【農林水産省】令和7年度補正産地連携支援緊急対策事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
国産原材料の取扱量増加を直接支援
食品製造事業者が国産原材料の調達量を増やすための具体的な取組(産地との長期契約締結、原料調達体制の整備等)に要する費用を支援します。輸入原材料からの切り替えや国産比率の向上を目指す事業者に有効です。
産地支援と産地連携の2つのアプローチ
補助対象となる取組は、①産地を支援する取組(農産地の生産力強化・安定供給体制の整備等)と、②産地との連携による国産原材料取扱量増加の取組の2つです。食品製造業者自身の調達改革から、農産地への直接支援まで幅広い取組が対象となります。
全国の食品製造事業者等が対象
岡崎市限定の補助金とは異なり、全国の食品製造事業者が申請可能です。国産原材料活用に積極的な食品メーカー・食品加工業者であれば地域を問わず申請できます。
令和7年度補正予算措置の緊急対策事業
「緊急対策」とされており、食品産業の国産原材料ニーズの高まりに迅速に対応するために措置された事業です。令和7年度補正予算という性格上、申請・採択期間が限られている可能性があるため、早めの情報収集・準備が重要です。
ポイント
対象者・申請資格
事業者の種類要件
- 食品製造事業者(食料品製造業に分類される事業者)
- 食品の製造・加工を行う事業者等
- 産地との連携や産地支援を行う食品関連事業者
取組内容の要件
- 産地を支援する取組であること、または産地との連携による国産原材料取扱量増加の取組であること
- 国産原材料の長期安定的な調達促進につながる取組であること
地理要件
- 全国(特定地域への限定なし)
その他の要件
- 農林水産省が公表する公募要領・採択基準を満たすこと
- 事業終了後に報告書等を提出できること
ポイント
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申請ガイド
Step1:農林水産省の公募情報の確認
農林水産省の食料産業局等のウェブサイトで、令和7年度補正産地連携支援緊急対策事業の公募要領を確認する。補助対象取組の詳細・補助率・補助上限額・申請期間を把握する。
Step2:取組内容の整理と産地との協議
支援対象となる取組(産地支援・産地連携)の具体的な内容を整理する。連携先の産地(農業者・農業法人・農業協同組合等)との協議を開始し、取組の概要を固める。
Step3:事業計画書の作成
国産原材料の取扱量増加目標、具体的な取組内容・スケジュール、産地との連携体制、費用計画を記載した事業計画書を作成する。
Step4:申請・審査・採択
農林水産省または委託機関が定める期間内に申請書類を提出する。審査後、採択・不採択が通知される。
Step5:事業実施・実績報告
採択・交付決定後に取組を実施し、完了後に実績報告書を提出する。補助金が交付される。
ポイント
審査と成功のコツ
産地との連携の具体性・実効性を示す
国産原材料取扱量の増加目標を数値化
消費者への訴求効果も計画に含める
長期的な産地支援・連携の持続可能性
ポイント
対象経費
対象となる経費
産地連携体制整備費(3件)
- 産地との長期調達契約締結に係る交渉・調査費用
- 農産地への現地調査・視察費用
- 産地連携のためのシステム・プラットフォーム整備費用
産地支援活動費(3件)
- 産地(農業者・農業法人等)の生産力強化支援費用
- 産地向けの栽培技術・品質管理指導費用
- 産地との情報共有・コミュニケーション体制整備費用
国産原材料活用促進費(3件)
- 国産原材料を使用した試験製造・試作品開発費用
- 国産原材料の品質評価・規格化に係る費用
- 国産原材料活用の普及・広報に係る費用
専門家活用費(2件)
- 産地連携・農産物調達の専門家・コンサルタント謝金
- 農業・食品業界の連携に係る外部専門家費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 輸入原材料の調達・購入費用
- 食品製造設備・機械の購入・設置費用(本事業の目的と直接関連しない設備投資)
- 通常の食品製造・販売に係る経常的な費用
- 交付決定前に支出した費用
- 農林水産省が公募要領で明示する対象外経費
よくある質問
Q「食品製造事業者等」とは具体的にどのような事業者が対象ですか?
食料品製造業に分類される事業者が主な対象です。パン・菓子・缶詰・冷凍食品・調味料・乳製品等の食品製造業者が典型的な対象者です。「等」という表記から、食品加工・流通に関わる事業者も一部対象となる可能性がありますが、具体的な対象範囲は農林水産省の公募要領で確認してください。
Q「産地」とはどのような組織・地域を指しますか?
産地とは、農産物・水産物・林産物等の生産地域または生産者の集積を指します。具体的には、農業者・農業法人、農業協同組合(JA)、生産者団体、漁業協同組合等が連携先の「産地」として想定されます。特定の地域・組織に限定されるかどうかは公募要領で確認してください。
Qすでに国産原材料を一部使用しているが、さらに拡大する取組も対象ですか?
