重なってる場合もあって、うまく組み合わせれば負担をかなり減らせます。特にトラック事業者さんで盛岡市内なら、県と市で合計1台32,000円の直接支援を受けながら、車両管理システムや次世代車両への切り替えも補助金で進めるっていう戦略も全然ありです。
燃料費が高騰し続けてる状況だから、補助金を使いこなすのが経営の知恵ですね。
まさに。燃料対策は「値上がりに耐える」だけじゃなく、「構造的に燃料に頼らない経営へ」という転換のチャンスでもあります。EVや省エネ設備への補助金は今が一番手厚い時期ですから、ぜひ積極的に活用してほしいですね!
岩手県の他の補助金・助成金については
岩手県の補助金一覧ページもあわせてご確認ください。燃料対策以外にも岩手県内事業者に使える支援制度を多数掲載しています。