岩手県でDX補助金を活用したい事業者が最初に押さえるべきこと

岩手県のDX補助金 主要制度 比較
岩手県のDX補助金 主要制度 比較
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

岩手県でDX推進の補助金を探しているんですけど、種類が多くて正直どこから手をつければいいか分からなくて。
室谷

室谷

代表取締役

わかります、それ。国の制度だけでも複数あって、さらに岩手県独自の補助金もあるので、整理しないとどれが自分に合うか判断できないですよね。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

岩手県って独自の補助金もあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

あります。建設業向けに特化した「建設バックオフィスDX推進事業」という制度で、これは岩手県が単独でやっている珍しいタイプです。国の補助金では業種横断なんですけど、岩手は建設業が産業の柱なんで、そこに絞った補助金を県が用意しているんですよね。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

なるほど、建設業が多いんですね、岩手って。
室谷

室谷

代表取締役

製造業・建設業・農業が三本柱です。DX補助金の活用傾向を見ると、工事書類のデジタル化、施工管理アプリ、クラウドによる勤怠・給与管理の一体化、この3パターンが岩手の建設業では特に多いですよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

まずどの補助金から検討すればいいんでしょう?
室谷

室谷

代表取締役

業種と目的で変わるんですけど、まず「デジタル化・AI導入補助金2026」を検討して、それに加えて岩手県独自の制度を重ねるのが基本戦略です。デジタル化・AI導入補助金は旧IT導入補助金の後継で、2026年から名称が変わっています。盛岡商工会議所も2026年3月から申請サポートを開始していますよ。

デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)— 岩手の事業者が一番使いやすい国の制度

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

デジタル化・AI導入補助金って、具体的にどんな補助金なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

中小企業・小規模事業者が業務効率化やDXに使うITツール(ソフトウェア・クラウドサービス等)の導入費用を国が支援する補助金です。補助率は2/3、補助額は申請枠によって変わります。岩手県内のどの業種の事業者でも申請できるので、一番間口が広いですよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

どんなITツールが対象になるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

補助金HPに登録されているITツールに限られます。クラウド会計、在庫管理システム、顧客管理(CRM)、AI-OCR、ERPパッケージ…幅広いですよ。ただし、ハードウェア単体はNGなので注意です。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

申請ってどうやってするんですか?
室谷

室谷

代表取締役

これが少し独特で、補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」と一緒に申請する仕組みです。つまり自社だけでは申請できない。IT導入支援事業者を探して、「このツール入れたい、補助金使いたい」と相談するところから始まるんですよね。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

手続きの前提条件みたいなのはありますか?
室谷

室谷

代表取締役

GビズIDの取得が必須です。GビズID、取ったことありますか?審査に2〜3週間かかるので、補助金申請を考えているなら今すぐ取得手続きを始めた方がいいです。これを後回しにして「申請したかったのに間に合わなかった」というのは本当によくある失敗で。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

盛岡商工会議所でもサポートしてもらえると聞いたんですが?
室谷

室谷

代表取締役

はい、盛岡商工会議所は2026年3月から申請サポート案内を始めています。問い合わせ先は0570-666-376(デジタル化・AI導入補助金事務局)です。岩手県内のIT導入支援事業者を探す場合も、商工会議所・商工会に「うちの業種で使えるDX補助金は?」と聞くのが一番確実な入り口ですね。

岩手県独自の建設バックオフィスDX推進事業 — 建設業者に特化した県の補助制度

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

さっき出てきた岩手県の建設バックオフィスDX推進事業、詳しく教えてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

建設業の働き方改革と生産性向上のため、バックオフィス業務のDXに要する経費の一部を補助する制度です。上限50万円、補助率1/2で、令和8年度の募集は2026年5月11日から7月3日まで受け付けています。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

バックオフィス業務って具体的には何ですか?
室谷

室谷

代表取締役

工事書類の電子化、見積もりシステム、勤怠管理、給与計算、電子商取引(EDI)による取引業務の効率化などですね。「現場から書類を持ち帰って深夜に入力する」みたいな作業をゼロにするためのシステム導入を支援しますよ、というイメージです。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

対象者の条件は?
室谷

室谷

代表取締役

岩手県知事または国土交通大臣の許可を受けた、岩手県内に主たる営業所を有する建設業者が対象です。補助金の交付は1事業者1回限りという点も覚えておいてください。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

