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準備期間の目安: 約45

令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 200床以上の病院:1/2 200床未満の医療機関:3/4
募集期間
2026-04-14 〜 2026-10-30
残り195
対象地域東京都
対象業種医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業は、東京都が医療機関の電子カルテシステム導入に伴うコンサルタント活用費用を補助する制度です。電子カルテシステム本体の整備を補助する『病院診療情報デジタル推進事業(102902)』の上流工程である要件定義・ベンダー選定・導入支援を専門コンサルが担う費用が対象で、補助基準額は1,000千円(100万円)に固定されています。最大の特徴は、対象が『病院』だけでなく『医科診療所』も含まれる点で、無床診療所や有床診療所もコンサル費用の補助を受けられます。補助率は200床以上の病院が1/2、200床未満の病院・医療機関は3/4で、診療所も3/4が適用されます。電子カルテ未導入施設が、専門知識のあるコンサルを活用して失敗のない導入計画を立てるための財源として位置づけられます。

この補助金の特徴

1

対象は『医療機関』広め — 診療所もOK

本事業は名称が『医療機関』となっている通り、病院だけでなく医科診療所(無床・有床)も対象に含みます。姉妹事業の102902(電子カルテ整備本体)が病院限定なのに対し、本事業はクリニック規模でも申請可能な点が重要な差別ポイントです。診療所の電子カルテ導入支援を考える際の有力な補助財源となります。

2

補助対象は『コンサルタント活用費用』に限定

システム本体の購入費ではなく、電子カルテ導入に伴う要件定義・ベンダー選定・導入プロジェクト管理・運用設計等を支援するコンサルタント費用が対象です。本体システムの導入費用は本事業では補助対象外で、その部分は102902(病院の場合)や他の制度で別途手当する設計です。

3

補助基準額は1,000千円(100万円)に固定

102902が『605,000円×病床数』で病床数に連動するのに対し、本事業の補助基準額は一律100万円です。コンサル費用の実支出額と100万円のいずれか低い方を選定し、総事業費から寄附等を除いた金額と比較して低い方に補助率(1/2又は3/4)を乗じます。200床未満の医療機関なら最大75万円、200床以上の病院なら最大50万円が実質的な上限の目安です。

4

200床を境に補助率が分岐

102902と同様、200床以上の病院は補助率1/2、200床未満の医療機関は3/4と中小規模に手厚い設計です。診療所は『200床未満の医療機関』に該当するため3/4が適用され、自己負担を25%に抑えてコンサルを活用できます。

5

102902との連携活用が前提設計

本事業のコンサル費用と102902の電子カルテ本体導入費は経費区分が異なるため、両事業を並行申請して総合的な導入支援を受ける設計が想定されています。コンサル成果を踏まえてシステム本体を整備する流れで、両事業を時系列で組み合わせるのが定石です。

ポイント

本制度の最大の差別点は『コンサル費用に特化+診療所も対象』という設計です。電子カルテの導入失敗リスクは要件定義の不十分さに起因することが多く、専門コンサルを補助率3/4で活用できることで、診療所・中小病院でもプロ品質の導入計画を立てられます。基準額100万円は控えめですが、上流工程の質を担保する『保険』として極めて費用対効果が高い制度です。

対象者・申請資格

対象事業者

  • 東京都内に所在する病院(医療法上、20床以上の入院施設を有する医療機関)
  • 東京都内に所在する医科診療所(無床診療所・有床診療所)
  • 電子カルテシステムを新たに導入する医療機関(コンサル活用が必要な施設)

対象外事業者

  • 歯科診療所(要綱第2の規定を要確認、原則対象外)
  • 国・地方公共団体・独立行政法人等が直接運営する医療機関
  • 既に電子カルテを導入済みでコンサル活用の必要がない施設
  • 暴力団排除条例上の暴力団関係者

対象事業

  • 電子カルテ導入のための要件定義支援
  • ベンダー選定・RFP作成支援
  • 導入プロジェクトのPMO業務委託
  • 業務フロー設計・運用ルール策定支援
  • 職員向け研修プログラム設計支援