はい、現在の国産原材料使用量をさらに増加させる取組も対象となると考えられます。既に一定の国産原材料を使用している事業者が、産地との連携を深めてより多くの国産原材料を安定的に調達するための体制整備に本事業を活用できます。ただし、具体的な申請要件は公募要領で確認してください。
Q補助率・補助上限額はいくらですか?
令和7年度補正予算での具体的な補助率・補助上限額は、農林水産省が公表する公募要領で確認してください。農林水産省の食品産業関連事業では補助率1/2〜2/3、補助上限数百万〜数千万円の事業が多いですが、本事業の具体的な数値は公募要領の内容によります。
Q産地との長期契約は何年以上が必要ですか?
「長期安定的な原材料調達」という表現から、複数年にわたる調達関係の構築が期待されていますが、具体的な最低契約年数等の要件については公募要領で確認が必要です。事業計画の中で長期的な産地連携の青写真を示すことが重要です。
Q農業者・農業法人も申請できますか?
本事業は「食品製造事業者等」を主な対象としており、農業者・農業法人が直接申請できるかどうかは公募要領で確認が必要です。ただし、農業者・農業法人が食品製造業者と連携した取組の一部として参加することは想定されています。農業者・農業法人が産地支援を受ける側として本事業から間接的に恩恵を受けることが期待されます。
Q輸入原材料から国産原材料への切り替えを検討しているが、本事業は使えますか?
輸入原材料から国産原材料への切り替えは本事業の趣旨に合致します。産地との調達関係構築・長期契約締結・品質確認等に係る費用が補助対象となる可能性があります。ただし、原材料そのものの購入費用は通常補助対象外です。切り替えに伴う産地連携体制の整備・試験製造に係る費用等が対象の中心となると考えられます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業は農林水産省の施策であり、経済産業省系の補助金(ものづくり補助金・IT導入補助金等)とは政策体系が異なります。経費が重複しなければ、他省庁の補助金と組み合わせられる場合がありますが、個別に確認が必要です。 農林水産省内の関連施策として、食料産業局が所管する「6次産業化支援事業」「農商工連携支援」「国産農林水産物等の消費拡大対策」等の事業と本事業の関係を整理し、重複申請にならないよう注意が必要です。 農業者・農業法人の立場では、農林水産省の「産地・市場対策支援事業」や農協の各種補助金・融資と組み合わせることで、産地側の生産体制強化と本事業(食品製造業側の調達改革)の両面からアプローチできます。 食料・農業・農村基本計画に基づく国産農産物の消費拡大政策との整合性を申請書類に反映させることで、採択評価を高めることができます。
詳細説明
令和7年度補正産地連携支援緊急対策事業とは
農林水産省が食品産業と農産地の連携強化を推進するために実施する緊急対策事業です。食品製造事業者が国産原材料の取扱量を増加させるための取組を補助します。令和7年度補正予算で措置されており、食品産業における国産原材料志向の高まりに迅速に対応することを目的としています。
食品の安全・安心に対する消費者意識の高まりや、国際的な農産物価格の変動を背景に、食品製造業者が国産原材料の安定調達を求める需要が急増しています。本事業はその需要に応えつつ、日本の農業生産者・産地の安定的な販路確保を同時に実現する「食農連携」を推進します。
補助対象となる2つの取組類型
本事業の補助対象となる取組は大きく2つに分類されます。
- 産地を支援する取組:食品製造事業者が農産地(農業者・農業法人・農業協同組合等)の生産力強化・安定供給体制の整備を支援する取組。例:産地向けの栽培技術指導、品質管理支援、生産計画の共同策定等
- 産地との連携による国産原材料取扱量増加の取組:産地との長期安定的な原材料調達関係を構築するための連携活動。例:長期調達契約の締結、産地との情報共有体制の整備、国産原材料を活用した新商品開発等
政策的背景と本事業の意義
農林水産省は食料安全保障の観点から国産農産物の利活用拡大を推進しており、食品産業が農産地と長期的な連携関係を構築することを重要な政策課題と位置づけています。本事業はその政策の実行部分として、食品製造業者のコスト負担を軽減しながら産地連携を加速させるものです。
近年、輸入原材料のコスト上昇・安定供給リスクが顕在化する中、国産原材料へのシフトは経営リスク管理の観点からも合理的な選択となっています。本事業を活用することで、その転換コストを軽減できます。
申請にあたっての注意点
「緊急対策」という名称の通り、本事業は限られた予算・期間での公募となります。農林水産省の食料産業局等のウェブサイトで公募情報を確認し、早期に対応することが重要です。また、産地との連携には調整に一定の時間が必要なため、公募開始前から産地候補との対話を開始しておくことを強く推奨します。
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