共同輸配送や帰り荷確保等のためのデータ連携促進支援事業費補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
本補助金の主な特徴は以下の通りです。第一に、物流情報標準ガイドラインに準拠したオープンプラットフォームの構築を支援する点です。第二に、共同輸配送や帰り荷確保など、物流の2024年問題に直結する課題解決を目的としている点です。第三に、補助上限額が4,000万円と比較的大型であり、システム開発やデータ連携基盤整備に十分な資金が確保できます。第四に、複数企業の連携を必須とすることで、業界横断的な物流効率化の波及効果が期待できます。
対象者・申請資格
申請資格として、以下の要件をすべて満たす必要があります。(1)荷主企業2社以上を含む協議会であること。荷主企業とは、自らの商品や原材料の輸送を委託する事業者を指します。(2)物流情報標準ガイドラインに準拠したデータ連携基盤の構築を計画していること。(3)協議会の構成員が日本国内に事業所を有すること。(4)補助事業を的確に遂行できる組織体制と経理処理能力を有すること。(5)協議会規約を定め、代表者・構成員の役割分担を明確にしていること。反社会的勢力に該当する者や、過去に補助金の不正受給歴がある者は対象外です。
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申請ガイド
申請手順は以下の通りです。(1)協議会の組成:荷主企業2社以上を含む協議会を設立し、協議会規約を作成します。構成員の役割分担と費用負担を明確にしてください。(2)事業計画の策定:物流情報標準ガイドラインに準拠したプラットフォーム構築計画を策定します。現状の物流課題、導入するシステムの概要、期待される効果を具体的に記載します。(3)申請書類の作成:交付申請書、事業計画書、経費明細書、協議会規約等の必要書類一式を作成します。(4)電子申請:jGrants(補助金申請システム)を通じて申請書類を提出します。GビズIDプライムアカウントが必要です。(5)審査・採択:外部有識者による審査を経て、採択結果が通知されます。(6)交付決定後に事業を開始し、完了後に実績報告を行います。
審査と成功のコツ
採択されるためのポイントは以下の通りです。(1)物流情報標準ガイドラインへの具体的な準拠方法を技術仕様書レベルで明示すること。(2)共同輸配送や帰り荷確保による定量的な効果(積載率向上率、CO2削減量、コスト削減率等)を現状データに基づいて試算すること。(3)補助事業終了後の持続可能な運営モデル(利用料収入等)を具体的に提示すること。(4)多様な業種の荷主企業が参加する幅広い連携体制を構築し、波及効果の大きさをアピールすること。(5)既存の物流課題を数値データで示し、プラットフォームによる解決策の実現可能性を論理的に説明すること。審査では物流情報標準ガイドラインへの準拠度、効果見込みの具体性、事業の継続性が特に重視されます。
対象経費
対象となる経費
システム開発費(1件)
- プラットフォームの設計・開発・テストに係る費用(要件定義、プログラミング、単体・結合テスト等)
クラウド・インフラ費(1件)
- クラウドサーバー利用料、データベースサービス料、ネットワーク構築費
API開発・連携費(1件)
- 物流情報標準ガイドライン準拠のAPI開発、既存システムとのデータ連携開発費
セキュリティ対策費(1件)
- 情報セキュリティ対策に係る費用(暗号化、認証基盤、脆弱性診断等)
外部委託費(1件)
- 専門コンサルタントへの委託費、外部開発会社への業務委託費
実証実験費(1件)
- プラットフォームのテスト運用、データ連携検証、効果測定に係る費用
プロジェクト管理費(1件)
- プロジェクトマネジメント、進捗管理、品質管理に係る費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(9件)
- 土地・建物の取得費や賃借料
- 汎用的なパソコン・タブレット等の機器購入費
- 既存システムの保守・運用費(本補助事業と無関係のもの)
- 人件費(協議会構成員の従業員の給与・賞与)
- 旅費・交通費(打合せ等の移動費用)
- 消費税および地方消費税
- 交際費・接待費
- 補助事業期間外に発生した費用
- 他の補助金で既に補助を受けている経費
よくある質問
Q協議会はどのように構成すればよいですか?