採択後の流れはどうなるんでしょう?
室谷

室谷

代表取締役

書面審査で採択が決まります。ヒアリングや委員会出席は不要です。採択されたら交付申請→補助事業着手→実績報告、という流れで、完了後に翌年度も活用状況の報告が必要です。詳しくは建設バックオフィスDX推進事業の公式ページを確認してください。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

デジタル化・AI導入補助金と、この建設DX補助金って、同時に使えるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

目的と対象経費が被らなければ原則として使えます!ただし厳密には要件確認が必要なので、いわて産業振興センターか商工会議所に「この2つを組み合わせたい」と相談するのがいいですよ。

DX型CO2削減対策実行支援事業 — 脱炭素とDXを同時に進めたい中小企業向け

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

岩手の製造業や農業関係の事業者にはどんな選択肢があるんでしょう?
室谷

室谷

代表取締役

環境省のSHIFT事業の一環で「DX型CO2削減対策実行支援事業」というのがあります。補助率3/4、上限200万円という高い補助率が特徴で、中小企業がDXシステムを活用してCO2排出量を削減する取組を支援しています。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

補助率3/4ってすごいですね!
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです、自己負担が1/4で済むんで。設備の運用改善データの収集・分析システムとか、エネルギー管理AIの導入とか、デジタルでCO2削減を実現する取り組みが対象です。岩手の製造業・食品加工業・農業法人でも活用できますよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

申請のタイミングはどうですか?
室谷

室谷

代表取締役

令和7年度は公募締切が令和7年8月22日でした。令和8年度版は現時点(2026年5月)ではまだ公募未開始ですが、毎年継続している制度なので新しい公募が始まったら検討を。令和6年度補正版もDB掲載中なので、過去の要件を参考にできます。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

この補助金って何が証拠として必要なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

「直近2期以上の決算書」が基本条件です。創業2年未満の事業者は対象外になるので注意してください。あと漁業・建設・製造・情報通信・医療福祉など幅広い業種が対象なのは岩手的にありがたいですよね。

地域社会DX推進・情報通信技術利活用事業費補助金 — 自治体・地域団体向けの大型制度

DX補助金申請の5ステップ
DX補助金申請の5ステップ
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

もう少し大きな取り組みに使える補助金はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

あります。総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業」と「情報通信技術利活用事業費補助金」ですね。こちらは自治体や地域の企業・団体が対象で、補助率1/2で無線ネットワーク整備やスマートシティ化に使える大型制度です。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

これは岩手の市町村とかが使う感じですか?
室谷

室谷

代表取締役

そうですね、一関市や盛岡市みたいな自治体が主体になるケースが多いです。ただ民間企業が地方公共団体と連携して申請するパターンもあります。例えばICTを活用した農業支援や、観光地のキャッシュレス整備なんかは岩手にマッチした活用事例ですよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

民間単独では申請できないんですか?
室谷

室谷

代表取締役

基本的には地方公共団体との連携が前提です。「うちの会社でやりたいサービスがある」という場合は、まず市町村に提案して一緒に申請する形になりますね。ハードルは高いですが、採択されれば相当大きな資金を動かせます。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

貿易系のDX補助金も見かけましたが?
室谷

室谷

代表取締役

貿易プラットフォーム活用による貿易手続デジタル化推進事業費補助金」ですね。大企業1/2・中小企業2/3の補助率で、最大2000万円の取組です。ただしこれは貿易プラットフォームと自社システムを連携させる特定用途なので、輸出入に関わっている岩手の食品・製造業者向けですね。

岩手県のDX補助金 選択ガイド

業種・目的別のおすすめ補助金

  • 建設業: 建設バックオフィスDX推進事業(岩手県独自・上限50万円)+デジタル化・AI導入補助金2026(国・2/3補助)
  • 製造業・農業法人: DX型CO2削減対策実行支援事業(補助率3/4・上限200万円)+デジタル化・AI導入補助金2026
  • 情報通信・サービス業全般: デジタル化・AI導入補助金2026(最優先)
  • 自治体・地域団体: 地域社会DX推進パッケージ事業(補助率1/2・大規模インフラ対応)
  • 輸出入関連企業: 貿易プラットフォーム活用補助金(中小企業2/3)
補助金名実施主体上限額補助率主な対象
デジタル化・AI導入補助金2026国(経産省)枠によって異なる2/3全業種・中小企業
建設バックオフィスDX推進事業岩手県50万円1/2岩手県内建設業者
DX型CO2削減対策実行支援国(環境省)200万円3/4全業種・中小企業
地域社会DX推進パッケージ国(総務省)上限なし1/2自治体・地域団体
情報通信技術利活用事業費補助金国(総務省)上限なし1/2自治体・地域団体
貿易手続デジタル化推進補助金国(経産省)2,000万円中小2/3貿易関連企業
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