補助率

  • 200床以上の病院:補助率1/2
  • 200床未満の医療機関(診療所含む):補助率3/4

併用上の留意点

  • 102902(電子カルテ整備本体)と経費区分が異なるため併用可能、むしろ組み合わせ前提
  • 国の補助金で同じコンサル費用を受けている場合は重複NG

ポイント

本事業は『コンサル費用』という上流工程に絞った補助のため、電子カルテ未導入施設で『これから本格的に検討を始める医療機関』が最適な利用層です。診療所も対象になるため、クリニック経営者は本事業を起点に導入計画を組み立てるのが定石です。

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申請ガイド

1

ステップ1:自院の電子カルテ導入計画の整理

本事業はコンサル費用の補助です。事前に『なぜ電子カルテを導入するか』『現状の課題は何か』『いつまでに何を達成したいか』を整理し、コンサルへの依頼内容を明確化してください。漠然とした依頼では補助対象としての必要性を説明しづらくなります。

2

ステップ2:コンサル選定と見積取得

医療DX・電子カルテ導入の実績があるコンサルティング会社・SIerの専門部門・医療系コンサルから複数見積を取得します。RFP作成支援、ベンダー選定支援、PMO業務、運用設計支援など業務範囲を明確化した見積書を準備してください。

3

ステップ3:申請書類の作成

東京都保健医療局の参照URLから令和8年度交付要綱・申請様式を入手し、事業計画書、コンサル業務委託の見積書、業務範囲明細、医療機関の概要書類、誓約書等を準備します。GビズIDプライム未取得なら2-3週間前に取得してください。

4

ステップ4:jGrants経由で電子申請

jGrantsから東京都保健医療局に電子申請します。締切は令和8年10月30日と本系列の中では比較的長期ですが、コンサル業務は数ヶ月かかるため、年度内完了を見据えて夏頃までに申請するのが現実的です。

5

ステップ5:交付決定後にコンサル契約・実施

交付決定通知の受領後にコンサルと契約締結します。交付決定前の契約は補助対象外です。コンサル業務完了後、成果物(要件定義書、RFP、ベンダー選定報告書、業務フロー設計書等)と支払証憑を揃えて実績報告を行います。

ポイント

本事業はコンサル業務の『成果物』が実績報告の評価対象になります。要件定義書、RFP、ベンダー選定報告書など、業務委託の成果が形に残るよう契約段階で成果物を明確に定義してください。期間も6-7ヶ月確保できるため、102902(システム本体補助)の申請前に本事業のコンサル成果を活用するスケジューリングが理想です。

審査と成功のコツ

コンサル業務範囲を見積書で詳細化
採択評価で重視されるのは『何のためにコンサルを使うか』の具体性です。要件定義・RFP作成・ベンダー選定・PMO・運用設計といった業務カテゴリ別に工数と単価を明細化した見積書を作成してください。一括見積より採択率と実績報告の安定性が大きく変わります。
医療DX実績のあるコンサルを選ぶ
一般的なITコンサルではなく、医療機関への電子カルテ導入実績があるコンサルや医療系コンサルを選定すると、業務内容の妥当性が説明しやすくなります。実績一覧を提案書に含めてもらってください。
102902とのセット申請設計
本事業(コンサル)と102902(システム本体)は経費区分が異なるため併用可能です。理想的には『春に本事業(コンサル)を申請→夏にコンサル業務を実施→要件定義成果を踏まえて秋に102902(システム本体)を別年度申請』という時系列設計が、各補助金を最大活用できる王道パターンです。
成果物の明確化
業務委託契約書に成果物(要件定義書、RFP、ベンダー選定報告書、業務フロー設計書、運用設計書等)を明記してください。これらが実績報告時の主な提出物となります。口頭の助言や打ち合わせ記録だけでは実績認定されにくいため、必ず文書成果物を残す契約設計が必須です。
診療所こそ本事業を活用すべき
診療所は院内に医療情報の専門人材が不足しているため、コンサル活用の効果が最も高い施設層です。補助率3/4で実質負担25%(最大25万円程度)でプロのコンサル支援を受けられるため、電子カルテ導入を検討するクリニックは本事業を最優先で活用すべきです。

ポイント

成功の鍵は『業務範囲を細分化した見積』『医療DX実績のあるコンサル選定』『成果物の文書化』の3点。特に診療所の経営者は、補助率3/4・最大75万円相当の補助を活用してプロのコンサル支援を受けることで、その後のシステム本体導入の失敗リスクを大幅に低減できます。