荷主企業2社以上を含むことが必須条件です。これに加えて、物流事業者、IT事業者、業界団体等を含めて協議会を組成します。協議会の代表者が申請者となり、各構成員の役割分担を明確にした協議会規約の作成が必要です。
Q物流情報標準ガイドラインとは何ですか?
国土交通省が策定した、物流・商流に関するデータの標準的なフォーマットや連携方法を定めたガイドラインです。本補助金では、このガイドラインに準拠したデータ連携基盤を構築することが求められます。
Q補助対象となる経費にはどのようなものがありますか?
物流・商流情報のオープンプラットフォームの構築・運営に必要なシステム開発費、クラウドサービス利用料、データ連携に係る機器購入費、外部専門家への委託費、実証実験に係る費用などが対象となります。
Q帰り荷確保とは具体的にどういう意味ですか?
トラックが配送先で荷物を降ろした後、空車で帰る(空車回送)のではなく、復路で別の荷物を積んで輸送することを指します。データプラットフォームで荷物情報を共有することで、帰り荷のマッチングが効率的に行えるようになります。
Q申請から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
公募期間終了後、外部有識者による審査が行われ、概ね1〜2か月程度で採択結果が通知されます。ただし、応募状況や審査の進捗により前後する場合があります。
Q小規模な物流事業者でも申請できますか?
協議会の構成員として参加することは可能です。ただし、荷主企業2社以上を含む協議会が申請主体となるため、単独での申請はできません。地域の物流事業者同士で連携し、荷主企業と協力して協議会を組成することをお勧めします。
Qプラットフォームの運営期間に制限はありますか?
補助事業期間内にプラットフォームの構築を完了し、運用を開始する必要があります。また、補助事業終了後も一定期間の継続的な運営が求められるため、持続可能なビジネスモデルの構築が重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は、同一事業に対して国の他の補助金・助成金との併用(重複受給)は原則として認められません。ただし、補助対象経費が明確に区分できる場合は、他の補助金との併用が可能な場合があります。例えば、物流DXに関する別の補助金でハードウェアを導入し、本補助金でソフトウェア・プラットフォーム部分を整備するといった棲み分けが考えられます。詳細は公募要領をご確認ください。
詳細説明
補助金の概要
本補助金は、物流業界が直面する深刻な人手不足やドライバーの労働時間規制(いわゆる2024年問題)に対応するため、複数の荷主企業や物流事業者が連携し、物流・商流情報を共有するオープンプラットフォームの構築を支援する制度です。
背景と目的
日本の物流業界では、トラックの積載効率が約40%にとどまり、空車回送率も高い水準にあります。この非効率の主な原因は、荷物情報や車両情報が企業ごとに分断されており、業界横断的なデータ共有が進んでいないことにあります。本補助金は、国土交通省の物流情報標準ガイドラインに基づき、企業間でデータを連携させることで、共同輸配送の実現や帰り荷の確保を促進し、物流全体の効率化を図ることを目的としています。
支援内容
補助上限額は4,000万円(税別)、補助率は2分の1です。対象となる事業は、物流・商流情報のオープンプラットフォームの構築および運営に関する取り組みで、システム開発、データ連携基盤の整備、実証実験等が含まれます。
申請要件
申請者は、荷主企業2社以上を含む協議会である必要があります。協議会には物流事業者やIT事業者等も参画でき、業種を超えた連携体制の構築が求められます。物流情報標準ガイドラインへの準拠が必須条件となっており、標準的なデータフォーマットやAPIの採用が重要です。
期待される効果
本事業により、トラックの積載効率の向上、空車回送の削減、配車・運行管理の最適化が期待されます。これにより、物流コストの削減だけでなく、CO2排出量の削減や、ドライバーの労働環境改善にも寄与します。また、構築されたプラットフォームが業界標準として普及することで、日本全体の物流DXの推進につながります。
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