これを見ると、岩手の事業者って国の制度と県独自の制度を両方使えるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです!しかも岩手は建設DX補助金みたいに業種特化の制度があるのが強みで。他県だと「全国の制度しかない」というケースも多い中、岩手は建設業界へのケアが手厚いんですよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

じゃあ建設業者の方は特にお得な環境にいると。
室谷

室谷

代表取締役

そう言えますよね(笑。国の制度と県の制度を合わせて活用すれば、DX投資の自己負担をかなり圧縮できます。

DX補助金 申請のポイントと注意点

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

実際に申請する際に気をつけるべき点って何ですか?
室谷

室谷

代表取締役

一番失敗が多いのは「GビズIDの取得が間に合わなかった」というパターンです。国の補助金はGビズIDが必須で、申請には2〜3週間かかるので、補助金を検討し始めたらまず取得手続きを。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

他には?
室谷

室谷

代表取締役

建設バックオフィスDX補助金で言うと「特定業務専用のソフトだけを導入」では通らないということですね。要件として「特定業務専用のソフトウェアの導入にとどまるものでない」とわざわざ書いてあるので、バックオフィス業務全体を変革する文脈で申請書を書く必要があります。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

つまり「これだけ使います」じゃなくて「業務全体をこう変えます」という計画が必要と。
室谷

室谷

代表取締役

そうです!採択率を上げるには、「補助金でシステムを入れてどう業務が変わるか」の具体的なストーリーが大事です。書き慣れていない方はいわて産業振興センターの専門家派遣を使うのが一番早い。無料で専門家が来てくれますよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

採択後も注意することってありますか?
室谷

室谷

代表取締役

建設バックオフィスDX推進事業は採択後に翌年度も活用状況を報告する義務があります。「補助金もらって終わり」ではなく、実際に使って成果を出さないといけない。あとデジタル化・AI導入補助金系は「事業場内最低賃金の増加目標」を達成できないと返還を求められるケースがあるので要注意です。

申請前のチェックリスト

  • GビズID: 取得済みか(2〜3週間必要)
  • IT導入支援事業者: デジタル化・AI導入補助金の場合、登録業者との共同申請が必須
  • 対象経費の確認: ハードウェア単体はNG(ソフトとセットなら可)
  • 交付申請のタイミング: 補助金交付決定前に発注・契約した費用は対象外
  • 賃金引上げ目標: 採択後の達成状況報告が必要な補助金あり
1

GビズIDを取得する(公式サイトから申請)

2

申請したい補助金の公募要領を入手・確認する

3

IT導入支援事業者・専門家に相談する(盛岡商工会議所・いわて産業振興センター等)

4

事業計画書・申請書類を作成する

5

締切日前に余裕をもって申請する


まとめ

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

最後に、岩手の事業者として一番大事なことを教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

「国の制度だけ見て諦める前に、岩手県独自の制度も必ず確認する」ですね。建設バックオフィスDX推進事業みたいに業種特化で使いやすい制度が岩手にはあります。特に建設業の方は令和8年度の受付が2026年7月3日まで開いているので、今すぐ確認する価値がありますよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

相談窓口はどこがおすすめですか?
室谷

室谷

代表取締役

まずいわて産業振興センターの専門家派遣が無料で使えるので、そこからスタートするのがいいです。補助金の申請よりも先に「うちの業務のどこをデジタル化するか」を整理する支援もやってくれます。補助金ありきで動くと、合わない補助金に時間を使うことになるんで(笑。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

ありがとうございました!岩手のDX補助金、想像以上に充実していますね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。建設・製造・農業を支える県らしい補助制度が揃っているので、うまく組み合わせて活用してほしいですね。他の目的別補助金については岩手県の補助金・助成金一覧ページも参考にしてみてください。

DX補助金の相談窓口

  • いわて産業振興センター(無料専門家派遣): 盛岡市北飯岡2-4-25 / 公式サイト
  • 盛岡商工会議所(デジタル化・AI導入補助金案内): TEL 0570-666-376 / 公式サイト
  • 岩手県よろず支援拠点: 申請サポート・事業計画書の作成支援あり