対象経費

対象となる経費

要件定義・計画策定支援費(3件)
  • 電子カルテシステム導入の要件定義書作成支援
  • 業務フロー現状分析・課題抽出
  • 導入ロードマップ・スケジュール策定支援
ベンダー選定支援費(3件)
  • RFP(提案依頼書)作成支援
  • ベンダー比較評価・選定報告書作成
  • 見積精査・契約交渉支援
プロジェクトマネジメント費(3件)
  • PMO(プロジェクト管理)業務委託
  • 進捗管理・リスク管理支援
  • ベンダーとのコミュニケーション仲介
運用設計・移行支援費(3件)
  • 新システム運用ルール・マニュアル設計
  • 業務フロー再設計支援
  • 職員向け研修プログラム設計

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 電子カルテシステム本体の購入費・ライセンス費
  • サーバー・端末等のハードウェア購入費
  • コンサル業務後のシステム保守・運用費用
  • 院内職員の人件費(既存職員の通常業務分)
  • 交付決定前に契約・発注したコンサル費用
  • 他の補助金で既に補助対象となっているコンサル費用

よくある質問

Q無床診療所でも申請できますか?
A

はい、本事業(102903)は『医療機関』対象のため、無床診療所も申請できます。姉妹事業の102902(電子カルテ整備本体)が病院限定なのに対し、本事業は医科診療所(無床・有床)まで対象を広げているのが大きな特徴です。診療所は『200床未満の医療機関』に該当するため、補助率3/4で最大75万円相当のコンサル費用を補助されます。

Q電子カルテ本体の購入費は対象になりますか?
A

本事業では対象外です。本体システムの購入費・ライセンス費・サーバー等ハード費は、姉妹事業の102902(病院診療情報デジタル推進事業)で別建て申請する設計です。本事業は要件定義・ベンダー選定・PMO・運用設計など『コンサルタント活用費用』に限定されています。両事業は経費区分が異なるため併用可能で、むしろセット活用が想定されています。

Qどんなコンサルを選べば採択されやすいですか?
A

医療機関への電子カルテ導入実績があるコンサルや医療系コンサルを選定するのが鉄則です。一般的なITコンサルでは医療業務の特殊性(診療報酬請求、医事会計、看護記録、地域医療連携等)を理解していないリスクがあります。提案書に医療機関での導入実績一覧を含めてもらい、業務範囲(要件定義・RFP・PMO・運用設計)別に工数と単価を明細化した見積を取得してください。

Qコンサル業務の成果物は何を提出すればよいですか?
A

実績報告時には、要件定義書、RFP(提案依頼書)、ベンダー比較評価書、ベンダー選定報告書、業務フロー設計書、運用ルール設計書、研修プログラム設計書など、コンサル業務の成果が文書として残るものが必要です。業務委託契約書の段階でこれらの成果物を明記しておかないと、口頭の助言や打ち合わせ記録だけでは実績認定されにくくなります。

Q補助基準額100万円というのは少ない気がしますが?
A

確かに本事業の基準額100万円は本体システム導入費(数百万〜数千万円)と比べると控えめです。しかし、コンサル費用は通常50-150万円程度で収まるケースが多く、補助率3/4で実質負担25万円程度に抑えられるため、診療所や中小病院にとって極めて費用対効果が高い設計です。本事業はコンサル支援に絞った『保険』的な位置づけで、本体導入費は102902等で別建てする設計です。

Q102902と同じ年度に併用申請できますか?
A

はい、両事業は経費区分が明確に異なるため併用可能で、むしろセット申請が想定されています。本事業(102903)でコンサル費用、102902で電子カルテ本体費用と切り分けて申請してください。理想的には本事業のコンサル業務(要件定義・ベンダー選定)を先行させ、その成果を踏まえて102902の本体導入を進める時系列が最適です。

Q申請期間が10月末までと長いですが、いつ申請すべきですか?
A

コンサル業務は通常3-6ヶ月かかります。締切ギリギリの10月申請だと交付決定が冬になり、年度内完了が困難になります。理想的には4-6月に申請を完了し、夏から秋にかけてコンサル業務を実施、年度末(2027年3月)までに実績報告というスケジュールが安全です。なおGビズIDプライム未取得の場合は2-3週間前に取得手続きを始めてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業(102903・コンサル活用)の真価は、姉妹事業との組み合わせで発揮されます。電子カルテ導入の上流(要件定義・ベンダー選定)を本事業で、本体システム整備を『102902(病院診療情報デジタル推進事業)』で、職員のIT/DX資格取得を『102904(東京都医療DX人材育成支援事業・補助率10/10で最大50万円)』で、システム導入後のセキュリティ強化を『102905(医療機関診療情報サイバーセキュリティ対策支援事業)』で、それぞれ別建て申請する設計が最適です。経費区分が明確に分かれるため重複の心配がなく、東京都の医療DXパッケージをフル活用できます。一方、国のIT導入補助金で同じコンサル費用を計上している場合や、厚労省所管の医療DX関連補助金でコンサル費用が含まれている場合は重複NGとなります。本事業のコンサル成果(要件定義書・RFP・ベンダー選定報告書)を踏まえて翌年度に102902等を申請する時系列設計が、各補助金を最大活用する王道パターンです。

詳細説明

制度の位置づけ

令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業(102903)は、東京都保健医療局が展開する医療DXパッケージのうち、電子カルテ導入の上流工程(コンサル活用)に特化した補助金です。姉妹事業の102902(システム本体整備)が病院限定なのに対し、本事業は医科診療所(無床・有床)も対象に含み、クリニック層の電子カルテ導入を後押しする設計が大きな特徴です。

補助内容と上限額

補助対象はコンサルタント活用費用に限定され、本体システム購入費は対象外です。

  • 補助基準額:1,000千円(100万円)(病床数に連動しない固定額)
  • 200床以上の病院:補助率1/2(実質上限50万円相当)
  • 200床未満の医療機関(診療所含む):補助率3/4(実質上限75万円相当)

補助上限額は基準額100万円と対象経費実支出額のうち低い方を選定し、総事業費から寄附等を除いた金額と比較して低い方に補助率を乗じて算出します。

対象となるコンサル業務

要件定義書作成支援、業務フロー分析、RFP作成、ベンダー選定支援、PMO業務、運用設計、研修プログラム設計など、電子カルテ導入の計画フェーズ全般が対象です。一方、本体システムの購入費・ライセンス費・ハード費は対象外で、これらは102902で別建て申請する設計です。

申請スケジュール

申請受付期間は2026年4月14日から10月30日までで、本系列の中では比較的長めです。コンサル業務は通常3-6ヶ月かかるため、年度内完了を見据えて夏頃までに申請完了するのが現実的です。交付決定前にコンサル契約を締結すると補助対象外になるため、ベンダーとは『交付決定後に契約締結』を事前合意しておいてください。

診療所の活用戦略

本事業の最大の活用ポイントは医科診療所も対象である点です。診療所は院内にIT人材が不足しており、電子カルテ導入の失敗リスクが高い施設層です。補助率3/4で実質負担25%(最大25万円程度)でプロのコンサル支援を受けられるため、クリニック経営者は本事業を最優先で活用し、要件定義・ベンダー選定をプロに委ねるのが王道です。

姉妹事業との時系列組み合わせ

東京都の令和8年度医療DX系補助金は経費区分で棲み分けられています。理想的な時系列設計は以下のとおりです。

  • 第1段階:本事業(102903)でコンサル活用→要件定義・ベンダー選定
  • 第2段階:102902(病院のみ)でシステム本体導入→ハード・ソフト整備
  • 第3段階:102904で職員のIT/DX資格取得→人材育成(補助率10/10)
  • 第4段階:102905でサイバーセキュリティ強化→セキュリティ機器導入

採択を確実にするコツ

採択評価のポイントは『コンサル業務の必要性と具体性』です。業務範囲(要件定義・RFP・PMO等)別に工数と単価を細分化した見積書を作成し、医療DX実績のあるコンサルを選定してください。業務委託契約書に成果物(要件定義書、RFP、ベンダー選定報告書、運用設計書等)を明記することで、実績報告時の証憑が揃いやすくなります。

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